JIS K 7017:1999 繊維強化プラスチック―曲げ特性の求め方 | ページ 3

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K 7017 : 1999 (ISO/FDIS 14125 : 1997)
9.7 試験片にかかる荷重及びそれによるたわみを記録する,もし可能ならば自動記録システムを使用し
て曲げ荷重及び変位,又は曲げ応力及び曲げひずみ曲線を記録する(参照,図1)。
9.8 荷重−たわみ曲線,応力−ひずみ曲線又はこれに類するデータから,4.(定義)に示した各応力及び
各ひずみを決定する。
9.9 図6を参照して破壊の様式を記録する,例えば,引張面,圧縮面など。
10. 結果の計算及び表示
備考 大たわみを補正した式は,附属書Bに示す。(例えば,たわみが支点間距離Lの10%を超す場
合)
10.1 A法−3点曲げ
10.1.1 曲げ応力 式(3)によって算出する。
3FL
f (3)
2bh2
ここに, 替 曲げ応力 (MPa)
F : 荷重 (N)
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
b : 試験片の幅 (mm)
10.1.2 曲げ弾性率の計算のための,曲げひずみ =0.000 5及び =0.002 5に対応するたわみS'及びS は,
式(4)によって算出する。
2
fL fL2
S 及びS (4)
6h 6h
ここに, S 及びS : 中央の点でのたわみ (mm)
攀曰 及び 攀曰 : 曲げひずみ
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
曲げ弾性率は,式(5)又は式(6)によって算出する。
) 式(5)を使用する場合
L3 F
Ef 3 (5)
4bh S
ここに, Ef : 曲げ弾性率 (MPa)
S : S とS 間のたわみの差 (mm)
F : S とS におけるそれぞれの荷重F とF の差 (N)
L : 支点間距離 (mm)
b : 試験片の幅 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
) 式(6)を使用する場合
Ef=500 ( 曰 − 曰 ) (6)
ここに, Ef : 曲げ弾性率 (MPa)
曰 : たわみS で計測した応力 (MPa)
曰 : たわみS で計測した応力 (MPa)

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コンピュータを使用する場合,4.9の備考を参照。
10.1.3 試験片の外表面のひずみ式(7)によって算出する。
6 Sh
f (7)
L2
ここに, 攀替 曲げひずみ
S : 中央の点でのたわみ (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
L : 支点間距離 (mm)
10.2 B法−4点曲げ
10.2.1 曲げ応力 次の式(8)によって算出する。
FL
f (8)
bh2
ここに, 替 曲げ応力 (MPa)
F : 荷重 (N)
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
b : 試験片の幅 (mm)
10.2.2 曲げ弾性率の計算のため,曲げひずみ =0.000 5及び =0.002 5に対応するたわみS 及びSf を式
(9)によって算出する。
fL2 f L2
S 及び S (9)
7.4h 7.4h
ここに, S 及びS : はり中央のたわみ (mm)
攀曰 及び 攀曰 : 曲げひずみ
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
曲げ弾性率は,式(10)又は式(11)によって算出する。
i) 式(10)を使用する場合
.021L3F
Ef (10)
bh3 S
ここに, Ef : 曲げ弾性率 (MPa)
S : S とS 間のたわみの差 (mm)
F : S とS におけるそれぞれの荷重F とF の差 (N)
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
b : 試験片の幅 (mm)
ii) 式(11)を使用する場合
Ef=500 ( 曰 − 曰 ) (11)
ここに, Ef : 曲げ弾性率 (MPa)
曰 : たわみS で計測した応力 (MPa)
曰 : たわみS で計測した応力 (MPa)

――――― [JIS K 7017 pdf 12] ―――――

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10.2.3 試験片の外側の表面のひずみの算出
7.4Sh
f (12)
L2
ここに, 攀替 曲げひずみ
S : 中央の点でのたわみ (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
L : 支点間距離 (mm)
コンピュータを使用する場合は,4.9の備考を参照する。
10.3 個々の試験結果は算術平均する。必要なら標準偏差及び平均値の95%信頼区間をISO 2602を使用し
て計算する。
10.4 応力及び弾性率は有効数字3けたまで求める。たわみは2けたまで求める。
11. 精度 試験方法の精度は,不明である。試験室内のデータが得られ次第,改正時に規定する。
12. 試験報告 試験報告には,次の事項を含めなければならない。
a) この規格の番号。試験方法,材料のクラス及び試験速度を含める。
b) 試験片の詳細。できるだけ型式,切り出した素材,製造番号,試験前の履歴を含める。
c) シートの場合,試験片の主軸方向のシートの厚さ及び関連するシートの性質
d) 測定日
e) 試験片の形状及び寸法(もし試験片が板厚の公差に合わない場合に記載)
f) 試験片の準備方法
g) 試験条件及び状態調節
h) 試験した試験片本数
i) 支点間距離
j) 試験速度
k) 試験機の精度(ISO 5893参照)
l) 荷重点の圧子と接した試験片表面の状態
m) クッション材を使用した場合,材料の形式,材質と厚さ
n) 使用した式
o) 試験結果
p) 必要なら,応力(荷重)−ひずみ(たわみ)曲線を含む個々の測定結果
q) 得た破壊形態
r) 標準偏差及び必要なら標準偏差と平均値の95%信頼区間

――――― [JIS K 7017 pdf 13] ―――――

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図5 試験片採取場所
図6 破壊モードの例

――――― [JIS K 7017 pdf 14] ―――――

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附属書A 他の試験片
A1. 試験片の長さと支点間距離は,表A1に示す推奨試験片と同じ比とする。
表A1 厚さhを関数として示した試験片の
支点間距離Lと試験片長さIの比
材料の 3点曲げ 4点曲げ
クラス L/h l/h L/h l/h
I 16 20 16.5 20
II 16 20 16.5 20
III 20 30 22.5 30
IV 40 50 40.5 50
許容できない破壊モードが発生しない場合に使用できる,例えば層間せん断破壊(参照本体9.2)。
備考 規格の上限値以上の厚さのシートから作製した試験片は,その片面を機械加工によって標準厚
さに減らすことを求めている。この場合,機械加工していない,すなわち成形したままの面が
支持具に接するように置き,加工した面に荷重を加える中央の圧子が接するようにしなければ
ならない。
A2. 表A2に示す試験片幅を使用する。
表A2 試験片厚さを関数として示した
試験片幅bの値
単位mm
公称厚さh 幅b 幅b
クラスI クラスII−IV
1 3 5 10 20 35 きめの粗い強化材を用いた材料では,試験片の幅は,前に示した例を使用することができる。本体の表
3及び表4中の許容差を使用しなければならない。

――――― [JIS K 7017 pdf 15] ―――――

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JIS K 7017:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/FDIS 14125:1997(IDT)

JIS K 7017:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 7017:1999の関連規格と引用規格一覧