JIS K 7201-3:2021 プラスチック―酸素指数による燃焼性の試験方法―第3部:高温における試験 | ページ 2

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K 7201-3 : 2021 (ISO 4589-3 : 2017)
注記 JIS K 7201-2:2021の5.4に記載されている測定及び制御する装置は,十分適していると立証さ
れている。
5.6 酸素分析計 JIS K 7201-2:2021の5.5に規定する酸素分析計を使用する。
5.7 炎点火器 JIS K 7201-2:2021の5.6に規定する炎点火器を使用する。
5.8 計時装置 JIS K 7201-2:2021の5.7に規定する計時装置を使用する。
5.9 煙排出装置 JIS K 7201-2:2021の5.8に規定する煙排出装置を使用する。

6 装置の校正及び維持

  この試験方法を確実に実施するために,JIS K 7201-2:2021の表1に規定する最大時間において,流量点
検精度は±0.8 mm/sとし,JIS K 7201-2:2021の附属書Aに規定する指示によって,装置を定期的に校正し
維持する。

7 試験片の作製

7.1 サンプリング方法

  サンプリング方法は,JIS K 7201-2:2021の7.1による。
燃焼可能温度の求め方は,附属書Aによる。燃焼温度の測定のために,10個以上の試験片を準備する。
試験温度で自立しない試験片は,直径0.55 mm±0.05 mm,最高実用温度1 100 ℃のニッケル·クロム合金
ワイヤ,及び直径0.20 mm±0.02 mmの銅製ワイヤで作製した,試験片支持具を用いて支える。これを,
図5に示す。試験片支持具のばらつきの影響についての試験所間試験の分析結果を附属書Bに示す。
もう一つの方法としては,試験片を2本の細いガラス管の間に挟んで,これを細いニクロム線又はステ
ンレススチールワイヤ(呼び径200 μm)によって軽く縛って試験片支持台へ搭載する方法がある。この方
法は,規定外のため慎重に使用し,試験報告書に記載する必要がある。

7.2 試験片の寸法及び作製

  V形を除き試験片の寸法及び作製は,JIS K 7201-2:2021の7.2による。

7.3 試験片の標示

  試験片の標示は,JIS K 7201-2:2021の7.3による。

7.4 状態調節

  状態調節は,JIS K 7201-2:2021の7.4による。

8 手順

8.1 試験装置の調整及び試験片の設置

8.1.1 試験片の上部の位置に温度センサを配置する。
試験温度を得るために燃焼円筒ヒータ及び予熱ヒータへの電力を調整し,燃焼円筒を通過する流速が
23 ℃において40 mm/s±0.8 mm/sになるように,ガス制御装置を調節する。流速は,JIS K 7201-2:2021の
A.2にある式を用いて計算する。
8.1.2 酸素の初期濃度を選定する。同様な材料の試験の実績がある場合は,そのときの値を用いる。又は,
試験温度に加熱した燃焼円筒中の試験片に点火し,その燃焼挙動によって決める。試験片が急激に燃焼す
る場合は,初期酸素体積分率を約18 %に選定し,試験片が穏やかに又は安定して燃焼する場合は,初期酸
素体積分率を約21 %に選定する。試験片が空気中で連続燃焼しない場合は,着火の難易度又は空気中で消
火するまでの燃焼期間によって,少なくとも初期体積分率を25 %に選定する。

――――― [JIS K 7201 pdf 6] ―――――

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8.1.3 燃焼円筒内の温度が5.2の許容範囲内に安定したとき,試験片の上部が燃焼円筒の開口部から100
mm以上下の位置にくるように,また,試験片の炎にさらされる部分の最下部が,燃焼円筒の基底部にあ
るガス分散器から少なくとも100 mm以上上方の位置にくるように,試験片を燃焼円筒の中央部に取り付
ける。
8.1.4 試験片は,点火前に,適用する試験温度の許容値内に到達するように,240秒±10秒間予熱する。
8.1.5 選定した酸素体積分率で温度23 ℃の酸素と窒素との混合ガスの燃焼円筒を通過する流速が40
mm/s±0.8 mm/sとなるように,ガス混合器及び流量制御装置を調節する。試験片に点火する前に,燃焼円
筒に少なくとも30秒間ガスを流して中の気体を置換し,各試験片の点火中及び燃焼中に流量が変化しない
よう,その流量を保持する。流速は,JIS K 7201-2:2021のA.2にある式を用いて計算する。
酸素体積分率は,酸素分析計で測定するか,又はJIS K 7201-2:2021の附属書Bに示す式に従って計算
し記録する。

8.2 試験片の点火

  JIS K 7201-2:2021の8.3に規定する手順A又は手順Bによって試験片に点火する。

8.3 燃焼挙動の評価

  個々の試験片の燃焼挙動は,JIS K 7201-2:2021の8.4によって評価するが,試験温度はこの規格によっ
て決定する。

8.4 次の酸素体積分率の選択

  8.58.6で要求される酸素体積分率は,JIS K 7201-2:2021の附属書Bによって計算する。
次の酸素体積分率は,JIS K 7201-2:2021の8.5によって選択する。

8.5 仮の酸素体積分率の決定

  仮の酸素体積分率は,JIS K 7201-2:2021の8.6によって決定する。

8.6 酸素体積分率の変更

  酸素体積分率の変更は,JIS K 7201-2:2021の8.7によって実施する。

9 計算及び試験結果の表し方

  JIS K 7201-2:2021の9.1によって酸素指数を計算し,これを温度指数とする。JIS K 7201-2:2021の9.2
によってk値を決定する。JIS K 7201-2:2021の9.3によって酸素体積分率測定の標準偏差を計算する。

10 指定した温度における温度指数の最小値との比較(簡易手順)

  試験温度が指定された高温になることを除いて,JIS K 7201-2:2021の箇条10の手順によって行う。

11 精度

  現在,この規格の求め方に関する精度データはない。試験所間試験データはあり,これらを参照し,次
の改正で精度の規定を追加する予定である。

12 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格の番号
b) “試験結果は,この試験条件下における試験片の燃焼挙動だけに関係しており,この試験片と異なる
形状又は他の燃焼条件下において,材料の火災による危険性を推測するために用いてはならない。”と

――――― [JIS K 7201 pdf 7] ―――――

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する旨の文章
c) 試料を証明する全詳細事項(関連する場合には,材料のタイプ,密度,履歴,材料又は試料に異方性
があるとき,異方性に対する試験片の採取方向を含む。)
d) 試験片の形(I,II,III,IV又はVI)及び寸法
e) 試験片の支持方法(例えば,“自立”,“ニッケル·クロム合金のワイヤで支持”)
f) 使用した点火手順(A又はB),及び標準のプロパン炎以外のものを使用した場合は,その点火器。
g) 温度指数
h) 試験温度
i) 推定標準偏差,及び0.2 %以外の場合は使用した酸素体積分率の増減幅
j) 炭化,滴下,著しい収縮,不規則な燃焼,残じんなど関連する附帯的な特性又は挙動
k) この規格の要求事項の変更点

――――― [JIS K 7201 pdf 8] ―――――

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K 7201-3 : 2021 (ISO 4589-3 : 2017)
1 直径1.5 mmの燃焼円筒ヒータ用無機絶縁形 8 上板
制御用熱電対 9 直径3 mmのステンレス鋼で被覆された無機
2 試験用ガラス管 絶縁K熱電対
3 外側のガラス管 10 タイロッド
4 タイロッド 11 燃焼円筒ヒータ用電力ケーブル
5 燃焼円筒ヒータを形成するために巻き付けた12 on·offバルブ
ニッケル·クロム合金ワイヤ 13 流量計
6 底板 14 ガス制御装置(JIS K 7201-2:2021の5.4参照)
7 予熱ヒータ及び基板 15 空気
図1−代表的な燃焼円筒

――――― [JIS K 7201 pdf 9] ―――――

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K 7201-3 : 2021 (ISO 4589-3 : 2017)
1 7 直径0.5 mmのヒータ用無機絶縁形
燃焼円筒の底板に予熱ヒータ用基板を
固定するためのナット 熱電対
2 空気吸い込みパイプ 8 予熱ヒータ用基板
3 圧力警告スイッチアッセンブリ 9 金属シリンダ
4 予熱ヒータ用プラグ 10 取替え可能な金網
5 熱電対用プラグ 11 予熱ヒータアッセンブリ
6 試験片支持具取付け用差込口 12 Oリング
図2−代表的な予熱ヒータ及び燃焼円筒の基盤構造

――――― [JIS K 7201 pdf 10] ―――――

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  • ISO 4589-3:2017(IDT)

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