JIS K 7368:1999 プラスチック―ポリプロピレン及びプロピレン共重合体―空気中での熱酸化安定性の測定方法―オーブン法

JIS K 7368:1999 規格概要

この規格 K7368は、強制通風式のオーブンを用い,ポリプロピレン及びプロピレン共重合物の成形試験片を空気中で加熱して劣化を促進し,その耐久性を測定する方法について規定。プロピレンプラスチック製の部品の寿命を推定しようとする一般的な方法である。

JISK7368 規格全文情報

規格番号
JIS K7368 
規格名称
プラスチック―ポリプロピレン及びプロピレン共重合体―空気中での熱酸化安定性の測定方法―オーブン法
規格名称英語訳
Plastics -- Polypropylene and propylene-copolymers -- Determination of thermal oxidative stability in air -- Oven method
制定年月日
1999年8月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 4577:1983(IDT)
国際規格分類

ICS

83.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
1999-08-20 制定日, 2003-11-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 7368:1999 PDF [7]
K 7368 : 1999 (ISO 4577 : 1983)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定では,国際規格との整合性を図るため,ISO 4577 : 1983を基礎として用いた。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 7368 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 7368 : 1999
(ISO 4577 : 1983)

プラスチック−ポリプロピレン及びプロピレン共重合体−空気中での熱酸化安定性の測定方法−オーブン法

Plastics−Polypropylene and propylene-copolymers−Determination of thermal oxidative stabilityin air−Oven method

序文 この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 4577, Plastics−Polypropylene and
propylene-copolymers−Determination of thermal oxidative stability in air−Oven methodを翻訳し,技術的内容
及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,強制通風式のオーブンを用い,ポリプロピレン及びプロピレン共重合物の成
形試験片を空気中で加熱して劣化を促進し,その耐久性を測定する方法について規定する。
この方法は,プロピレンプラスチック製の部品の寿命を推定しようとする一般的な方法である。
この方法で測定した熱安定性は,その材料を異なる環境条件下で使用する場合にも当てはまるかどうか
については直接の関連はない。
備考 ここに規定した加熱レベルは,工業用グレードの熱安定性のよいプロピレンプラスチックを,
適切な時間内に劣化させるのに十分な厳しい条件になっている。熱安定性の低いプロピレンプ
ラスチックの性能を推定するために望ましい場合には,更に低い温度を用いてもよい。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・
追補には適用しない。
ISO 291 : 1997 Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing
ISO 1133 : 1997 Plastics−Determination of the melt-mass flow rate (MFR) nd the melt volume-flow rate
(MVR) f thermoplastics
ISO 1191 : 1975 Plastics−Polyethylenes and polypropylenes in dilute solution−Determination of viscosity
number and of limiting viscosity number
JIS K 6921-1 : 1997 プラスチック−ポリプロピレン (PP) 成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方の
システム及び仕様表記の基礎
備考 ISO 1873-1 : 1995 Plastics−Polypropylene (PP) oulding and extrusion materials−Part 1 :
Designation system and basis for specificationが,この規格と一致している。

――――― [JIS K 7368 pdf 2] ―――――

2
K 7368 : 1999 (ISO 4577 : 1983)
JIS K 6921-2 : 1997 プラスチック−ポリプロピレン (PP) 成形用及び押出用材料−第2部 : 試験片の
作り方及び諸性質の求め方
備考 ISO/DIS 1873-2.2 : 1995 Plastics−Polypropylene (PP) oulding and extrusion materials−Part 2 :
Preparation of test specimens and determination of propertiesが,この規格と一致している。
3. 原理 強制通風式オーブンを用いて空気中で成形試験片の熱劣化を促進し,試験片の破壊状態を目視
で外観検査を行うとともに破壊到達時間を求める。
この試験の厳しい条件の下で,試験片は,試験に供するプロピレンプラスチックの熱的耐久性に依存す
る速度で劣化する。
この規格では,材料の劣化時間は,試験片が局部的なひび割れ,崩れ及び/又は変色を示すまでの日数と
する。
プロピレンプラスチックの寿命と温度の関係を更に確実に推定する必要がある場合には,幾つかの温度
で試験を行い,破壊到達時間の対数を温度 (K) の逆数に対してプロットし,アレーニウスの関係式を用い
てデータを解析してもよい。このためには,温度範囲を100150℃にとり,10 ℃の間隔でプロットする
とよい。
4. 装置
4.1 オーブン 強制通風式のオーブンで,次の条件を満たすように,空気の導入及び排出用の調節弁で
空気循環量を調節でき,試験片取付枠及び温度調節装置を備えたもの。
a) 排気量 オーブン内容積の空気置換率で,10分間に1回以上とする。
b) 風速 オーブン内の試験片の位置で0.751.0 m/sとする。
c) 温度調節 200 ℃までの温度範囲をもち,この範囲で1 ℃まで調節できるもの。温度調節装置には,
温度の過度の上昇を防ぐ装置を備えていなければならない。オーブン内の温度を記録する装置を用い
ることを推奨する。
4.2 温度計 200 ℃までの温度範囲をカバーし,1 ℃又はそれ以下の目盛をもつもの。各温度計は,感
温部の安定性について検査し,150 ℃で校正したものとする。
備考 オーブン内温度を均一に調節するために,少なくとも二つの温度計を用いることを推奨する。
一つはオーブン内の試験空間の上方部に,もう一つはその下方部に設置する。試験温度として
は,二つの温度計の指示値の平均値をとる。
4.3 試験片取付枠 試験片取付枠は,試験片が0.751.0 m/sの相対速度をもつ空気流の中に置かれるな
らば,2軸回転式,1軸回転式又は固定式でもよい。2軸回転式及び1軸回転式の試験片取付枠の適切な装
置の例をそれぞれ図1及び図2に示す。2軸回転式では,すべての試験片が均一に暴露できる確率が大き
くなる。受渡当事者間で意見が一致しない場合には,2軸回転式の方法を基準とする。
4.3.1 2軸回転式の試験片取付枠(図1参照) 回転数は,水平軸及び垂直軸とも毎分13回転とする。
4.3.2 1軸回転式の試験片取付枠(図2参照) 試験片取付枠の回転周速は,試験片の平面部に当たる空
気流速が1 m/sを超えないようにする。

――――― [JIS K 7368 pdf 3] ―――――

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K 7368 : 1999 (ISO 4577 : 1983)
図1 2軸回転式試験片取付枠の一例(Ferrisホイール形)

――――― [JIS K 7368 pdf 4] ―――――

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K 7368 : 1999 (ISO 4577 : 1983)
図2 1軸回転式試験片取付枠の一例(回転ドラム式)
4.4 風速計 指向性のない熱線式風速計とする。
4.5 ダイ 圧縮成形シートから寸法50 mm×10 mmの試験片を打ち抜くもの。
4.6 金属クリップ フルオロカーボンフィルム又は試料の酸化安定性に悪影響のないその他の材料で被
覆したもの。

――――― [JIS K 7368 pdf 5] ―――――

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