JIS K 7383:2002 プラスチック―試験に供するポリ塩化ビニルペーストの調製方法―ディゾルバ法 | ページ 2

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K 7383 : 2002 (ISO 11468 : 1997)

7. ペーストの調製

 用いるペースト配合(6.参照)に規定される塩化ビニル樹脂試料及び可塑剤の質量
を,1 gの精度まで量る。可塑剤及び塩化ビニル樹脂試料を,23 ℃±1 ℃の温度条件で状態調整する。可
塑剤を混合容器に移し,塩化ビニル樹脂を粉体が完全にぬれるまで,手でかき混ぜながら混ぜ込む。混合
されていない成分をスパチュラ(4.3)で混合容器壁から取り除き,混合物中に混ぜる。充てんされた混合
容器は,次のいずれかの方法で23℃に保持する。
a) 二重壁混合容器(望ましい方法)の場合には,混合容器の壁の間に,恒温水槽(4.5)から水を循環さ
せる。
又は,
b) 二重壁でない混合容器の場合には,混合容器を恒温水槽中に置く。
混合容器をディゾルバディスクの中心の真下に置き,表1に示す高さまでディスクを下げる。
表1に示した速度で150秒±5秒間,混合物をかくはんする。その後,かくはんを停止する。スパチュ
ラで,回転軸,混合容器壁に付着したペースト及び混合されない成分を取り除き,これらを混合物中に加
える。最後に,混合物を前と同じ速度で,更に150秒±5秒間かくはんする。ペーストの温度を記録する。
ペーストの温度は,全操作中で35 ℃を超えてはならない。もし,これらの条件で塩化ビニル樹脂がペ
ーストにならなかったり,ペーストの温度が35 ℃を超えた場合には,更に可塑剤の割合を増やしてペー
ストを調製する。
ペーストを粘度測定用に使用する場合には,例えば,700 Pa程度の減圧下で脱泡し,泡が壊れた後,5
分間この減圧で保持する。その後,使用に供するまでの間,恒温水槽中などで23 ℃±1 ℃の温度で貯蔵
する。

8. ペースト調製の報告書

 ペースト調製の報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格の名称及び番号
b) 試験材料を特定できる詳細情報
c) 使用したペースト配合
d) 混合が終了した時点でのペーストの温度
e) ペースト調製年月日
f) この規格との相違点
日本工業標準調査会標準部会 化学製品技術専門委員会構成表
氏名 所属
(委員会長) 宮 入 裕 夫 東京医科歯科大学生体材料工学研究所
(委員) 大 久 泰 照 昭和シェル石油株式会社中央研究所
堀 友 繁 財団法人バイオインダストリー協会
奥 山 通 夫 社団法人日本ゴム協会
笠 野 英 秋 拓殖大学工学部
加 茂 徹 独立行政法人産業技術総合研究所
木 原 幸 弘 社団法人日本化学工業協会
桐 村 勝 也 社団法人日本塗料工業会
野 忠 夫 財団法人化学技術戦略推進機構
高 橋 信 弘 東京農工大学農学部
西 川 輝 彦 石油連盟
西 本 右 子 神奈川大学理学部
古 川 哲 夫 財団法人日本消費者協会
槇 宏 日本プラスチック工業連盟

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  • ISO 11468:1997(IDT)

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