JIS K 7559:1996 広範囲用バッジフィルム | ページ 2

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K 7559-1996
表5 フィルムと照射線量との関係
単位C/kg
グループ別 Hグループ Mグループ Lグループ
照射線量 0.90×10-4 0.55×10-3 4.0×10-3
1.8×10-4 1.1×10-3 8.0×10-3
2.7×10-4 1.7×10-3 1.2×10-2
参考図1
5.9 エネルギー特性試験 試験バッジフィルムを80袋用意する。5袋を一組とし,16の組を作り,五つ
の組ずつを採ってHグループ,Mグループ及びLグループとする。残りの一組はコントロールバッジフィ
ルムとしX・ は照射しない。各グループの各組には表6に基づきX・ を照射する。
照射が終わった試験バッジフィルムは,コントロールバッジフィルムと共に3日間保管後,現像する。
Hグループについては高感度フィルム,Mグループについては中感度フィルム,Lグループについては
低感度フィルムの写真濃度を測定する。
5.8で求めた線量特性曲線を用いて各フィルムの見掛けの線量を求め,次の式によって 相対感度を算
出する。
FSi
RSi
FS
ここに, RSi : 相対感度
FSi : エネルギーi keVのX・ を照射したときのフィルム感度の平均値
FS 柿 基準 を照射したときのフィルム感度の平均値

――――― [JIS K 7559 pdf 6] ―――――

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表6 エネルギー特性試験の照射線量
X・ の 照射線量
エネルギー C/kg
keV Hグループ Mグループ Lグループ
20 1.5×10-5 1.5×10-4 1.5×10-3
45 5.0×10-6 5.0×10-5 4.0×10-4
120 2.0×10-5 1.5×10-4 1.0×10-3
137Cs (662)(1)
1.5×10-4 1.0×10-3 7.0×10-3
60Co (1 250)(1)
1.8×10-4 1.1×10-3 8.0×10-3
注(1) 数値は のエネルギーを示す。
5.10 潜像退行特性試験 試験バッジフィルムを60袋用意する。5袋を一組とし,12の組を作り,二つの
組ずつを採ってH1グループ,H2グループ,M1グループ,M2グループ,L1グループ及びL2グループと
する。各グループから一組を採り出し,表7に基づき基準 を照射する。各グループの残りの一組はコン
トロールバッジフィルムとし は照射しない。
なお, は所定の保管日数が終了後,同時に現像できるように照射する。
照射が終わった試験バッジフィルムは,温度20±5℃,相対湿度 (60±15) %でコントロールバッジフィ
ルムと共に,表7の保管日数保管後,現像する。
現像後,H1グループ,H2グループについては高感度フィルム,M1グループ,M2グループについては
中感度フィルム,L1グループ,L2グループについては低感度フィルムの写真濃度を測定する。
5.8で求めた線量特性曲線を用いて,各フィルムの見掛けの線量を求め,次の式によって潜像退行特性を
算出する。
AD3 AD33
F 100
AD3
ここに, F : 潜像退行特性 (%)
AD3 : 3日間保管したフィルムの正味見掛けの線量の平均値
AD33 : 33日間保管したフィルムの正味見掛けの線量の平均値
表7 潜像退行特性試験の照射線量と保管日数
グループ別 H M L
H1グループ H2グループ M1グループ M2グループ L1グループ L2グループ
照射線量C/kg 1.8×10-4 1.8×10-4 1.1×10-3 1.1×10-3 8.0×10-3 8.0×10-3
保管日数d 3 33 3 33 3 33
5.11 照射温度特性試験 試験バッジフィルムを60袋用意する。5袋を一組とし,12の組を作り,四つの
組ずつを採ってHグループ,Mグループ及びLグループとする。各グループの一組ずつを周囲温度10±2℃,
20±2℃及び30±2℃の環境に保管し,計六つの組に表8に基づき基準 を照射する。各グループの残り
の一組はコントロールバッジフィルムとし は照射しない。
照射が終わった試験バッジフィルムは,コントロールバッジフィルムと共に3日間保管後,現像する。
Hグループについては高感度フィルム,Mグループについては中感度フィルム,Lグループについては低
感度フィルムの写真濃度を測定する。
5.8で求めた線量特性曲線を用いて,各フィルムの見掛けの線量を求め,次の式によって照射温度特性を
算出する。
P Q
O 100
Q
ここに, O : 照射温度特性 (%)

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P : 10±2℃又は30±2℃で保管したフィルムの正味見掛けの線量の平均値
Q : 20±2℃で保管したフィルムの正味見掛けの線量の平均値
表8 照射温度特性試験の照射線量
単位C/kg
グループ別 Hグループ Mグループ Lグループ
照射線量 1.8×10-4 1.1×10-3 8.0×10-3
5.12 遮光特性試験 試験バッジフィルムを10袋用意する。5袋を一組とし,二つの組を作り,一つの組
には1 000Lxの光を前面と背面から1時間ずつ照射し,残りの一組には光を照射しない。
光の照射が終わった試験バッジフィルムは,光を照射しないバッジフィルムと共に3日間保管後,現像
する。各々のフィルムの写真濃度を3点測定し,高感度フィルム,中感度フィルム及び低感度フィルムご
とに,その平均値を求め,次の式によって各フィルムの遮光特性を算出する。
R=S−T
ここに, R : 遮光特性
S : 1 000Lxの光を前面と背面から1時間ずつ照射したフィルムの写真濃度の平均値
T : 光を照射しないフィルムの写真濃度の平均値
6. 取扱説明書 バッジフィルムには,次の事項を記載した取扱説明書を添付しなければならない。
(1) 5.3に規定された現像液の処方,現像液の温度及び現像時間
(2) その他,使用者に必要と考えられるフィルムの特性及び取扱い注意事項
7. 表示 バッジフィルムの個装及び外装には次の事項を表示しなければならない。
(1) 個装に対する表示 : 名称(2),製造業者名又はその略号,入射面及び乳剤番号
(2) 外装に対する表示 : 名称(2),製造業者名又はその略号,乳剤番号及び有効期限(3)
注(2) 名称は広範囲用バッジフィルムとする。
(3) フィルムの有効期限は,温度20±5℃,相対湿度 (60±15) %で保存してかぶりが支持体濃度を
除いて0.3以下,線量特性値の低下が30%以内の期間をいう。
関連規格 JIS Z 8703 試験場所の標準状態

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JIS K 7559 広範囲用バッジフィルム
改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
委員長 ◎△ 丸 山 隆 司 財団法人放射線影響協会
委員 ○△ 岡 林 哲 夫 工業技術院標準部
増 田 優 通商産業省基礎産業局
星 北 斗 厚生省健康政策局
森 田 健 二 科学技術庁原子力安全局
加 山 英 男 日本規格協会技術部
○ 宮 地 晋一郎 写真感光材料工業会
○ 金 子 堅 一 株式会社京浜コーポレーション品質保証部
○△ 河 村 正 一 神奈川大学理学部
○ 堤 直 葉 日本放射線技術学会
○ 村 上 博 幸 日本原子力研究所東海研究所
○ 百 瀬 琢 麿 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所
○△ 加 藤 朗 東洋公衆衛生学院
○△ 大 谷 勝 彦 富士メジカルシステム株式会社ADシステムマーケッティングプロジェクト
○△ 松 本 進 千代田保安用品株式会社
○△ 安 渕 四 郎 長瀬ランダウア株式会社
○△ 福 本 善 巳 千代田保安用品株式会社線量計測部
事務局 ○△ 白 石 義 行 社団法人日本保安用品協会
○△ 角 田 敏 郎 社団法人日本保安用品協会
注 ○印は小委員会委員を兼ね,△印は分科会委員を兼ね,◎印は小委員会委員長及び分科会委員長を兼ねる。

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