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L 0878 : 2005
a) 高温蒸気試験器の試験片ホルダのシリンダに,図3に示すように,内側から漂白綿布(添付白布 綿)
を6重に堅く巻く。その上に複合試験片を重ねて巻き,更にその上からカバー布で巻き押さえ,両端
のステンレス鋼製棒は,ばねで止める。いずれも乾燥された状態で行う。
図 3 試験片ホルダへの複合試験片の保持状態
b) 試験片ホルダにポリエステルフィルムのような耐熱性のあるフィルムを図1に示すように1層巻く。
フィルムは,ホルダの各端から10 mm余分にはみ出した形に包む。これを長方形金属製容器の中に入
れる。
c) 加圧スチーマの中に長方形金属製容器に入った試験片ホルダを入れて密閉し,表1の温度の蒸気で約
2分間空気を追い出しながら空気と蒸気を置換した後,表1の圧力まで速やかに上げ,その温度を圧
力を保ったまま,表1の時間高温蒸熱処理を行う。蒸気を外部から入れる場合は,複合試験片に部分
的な過熱蒸気が直接当たらないようにする必要がある。
d) 蒸熱処理が終わったならば,2分間以内に,蒸気を抜いて圧力を下げ,試験片ホルダを取り出し,ば
ねを緩めてカバー布を除き,複合試験片を取り出す。
e) 試験片と添付白布が接触しないようにして温度60 ℃を超えない空気中で乾燥する。
f) 次に,温度20℃±2 ℃,相対湿度(65±2)% の標準状態 (2) で4時間以上放置する。
――――― [JIS L 0878 pdf 6] ―――――
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L 0878 : 2005
注(2) IS L 0801の7.(試験片,添付白布などの水分調整)のa) 参照。
8. 判定
試験片の変退色及び添付白布の汚染の判定は,JIS L 0801の10.(染色堅ろう度の判定)による。
9. 記録
試験結果は,JIS L 0801の11.(記録)によって,次の例のように記録する。
例1. 蒸気プリーチング試験 (A法)変退色 4級,汚染 4級(ナイロン)
例2. 蒸気プリーチング試験 (B法)変退色 4級,汚染 3級(ポリエステル)(計器法)
――――― [JIS L 0878 pdf 7] ―――――
L0
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS L 0878 : 2005 蒸気プリーチングに対する染色堅ろう度試験方法 ISO 105-P02 : 2002 繊維―染色堅ろう度試験―パート
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P02 : プリーチングに対する染色堅ろう度 : 蒸気プリーチング
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異
格番号 の項目ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目番号 内容 項目番号 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
評価
1. 適用範染色した繊維製品の蒸気 ISO 105-P02 1. IDT
囲 プリーチングに対する染
色堅ろう度試験方法につ
いて規定。
2. 引用規JIS L 0801(染色堅ろう度 2. ISO105-A01 IDT
格 試験方法通則) ISO105-A02 IDT
JIS L 0803(染色堅ろう度 ISO105-A03 IDT
試験用添付白布) ISO105-F IDT
JIS L 0804(変退色用グレ ISO105-F10 IDT
ースケール)
JIS L 0805(汚染用グレー ISO 139 ISO 139の内容は
スケール) JIS L 0801に含む。
3. 要旨 複合試験片を規定の方法 3. IDT
に基づいて高温度で蒸熱
処理を行い,乾燥後試験片
の変退色と添付白布の汚
染の程度を,それぞれ変退
色用グレースケール及び
汚染用グレースケールと
比較するか,計器によって
変退色等級及び汚染等級
を求めて,その堅ろう度を
判定。
――――― [JIS L 0878 pdf 8] ―――――
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異
格番号 の項目ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
表示箇所 :
表示方法 :
項目番号 内容 項目番号 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
評価
4. 試験のA法(弱) 7. f) 弱 IDT ISOに提案。
種類 B法(中) 中 類似のISO 105-P01ではA,B,C,
C法(強) 強 となっていて,ISO規格自体,統一
性がとれていない。
5. 装置及a) 高温蒸熱試験器 4. MOD/変更 ISO規格では銅製
び材料 1) 試験片ホルダ 4.1 の管。一方,JISは
ステンレス鋼製。技
術的差異は小さい。
アウターカバーは
ISO規格では約185
g/m2の漂白綿布を
直径6 mmの軟鋼棒
にスプリングで固
定するが,JISでは
長さ約240 mm,幅
約195 mmの約200
g/m2の漂白綿布と
直径6 mm,長さ約
220 mmのステンレ
ス鋼棒を両端に縫
い付けて止める。技
術的に軽微な差異。
2) 長方形金属製容器 4.2 MOD/追加 容器の大きさを
ISO規格では規定
はないが,JISでは
L0
例として具体的に
8
記載。
78 : 2
技術的に軽微な差。
005
7
――――― [JIS L 0878 pdf 9] ―――――
L0
8
(I) ISの規定 (II) 国際規 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異
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格番号 の項目ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
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表示箇所 :
: 2
表示方法 :
005
項目番号 内容 項目番号 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
評価
3) 加圧スチーマ 4.2 IDT
b) 添付白布 4.3 IDT JISは,引用JIS L ISO規格のものは我が国では生産さ
4.3.1 MOD/追加 0803の中でJIS独 れていないので,ISO規格に整合化
4.3.2 自の添付白布と することを考慮する。
ISO規格の添付白
布を併記し,どちら
でもよいとしてい
る。技術的差異は軽
微。
c) 変退色用グレースケー 4.5 IDT
ル
d) 汚染用グレースケール 4.5 MOD/追加 JISはアダムスニッ いずれかによるので,整合はとれて
カーソン色差を追 いる。
加。
6. 複合試a) 5. MOD/変更 ISO規格は4辺を縫
験片の調 b) 5.1 う。JISは1辺だけ
製 c) 5.2 を縫う。軽微な差。
7. 操作 a) 4.1 IDT ISO規格では装置
の項で記載。
b) 4.2 IDT
c) 6.2 MOD/追加 JISでは約2分間空
6.3 気を追い出しなが
ら空気と蒸気を置
換すると,具体的に
規定。ISO規格に規
定はないが同等。
d) 6.4 IDT
e) 6.5 IDT
――――― [JIS L 0878 pdf 10] ―――――
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JIS L 0878:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 105-P02:2002(MOD)
JIS L 0878:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0878:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール