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L 1940-3 : 2019 (ISO 14362-3 : 2017)
A.3 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(図A.3及び図A.4参照)
A.3.1 高速液体クロマトグラフィー/ダイオードアレイ検出器(HPLC/DAD)
溶離液1 : メタノール
溶離液2 : 0.68 gのりん酸二水素カリウムを1 000 mLの水に溶解し,次いで,150 mLの
メタノールを加える。
固定相 : Zorbax Eclipse XDB C18 1)(3.5 μm),150 mm×4.6 mm
流量 : 0.6 mL/min2.0 mL/min(流量勾配は,勾配の項目を参照)
カラム : 32 ℃
注入量 : 5 μL
検出 : ダイオードアレイ検出器(DAD),分光器
定量化 : 240 nm,380 nmで定量
勾配 : 時間(min) 容離液1(%) 流量(mL)
0.00 10.0 0.6
22.50 55.0 0.6
27.50 100.0 0.6
28.50 100.0 0.95
28.51 100.0 2.0
29.00 100.0 2.0
29.01 10.0 2.0
31.0 10.0 0.6
35.00 10.0 0.6
注1) orbax Eclipse XDB C18は,商業的に入手可能な適切な製品の例である。この情報は,この規
格のユーザーの便宜のために提供されたものであり,製品を保証するものではない。
A.3.2 高速液体クロマトグラフ分析法/質量選択検出器(HPLC/MS)
溶離液1 : アセトニトリル
溶離液2 : 5 mmolの酢酸アンモニウムを1 000 mLの水に溶解し,pH 3.0とする。
固定相 : Zorbax Eclipse XDB C18 1)(3.5 μm),2.1 mm×50 mm
流量 : 300 μL/ min
勾配 : 溶離液1を10 %でスタートし,1.5分間以内に溶離液1を20 %まで増加し,6
分間以内に溶離液1を90 %まで直線的に増加
カラム温度 : 40 ℃
注入量 : 2.0 μL
検出 : 4重極及び/又はイオントラップ質量検出器,走査形及び/又はプロダクトイ
オン質量選択検出器
噴霧ガス : 窒素(ボンベ詰め又は発生器)
イオン化 : APIエレクトロスプレー,フラグメンター電圧 120 V
A.4 キャピラリーガスクロマトグラフィー/質量選択検知器(GC/MS)(図A.1及び図A.2参照)
キャピラリーカラム : DB-35MS (J&W) 2),長さ35 m 内径0.25 mm 膜厚0.25 μm
注入方法 : 分割(スプリット)又は連続(スプリットレス)
――――― [JIS L 1940-3 pdf 11] ―――――
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L 1940-3 : 2019 (ISO 14362-3 : 2017)
注入温度 : 260 ℃
キャリアガス : ヘリウム
温度設定 : 100 ℃で2分間 100 ℃310 ℃で15 ℃/分 310 ℃で2分間
注入量 : 分割する場合は,1.0 μL スプリット比 1 : 15
検出 : MS(質量選択検出器)
注2) B-35MS (J&W) は商業的に入手可能な適切な製品の一例である。この情報は,この規格のユ
ーザーの便宜のために提供されたものであり,製品の保証を意味するものではない。
A.5 キャピラリー電気泳動(CE)
試料溶液(9.6)200 μLに50 μLの塩酸(c=0.01 mol/L)を混合し,膜ろ過器(0.2 μm)でろ過する。こ
の溶液をキャピラリー電気泳動によって分析する。
キャピラリー1 : 560 mmで被覆なし,内径50 μm 拡張光路付[agilent 3)]
キャピラリー2 : 560 mm ポリビニルアルコール(PVA)で被覆した内径50 μm,拡張光路付
[agilent 3)]
緩衝液 : りん酸塩緩衝液(c=50 mmol/L) pH2.5
カラム温度 : 25 ℃
電圧 : 30 kV
注入時間 : 4秒間
フラッシュ時間 : 5秒間
検出 : ダイオードアレイ検出器(DAD)214 nm,254 nm,分光器
定量化 : 240 nm及び380 nmで計算
注3) gilent(登録商標)は,商業的に入手可能な適切な製品の例である。この情報は,この規格の
利用者の便宜のために提供されたものであり,本製品に関する保証を意味するものではない。
X 時間(分)
Y 検出量
1 内部標準
2 4-アミノアゾベンゼン
図A.1−4-アミノアゾベンゼンの総イオン電流クロマトグラム−GC/MSによる分析結果
――――― [JIS L 1940-3 pdf 12] ―――――
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L 1940-3 : 2019 (ISO 14362-3 : 2017)
X m/z
Y 検出量
図A.2−4-アミノアゾベンゼンのGC/MS70eVスぺクトル
X 時間(分)
Y mAUでの検出量
1 240 nm
2 380 nm
図A.3−4-アミノアゾベンゼンのクロマトグラム−HPLC/DAD分析結果
――――― [JIS L 1940-3 pdf 13] ―――――
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L 1940-3 : 2019 (ISO 14362-3 : 2017)
X 波長(nm)
Y 吸収度(mAU)
図A.4−4-アミノアゾベンゼンのスぺクトル−HPLC/DAD分析結果
――――― [JIS L 1940-3 pdf 14] ―――――
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L 1940-3 : 2019 (ISO 14362-3 : 2017)
附属書B
(参考)
計算方法
B.1 一般
4-アミノアゾベンゼンの濃度は,ピーク面積から算出する。4-アミノアゾベンゼンの濃度は,B.2及び
B.3に規定する式の一つから,試験片との質量比(W)としてmg/kg単位で計算する。
注記 試験結果は,四捨五入によって整数位に丸めるのがよい。
B.2 内部標準による校正
AS AISC V
W C
AC AISS mE
ここに, W : 4-アミノアゾベンゼンの試験片の質量に対する質量比濃
度(mg/kg)
ρC : 校正溶液中の4-アミノアゾベンゼンの濃度(μg/mL)
AS : 試験片溶液中の4-アミノアゾベンゼンのピーク面積(面
積単位)
AC : 校正溶液中の4-アミノアゾベンゼンのピーク面積(面積
単位)
AISS : 試験片溶液中の内部標準のピーク面積(面積単位)
AISC : 校正溶液中の内部標準のピーク面積(面積単位)
V : 9.6によって調製した試料の最終容量(mL)
mE : 繊維試験片の質量(g)
B.3 内部標準を使用しない校正
AS V
W C
AC mE
ここに, W : 4-アミノアゾベンゼンの試験片の質量に対する質量比濃
度(mg/kg)
ρC : 校正溶液中の4-アミノアゾベンゼンの濃度(μg/mL)
AS : 試験片溶液中の4-アミノアゾベンゼンのピーク面積(面
積単位)
AC : 校正溶液中の4-アミノアゾベンゼンのピーク面積(面積
単位)
V : 9.6によって調製した試料の最終容量(mL)
mE : 繊維試験片の質量(g)
――――― [JIS L 1940-3 pdf 15] ―――――
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JIS L 1940-3:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14362-3:2017(IDT)
JIS L 1940-3:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1940-3:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL1940-1:2019
- 繊維製品―アゾ色素由来の特定芳香族アミンの定量方法―第1部:繊維の抽出及び非抽出による特定アゾ色素の使用の検出