50
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5213 オープンセッ open set
二つの破砕面の間げきが周期的に変化する
ト 形のクラッシャにおいて,その間げきの最
も狭い位置における開き(セット)が最大
となったときの開き(セット)の寸法。
5214 クローズドセ closed set
二つの破砕面の間げきが周期的に変化する
ット 形のクラッシャにおいて,その間げきの最
も狭い位置における開き(セット)が最小
となったときの開き(セット)の寸法。
5215 ジョークラッ jaw crusher
一端を支持した可動板を固定板に向けて前
シャ 後させることによって,固定板との間で原
料を粉砕する機械。
5216 ジャイレート gyratory crusher
旋回運動をなす円すい台形の物体と,それ
リクラッシャ を囲むすりばち形の物体との間で粉砕を行
う機械。
5217 コーンクラッ cone crusher
上下二つのかさ形物体の間で,下側のかさ
シャ 形物体の旋回運動によって粉砕を行う機
械。
5218 インパクトク impact crusher
被粉砕物に対し衝撃板(又は反発板)との
ラッシャ 衝撃又は被粉砕物相互の衝突によって高速
度の衝撃を加え,粉砕を行う機械。
5219 クラッシング crushing rolls
一対の平行円筒体を互いに逆方向に回転さ
ロール せ,その間で原料の粉砕を行う機械。
5220 ハンマミル hammer mill
多数のハンマをもつ円筒を,水平軸又は垂
直軸の周りに高速で回転させ,衝撃,せん
断,摩擦などの作用によって原料を粉砕し,
かつ排出口に格子をもつ機械。
5221 ブラッドフォ Bradford breaker
穴あき鋼板の円筒を回転させ,その内面に
ードブレーカ 取り付けたかき上げ羽根によって原料を持
ち上げ落下させて,選択破砕とふるい分け
とを同時に行う機械。
5222 ローラミル roller mill
回転するローラと円板又はリング内面との
間で原料を押しつぶすことによって粉砕を
行う機械。
5223 回転ミル かいてんみる tumbling mill
軸を水平にした円筒形又はこれに準ずる形
の容器にボール,ロッド,その他の粉砕媒
体を原料とともに装入し,これを水平軸の
周りに回転させることによって,衝撃,摩
擦などの作用によって粉砕を行う機械。
5224 ボールミル 球形の粉砕媒体を使用する回転ミル。 ball mill
5225 ロッドミル rod mill
機体内面の長さよりやや短い鋼棒(ロッド)
を粉砕媒体として使用する回転ミル。
5226 ペブルミル pebble mill
けい石,その他の岩石の塊を粉砕媒体とし
て使用する回転ミル。
5227 シリンドリカ 本体の形状が円筒形をなす回転ミル。 cylindrical mill
ルミル
5228 チューブミル 直径に比べ約2倍以上の長さをもつシリンtube mill
ドリカルミル。
5229 コニカルミル conical mill
機体の形状が中央で円筒形,フィード側と
排出側で円すい形をなす回転ミル。
――――― [JIS M 0102 pdf 51] ―――――
51
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5230 振動ミル しんどうみる vibrating mill
粉砕媒体を原料とともに装入した機体に振
動を与えることによって,粉砕を行う機械。
5231 粉砕媒体 ふんさいばい grinding media
回転ミル,振動ミルなどにおいて,被粉砕
たい 物に対し粉砕力を与えるために,機体容器
中に装入する物体(ボール,ロッドなど)。
5232 (ミルの)臨 (みるの)り critical speed (of
回転ミルの内壁に接する微小固体が,ミル
界速度 んかいそくど と一緒に回転すると仮定した場合,その固 mill)
体に作用する遠心力と重心とがつり合う速
度。
30
Nc≒r
ここに,Nc : 臨界速度 (min-1)
r : ミルの内半径(原則とし
てライナを除いたシ
ェルの内半径) (m)
備考 トロンメルにも適用できる。
3) 分粒
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5301 粒度 りゅうど 粒子の大きさ。 particle size
5302 分粒 ぶんりゅう sizing
固体粒子群をその粒度によって,二つ以上
のグループに分ける操作。その主な方法と
しては,ふるいを用いるふるい分けと,流
体中における沈降速度の差を利用する分級
とがある。
5303 ふるい分け ふるいわけ 粒子群をふるいによって,分ける操作。 screening
5304 ふるい分析 ふるいぶんせ screen analysis
適当な間隔のふるい目をもつ標準ふるいを
き 用いて,粒子群の粒度分布を求めること。
5305 粒群 りゅうぐん size fraction
粒度分布をもつ粒子群のうち,一定の粒度
範囲に属するもの。
5306 通過分 つうかぶん passing material
ふるい分け試験によって,得られた網下。
5307 残分 ざんぶん retained material
ふるい分け試験によって,得られた網上。
5308 粒度分布 りゅうどぶん 粒子群を構成している粒子の大きさの分 size distribution
ぷ 布。
5309 粒度分析 りゅうどぶん 粒度群の粒度分布を調べること。 size analysis
せき
5310 標準ふるい ひょうじゅん standard sieve
粉粒体の粒度又は粒度分布を検するために
ふるい 用いるふるい。
JIS Z 8801に規定されている。
5311 80%粒度 80ぱーせんと 粒度分布をもつ粉粒体の80%量が通過分と80%size
りゅうど なる粒度。
5312 ふるい比 ふるいひ sieve scale
標準ふるいのふるい目の大きさが,ある粒
度を基準として等比級数をなす場合の公
比。
――――― [JIS M 0102 pdf 52] ―――――
52
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5313 ふるい分け効 ふるいわけこ screening
ふるい分けの成績を評価するために用いる
率 うりつ 指数。希望産物粒度,平衡粒度などの分離 efficiency
基準粒度における通過分と残分の2成分系
についての分離効率であって,回収すべき
成分の回収率から除去すべき成分の混入率
を差し引いた値として,次の式によって定
義される。
c.C 1( c) C
f.F 1( f ) F
C c f
= .
F f 1(f)
C c f
= .
C T f 1(f)
(c t)
f )( f
=
f 1(f )(c t)
ここに
ふるい分け効率(小数)
F : フィード量 (t/h)
C : 網下産物量 (t/h)
T : 網上産物量 (t/h)
f : フィード中の通過分(小
数)
c : 網下産物中の通過分(小
数)
t : 網上産物中の通過分(小
数)
――――― [JIS M 0102 pdf 53] ―――――
53
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5314 分級効率 ぶんきゅうこ classifier efficiency,
分級の成績を評価するために用いる指数。
うりつ efficiency of
希望産物粒度,平衡粒度などの分離基準粒
度における通過分と残分の2成分系につい classi-fication
ての分離効率であって,回収すべき成分の
回収率から除去すべき成分の混入率を差し
引いた値として,次の式によって定義され
る。
c.C 1( c) C
f.F 1( f ) F
C c f
= .
F f 1(f)
C c f
= .
C T f 1(f)
(c t)
f )( f
=
f 1(f )(c t)
ここに,
分級効率(小数)
F : フィード量(乾量) (t/h)
C : オーバフローの乾量 (t/h)
T : アンダフローの乾量 (t/h)
f : フィード中の通過分(小
数)
c : オーバフロー中の通過分
(小数)
t : アンダフロー中の通過分
(小数)
5315 網上 あみうえ oversize
ふるい分け操作によって得られるふるいの
網を通過しなかったほうの産物。
5316 網下 あみした undersize
ふるい分け操作によって得られるふるいの
網を通過したほうの産物。
5317 グリズリ grizzly
くさび形鋼,レールなどを適当な傾斜角を
もって,ほぼ平行に並べた粗粒用のふるい。
特に断わらない場合には,固定式のものを
さす。
5318 共振ふるい きょうしんふ resonance screen
ふるいの共振振動速度とほぼ等しい振動速
るい 度で作動するように作られた振動ふるい
a)。
5319 振動ふるい しんどうふる a) (広義)ふるい面を振動させる方式のvibrating screen
い ふるい。
b) (狭義)ふるいの共振振動速度より大
きい振動速度で作動するように作られ
たふるい(高速振動ふるい)。
5320 トロンメル trommel,
ふるい面が円筒形,角筒形,円すい台形又
revolving screen
は角すい台形をなすふるい(回転ふるい)。
5321 弧状ふるい こじょうふる sieve bend,
ふるい面が円弧面をなす湿式固定ふるい。
い Bogensieb(独)
原料パルプは,円弧面に対しその内側から
切線方向にフィードされる。
――――― [JIS M 0102 pdf 54] ―――――
54
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5322 分級 ぶんきゅう classification
流体(通常,水又は空気)中における固体
粒子の沈降速度が,その粒度によって異な
ることを利用して,それらを二つ以上の粒
子群に分ける操作。
5323 エルトリエー elutriation
分級の原理を利用した粒度分析の一方法。
ション 原則として定常上昇流を用いる。
5324 等速沈降比 とうそくちん 比重の異なる2種類の粒子が流体中で等しequal settling ratio,
こうひ equal falling ratio
い沈降速度をもつ場合の,それら粒子の直
径の比。
5325 サイクロン cyclone
遠心力を利用した分離装置の一種で,固気
分離,固液分離,液液分離,気液分離又は
固固分離(分級,選別)に用いられる。円
筒部の付いた円すい形をなすのが普通で,
円筒部に切線方向から送入されたフィード
は,円筒部中央及び円すい部末端から分
離・排出される。
5326 ハイドロサイ hydrocyclone
固体懸濁液,エマルジョンなどを対象とし
クロン て,分級,濃縮,比重選別,分液などを行
うことを目的とするサイクロン。
5327 水力分級機 すいりょくぶ hydraulic classifier
機体の下部から導入した上昇水流によって
んきゅうき 分級を行う構造の湿式分級機。
5328 機械分級機 きかいぶんき mechanical
粗粒側産物を機外に排出するために,機械
ゅうき 力が作用する構造の湿式分級機。 classifier
5329 空気分級機 くうきぶんき air classifier
空気中における固体粒子の沈降速度が,そ
ゅうき の粒度によって異なることを利用した構造
の乾式分級機。
4) 選別
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
5401 手選 てせん hand picking
鉱石又は炭石を,主としてその外観に基づ
いて人手によって選別する方法。
5402 比重選別 ひじゅうせん gravity
固体粒子の比重差を利用して行う選別法。
べつ concentration
5403 浮沈分析 ふちんぶんせ sink-and-float
種々の比重の重液を使用し,これに対する
き 浮揚物と沈下物との量を決定することによ analysis
って,粒子群の比重構成を調べる試験。
5404 (浮沈分析に (ふちんぶん 浮沈分析において浮揚した粒子群。 float (in
おける)浮揚 せきにおけ sink-and-float
物 る)ふようぶ analysis)
つ
5405 (浮沈分析に (ふちんぶん 浮沈分析において沈下した粒子群。 sink (in
おける)沈下 せきにおけ sink-and-float
物 る)ちんかぶ analysis)
つ
5406 軽産物 けいさんぶつ 比重選別において得られる低比重側の産 light product
物。
5407 重産物 じゅうさんぶ 比重選別において得られる高比重側の産 heavyproduct
つ 物。
――――― [JIS M 0102 pdf 55] ―――――
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JIS M 0102:2000の国際規格 ICS 分類一覧
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