JIS M 8083:2001 銅,鉛及び亜鉛硫化精鉱―サンプリング及び水分決定方法 | ページ 4

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にも行われる。
表1 全体の精度及び分析精度の代表的な値
特性 平均品位 全体の精度 (sT) 分析精度 (sA)
銅 <30 % 0.05 % 0.03%
3050 % 0.1 % 0.03%
鉛及び亜鉛 <30 % 0.1 % 0.07%
3050 % 0.2 % 0.07%
>50 % 0.3 % 0.15%
銀 <500 g/t 10 g/t 7 g/t
5001 000 g/t 含有率の2 % 15 g/t
>1 000 g/t 含有率の2 % 20 g/t
金 <5 g/t 0.5 g/t 0.15 g/t
515 g/t 0.5 g/t 0.2 g/t
>15 g/t 含有率の2 % 0.4 g/t
水分 <20 % 0.3 % 0.07 %
表2 一次インクリメント間のばらつきの例
精鉱の種類及び特性 ばらつきの標準偏差 (sb1)
銅精鉱中の銅 0.10.5% Cu
鉛及び亜鉛精鉱中の鉛及び亜鉛 0.12.0% Pb/Zn
銅,鉛及び亜鉛精鉱中の銀 15g/t Ag
銅,鉛及び亜鉛精鉱中の金 0.52.0g/t Au
銅,鉛及び亜鉛精鉱中の水分 0.20.7%
図2a) 試料採取及び試料調製の例 a)重用試料

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図2b) 試料採取及び試料調製の例 b)兼用試料
備考 インクリメント (F) 及びインクリメント (L) は,それぞれ最初のインクリメント及び最後のインクリメントを
示す。

――――― [JIS M 8083 pdf 17] ―――――

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図2c) 試料採取及び試料調製の例 c)重用試料
備考 インクリメント (F) 及びインクリメント (L) は,それぞれ最初のインクリメント及び最
後のインクリメントを示す。

6.2 特性及び精度

6.2.1 特性

 精度を規定する特性は,水分及び受渡当事者間の協議によって決定した成分とする。

6.2.2 全体の精度

 全体の精度の代表的な値を,表1に示す。

6.3 試料採取の時期及び場所

 試料採取の時期及び場所は,次による。
a) 原則としてロットの移動中に行う。
b) ロットの質量を計量するとき又はその前後の距離的及び時間的にできるだけ近い場所で行う。
c) 流速や品質の系統的な変動による誤差が入りにくい場所で行う。
備考 水分用試料は,ロットの質量を計量後水分変化が起こらないうちに試料を採取する。

6.4 試料の重用と兼用

 試料は,必要に応じて成分用試料と水分用試料を重用又は兼用できる。ただし,
対象とする特性ごとに全体の精度を確保するのに必要なインクリメント数が異なるときは,インクリメン
ト個数の多い方の特性を満足する個数のインクリメントを採取しなくてはならない。精鉱が酸化又はは分
解されやすいときは,偏りを防ぐため水分測定試料と成分測定試料とは重用しなくてはならない。水銀の
ような揮発性元素を定量するときは,水分測定試料と成分測定試料を重用してはいけない。

6.5 試料採取法の種類

 試料採取法は,次のいずれかによる。
a) ベルトサンプリング ロットがベルトコンベヤで移動するとき,ベルトコンベヤの上又は落ち口から
インクリメントを採取する。機械式採取機を用いる方法と手動で行う方法とがある。

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b) 停止ベルトサンプリング ロットがベルトコンベヤで移動するとき,ベルトコンベヤを停止して,ベ
ルトコンベヤの上からインクリメントを採取する。基準法として用いる。
c) トラックサンプリング ロットをトラック又は貨車で移動するとき,トラック又は貨車からインクリ
メントを採取する。ベルトコンベヤなどで移送途中の試料採取用ホッパなどからの試料採取もトラッ
クサンプリングに含む。
d) グラブサンプリング ロットがクレーンなどで荷役されているとき,グラブからインクリメントを採
取する。
e) 容器サンプリング ロットが容器(袋,ドラム缶など)に入っているとき,それらの容器からインク
リメントを採取する。

7. ベルトサンプリング(機械式)

7.1 インクリメントの採取場所

 ロットがベルトコンベヤによって移動するとき,ベルト上の特定の場
所,又はその落ち口からインクリメントを採取する。採取場所は,距離的及び時間的にロットの質量を計
量する場所に近くて,流速や品質の系統的変動による誤差が入りにくい場所で行う。

7.2 インクリメントの大きさ

 インクリメントの大きさは,次のいずれかによる。
a) ベルトコンベヤの落ち口から採取する場合 インクリメントの大きさは,ロットの最大粒度に応じて
規定された最小カッタ開口幅[附属書4の3.1 i)],最大カッタ速度[附属書4の3.1 k)]及び精鉱の流
速によって,式(15)で求めた質量以上とする。
GA
m1 (15)
6.3Vc
ここに, m1 : インクリメントの質量 (kg)
G : 精鉱の流れの流速 (t/h)
A : カッタの開口幅 (m)
Vc : カッタ速度 (m/s)
b) 移動するベルトコンベヤ上から採取する場合 インクリメントの大きさは,ロットの最大粒度に応じ
て規定された最小カッタ開口幅[附属書4の3.2 c)],最大カッタ速度[附属書4の3.2 f)]及び精鉱の
流速によって,式(15)で求めた質量以上とする。

7.3 インクリメントの個数

 1ロットから採取するインクリメントの最少必要個数は,目標とする全体の
精度を超えないように,インクリメント間のばらつき,試料調製精度及び分析精度から,式(7),(11),(12)
又は(13)を用いて求めた個数以上とする。

7.4 インクリメントの採取間隔

 インクリメントの採取間隔は,次のいずれかの式によって求める。
a) 質量ベースランダムスタート系統サンプリング又は質量ベース層別ランダムサンプリングの場合は,
mL (16)
△m≦
ni
ここに, △m : インクリメントの質量間隔 (t)
mL : ロットの質量 (t)
ni : 7.3で決めたインクリメントの個数
b) 時間ベースランダムスタート系統サンプリング又は時間ベース層別ランダムサンプリングの場合は,
3 600mL
△t≦ (17)
Gmax ni
ここに, △t : インクリメントの時間間隔 (s)
mL : ロットの質量 (t)

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ni : 7.3で決めたインクリメントの個数
Gmax : 最大流速 (t/h)

7.5 インクリメントの採取装置

 インクリメントの採取装置は,附属書4による。
備考 機械式インクリメント採取装置には,ベルトコンベヤの落ち口から採取するカッタサンプラ(シ
ュート形,バケット形,スイングアーム形など)と移動しているベルトコンベヤ上から採取す
るスクレーパサンプラがある。

7.6 インクリメントの採取方法

 インクリメントの採取方法は,次による。
a) 質量ベース又は時間ベースでランダムスタート系統サンプリング又は層別ランダムサンプリングを行
う。
b) ベルト上又はその落ち口で,7.5に規定する試料採取装置を用いて一回の横断で全流幅を採取する。
c) インクリメントの採取間隔は,1ロットの試料採取作業の途中で変更してはいけない。
d) 所定のインクリメント数を採取し終わっても,そのロットの荷役が引き続き行われている場合は,イ
ンクリメントの採取を打ち切らないで,荷役が終了するまで所定の間隔でインクリメントを取り続け
る。
備考 質量基準で試料を採取するときは,インクリメントの質量はほぼ一定であることが望ましい。
インクリメントに質量がほぼ一定でないときは,ロット又は副ロット試料にまとめる試料の量
をほぼ一定にするため定量縮分を行う。インクリメントの質量の変動係数が20%以下ならば,
インクリメントの質量は,ほぼ一定であると考える。

7.7 インクリメントのまとめ方

 インクリメントのまとめ方は,次による。
a) 質量ベースで試料採取をした場合は,次のいずれかによる。
1) インクリメントの質量の変動係数が20%以下のときは,そのまま又は特定の段階まで定量縮分又は
定比縮分した後,副ロット試料又はロット試料に合併する。
2) インクリメントの質量の変動係数が20%を超えるときは,各インクリメントを定量縮分した後,副
ロット試料又はロット試料に合併するか,若しくはインクリメントごとに縮分しそれぞれ独立に品
質特性を測定する。
b) 時間ベースで試料採取をした場合は,インクリメントの質量の変動係数に関係なく,そのまま又は特
定の段階まで定比縮分した後,副ロット試料又はロット試料に合併する。
備考1. 質量基準で採取したインクリメントを副ロットにまとめるときは,各副ロットを構成するイ
ンクリメントの個数は,同じ数とすることが望ましい。副ロットが異なる数のインクリメン
トで構成されているときは,ロットにまとめる前に定比縮分することが必要である。
2. 水分用試料は,水分の蒸発による偏りを避けるため,インクリメント又は副ロットごとにま
とめるのがよい。

8. ベルトサンプリング(手動)

8.1 インクリメントの採取場所

 ロットがベルトコンベヤによって移動するとき,その落ち口から手動
でインクリメントを採取する。採取場所は,距離的及び時間的にロットの質量を計量する場所に近くて,
流速や品質の系統的変動による誤差が入りにくく,かつ,作業者の安全が完全に確保できる場所で行う。
備考 移動するコンベヤベルトの速度が非常に早く,又は荷役流量が多い場合,ベルトコンベヤの落
ち口又はベルトの上からの手動による試料採取作業は危険なので,機械式試料採取装置による
のが望ましい。

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JIS M 8083:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10251:1997(MOD)
  • ISO 12743:1998(MOD)
  • ISO 13543:1996(MOD)

JIS M 8083:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 8083:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方