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3. 実験によって,地金の位置によって特性値に偏りのないことがあらかじめ確かめられている
場合には,各地金の所定の位置からボーリングを行うことができる。
5.6.5 ボーリング操作 地金の記標面を上向きにして,原則として地金の上面から下面までドリルを貫通
させる。ボーリングが終われば,はけなどを用いて切粉を全部試料受け器に集める。
備考1. ボーリングのときは,ドリルをエタノールに浸した布片で油脂などをぬぐい,十分に清浄に
する。
2. ボーリングの前に地金の表面を清浄にする必要がある場合には,はけ又は圧縮空気を用い,
地金の表面を変質させるおそれのあるものは用いてはならない。
3. ボーリングのときは,ドリルを囲む小形の銅板製の筒を置くなどして,切粉が散乱,損失し
ないように注意しなければならない。
4. 試料受け器は,切粉を完全に回収できる大きさとする。
5. 5.7で得られる大口試料の量が少なく成分試験試料の必要量に不足する場合には,直径の太い
ドリルを使用することができる。
6. ボーリングのときは,切粉が酸化しないようにボーリング速度に注意しなければならない。
7. ボーリングのときは,油,その他の減摩剤又は冷却剤を用いてはならない。
8. 地金が厚過ぎて,ドリルが貫通できないときは,同じ位置を上面及び下面に記標し,両面か
らそれぞれ厚さの半分までボーリングを行って試料を採取することができる。
5.7 インクリメントのまとめ方 大口試料は,1ロット分のすべてのインクリメントを集めて作る。
6. 成分試験試料の試料調製方法
6.1 試料の粉砕 大口試料は,ハンスミル,スタンプミル,鉄乳鉢などによって粉砕した後,JIS Z 8801
に規定する網ふるい1.7mmを用いてふるい分け,ふるい上の部分は,更に粉砕を繰り返して全量をふるい
下 (−1.7mm) とする。
備考1. 切粉が水分を含む場合は,切粉の表面を酸化させない程度の温度(通常100110℃)で乾燥
した後,試料を粉砕する。
2. 試料の調製においては,磁石を用いて鉄分を除去してはならない。
6.2 ふるい分け 6.1によって得た試料を原則としてJIS Z 8801に規定する網ふるい425 いてふ
るい分け,ふるい上(粒,−1.7mm+425 とふるい下(粉,−425 とに分け,各質量をはかって
各々の全量に対する質量比を算出する。
備考 成分試験試料をはかり採るときに,上記2種類の粒度では偏りが生じるおそれがある場合には,
+425 −425+250 −250+180 −180 椰 鉞 区分以内にふるい分ける
とができる。
6.3 試料の縮分 粒,粉を別々に光沢紙上に移して直角に折り返すなどして十分に混合した後,適切な
二分器又は回転スクリュー付漏斗形四分器などを用いるか,円すい四分法などによって,各粒度別に同じ
回数の縮分を行う。
備考 試料の縮分は,6.4に規定する試料の必要量に不足しないように行う。
6.4 成分試験試料 成分試験試料の質量が100300gとなるように,縮分後の試料を粒度別に6.3と同様
な方法で更に縮分し,それぞれ袋入れする。粒度別試料各1袋ずつを組み合わせて1個の成分試験試料と
する。成分試験試料は,原則として売り手用,買い手用,審判用及び保管用の4個以上とする。
――――― [JIS M 8102 pdf 6] ―――――
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7. 水分試験試料のサンプリング及び水分測定方法
7.1 ロットの大きさ ロットの大きさは,5.1で規定した大きさとする。
7.2 地金の抜取り方法 ロットから一定の枚数間隔で,原則として4枚の地金を抜き取る。ただし,そ
の抜取り起点は,ランダムに定めるものとする。抜き取った地金の全部を集めて水分試験試料とする。
備考 地金の抜取り枚数は,受渡当事者間の協議によって増減することができる。
7.3 水分測定方法
7.3.1 装置 装置は,次による。
(1) 乾燥装置は,抜き取った地金の必要量を納めることができ,また,その質量に耐えられるように作ら
れており,所定の温度以下に調節できるものを用いる。
1以下の感量のものを使用することが望ましい。
(2) はかりは,試料質量の 10 000
7.3.2 操作 操作は,次の手順によって行う。
(1) 水分試験試料は,原形のままその質量 (W1) をはかる。
(2) 105150℃の乾燥装置内に入れて恒量となるまで乾燥を行う。
(3) 乾燥が終了したら,直ちに試料の質量 (W2) をはかる。
備考1. 水分試験試料の乾燥中に,試料の一部が脱落するおそれのある場合には,受皿を用いる。
2. 上記温度範囲では乾燥が困難な場合には,乾燥温度変えることができる。ただし,この場合
には,実験などによって試料が変質しないことを確かめておかなければならない。
3. 恒量とは,乾燥減量率が2時間につき0.1質量%以下となることをいう。
4. 銘柄ごとに実験を行い,恒量に達するまでの所要時間を見いだすことができた場合には,そ
の所要時間の乾燥をもって恒量に達したものとみなしてもよい。
7.3.3 計算 水分M(質量%)を,次の式によって小数点以下第3位まで算出し,以下切り捨てる。
W1 W2
M 100
W1
7.3.4 決定値 決定値は,次による。
(1) 抜き取った試料をまとめて測定した場合は,7.3.3によって算出した数値を,JIS Z 8401によって小数
点以下第2位に丸めて,ロットの水分(質量%)とする。
(2) 抜き取った地金ごとに水分を求めた場合は,7.3.3によって算出した各地金の水分値を算術平均し,JIS
Z 8401によって小数点以下第2位に丸めて,ロットの水分(質量%)とする。
8. 乾量決定方法 ロットの乾量を,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって有効数字4けたに丸め
る。
M
D G 1
100
ここに, G : ロットの質量 (t)
D : ロットの乾量 (t)
M : 7.3.4で求めた水分(質量%)
――――― [JIS M 8102 pdf 7] ―――――
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資源エネルギー部会 鉱石類サンプリング方法専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 今 泉 益 正 武蔵工業大学工学部
横 山 隆 壽 財団法人電力中央研究所
家 村 一 行 社団法人日本海事検定協会
青 木 茂 雄 財団法人日本科学技術連盟
野 口 順 路 財団法人日本科学技術連盟
小野寺 次 郎 財団法人石炭技術研究所第2研究部
吹 上 滋 日本検査株式会社営業部
平 本 克 房 海外貨物検査株式会社金属鉱産部
青 柳 桂 一 通商産業省基礎産業局
増 田 聡 博 資源エネルギー庁長官官房
服 部 幹 雄 工業技術院標準部
中 村 靖 株式会社日鉱共石総合技術本部
佐 山 恭 正 三菱マテリアル株式会社中央研究所
長 野 研 一 新日本製鐵株式会社燃料部・鉱石部
高 畑 謙 治 日本鋼管株式会社新材料事業部フェロアロイ営業部
今 野 尚 雄 日本フェロアロイ協会技術部
大 坪 孝 至 社団法人日本鉄鋼連盟
児 玉 達 朗 住金コスモプランズ株式会社大阪事務所
古 川 篤 郎 三菱商事株式会社鉄鉱石部
黒 岩 康 多 三井物産株式会社鉄鋼原料部門原料業務室
(事務局) 宮 本 幸 夫 工業技術院標準部材料規格課
小 嶋 誠 工業技術院標準部材料規格課
改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(主査) 西 村 耕 一 工学院大学
菅 原 弘 SGS FAREAST LTD
結 城 方 海外貨物検査株式会社
熊 川 誠 一 工業技術院標準部
市 川 五 朗 住友金属鉱山株式会社
永 井 巌 住友金属鉱山株式会社
佐々木 公 司 住友金属鉱山株式会社
瀬 川 亨 同和鉱業株式会社
栗 林 秀 治 社団法人日本海事検定協会
中 村 靖 日本鉱業株式会社
稲 垣 勝 彦 三井金属鉱業株式会社
永 岡 信 三井金属鉱業株式会社
志 村 和 俊 三菱金属株式会社
佐 山 恭 正 三菱金属株式会社
(事務局) 松 本 治 男 財団法人日本科学技術連盟
JIS M 8102:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.99 : その他の金属鉱石
JIS M 8102:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8100:1992
- 粉塊混合物―サンプリング方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい