JIS P 8121-1:2012 パルプ―ろ水度試験方法―第1部:ショッパー・リーグラ法 | ページ 2

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8.2 結果の表し方
各々の試料について2回試験を行い,平均値を求める。測定値が平均値から2 %以上異なる場合は,再
試験を行う。また,ショッパー・リーグラろ水度には,それを表す記号“°SR”を付記する。

9 報告書

  報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格名称及び規格番号
b) 試験に使用したショッパー・リーグラろ水度試験器の形式
c) 試料を特定するのに必要な全ての情報
d) ショッパー・リーグラろ水度
e) 試験中に観察された特記事項
f) この規格と異なる条件及び方法で試験した場合は,その内容

――――― [JIS P 8121-1 pdf 6] ―――――

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附属書A
(規定)
I形ショッパー・リーグラろ水度試験器
A.1 I形ショッパー・リーグラろ水度試験器(図A.1参照)は,金網を備えたろ水筒,円すい弁及び支持
台に取り付けられた計測漏斗で構成する。全ての部品は,非腐食性の材料で作るものとする。ろ水筒は,
内径137 mmの円筒で,その下端は45°のテーパー部,更に,その下には内径112.9 mm±0.1 mm[断面積
(A)は約100 cm2]の円筒部を備え,そのテーパー部は,円すい弁の台座となっているものとする。金網
は,りん青銅製で,テーパー部の25 mm下の円筒内部にしっかりとはめる。金網の面は平らにして,円筒
の軸に対して直角になるように設置する。金網は,厚さ0.40 mmとし,目開きが縦32メッシュ/10 mm,
横24メッシュ/10 mm,縦糸の直径が0.16 mm,横糸の直径が0.17 mmのものを使用する。
A.2 円すい弁(図A.1及び図A.2参照)の外径は120 mmとし,垂直に対して55°のテーパー部を備える。
円すい弁は,外径20 mmの垂直な軸に取り付ける。円すい弁を持ち上げるときに空気が通るように,直径
10 mmの通気孔を円すい弁及び軸の中に通す。パルプ懸濁液を注いだときに渦が発生しないように,二つ
の羽根が軸に対して対称で垂直の位置に取り付ける。シールリングは,30°ショア硬度のゴム製とする。
円すい弁は,100 mm/s±10 mm/sの一定速度で持ち上げられるものを用いる。
A.3 計測漏斗(図A.1の4参照)の円すい部の上部は,ろ水筒を置く台座を備え,円すい弁がろ水筒の中
心に正確に位置するようにする。この円すい部は,断面積(A)約100 cm2,高さ35 mmの円筒部の下に置
く。円筒部は,上端付近に大気圧と等しくするための通気口を備える。円筒部は保護円すいの位置を決め
るための溝を3か所備える。
計測漏斗の下部は,テーパー角度40°の円すい形で,図A.3に規定した大きさのボトムオリフィスを末
端に備え,ボトムオリフィスは分離することができるようにする。ボトムオリフィスの円筒部の直径は,
20.0 ℃±0.5 ℃の水1 000 mLを計測漏斗に注いだときに149 s±1 sで排水する大きさとする。そのため直
径約2.32 mmの大きさとする(B.2.5参照)。
A.4 サイドオリフィス(図A.1の7参照)は,内径16.0 mm±0.1 mm,外径19.0 mm±0.1 mmとする。垂
直方向に対して49°の角度で計測漏斗に挿入する。サイドオリフィスの上端は,計測漏斗の中心線に対し
て12°の角度で切断されており,オーバーフローの端は,計測漏斗の中心に可能な限り近づける。この位
置では,ボトムオリフィスの下端部とサイドオリフィスのオーバーフロー端との間の体積は7.5 mL8.0
mLとなる。オーバーフローの端の高さは調整できるようにする。計測漏斗は,内側に取外し可能な保護
円すい(図A.4参照)を備えていて,サイドオリフィスへしぶきが直接入らない構造とする。保護円すい
の支持脚の一つは,サイドオリフィスへ正反対側に配置する。
A.5 ショッパー・リーグラろ水度用メスシリンダーは,ショッパー・リーグラろ水度を直接読み取ること
ができる目盛を備えるものとする。この目盛は,1 000 mLの容量がショッパー・リーグラろ水度では
0°SRの目盛,0 mLの容量がショッパー・リーグラろ水度では100°SRに対応する。ショッパー・リー
グラろ水度では1°SRとなる10 mLの容量に対応する二つの目盛の距離は,1.5 mm以上でなければなら

――――― [JIS P 8121-1 pdf 7] ―――――

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ない。
単位 mm
1 ろ水筒 4 計測漏斗 6 ボトムオリフィス
2 円すい弁 5 保護円すい 7 サイドオリフィス
3 金網
図A.1−I形ショッパー・リーグラろ水度試験器

――――― [JIS P 8121-1 pdf 8] ―――――

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単位 mm
図A.2−円すい弁
単位 mm
図A.3−ボトムオリフィス

――――― [JIS P 8121-1 pdf 9] ―――――

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単位 mm
図A.4−保護円すい

――――― [JIS P 8121-1 pdf 10] ―――――

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JIS P 8121-1:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5267-1:1999(MOD)

JIS P 8121-1:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS P 8121-1:2012の関連規格と引用規格一覧