JIS P 8220-1:2012 パルプ―離解方法―第1部:化学パルプの離解

JIS P 8220-1:2012 規格概要

この規格 P8220-1は、化学パルプの離解のための装置及び操作について規定。

JISP8220-1 規格全文情報

規格番号
JIS P8220-1 
規格名称
パルプ―離解方法―第1部 : 化学パルプの離解
規格名称英語訳
Pulps -- Laboratory wet disintegration -- Part 1:Disintegration of chemical pulps
制定年月日
2012年4月20日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5263-1:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

85.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021
改訂:履歴
2012-04-20 制定日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS P 8220-1:2012 PDF [10]
                                                                                  P 8220-1 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 装置・・・・[2]
  •  5 試料の調製・・・・[2]
  •  6 操作・・・・[3]
  •  7 報告書・・・・[3]
  •  附属書A(規定)標準離解機の構成・・・・[4]
  •  附属書B(規定)標準離解機の点検・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS P 8220-1 pdf 1] ―――――

P 8220-1 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)及び財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS P 8220:1998は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS P 8220の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS P 8220-1 第1部 : 化学パルプの離解
JIS P 8220-2 第2部 : 機械パルプの離解(20 ℃)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS P 8220-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
P 8220-1 : 2012

パルプ−離解方法−第1部 : 化学パルプの離解

Pulps-Laboratory wet disintegration- Part 1: Disintegration of chemical pulps

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 5263-1を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。変更の一覧
表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,化学パルプの離解のための装置及び操作について規定する。この装置及び操作は,パルプ
を扱う他の多くの規格における試料の調製に使用できる。
通常,この方法は,古紙繊維を含め,全ての化学パルプに適用できる。機械パルプ及び木綿などの素材
を原料とする長繊維のパルプには適用しない。
注記1 機械パルプ並びにセミケミカルパルプ及びケミグラウンドパルプの半化学パルプの離解は,
JIS P 8220-2及びISO 5263-3に規定されている。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 5263-1:2004,Pulps−Laboratory wet disintegration−Part 1: Disintegration of chemical pulps
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 8203 紙,板紙及びパルプ−絶乾率の測定方法−乾燥器による方法
注記 対応国際規格 : ISO 638,Paper, board and pulps−Determination of dry matter content−
Oven-drying method(IDT)
JIS P 8225 パルプ−紙料の固形分濃度測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 4119,Pulps−Determination of stock concentration(MOD)
ISO 14487,Pulps−Standard water for physical testing

――――― [JIS P 8220-1 pdf 3] ―――――

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P 8220-1 : 2012

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS P 0001によるほか,次による。
3.1
化学パルプの離解(disintegration of chemical pulp)
解繊していないパルプを,水中で機械的に処理して,繊維の構造的特性をほとんど変えることなく解繊
すること。

4 装置

  一般的な実験器具によるほか,次による。
4.1 標準離解機 附属書Aに規定した離解機。
注記 標準離解機の点検は,附属書Bによる。
4.2 はかり 試料を±0.2 gの精度でひょう量できるもの。
4.3 標準水 ISO 14487に規定するもの。
注記 ISO 14487では,25 ℃における電気伝導度を0.25 mS/m以下に精製した水を標準水と定義して
いる。

5 試料の調製

  ウェットパルプ又はドライパルプの場合は,JIS P 8203によって絶乾率を求める。スラッシュ状のパル
プは,JIS P 8225によって固形分濃度を求める。
スラッシュパルプの濃度が質量分率1.5 %未満の場合には,微細繊維が流出しないように注意し,適度
な容積となるように濃縮する。例えば,繊維を沈降させて水相部分を取り除くか,又はブフナ漏斗及びろ
紙を用いるろ過によって容易に濃縮できる。
実験室のこう(叩)解を含め,脱水特性を重視する試験では,パルプの離解には標準水(4.3)を使用す
る。試料調製においては,いかなる場合も,パルプの離解処理と同品質の水を使用する。
各々の離解ごとに,絶乾パルプとして質量30.0 g±0.5 g相当の試料を採取する。試料がシート状の場合,
シートは裁断せずに引き裂き,かつ,切り口を避ける。
絶乾率が20 %以上の試料は,20 ℃±5 ℃の1 L1.5 Lの水(標準水又は標準水以外の水)に少なくと
も表1に規定する時間浸せきする。パルプがシート状又はスラブ状(厚板状)の場合,浸せきの後に試料
を約25 mm×25 mmの大きさに引き裂く。
規定した浸せき時間よりも長く,例えば一晩中浸せきした場合でも,結果には重大な影響は認められな
い。しかし,いかなる絶乾率のパルプでも,浸せき時間は24時間を超えてはならない。
表1−化学パルプで推奨する浸せき時間
パルプの絶乾率 最低浸せき時間
質量%
<20 0分
2060 30分
>60 4時間

――――― [JIS P 8220-1 pdf 4] ―――――

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P 8220-1 : 2012

6 操作

  調製した試料を,標準離解機(4.1)の容器に移す。
箇条5で使用したものと同品質の20 ℃±5 ℃の水を,容積が2 000 mL±25 mLとなるように加える。
回転カウンタをゼロに設定する。モータのスイッチを入れ,プロペラが表2の規定の累積回転数になるま
で回転させる。プロペラを止めパルプが完全に離解できているか,例えば離解機から少量をガラスシリン
ダに取り,水で希釈し,透過光の下で検査する。完全に離解できていなかった場合は,繊維が完全に分散
するまで離解を続ける。
表2−化学パルプで推奨する累積回転数
パルプの絶乾率 累積回転数
質量% 回
<20 10 000
≧20 30 000
何らかの理由で異なるパルプ量又は異なる累積回転数によって行う場合は,その旨を報告書に記載する。

7 報告書

  報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格名称又は規格番号
b) 試料を特定するのに必要な全ての情報
c) 使用した水の種類(標準水,水道水など)
d) 浸せき時間
e) 試料の絶乾率
f) 試験中に観察した特記事項
g) この規格から逸脱した事項,又は結果に影響した可能性のある事項

――――― [JIS P 8220-1 pdf 5] ―――――

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JIS P 8220-1:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5263-1:2004(MOD)

JIS P 8220-1:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS P 8220-1:2012の関連規格と引用規格一覧