この規格ページの目次
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P 8156 : 2012 (ISO 9895 : 2008)
ここに, b
C
圧縮強さ(kN/m)
F :
C
平均最大圧縮力(N)
b : 試験片の初期幅(mm)
圧縮強さ
b
C
有効数字3桁で報告する。必要な場合には,圧縮強さの標準偏差も計算する。
11.3 比圧縮強さ
必要な場合には,式(2)によって比圧縮強さを計算する。
b
g 1000 C
C (2)
g
ここに, g
C
比圧縮強さ(kNm/kg)
b
C
圧縮強さ(kN/m)
g : 坪量(g/m2)
比圧縮強さ
g
C
有効数字3桁で報告する。
12 精度
12.1 一般
1枚の試験用紙内の測定値の変動は,主に紙の構造による。
12.2 繰返し精度
1か所の試験室で,中芯原紙(112 g/m2180 g/m2)及びクラフトライナ(125 g/m2400 g/m2)を4台の
試験機を並べて試験した結果では,変動係数は,3 %未満であった(4台それぞれ20回測定した平均)。
12.3 再現性
試験室間の比較試験では,10か所の試験室で同じ中芯原紙(112 g/m2180 g/m2)及びクラフトライナ(125
g/m2400 g/m2)を試験した結果,変動係数の範囲は,3 %7 %であった。
13 報告書
報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格の名称
b) 試験の場所及び日時
c) 試料の説明及び識別
d) 調湿条件
e) 測定した場合には,その坪量
f) 試験方向
g) 各方向で20回未満の場合の測定回数
h) 各方向での圧縮強さ及び必要に応じて変動係数
i) 各方向での比圧縮強さ(必要な場合)
j) この規格と異なる条件又は方法で試験した場合は,その内容
――――― [JIS P 8156 pdf 6] ―――――
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P 8156 : 2012 (ISO 9895 : 2008)
附属書A
(規定)
つかみ具の仕様
二組のつかみ具の内側で,0.70 mmの間隔で試験片に接する4か所の角は鋭くする。
二組のつかみ具の間隔の上部と下部との差は,0.03 mm未満とする。
二つの固定部の内側で試験片に接する面のずれは,0.01 mm以内とする。さらに,一方の固定部の外側
と他方の固定部の内側とのずれは,0.2 mm以内とする(図A.1参照)。
つかみ具底面の垂直方向のずれは,0.1 mm以内とする(図A.2参照)。
単位 mm
図A.1−つかみ具面の許容される平行からのずれ
単位 mm
図A.2−つかみ具の許容される垂直方向のずれ
――――― [JIS P 8156 pdf 7] ―――――
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P 8156 : 2012 (ISO 9895 : 2008)
附属書B
(参考)
破壊時のひずみの測定を行わない理由
圧縮試験機のつかみ具は,試験片に損傷を与えず,確実に挟むように構成されている。そのために挟む
力は,つかみ具全体に分布している。しかし,結果として試験中に,若干の滑りが発生することがある。
試験中,試験片の各部のひずみを図B.1に図示する。ひずみは,二つのつかみ具の間で最大となり,つ
かみ具内で徐々に減少する。
圧縮試験中の破壊時のひずみは,約1 %であり,0.7 mmの間隔で生じる破壊の変形は,約7 μmである。
つかみ具内での試験片の滑りのために,つかみ具の間での小さな変動,及び試験片平面内のつかみ具の
小さな動きは,試験結果に影響を及ぼさない。しかし,つかみ具の動きからは,破壊時のひずみを測定す
ることはできないため,この規格で規定する測定法は,ひずみの測定のためには用いることができない。
A ひずみの分布
C つかみ具
D 圧縮方向
T 試験片
図B.1−試験中の試験片のひずみ
参考文献 [1] JIS P 8223 パルプ−試験用手すき紙−物理的特性の試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 5270,Pulps−Laboratory sheets−Determination of physical
properties(MOD)
[2] CAVLIN, S. and FELLERS, C. A new method for measuring the edgewise compression properties
of paper, Svensk Papperstidning, 78 (9), pp. 329-332, 1975
[3] FELLERS, C. and DONNER, B.C. Edgewise compression strength of paper, pp. 481-525. In:
Handbook of Physical Testing of Paper, 1, Marcel Dekker, New York, 2002
JIS P 8156:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9895:2008(IDT)
JIS P 8156:2012の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8156:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8111:1998
- 紙,板紙及びパルプ―調湿及び試験のための標準状態
- JISP8124:2011
- 紙及び板紙―坪量の測定方法