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JIS P 8226-2:2011 規格概要
この規格 P8226-2は、非偏光を使用し光学的自動分析によってパルプの繊維長を測定する方法について規定。
JISP8226-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS P8226-2
- 規格名称
- パルプ―光学的自動分析法による繊維長測定方法―第2部 : 非偏光法
- 規格名称英語訳
- Pulps -- Determination of fibre length by automated optical analysis -- Part 2:Unpolarized light method
- 制定年月日
- 2011年3月22日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16065-2:2007(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 85.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021
- 改訂:履歴
- 2011-03-22 制定日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS P 8226-2:2011 PDF [9]
P 8226-2 : 2011 (ISO 16065-2 : 2007)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 装置及び使用材料・・・・[2]
- 6 試料の採取・・・・[3]
- 7 試料の調製・・・・[3]
- 7.1 離解法・・・・[3]
- 7.2 試料の希釈・・・・[3]
- 8 操作・・・・[4]
- 8.1 測定操作・・・・[4]
- 8.2 性能検証用繊維を用いた検証操作・・・・[4]
- 9 計算及び結果の表し方・・・・[5]
- 9.1 計算方法・・・・[5]
- 9.2 繊維長分布特性値・・・・[5]
- 9.3 精度・・・・[6]
- 10 報告書・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS P 8226-2 pdf 1] ―――――
P 8226-2 : 2011 (ISO 16065-2 : 2007)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)及び財団
法人日本規格協会(JSA)から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS P 8226の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS P 8226 第1部 : 偏光法
JIS P 8226-2 第2部 : 非偏光法
(pdf 一覧ページ番号 2)
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
P 8226-2 : 2011
(ISO 16065-2 : 2007)
パルプ−光学的自動分析法による繊維長測定方法−第2部 : 非偏光法
Pulps-Determination of fibre length by automated optical analysis- Part 2:Unpolarized light method
序文
この規格は,2007年に第1版として発行されたISO 16065-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,非偏光を使用し光学的自動分析によってパルプの繊維長を測定する方法について規定する。
この規格は,あらゆる種類のパルプに適用できる。ただし,0.2 mm未満の長さの繊維状粒子は,この規格
の対象外とし,測定結果には含めない。
注記1 JIS P 8226(第1部に相当)は,偏光を使用した繊維長測定を取り扱う。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16065-2:2007,Pulps−Determination of fibre length by automated optical analysis−Part 2:
Unpolarized light method(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 8201 製紙用パルプの試料採取方法
注記 対応国際規格 : ISO 7213,Pulps−Sampling for testing(MOD)
JIS P 8203 紙,板紙及びパルプ−絶乾率の測定方法−乾燥器による方法
注記 対応国際規格 : ISO 638,Paper, board and pulps−Determination of dry matter content−
Oven-drying method(IDT)
JIS P 8220 パルプ−離解方法
注記 対応国際規格 : ISO 5263-1,Pulps−Laboratory wet disintegration−Part 1:Disintegration of
chemical pulps及びISO 5263-2,Pulps−Laboratory wet disintegration−Part 2:Disintegration of
mechanical pulps at 20 degrees C(全体評価 : MOD)
JIS P 8225 パルプ−紙料の固形分濃度測定方法
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P 8226-2 : 2011 (ISO 16065-2 : 2007)
注記 対応国際規格 : ISO 4119,Pulps−Determination of stock concentration(MOD)
ISO 5263-3,Pulps−Laboratory wet disintegration−Part 3:Disintegration of mechanical pulps at ≧85 ℃
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
非偏光(unpolarized light)
振動面がランダムに配向した光波からなる光。
3.2
数平均繊維長,L(mean length)
測定した全ての繊維の合計長さを,測定した繊維の本数で除した値[式(3)参照]。
3.3
長さ加重平均繊維長,Ll(length-weighted mean length)
長さ加重繊維長分布の平均値[式(4)参照]。
3.4
長さ−長さ加重平均繊維長,Lw(length−length-weighted mean length)
質量加重繊維長分布の平均値[式(5)参照]。
注記 長さ−長さ加重平均繊維長は,従来,質量加重平均繊維長と呼ばれていた。
4 原理
水に分散させたパルプ繊維を測定セルに通して,パルプ繊維一本一本の長さを測定する。繊維とその背
面間に高コントラスト画像をつくるため,適切な非偏光光源を用いる。パルプの数平均繊維長,加重平均
繊維長及びパルプの繊維長分布を算出する。
5 装置及び使用材料
一般的な実験器具によるほか,次による。
5.1 繊維長測定装置 繊維長測定装置は,測定部,及び試料のパルプ繊維懸濁液を測定部へ導くための
導入部で構成する。測定部には,測定セルを配置し,水中の繊維を通過させる。測定セルの片側には,均
一な非偏光光源を配置し,水中の繊維を通過させる。同じ側又は反対側には,感光検出器[例えば,光を
電気信号に変換する素子(CCD)カメラ]を配置する。パルプ繊維の流れに対して垂直で,焦点深度が,
0.5 mm以下となるようにする。CCDカメラでの撮影時には,試料の流れを止めてもよい。検出器は,繊
維画像から繊維長を検出する。測定装置は,少なくとも0.01 mmの桁を読み取ることができ,0 mm7 mm
の範囲の繊維長に対して0.1 mm以上の解像度で正確に測定できなければならない。
5.1.1 計測システム 気泡又は0.2 mm以上の非繊維状粒子が,測定結果に影響しないもの。
5.2 離解装置 JIS P 8220又はISO 5263-3に規定したもの。
5.3 性能検証用繊維 レーヨン又はその他の適切な材料で作られたものであり,長さが0.5 mm,3.0 mm
及び7.0 mmで精度が,0.01 mmのものが好ましい。性能検証用繊維は,装置製造業者が供給するもので,
各タイプの平均繊維長及び繊維長分布の統計値が,一緒に添付されているものでなければならない。
注記 国内で性能検証用繊維を入手したい場合は,紙パルプ技術協会に問い合わせるとよい。
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P 8226-2 : 2011 (ISO 16065-2 : 2007)
5.4 校正用パルプ1) 市販の校正用パルプを使用し,長さ加重繊維長測定に使用するパルプの量は,8.1
に規定する。
注記 自製の校正用パルプを使用してもよい。
注1) 校正用パルプは,例えば,装置製造業者又はNational Institute of Standards and Technology,
Gaithersburg,MD,USA(NIST)から,シート状のものを入手できる。この情報は,この規格
の利用者の便宜を図るものであって,この製品自体を,この規格が推奨するものではない。
5.5 希釈水 5 mより大きい非繊維状粒子及び気泡を含まず,蒸発残さが,50 mg/L未満でなければな
らない。非繊維状粒子は,孔径5 mのフィルタで除去でき,気泡は加熱,真空脱気及び/又は静置する
ことで除去できる。
6 試料の採取
パルプロットの試験を行う場合は,JIS P 8201に従って試料を採取しなければならない。それ以外は,
試料の素性及び可能な場合は採取方法も報告する。
試料は,全体を代表するように採取する。
7 試料の調製
7.1 離解法
パルプが乾燥状態の場合は,JIS P 8203に従って絶乾率を測定する。パルプがスラッシュ状(スラリー
状)の場合は,JIS P 8225に従って固形分濃度を測定する。
注記 過度の離解は,微細繊維を発生させ,パルプの種類によっては繊維長を低下させるので,未乾
燥パルプ(乾燥履歴を経ていないパルプ)は,離解せずに測定することが望ましい。
7.1.1 乾燥パルプ試料
試料が乾燥状態の場合は,全体を水に浸せきする前に試料をちぎって小片にする。このとき,パルプシ
ートの厚み方向全体に渡り均一に小片をちぎる。目視で,繊維が,適切に分離していることを確認する。
繊維長が短くなるので,試料を切断してはならない。JIS P 8220に従って試料を浸せきする。
必要な場合は(7.1の注記参照),JIS P 8220による装置を使用して離解する。浸せき時間,パルプの絶
乾質量,使用水量及び回転数は,JIS P 8220による。水は,希釈水(5.5)を使用する。機械パルプからの
レーテンシィの除去は,ISO 5263-3による。
結束繊維を含むパルプ[例えば,カナダ標準ろ水度の高いサーモメカニカルパルプ(TMP)]及びケミ
サーモメカニカルパルプ(CTMP)は,測定セルに結束繊維が詰まり,繊維長測定が困難になる可能性が
ある。測定セルが詰まる場合は,試料をスクリーニングして結束繊維を除去することが望ましい。ただし,
結束繊維は,長い繊維を含む場合があるので,スクリーニングによって測定結果が,影響を受けることが
ある。スクリーニング後は,繊維が完全に分かれ,十分に分散していることを確認する。
警告 非常に長い繊維(例えば,麻,綿,亜麻。)が,測定窓の外側に部分的にはみ出たり,繊維配向
セルに詰まったりする場合は,特別の試料調製を行ってもよい。
7.1.2 湿潤パルプ試料
7.2によって,正確に測定できる濃度まで希釈する。
湿潤パルプ試料(スラッシュ状又はスラリー状)が結束繊維を含み,詰まる場合は,7.1.1による。
7.2 試料の希釈
7.1によって,調製した均一分散試料をかくはん(攪拌)し,所定量を採取する。連続希釈で,装置製造
――――― [JIS P 8226-2 pdf 5] ―――――
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JIS P 8226-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16065-2:2007(IDT)
JIS P 8226-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8226-2:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP8201:1996
- 製紙用パルプの試料採取方法
- JISP8203:2010
- 紙,板紙及びパルプ―絶乾率の測定方法―乾燥器による方法
- JISP8220:1998
- パルプ―離解方法
- JISP8225:2003
- パルプ―紙料の固形分濃度測定方法