JIS Q 17024:2012 適合性評価―要員の認証を実施する機関に対する一般要求事項 | ページ 5

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Q 17024 : 2012 (ISO/IEC 17024 : 2012)
附属書A
(参考)
要員認証機関及び認証活動に関する原則
A.1 一般
A.1.1 この規格は,起こり得る全ての状況に対して特定の要求事項を提供するものではない。この附属書
に示す原則は,要求事項ではないが,不測の状況において意思決定を行う必要がある場合の指針として適
用することが望ましい。
A.1.2 要員認証の全般的な目的は,業務又は職務を遂行する個人の力量を認知することである。
A.1.3 認証機関は,力量を実証した要員だけが認証を授与されることを確実にする責任をもつ。
A.1.4 要員の認証は,公衆の信頼及び信用を通じて価値を提供する。公衆の信頼は,規定の間隔で再確認
される,第三者による力量の妥当な評価に依存する。
A.1.5 認証機関は,その能力,公平性及び誠実性について利害関係者に信頼を与えるような,責任ある行
動をとることが望ましい。
A.2 公平性
A.2.1 要員の認証は,認証機関が公正で,妥当で,信頼性のある評価を通じて得た,他の利害又は他の関
係者の影響を受けていない,客観的証拠に基づくことが望ましい。
A.2.2 認証機関及びその従事者が,その活動及び結果に信頼性を与えるためには,公平であること及び公
平であると認識されることが必要である。
A.2.3 公平性に対する脅威には次の事項を含むが,これに限らない。
a) 自己の利害関係による脅威 個人又は機関が,自己の利益のために行動することから生じる脅威。
b) 主観性による脅威 個人の偏見が,客観的証拠を覆してしまうことから生じる脅威。
c) 親密さによる脅威 個人が他の者と親密になっている又は信用していることから生じる脅威。例えば,
試験員又は認証機関の従事者が候補者と関係を築き,それが客観的判断に至る能力に影響を与える場
合。
d) 威嚇による脅威 候補者又はその他の利害関係者に対する恐怖によって,認証機関又はその従事者が
客観的に行動することを妨げる脅威。
e) 財務による脅威 認証機関の収入源は,公平性に対する脅威となることがある。
A.3 力量
認証機関の従事者の力量は,信頼を与える認証を提供するために必要である。
A.4 機密保持及び透明性
機密保持と透明性との間の均衡を管理することは,利害関係者の信用及び認証活動に対する価値の認識
に影響を与える。
A.5 苦情及び異議申立てへの適切な対応
苦情及び異議申立ての効果的な解決は,認証機関及び利害関係者を,過失,怠慢又は不合理な行動から

――――― [JIS Q 17024 pdf 21] ―――――

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Q 17024 : 2012 (ISO/IEC 17024 : 2012)
守る重要な手段である。
A.6 責任
認証機関は,認証の決定の根拠となる,十分な客観的証拠を入手する責任をもつ。

――――― [JIS Q 17024 pdf 22] ―――――

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Q 17024 : 2012 (ISO/IEC 17024 : 2012)
参考文献
[1] JIS Q 9001 品質マネジメントシステム−要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 9001,Quality management systems−Requirements(IDT)
[2] JIS Q 19011 マネジメントシステム監査のための指針
注記 対応国際規格 : ISO 19011,Guidelines for auditing management systems(IDT)
[3] JIS Q 17030 適合性評価−第三者適合マークに対する一般要求事項
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 17030,Conformity assessment−General requirements for third-party
marks of conformity(IDT)

JIS Q 17024:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 17024:2012(IDT)

JIS Q 17024:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Q 17024:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISQ17000:2005
適合性評価―用語及び一般原則