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f) 選択した測定法でゼータ電位を測定する。ゼータ電位の測定手順は10.210.7に示す。
g) 4.によってゼータ電位を求める。
h) 8.で選択したpH調整用の酸又は塩基で試料液のpHを,pHの増減量1以内で調整し,10分間以上放
置する。流動電位法では流動液のpHを,pHの増減量1以内で調整し,10分間以上放置する。試料液
を910分割してある場合は,pHの変化量1以内で調整し,10分間以上放置した後,測定に使用す
る。
i) 試料液がpH2又はpH10に到達するまで,e) h)の手順を繰り返す。
j) 装置の電源を切る。
10.2 電気泳動顕微鏡法 電気泳動顕微鏡法の測定手順は,次による。
a) 測定に必要なパラメータを入力する。
b) 顕微鏡の焦点を静止レベルに合わせる。
c) 電気泳動測定セルに試料液を入れる。
d) 泳動速度を観測するのに適切な電場を設定する。
e) 粒子の電気泳動速度を測定する。
10.3 電気泳動レーザー・ドップラー法 電気泳動レーザー・ドップラー法の測定手順は,次による。
a) 測定パラメータ(電解質水溶液の屈折率,粘性率,誘電率)を入力する。
b) 電気泳動セルを洗浄する。
c) 電気泳動セルにpHを調整した試料液を注入する。
d) 印加電圧を設定する。
e) 測定を行う。
10.4 電気泳動質量輸送法 電気泳動質量輸送法の測定手順は,次による。
a) 試料液の電導度の測定を行う。
b) 泳動時間及び測定セルに通ずる電流値の設定を行う。
c) 測定セルを洗浄する。
d) 試料液を二つある測定セルのそれぞれに入れる。
e) 試料液の入った測定セルの一方の質量を測定する。
f) 測定セルを組み立て,装置に取り付ける。
g) 測定を行う。
h) 測定セルを装置から取り外し,測定セルを二つに分ける。
i) 測定前に質量をはかったほうのセルの質量を測定する。
10.5 流動電位法 流動電位法の測定手順は,次による。
a) 測定装置を洗浄する。
b) 試料液から粒子を試料充てん容器に充てんし,測定装置に取り付ける。
c) H調整した流動液を流動液供給容器に入れる。
d) 測定に必要な条件の設定を行う。
e) 測定を行う。
10.6 超音波振動電位法 超音波振動電位法の測定手順は,次による。
a) 試料容器を洗浄する。
b) 装置に必要なパラメータを入力する。
c) 試料容器に試料液を入れる。
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d) 試料液をかくはん機でかくはんする。
e) VP値を測定する。
10.7 ESA法 ESA法の測定手順は,次による。
a) 装置に必要なパラメータを入力する。
b) 試料液を試料容器に入れ,測定部に取り付ける。
c) 試料液をかくはん機でかくはんする。
d) 試料の極性(+又は−)を判別する。
e) SA値を測定する。
11. 等電点の決定 等電点の決定は,次による。
a) 測定結果のゼータ電位−pH図によって,各測定点を滑らかな曲線で結ぶ。
b) この曲線が電位零を示す等電点の値(pHの値)を,図から小数点以下1けたまで読み取る。
12. 報告 測定結果は,次の項目について報告する。
a) 試料名
b) 測定装置名及び測定原理
c) 電解質水溶液及びpH調整用の酸,又は塩基及びそれらの塩の種類と濃度
d) 分散装置及び分散条件(試料液濃度,分散装置の種類と分散時の出力及び時間,温度など)
e) 放置(懸濁液の安定化)時間及び試料液の放置状態
f) 等電点の値
g) ゼータ電位−pH図
h) 測定装置の検定結果
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原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) ○ 鈴 木 和 夫 工業技術院名古屋工業技術研究所
○ 椿 淳一郎 名古屋大学大学院
○ 中 平 兼 司 財団法人ファインセラミックスセンター
○ 中 村 彰 一 大塚電子株式会社
○ 福 井 俊 文 株式会社島津製作所
○ 橋 本 邦 男 昭和電工株式会社
○ 佐々木 邦 雄 株式会社セントラル科学貿易
○ 山 口 浩 文 日本ガイシ株式会社
内 海 良 治 工業技術院名古屋工業技術研究所
伊ヶ崎 文 和 工業技術院物質工学工業技術研究所
青 木 正 司 財団法人ファインセラミックスセンター
山 田 哲 夫 宇部興産株式会社
伊 藤 崇 大川原化工機株式会社
渡 邊 敬一郎 日本ガイシ株式会社
松 尾 康 史 日本特殊陶業株式会社
虎 谷 秀 穂 名古屋工業大学
林 茂 雄 三重県窯業試験場
中 安 哲 夫 宇部興産株式会社
安 川 勝 正 京セラ株式会社
前 田 貴 雄 住友電気工業株式会社
稲 葉 徹 電気化学工業株式会社
○ 伊 藤 敏 通商産業省生活産業局ファインセラミックス室
○ 大 嶋 清 治 工業技術院標準部
○ 加 山 英 男 財団法人日本規格協会
○ 菅 野 隆 志 ファインセラミックス国際標準化推進協議会
○ 渡 辺 一 志 社団法人日本ファインセラミックス協会
(事務局) ○ 杉 本 克 晶 社団法人日本ファインセラミックス協会
備考 ○印は小委員会委員をかねる
文責 原案作成小委員会
JIS R 1638:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.060 : セラミックス > 81.060.30 : ニューセラミックス
JIS R 1638:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISR1600:2011
- ファインセラミックス関連用語
- JISZ8802:2011
- pH測定方法