JIS R 1722:2015 室温における長繊維強化セラミックス複合材料の一定振幅下での疲労試験方法 | ページ 4

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R 1722 : 2015
表JA.1−参照試験片の形状
単位 mm
項目 寸法 許容差
試験片全長,L 200 −
平行部長さ(チャック間長さ),l 100 ±0.1
厚さ,h 4 ±0.1
平行部の幅,b 18 ±0.1
ひずみ測定の精度は,読取値の誤差0.5 %以内又は3×10−6ひずみ以内,分解能は1×10−6ひずみ以下で
なければならない。参照試験片に対して,ロードセルの最大容量の10 %に該当する荷重を負荷する。その
ため,参照試験片に用いた材料の降伏応力は,この時に負荷する応力の2倍以上でなければならない。
JA.2 試験手順
それぞれの場所に貼付されたひずみゲージの測定値から,図JA.2に示すような曲げ成分C,曲げ成分S
及びねじり成分を次によって評価する。
a) 曲げ成分C b) 曲げ成分S c) ねじり成分
図JA.2−アライメント(軸ずれ)の成分
a) ねじり成分の評価 はじめに参照試験片をチャックし,位置A及び位置Bのひずみ測定値から参照試
験片の長手方向と試験機の荷重軸が平行であることを確認する。
次に,試験片に引張り荷重を付与し,位置Eの±45°方向ひずみから(ε+45,E−ε−45,E)を計算し,図
JA.3を用いてねじり成分の偏差角度を求める。この値が要求値を満足していない場合は,グリップ
を調整する。上記の手順を,要求値を満足するまで繰返し実施する。
b) 曲げ成分Cの評価 参照試験片に引張り荷重を付与する。位置D及び位置Eの長手方向ひずみから
(ε1,D−ε1,E)を計算し,図JA.4を用いて曲げ成分Cの偏差角度θを求める。この値が要求値を満足し
ていない場合は,グリップを調整する。上記の手順を,要求値を満足するまで繰返し実施する。
c) 曲げ成分Sの評価 参照試験片に引張り荷重を付与する。位置A,B,C,F,G,Hの長手方向ひず
みから(ε1,A+ε1,B−2×ε1,F)及び(ε1,H+ε1,G−2×ε1,C)を計算し,図JA.5を用いて曲げ成分Sの偏差距
離dを求める。この値が要求値を満足していない場合は,グリップを調整する。上記の手順を,要求
値を満足するまで繰返し実施する。
d) 最終確認 参照試験片に対して,500×10−6ひずみ又は材料の降伏応力の50 %までの荷重を負荷し,

――――― [JIS R 1722 pdf 16] ―――――

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長手方向のひずみ(軸方向ひずみ)を測定する。上述の方法によって,曲げ成分C,曲げ成分Sの評
価及び修正を行う。また,曲げ率を次の式によって計算する。
曲げ率=(曲げひずみ)/(軸方向ひずみ)×100(%)
JA.3 試験評価手順
以上の作業が終了したら,参照試験片を180°裏返して,再度同じ手順でねじり成分,曲げ成分C,曲
げ成分Sを評価し,アライメントを調整する。
図JA.3−ねじり成分の偏差角度と位置Eにおける
ひずみ偏差(ε+45,E−ε−45,E)との関係
図JA.4−曲げ成分Cの偏差角度θとひずみ偏差(ε1,D−ε1,E)との関係

――――― [JIS R 1722 pdf 17] ―――――

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図JA.5−曲げ成分Sの偏差距離dとひずみ偏差(ε1,A+ε1,B−2×ε1,F)
及び(ε1,H+ε1,G−2×ε1,C)との関係

――――― [JIS R 1722 pdf 18] ―――――

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附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 17140:2014,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−
JIS R 1722:2015 室温における長繊維強化セラミックス複合材料の一定振幅下で
の疲労試験方法 Mechanical properties of ceramic composites at room temperature−Determination of
fatigue properties at constant amplitude
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 の評価
1 適用範囲 炭素繊維強化炭素複合 1 長繊維強化セラミッ 追加 炭素繊維強化炭素複合材料は我が 我が国の実状に合わせたもの
材料を含む長繊維強化 ク複合材料の常温疲 で,実質的な差異はない。
国での使用が多く,本試験方法を適
セラミック複合材料に 労試験について規定 用することが妥当であるため,JIS国際規格見直しの際に,提案す
ついての室温における は炭素繊維強化炭素複合材料を追 る。
疲労試験について規定 加した。
2 引用規格
3 用語,記 用語,記号及び定義につ 3 JISとほぼ同じ 追加 3.7 応力について補足説明を追加し
用語の補足説明であることから
号及び定義 いて規定 た。 実質的な差異はない。
4 試験方法 試験方法について規定 4 JISとほぼ同じ 追加 アクチュエータによる変位制御をC国際規格見直しの際に,提案す
の概要 法として追加した。 る。
− − 5 試験の重要性につい 削除 本体から削除した。 この規格では,不要なため削除
て記載 した。
5 装置及び 装置及び器具について 6 JISとほぼ同じ 追加 5.6 ひずみゲージについて規定し 室温では,ひずみゲージを用い
器具 規定 た。 ることも考えられ追加したもの
で,実質的な差異はない。
6 試験片 試験片の形状について 7 JISとほぼ同じ 変更 平行部で破壊する試験片形状を用 国際規格見直しの際に,提案す
規定 いることを記載 る。
R1
JISとほぼ同じ 追加 JISでは,形状自由度が少ないため,
国際規格見直しの際に,提案す
る。
短冊形を追加。併せてタブ形状も追
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: 2015
2

――――― [JIS R 1722 pdf 19] ―――――

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R 1722 : 2015
R1
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
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規格
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 の評価
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7 試験片の 試験片の加工,本数につ 8 一致 −
準備 いて規定
8 試験方法 試験方法について規定 9 JISとほぼ同じ 追加 JISで追加したC法についての試験 国際規格見直しの際に,提案す
方法を追加した。 る。
9 計算 計算方法について規定 10 − 追加 試験結果の丸め方を追記。 国際規格見直しの際に,提案す
る。
10 報告 報告する項目について 11 JISとほぼ同じ 追加 国際規格見直しの際に,提案す
ユーザーへの便宜のため,報告事項
規定 を受渡当事者間の協議によって取 る。
り決めてもよいことを追記した。
f) 試験片のセット・ア JISとほぼ同じ 追加 ひずみゲージの形式を追記した。 室温では,ひずみゲージを用い
ップに関する記述 ることも考えられ追加したもの
で,実質的な差異はない。
k) 最大及び最小変位(C JISとほぼ同じ 追加 JISで追加したC法についての報告 国際規格見直しの際に,提案す
法) 項目を追加した。 る。
q) 試験片の温度上昇 − 追加 有益な情報であることから,ISO規国際規格見直しの際に,提案す
格にはない項目を追加した。 る。
r) 試験室の環境 − 追加 有益な情報であることから,ISO規国際規格見直しの際に,提案す
格にはない項目を追加した。 る。
− − 附属書A 疲労損傷及びクリー 削除 本体から削除した。 記載内容が高温疲労で起こる現
プ損傷について記載 象についての記載であることか
ら,この規格から削除した。
附属書JA
(参考)
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 17140:2014,MOD

――――― [JIS R 1722 pdf 20] ―――――

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JIS R 1722:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17140:2014(MOD)

JIS R 1722:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 1722:2015の関連規格と引用規格一覧