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8.1.2 試験室 試験室は,温度20±3℃,湿度80%以上とする。
8.1.3 混練器具 混練器具は鉢及びさじを用いる(参考図4参照)。材質はセメントの特性に影響のない
ものとし,鉢及びさじの内面はセメントモルタルが付着しない程度に仕上げる。
参考図3 ビカー針装置
――――― [JIS R 2521 pdf 6] ―――――
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参考図4 鉢及びさじの寸法
参考図5 万能ミキサーの一例
8.2 試験方法
8.2.1 標準軟度セメントモルタルの作り方 標準軟度セメントモルタルの作り方は,次による。
(1) 混練器具,水,標準砂,試料及び底板をあらかじめ試験室におき,室温と等しくなるようにする。
――――― [JIS R 2521 pdf 7] ―――――
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(2) 表2によって試料をはかりとる。
表2 セメントモルタルの調合量
試料の種類 はかりとる試料の質量 (g)
センント 200
標準砂 200
水 標準軟度を得るのに必要と思われる量
(3) 鉢にセメント及び標準砂を入れ,さじで2分間よく混ぜ,次に標準軟度を得るのに必要な量の水を加
え,3分間さじで十分に練り混ぜる。
(4) 練り混ぜの終わったセメントモルタルは,手早くモルタル容器の中に入れ,ナイフ又は定規で過剰の
セメントモルタルを除き,表面を平滑にする。
(5) 装置にモルタル容器を置き,滑り棒につけた標準棒をセメントモルタルの中に徐々に降下させ,標準
棒の先端と底板との間隔を読む。この間隔が6±1mm以内になったセメントモルタルを標準軟度セメ
ントモルタルとする。
8.2.2 凝結の始発の計り方
(1) 装置の滑り棒に始発用標準針をつけ,滑り棒の上端に円板を載せて降下するものの全質量を300.0±1g
となるように調整する。
(2) 8.2.1によって作ったセメントモルタルの中に,この標準針を徐々に降下させ,針の先端が底板の上面
からおよそ1mmのところに止まるときを始発とする。
(3) セメントモルタルに注水したときから始発までの時間を始発時間とする。
8.2.3 凝結の終結の計り方
(1) 8.2.2(1)の始発用標準針を終結用標準針に替える。
(2) 8.2.2によって作ったセメントモルタルの中にこの針を徐々に降下させ,セメントモルタルの表面に針
の跡をとどめるが附属小片環による跡を残さないようになったときを終結とする。終結をはかる場合,
供試体の表面に外皮を生じて測定の結果が疑わしいときには,底板を外してセメントモルタルの裏面
ではかってもよい。
(3) セメントモルタルに注水したときから終結までの時間を終結時間とする。
9. 安定性試験
9.1 装置及び器具
9.1.1 装置 装置は,8.1.1で規定したものを用いる。
9.1.2 試験室 試験室は,8.1.2の規定による。
9.1.3 混練器具 混練器具は,8.1.3で規定したものを用いる。
9.2 パットの作り方 パットの作り方は,次による。
(1) パット4個分として試料400gを練り混ぜ用の鉢に入れ,標準軟度を得るのに必要と思われる量の水を
注ぎ入れ,3分間さじで十分に練り混ぜて,手早くペースト容器の中に入れ,ナイフ又は定規で過剰
のペーストを除き,表面を平滑にする。
このペーストの中に滑り棒に付けた標準棒を徐々に降下させ標準棒の先端と底板との間隔を読む。
この間隔が6±3mmになったペーストを標準軟度ペーストとする。
備考 供試セメント,水,練り混ぜ用の鉢,さじ,ペースト容器は,室温と等しくなるようにあらか
じめ試験室に準備しておく。
――――― [JIS R 2521 pdf 8] ―――――
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(2) (1)で練り混ぜたペーストから,パット1個について約41のペーストを手早く約130mm平方のガラス板
上にとり,ナイフで外側から内側へ軽くなでて直径約100mmの円形とし,中心の厚さが約15mmで
周辺に向かって薄くなるように作る。パットは,24時間試験室に静置する。
9.3 試験方法 パットを板ガラスがついたまま煮沸容器の水中に沈め,徐々に加熱して90分間沸騰させ,
空気中で自然に冷却した後,膨張性のひび割れ又は反りの有無を調べる。
9.4 結果の表示 試験結果の表示は,パット2個について膨張性のひび割れ又は反りを認めないものを
良,認めたものを不良とする。
パット2個のうち1個が良で,他の1個が不良の場合は再試験を行う。
10. フロー試験
10.1 装置及び器具
10.1.1 試験室 試験室は8.1.2の規定による。
10.1.2 混練器具 混練器具は(1)又は(2)による。
(1) 機械練り 機械練りは,万能ミキサーを用いる(参考図5参照)。
なお,混練装置の回転数は,毎分140220回を標準とする。
(2) 手練り 手練りは,8.1.3で規定したものを用いる。
10.1.3 試験装置 試験装置はフローテーブル,フローコーン及びフロー試験用突き棒を用いる(参考図6
参照)。
――――― [JIS R 2521 pdf 9] ―――――
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参考図6 フローテーブル,フローコーン及び突き棒
(1) フローテーブルの据付けは,その上面を水平にし,質量150kg以上のコンクリート台に確実に固定す
る。
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