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JIS R 8101:1999 規格概要
この規格 R8101は、窯業原料及び窯業製品の耐火度試験に用いられる標準コーンについて規定。
JISR8101 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R8101
- 規格名称
- 耐火度試験用標準コーン
- 規格名称英語訳
- Pyrometric reference cones
- 制定年月日
- 1959年2月27日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1146:1988(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 17.200.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1959-02-27 制定日, 1962-04-17 確認日, 1965-10-01 確認日, 1968-11-01 確認日, 1972-03-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1983-03-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS R 8101:1999 PDF [6]
R 8101 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS R 8101 : 1959は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS R 8101 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 8101 : 1999
耐火度試験用標準コーン
Pyrometric reference cones
序文 この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 1146, Pyrometric reference cone for laboratory use
− Specificationが規定している標準コーンを変更することなく採用し,従来から使用されてきたゼーゲル
コーンを追加して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で,側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,窯業原料及び窯業製品の耐火度試験に用いられる標準コーンについて規定す
る。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 1146 : 1988 Pyrometric reference cones for laboratory use−Specification
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 7507 ノギス
3. 定義 この規格で用いる用語の定義は,次のとおりとする。
a) 溶倒温度 所定の条件下で規定の加熱速度で昇温されたとき,標準コーンが曲がり,その先端が据え
付けられている受台に接触したときの温度。
4. 種類 標準コーンの種類は,ゼーゲルコーン及びISOコーンとする。
5. 溶倒温度及び形状・寸法
5.1 ゼーゲルコーン
a) ゼーゲルコーンの溶倒温度は,付表1による。
なお,溶倒温度の許容差は,±5 ℃とする。
b) ゼーゲルコーンの形状は,図1による。
――――― [JIS R 8101 pdf 2] ―――――
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R 8101 : 1999
図1 ゼーゲルコーンの形状
c) ゼーゲルコーンの種類は,次の2種類とし,その詳細及び寸法許容差は,表1による。
1) 1種 付表1に示すSK番号02220までのものに適用し,主として焼度測定に用いる。
2) 2種 付表1に示すSK番号2642までのものに適用し,主として耐火度試験に用いる。
表1 ゼーゲルコーンの寸法
単位 mm
種類 A B C a b
1種 18.5±2.0 17.0±2.0 62.5±3.0 5.0±1.0 4.5±1.0
2種 7.0±2.0 6.5±2.0 27.0±3.0 3.0±1.0 2.5±1.0
5.2 ISOコーン
a) SOコーンの溶倒温度は,付表2による。
b) SOコーンの形状は,図2又は図3による。
図2 ISOコーンの形状 図3 ISOコーンの形状
c) SOコーンの寸法は,図4による。
――――― [JIS R 8101 pdf 3] ―――――
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R 8101 : 1999
図4 ISOコーンの寸法
6. 外観 標準コーンは,形状が正しく,有害なきず又はひび割れがあってはならない。
7. 試験方法
7.1 寸法
a) 測定器 標準コーンの寸法の測定器は,JIS B 7507に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をも
つものを用いなければならない。
b) 測定方法 寸法は,標準コーンのそれぞれ該当箇所の端部を,ノギスによって軽く押さえて測定する。
7.2 溶倒温度の確認 標準コーンの溶倒温度は,製造ロットからランダムに2個以上採取したサンプル
について,次の加熱速度で溶倒温度を測定し,許容差の範囲であるかどうかを確認する。
なお,炉内の加熱雰囲気は,はなはだしい還元性とならないよう注意する。
a) ゼーゲルコーンの場合1 000℃以上では毎分約10℃とし,標準コーンが曲がり始めてからは毎分平均
4℃とする。
参考 溶倒温度の測定方法については,“SiO2−Al2O3系小型コーンの溶倒温度”[窯業協会誌89 [5]
270-751 (1980)]などに記載されている。
b) SOコーンの場合推定溶倒温度より20℃までは90120分間をかけて温度を上げ,それ以降は毎分
2.5 ℃の一定速度で昇温する。
8. 表示 標準コーンは,1個ごとに次の事項を表示する。
a) ゼーゲルコーンではSK番号,ISOコーンではISO番号
b) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS R 8101 pdf 4] ―――――
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R 8101 : 1999
付表1 SK番号と溶倒温度との関係
SK番号 溶倒温度 SK番号 溶倒温度 SK番号 溶倒温度
℃ ℃ ℃
022 600 02a 1 060 19 1 520
021 650 01a 1 080 20 1 530
020 670 1a 1 100 26 1 580
019 690 2a 1 120 27 1 610
018 710 3a 1 140 28 1 630
017 730 4a 1 160 29 1 650
016 750 5a 1 180 30 1 670
015 a 790 6a 1 200 31 1 690
014 a 815 7 1 230 32 1 710
013 a 835 8 1 250 33 1 730
012 a 855 9 1 280 34 1 750
011 a 880 10 1 300 35 1 770
010 a 900 11 1 320 36 1 790
09 a 920 12 1 350 37 1 825
08 a 940 13 1 380 38 1850
07 a 960 14 1 410 39 1 880
06 a 980 15 1 435 40 1 920
05 a 1 000 16 1 460 41 1 960
04 a 1 020 17 1 480 42 2 000
03 a 1 040 18 1 500
付表2 ISO番号と溶倒温度との関係
ISO番号 溶倒温度℃ ISO番号 溶倒温度℃
ISO 150 1 500 ISO 166 1 660
ISO 152 1 520 ISO 168 1 680
ISO 154 1 540 ISO 170 1 700
ISO 156 1 560 ISO 172 1 720
ISO 158 1 580 ISO 174 1 740
ISO 160 1 600 ISO 176 1 760
ISO 162 1 620 ISO 178 1 780
ISO 164 1 640 ISO 180 1 800
――――― [JIS R 8101 pdf 5] ―――――
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JIS R 8101:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1146:1988(MOD)
JIS R 8101:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.200 : 熱力学及び温度測定 > 17.200.20 : 温度測定機器
JIS R 8101:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス