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れる。
3.6.1
弱注意音(weak caution signal)
製品が,検知した状況に応じて,異常ではないが使用者の補助が必要であることを知らせる報知音
注釈1 段階を追う作動で前段終了及び次段への進行誘導の通知,作動の停止予告なども含む。
例1 オーブンレンジのオーブン機能で,予熱が完了し,調理する食材を庫内に入れるように知らせる
音。
例2 石油ファンヒーターで,点火後3時間で間もなく自動消火を知らせる音(換気して運転延長ボタ
ンを押せば連続運転は可能)。
3.6.2
強注意音(strong caution signal)
製品が,自動対処できない異常を検知し(作動を中断することもある。),正常な作動のために使用者の
介入が必要であることを強く知らせる報知音
例1 電気オーブンが,過加熱のため,加熱を中止したことを知らせる音。
例2 洗濯機の脱水時の衣類の片寄りを検知して,自動的に補正運転(衣類の片寄り補正)を繰り返し
ても改善されずに作動を中断したことを知らせる音。
注釈1 使用者の操作によって発生した異常を検知したことを知らせる報知音も含む。
例3 食洗機が洗浄作動中に,使用者のドア開放操作によって作動を中断したことを知らせ
る音。
3.7
ON時間(ON time)
音が鳴っている時間
3.8
OFF時間(OFF time)
音が鳴っていない時間
3.9
ON/OFFパターン(ON/OFF pattern)
報知音を構成するON時間とOFF時間との系列
4 製品の報知音の一般要求事項
4.1 使用者による音量制御
聴力,製品からの距離,周囲の環境音の影響などに応じて,使用者が報知音の音量を変えられることが
望ましい。
注記 騒音下における報知音の音量の設定及び調整の詳細な方法については,JIS S 0014を参照。
4.2 注意音の繰返し
注意音は,報知の原因(安全への関わりも含む。)が存在する間は,鳴り終わってはならない。ただし,
弱注意音及び一部の強注意音のように,報知の原因が解消されない状況でその影響が深刻でない場合は鳴
――――― [JIS S 0013 pdf 6] ―――――
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り終わってもよい。
また,報知の原因が存在して改めて喚起を継続する場合,途中に休止時間を設けて間隔をおいても“鳴
り終わっていない”とみなす。
注記1 報知の原因が存在する間は鳴り終わってはならない例を次に示す。
例1 冷蔵庫のドア開放状態が長時間続いていることを知らせる強注意音(5.5の例3参照)。
注記2 報知の原因が存在していても鳴り終わってもよい例を次に示す。
例2 電子レンジの庫内食品取り忘れを知らせる弱注意音(終了音で終了通知後)(5.5の例
1参照)。
例3 洗濯機の脱水アンバランスによる作動中断を知らせる強注意音(5.5の例2参照)。
4.3 報知音の基本周波数
報知音の基本周波数は,2.5 kHzを超えないことが望ましい。
注記1 加齢性の聴力低下のある高齢使用者の多くは,高い周波数の音の聞き取りに困難がある。
注記2 報知音の聞こえは,周波数だけでなく音圧レベルにも依存する。報知音の音量の設定及び調整
の詳細な方法については,JIS S 0014を参照。
4.4 報知音の周波数の選択
使用者が聞き取りやすい報知音を選択できるよう,製品には報知音の周波数に幾つかの選択肢を設ける
ことが望ましい。
注記 一部の周波数が聞き取りにくい難聴の使用者にとって,製品に唯一搭載されている周波数が聞き
取りにくい場合もある。
4.5 複合音の使用
製品には,複合音(二つ以上の周波数成分をもつ報知音)を用いることが望ましい。
注記 複合音は,一部の周波数が聞き取りにくい難聴の使用者にとって,純音性の報知音よりも聞き取
りやすい。
4.6 報知音の停止
注意音を除いて,使用者が報知音を止める手段を設けることが望ましい。
注記 家庭内,公共空間など音を出せない又は出しにくい環境下での使用も想定されるため,消音でき
る機能(ミュート機能,消音設定機能など)がある。
5 報知音のON/OFFパターン
5.1 概要
報知音は,音声による説明よりも抽象的である。そのため,報知音のON/OFFパターンは,次のように
設計することが望ましい。
− 使用者に情報を追加して与えなくても理解されるように設計する。
− 一つの製品で用いる他の報知音と混同されないように設計する。
――――― [JIS S 0013 pdf 7] ―――――
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一つの製品内では,報知音は,5.25.5に規定する各区分のON/OFFパターンのうち,いずれか一つを
用いることが望ましい。
注記 ON/OFFパターンは,使用者が,ある報知音を他の報知音と区別するための強力な手がかりであ
る。したがって,報知音のON/OFFパターンは,周波数,音色などの他の音響特性よりも効果的
であるとされている。
5.2 操作受付音
操作受付音のON/OFFパターンは,表1による。
表1−操作受付音のON/OFFパターン
報知音の ON時間 OFF時間 繰返し 擬音語表現 基本パターン
区分 s s
受付· 0.10.15 − 1回 ピッ ON
スタート音
停止音 0.50.6 − 1回 ピー ON
基点音 0.050.075 0.050.075 1回 ピピッ ON1 ON2
(早い)
OFF
ON1=ON2
ON1≧OFF,ON2≧OFF
――――― [JIS S 0013 pdf 8] ―――――
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5.3 操作無効音
操作無効音のON/OFFパターンは,表2による。
操作無効音は,報知音の区分にかかわらず,適切に選択する。
表2−操作無効音のON/OFFパターン
報知音の ON時間 OFF時間 繰返し 擬音語表現 基本パターン
区分 s s
受付無効音 ON1=0.1 0.1 1回 ピッピー ON1 ON2
及び ON2=0.5
作動不備音
OFF
0.1 0.05 1回 ピピピッ ON ON ON
又は
ピピピピッ
OFF OFF
ONの回数は,3回又は4回とする。
0.1 0.1 1回 ピピピッ ON ON ON
又は
ピピピピッ
OFF OFF
ONの回数は,3回又は4回とする。
0.05 0.05 1回 ピピピピッ ON ON ON ON
OFF OFF OFF
――――― [JIS S 0013 pdf 9] ―――――
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5.4 終了音
終了音のON/OFFパターンは,表3による。
表3−終了音のON/OFFパターン
報知音の ON時間 OFF時間 繰返し 擬音語表現 基本パターン
区分 s s
終了音(近) 0.51.0 − 1回 ピー ON
(製品が手に
届く場所で聞
く場合)a)
ON1=0.1 0.5 1回 ピピピピー ON1 ON1 ON1 ON2
ON2=0.8 (ゆっくり)
OFF OFF OFF
終了音(遠) 0.30.8 0.51.0 繰返し ピッ,ピッ, ON
(製品から離 ピッ,ピッ,·
れた場所で聞 (一定回数,
く場合)b) ゆっくり)
OFF
ON≦OFF
繰返し回数は任意であるが,通常,回数は多
い方が高齢使用者には有益である。
ON1=0.5 0.8 1回 ピッ,ピッ, ON1 ON1 ON1 ON2
ON2=1.5 ピッ,ピー
又は
ピッ,ピッ,ピ
ッ,ピッ,ピー OFF OFF OFF
(ゆっくり) ON1の回数は,3回又は4回とする。
ON1=0.1 OFF1= 繰返し ピピーッ, ON1 ON2
ON2=0.5 0.1 ピピーッ,·
OFF2= (一定回数,
0.5 ゆっくり)
OFF1 OFF2
繰返し回数は任意であるが,通常,回数は多
い方が高齢使用者には有益である。
注a) 例えば,テープの巻戻しが終わったことを,すぐ近くにいる使用者に知らせるテープレコーダーの報知音
注b) 例えば,離れた場所にいる使用者に洗濯が終わったことを知らせる洗濯機の報知音
5.5 注意音
注意音のON/OFFパターンは,表4による。
例 複写機では,紙切れの報知音(弱注意音)及びトナー切れの報知音(強注意音)があり,異なる注
意音のON/OFFパターンを用いている。
注意音の基本パターンの繰返し回数については,基本周期が短いパターンもあることから各報知音の区
分の定義に見合った回数を設定することが望ましい。
強注意音は,基本パターンを連続的に途中休止することなく繰り返すことが望ましい。
――――― [JIS S 0013 pdf 10] ―――――
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JIS S 0013:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 24500:2010(MOD)
JIS S 0013:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.020 : 家政学一般
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.320 : 警報及び通報システム
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.120 : 家庭内の安全
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.110 : 工業製品の文書化
JIS S 0013:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8106:2000
- 音響用語