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JIS S 0031:2013 規格概要
この規格 S0031は、年代別分光視感効率を用いて,照明又は視覚表示物のデザインで使用される輝度コントラストを年代別に計算する方法について規定。薄明視及び暗所視という,より暗い環境下で見る光には適用しない。
JISS0031 規格全文情報
- 規格番号
- JIS S0031
- 規格名称
- 高齢者・障害者配慮設計指針―視覚表示物―色光の年代別輝度コントラストの求め方
- 規格名称英語訳
- Ergonomics -- Accessible design -- Specification of age-related luminance contrast for coloured light
- 制定年月日
- 2004年1月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 24502:2010(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 11.180.30, 13.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 色彩 2019, 高齢者・障害者等 2018
- 改訂:履歴
- 2004-01-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2013-05-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS S 0031:2013 PDF [12]
S 0031 : 2013 (ISO 24502 : 2010)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 年代別輝度コントラスト・・・・[3]
- 5 年代別輝度コントラストによる評価方法・・・・[6]
- 5.1 年代別輝度コントラスト・・・・[6]
- 5.2 電子式ディスプレイ又は図記号(安全標識など)・・・・[7]
- 附属書A(参考)年代別輝度コントラストの計算及び応用例・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS S 0031 pdf 1] ―――――
S 0031 : 2013 (ISO 24502 : 2010)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS S 0031:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS S 0031 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
S 0031 : 2013
(ISO 24502 : 2010)
高齢者・障害者配慮設計指針−視覚表示物−色光の年代別輝度コントラストの求め方
Ergonomics-Accessible design- Specification of age-related luminance contrast for coloured light
序文
この規格は2010年に第1版として発行されたISO 24502を基に,技術的内容及び構成を変更することな
く作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
この規格は2004年に制定された。その後,この規格を基に,2010年に第1版としてISO 24502が国際
規格として発行されたものである。
高齢者の人口の急激な増加にもかかわらず,多くの国々において高齢者にとって見にくい視覚表示物が
増加している。このことは高齢者が安全で快適な生活を送ることを難しくしている。
この規格は,年代別輝度コントラストの計算方法を示すもので,視環境において高齢者を含む多くの人々
のための見やすい視覚表示物を評価・設計するために使用する。この規格は幅広い年齢の人々に対して,
年代別明所視分光視感効率に基づいて年代別輝度コントラストを算出するものである。
この規格は,アクセシブルデザインの原理である,JIS Z 8071及びISO/TR 22411を基に作成している。
1 適用範囲
この規格は,年代別分光視感効率を用いて,照明又は視覚表示物のデザインで使用される輝度コントラ
ストを年代別に計算する方法について規定する。
この規格は,明所視と呼ばれる通常の明るい状況において,分光放射輝度が既知若しくは計測可能であ
る視覚表示物又はディスプレイの光に対し,自発光及び反射光を問わず適用できる。ただし,薄明視及び
暗所視という,より暗い環境下で見る光には適用しない。
この規格では,分光視感効率に影響を及ぼす視覚的疾病又はその病歴をもたない,ロービジョンでない
人々を対象とし,年齢として10歳79歳を対象とする。対象の人々の中の多くの方々と異なる多様な色
覚の方々に対しては,それぞれに対応する分光視感効率を用いて,別途輝度コントラストを定義する必要
がある。また,ロービジョンの方々に対しては,色覚以外の多様な視覚特性にも配慮し,輝度コントラス
トに対応する適切な視覚的評価指針を別途定義することが望ましい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 24502:2010,Ergonomics−Accessible design−Specification of age-related luminance contrast for
coloured light(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
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2
S 0031 : 2013 (ISO 24502 : 2010)
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記のない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8113 照明用語
ISO 3864-1:2002,Graphical symbols−Safety colours and safety signs−Part 1: Design principles for safety
signs in workplaces and public areas
ISO 3864-4,Graphical symbols−Safety colours and safety signs−Part 4: Colorimetric and photometric
properties of safety sign materials
ISO 9241-302:2008,Ergonomics of human-system interaction−Part 302: Terminology for electronic visual
displays
ISO 9241-303:2008,Ergonomics of human-system interaction−Part 303: Requirements for electronic visual
displays
ISO/CIE 23539,Photometry−The CIE system of physical photometry
CIE 15,Colorimetry
CIE 17.4:1987,International lighting vocabulary
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。
3.1
視感効率(luminous efficiency)
ある放射束にV (λ) の重み付けをして得られた放射束と元の放射束との比(CIE 17.4:1987参照)。
3.2
分光視感効率(spectral luminous efficiency)[波長λの単色放射に対するもの。明所視に対してV (λ),暗所
視に対してV' (λ)]
特定の測光条件下で,波長λの放射と波長λmの放射とが同じ強さの光感覚を生じる場合における,波長
λmの放射束の波長λの放射束に対する比。λmは,この比の最大値が1になるように選択する。
注記1 CIE 17.4:1987参照。
注記2 明所視における分光視感効率の値は,ISO /CIE 23539に規定されている。
3.3
放射束(radiant flux)
放出,伝達,受容される放射のパワー(CIE 17.4:1987参照)。
注記 単位はワット(W)。
3.4
年代別明所視分光視感効率(age-related photopic spectral luminous efficiency)[Va (λ)]
年齢aに対して定義された分光視感効率。
3.5
光束(luminous flux)
与えられた発光面の与えられた方向の単位面積から,単位立体角に放出される光束の量。単位 : ルーメ
ン[lm]。
――――― [JIS S 0031 pdf 4] ―――――
3
S 0031 : 2013 (ISO 24502 : 2010)
3.6
輝度(luminance)
与えられた発光面の与えられた方向の単位面積から,単位立体角に放出される光束の量。単位 : カンデ
ラ毎平方メートル[cd/m2]。
3.7
輝度コントラスト(luminance contrast)
対象物の明るい方の輝度LHと暗い方の輝度LLとの比。
注記1 コントラスト変調[ミケルソン(Michelson)コントラストともいう。]で表す場合,次のよ
うに定義される。
LH−LL
Cm (1)
LH+LL
ここに, Cm : コントラスト変調(ミケルソンコントラスト)
LH : 明るい方の輝度
LL : 暗い方の輝度
また,コントラスト比(CR)で表す場合,次のように定義される。
LH
CR (2)
LL
ここに, CR : コントラスト比
注記2 コントラスト比(CR)は,高い輝度レベルの場合にしばしば用いられる。輝度の検知しきい
(閾)値に近い低いレベルの場合,次の式(ウェーバー比)を使用することができる。
LH−LL
Cw (3)
LL
ここに, Cw : ウェーバー比
注記3 全てではないが,あるディスプレイではピクセルが離散的ではあるものの十分均一と見なす
ことができる場合,ディスプレイの輝度を近似するときに領域輝度を用いる(ISO
9241-302:2008参照)。
注記4 この規格では,式(2)が用いられる。ただし,式(1)及び式(3)も年代別輝度コントラストの計算
に用いる。
3.8
年代別輝度コントラスト(age-related luminance contrast)[Ca (λ)]
年齢[Ca]に対して定義された輝度コントラスト。
注記 式は(4)に示す。
3.9
明所視(photopic vision)
少なくとも数カンデラ毎平方メートル以上の輝度レベルに順応した視覚(CIE 17.4:1987参照)。
4 年代別輝度コントラスト
年代別輝度コントラストの式Caは,年齢によって変化する分光視感効率を考慮した輝度対応値を用いて,
輝度コントラストの式から導かれる(表1参照)。また,式(4)は,光P1及び光P2の分光放射輝度を各々Le,λ,1
及びLe,λ,2とした場合の年代別輝度コントラストの計算として適用する。
――――― [JIS S 0031 pdf 5] ―――――
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JIS S 0031:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 24502:2010(IDT)
JIS S 0031:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.180 : 人間工学
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具 > 11.180.30 : 盲人又は目の不自由な人のための用具
JIS S 0031:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8113:1998
- 照明用語