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図2−揚程試験
10.6 接合試験
接合試験は,ポンプの接合部を図3に示すように,一方を固定してつるし,他の一方に図3の表に規定
するおもりを5秒間つり下げて,接続部が離脱するかを調べる。
単位 kg
種類 おもりの質量
A8,A10,A14,C10 5
B17,B20 10
挟み具及び皿の材料は,おもりを載せる前に接続部の形状が変形しない
程度のものとする。また,おもりの質量は,おもり,皿,下部の挟みなど
の総和とする。
図3−接合試験
10.7 プラスチック材料の耐油性試験
プラスチック材料の耐油性試験は,吐出ホース,吸入管,送油管,作動筒,本体,羽根,羽根ケースな
ど,油に触れる部分について,次によって行う。
a) 試料は,質量が約5 gになるように作製する。
b) 試料をJIS K 2201に規定する1号ガソリン中に24時間浸してから,空気中に24時間放置し,式 (3)
によって質量変化率を算出する。
――――― [JIS S 2037 pdf 11] ―――――
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M2−M1
M= 100 (3)
M1
ここに, 質量変化率(%)
M2 : 浸せき後の空気中の質量(g)
M1 : 浸せき前の空気中の質量(g)
10.8 接続部の耐油性試験
接続部の耐油性試験は,ポンプの接続部を,JIS K 2203に規定する1号灯油中に24時間浸せきした後,
灯油中から取り出し,10.6の規定と同じ方法によって接合強さを調べる。ただし,おもりの質量は,3 kg
とする。
10.9 疲労試験
疲労試験は,試験用容器に水を入れ,吸入管(又は送油管)及び吐出ホースを共に挿入し,毎分約45
回の速さで作動筒を連続1 000回作動した後,10.3及び10.4の規定と同じ方法によって,始動回数及び流
量を調べる。
10.10 低温試験
低温試験は,ポンプを−10−15 ℃の低温試験室内に1時間放置した後,同じ室内において次によって
行う。
a) 手動式ポンプは,10.3及び10.6の規定と同じ方法によって,始動回数及び接合強さを調べる。
b) 電池式ポンプは,ポンプから油が流出するかどうかを調べた後,10.6の規定と同じ方法によって接合
強さを調べる。
10.11 曲げ試験
曲げ試験は,ポンプの吐出ホースを図4に示すように試験用の型に当てて,目視によって,折れ,つぶ
れが生じるかを調べる。
単位 mm
図4−曲げ試験
10.12 低電圧による流量変化率試験
低電圧による流量変化率試験は,10.4と同じ方法で流量測定ができるようにしておき,図5に示すよう
に安定化直流電源にポンプを接続し,供給電圧を定格電圧の80 %として,10.4に規定する方法でポンプを
作動させ,円滑に作動するかどうかを調べた後,更に流量を測定し,式 (4) によって流量変化率を算出す
る。
VN−VL
V= 100 (4)
VN
ここに, 囿 流量変化率(%)
VN : 定格電圧時の流量(L/min)
VL : 低電圧時の流量(L/min)
――――― [JIS S 2037 pdf 12] ―――――
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注記 図は,一例を示す。
図5−試験回路
10.13 操作試験
操作試験は,試験用容器に灯油を入れ,ポンプを挿入して,スイッチの開閉操作を毎分2030回の速さ
で1 000回繰り返し,機能に異常が生じるかを調べる。
10.14 絶縁抵抗試験
絶縁抵抗試験は,ポンプから電池を取り外し,スイッチを開路にして,500 V絶縁抵抗計で,異極間の
絶縁抵抗を測定する。この場合,IC,トランジスタなどの制御回路は除く。
10.15 転倒試験
転倒試験は,ポンプに電池を取り付けた状態で,厚さ3 cm以上の気乾状態の広葉樹板上にポンプを垂直
に立て,これを3回転倒させ,機能に異常が生じるかを調べる。
10.16 耐圧試験
耐圧試験は,吐出ホース及び吸入ホースの先端に閉そく用栓を取り付け,20 kPaの水圧又は空気圧を1
分間加え,漏れがあるかを調べる。
10.17 自動停止試験
自動停止試験は,次によって行う。
a) 試験用容器に灯油を入れ,ポンプの送油管を挿入し,図6に示すようにポンプの吐出ホース先端部が
ビーカー内の灯油面に垂直になるように固定する。
b) 次にポンプを作動し,ビーカー内の油面を上昇させ,ポンプの停止表示位置へ達するまでに自動停止
装置が作動するかを調べる。
なお,この試験は,更に10.12の規定と同じ条件によって試験を行い,自動停止装置が作動するか
を調べる。
単位 mm
図6−自動停止試験
10.18 自動停止装置の耐久性試験
自動停止装置の耐久性試験は,試験用容器に灯油を入れ,ポンプを挿入し,自動停止装置の作動を連続
1 000回繰り返した後,機能に異常が生じるかを調べる。
――――― [JIS S 2037 pdf 13] ―――――
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10.19 給油口口金との着脱耐久性試験
給油口口金との着脱耐久性試験は,ポンプと給油口口金を通常,毎分1030回の速度で,手動又は機械
的に着脱操作を1 000回繰り返し,機能に異常が生じるかを調べる。
10.20 寸法
10.20.1 内径,外径及び厚さの測定
吸入管(又は送油管)及び吐出ホースの任意の箇所を切断し,それにテーパゲージを挿入し,ゲージの
円周上に空間が残らないようにはめ込み,内径を測定する。ただし,形状が蛇腹状のものは,ホースの先
端で測定する。次に,テーパゲージをはめ込んだまま,マイクロメータを用い,末端近くで約120度離れ
た箇所を3回測定し,その相加平均値を外径とする。厚さは,内径と外径との差から求める。
10.20.2 長さの測定
図7に示すように吐出ホースを吸入管又は送油管接続部からl3 2) 離し,平行にそろえ,l1及びl2を測定
し,式 (5) によって吐出ホースの長さを算出する。
l=l1+l2 (5)
ここに, l : 吐出ホースの長さ(mm)
l1 : 吸入管又は送油管の長さ(mm)
l2 : 吸入管又は送油管と吐出ホースの長さとの差(mm)
注2) 3 : 種類A8,A10,A14及びC10は約30 mm,種類B17及びB20は約100 mm
図7−吸入管(又は送油管)及び吐出ホースの長さの測定
11 検査
11.1 型式検査
11.1.1 型式検査の実施
ポンプは,設計,改造又は生産技術条件の変更があったときには,11.1.211.1.5によって型式検査を行
う。
11.1.2 試料の採り方及び大きさ
試料は,最初の製造ロットからランダムに5個以上採取する。
11.1.3 検査項目
検査項目は,この規格で規定するすべての該当項目について行う。
11.1.4 合否の判定
合否の判定は,この規格で規定するすべての項目を満足するものは合格,1項目でも満足しないものは
不合格とする。
――――― [JIS S 2037 pdf 14] ―――――
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S 2037 : 2007
11.1.5 検査記録
検査記録は,検査するごとに,次の事項を含めて記録を取り保管する。
a) 試験を実施した者の名称
b) 試験年月日
c) 試験担当者名
d) 試験条件
e) 試験結果
f) 表示事項
11.2 製品検査
11.2.1 製品検査の実施
ポンプは,11.2.211.2.4によって製品検査を行う。この場合,試料数は,合理的な抜取方法によっても
よい。
11.2.2 検査項目
検査項目は,次の項目について行う。
a) 品質性能(漏れ)
b) 外観
11.2.3 合否の判定
合否の判定は,11.2.2の項目を満足したものは合格,1項目でも満足しないものは不合格とする。
11.2.4 検査記録
検査記録は,検査するごとに,次の事項を含めて記録を取り保管する。
a) 試験年月日
b) 試験担当者名
c) 試験方式(ロットの大きさ,試料の大きさ及び合否の判定)
d) 試験条件
e) 試験結果
12 製品の呼び方
製品の呼び方は,規格名称,種類及び表示流量による。
例 石油燃焼機器用注油ポンプ,A8,2.3 L/min
13 表示
13.1 製品の表示
ポンプには,次の事項を表示する。
a) 規格番号及び規格名称
なお,経過措置は,附属書A(規定)による。
例1 JIS S 2037(石油燃焼機器用注油ポンプ)
例2 JIS S 2037
石油燃焼機器用注油ポンプ
b) 種類及び表示流量(L/min)(表5の表示例参照)
なお,表示流量は,小数点以下1けたの数値に丸める。
――――― [JIS S 2037 pdf 15] ―――――
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JIS S 2037:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.10 : 液体及び固体燃料バーナ
JIS S 2037:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC8501:2004
- マンガン乾電池
- JISC8511:2004
- アルカリ一次電池
- JISK2201:1991
- 工業ガソリン
- JISK2203:2009
- 灯油
- JISK6741:2016
- 硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6761:2017
- 一般用ポリエチレン管
- JISK6771:1995
- 軟質ビニル管
- JISS3030:2009
- 石油燃焼機器の構造通則
- JISZ1601:2017
- 鋼製タイトヘッドドラム
- JISZ1710:2012
- 灯油用ポリエチレンかん