JIS S 4802:2022 多目的ライター―安全仕様 | ページ 3

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4.5.2 調整式及び非調整式ポストミキシングバーナー多目的ライター
火炎の高さを100 mm(又は100 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式ポス
トミキシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さが設定された非調整式ポストミキシング
バーナー多目的ライターは,20秒間燃焼させた後にボタン又はレバーを解除するなどの意図した方法で消
火する場合,8.4によって試験したとき,消火のための操作が終了してから3秒以内に露出した火炎が完
全に消えなければならない。シールドをもつポストミキシングバーナー多目的ライターの場合は,更に3
秒間の残り火があっても,その間に火炎の高さがシールドの高さを越えなければ,この3秒以内の残り火
は差し支えない。
4.5.3 調整式及び非調整式プリミキシングバーナー多目的ライター
火炎の高さを75 mm(又は75 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式プリミ
キシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さが設定された非調整式プリミキシングバーナ
ー多目的ライターは,20秒間燃焼させた後にボタン又はレバーを解除するなどの意図した方法で消火する
場合,8.4によって試験したとき,6秒以内に火炎が完全に消えなければならない。
注記 この規格の6秒間という残り火の総合時間は,技術の進歩に合わせて,段階的に削減するために
定期的に見直される。
4.5.4 デュアルフレーム式多目的ライター
デュアルフレーム式多目的ライターは,それぞれの種類の火炎が消火するまでの時間を測定し,その時
間が4.5.14.5.3に規定する要求事項に適合しなければならない。
4.5.5 マルチフレーム式多目的ライター
マルチフレーム式多目的ライターは,それぞれの火炎が消火するまでの時間を測定し,その時間が4.5.1
4.5.3に規定する要求事項に適合しなければならない。
4.6 燃料の充量
燃料を充して出荷する多目的ライターは,8.12によって試験したとき,液体燃料の容量が燃料タンク
の容量の85 %を超えてはならない。
4.7 燃料の質量
燃料を充した状態で出荷される多目的ライターは,液化燃料の質量が10 gを超えてはならない。

5 構造

5.1 一般

  多目的ライターは,5.25.9の規定に適合しなければならない。

5.2 耐落下性

5.2.1 多目的ライターは,8.5によって試験したとき,次による。
a) 燃料タンクの破裂·破砕があってはならない。
b) 自然点火が持続してはならない。

――――― [JIS S 4802 pdf 11] ―――――

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c) ガス漏れが1分間で15 mgを超えてはならない。
d) 多目的ライターのその後の操作の安全性を損なってはならない。
5.2.2 5.2.1の規定に適合し,かつ,意図した方法で点火することができる多目的ライターは,4.14.5の
該当する全ての要求事項に適合しなければならない。
5.2.3 意図した方法で点火できない多目的ライターは,不合格としない。

5.3 耐熱性

5.3.1 多目的ライターは,8.6によって試験したとき,65 ℃の温度に4時間耐えなければならない。
5.3.2 5.3.1の要求事項に適合し,かつ,意図した方法で点火することができる多目的ライターは,23 ℃
±2 ℃に安定させた後,4.14.5の該当する全ての要求事項に適合しなければならない。

5.4 耐火炎性

5.4.1 火炎の高さを最高に設定した調整式多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さが設定された非調整
式多目的ライターは,次によって,10秒間の燃焼に耐えなければならない。
a) 火炎を上方に垂直に向けた場合
b) 火炎を水平から下方に45°±5°の角度で下げた場合
5.4.2 5.4.1 a)に従い火炎を上方に垂直に向けて,多目的ライターを試験したとき,危険な状態を引き起こ
すような,構成部品の燃焼又は変形があってはならない。
5.4.3 5.4.2の要求事項に適合し,かつ,意図した方法で点火することができる多目的ライターは,23 ℃
±2 ℃で5分間安定させた後,図3に示すように,5.4.1 b)に従い火炎を水平から下方に45°±5°の角度
で下げて,同じ方法で試験したとき,危険な状態を引き起こすような,構成部品の燃焼又は変形があって
はならない。
5.4.4 この要求事項に適合し,かつ,意図した方法で点火できる多目的ライターは,4.14.5の該当する
全ての要求事項に適合しなければならない。
図3−耐火炎性試験の試料の位置

――――― [JIS S 4802 pdf 12] ―――――

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5.5 耐連続燃焼性

  全ての多目的ライターは,8.7によって試験したとき,危険な状態を引き起こすことなく,2分間の連続
燃焼に耐えなければならない。

5.6 耐繰返し燃焼性

  全ての多目的ライターは,8.8によって試験したとき,20秒間10回の繰返し燃焼に耐えなければならな
い。

5.7 外観

  多目的ライターは,触れるか又は意図した使用において,切り傷又はすり傷の原因となるような鋭いエ
ッジがあってはならない。傷の原因になりそうな鋭いエッジを発見した場合は,UL 1439によって試験を
しなければならない。
注記 ULとは,Underwriters Laboratories(米国保険業者安全試験所)のことである。

5.8 燃料適性

  多目的ライターの構成部品で,製品とともに提供されるか,又は製造業者が推奨する燃料に触れるもの
は,8.9によって試験したとき,燃料に触れた後でも,この規格に適合しないか,又は1分間で15 mgを超
えるガス漏れが生じるような劣化があってはならない。

5.9 耐内圧性

  多目的ライターの燃料タンクは,8.10によって試験したとき,試験中に圧力の急激な低下があってはな
らない。

6 多目的ライターの燃料注入

6.1  注入式多目的ライターは,該当する場合,箇条7によって特定の取扱説明書及び警告を含めなけれ
ばならない。
6.2 注入式多目的ライターの注入バルブは,8.11によって試験したとき,1分間で15 mgを超える漏れが
生じない安全なものでなければならない。

7 取扱説明書及び警告

7.1 安全情報

7.1.1 一般
全ての多目的ライターには,正しい使用方法を使用者に伝えるために,適切な安全情報を,文字若しく
は安全標識,又はそれらの組合せで表記することなどによって,付けなければならない。
7.1.2 表示場所
安全情報は,多目的ライターの本体,多目的ライターと一緒に包装する別個の取扱説明書,小冊子又は
販売の際の製品の包装上のいずれかに記載しなければならない。この情報は,多目的ライターの種類に最

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も適している警告を強調するものでなければならない。この安全情報は,その他の情報から明確に区別で
きる対照的背景色,活字の大きさ及び字体で,目立つ箇所に表示しなければならない。
注記 製品の包装とは,販売店の袋又は包装紙を含まないものをいう。
7.1.3 記載内容
7.1.3.1 全ての多目的ライターには,安全情報に隣接させて“警告”という明確な記載をする。
7.1.3.2 全ての多目的ライターには,次の表記を記載しなければならない。
a) “子供から遠ざける”又は“子供の手の届くところに置かない”(ここで用いる表記は,明確で,かつ,
説得力があり,識別できるものとし,“子供から遠ざける”の安全標識は,多目的ライター本体に表示
することが望ましい。)
b) “顔及び衣類から離して多目的ライターを点火する”
c) “たばこ,葉巻又はパイプの火をつけるために使用しない”
7.1.3.3 全ての多目的ライターにおいて,安全情報には,多目的ライターの種類に応じて,次の事項を含
めなければならない。
a) “使用後,火炎が消えていることを確認する”
b) “50 ℃超の高温又は長時間日光に絶対にさらさない”
c) “孔をあけたり,又は火中に投入することは絶対にしない”
d) “目に見える火炎の上方は非常に高熱を発している。火傷,怪我又は火災を防止するため,特に注意
を払う”(この記載は,全てのプリミキシングバーナー多目的ライターに付けなければならない。)
e) “この製品を使用するときは,グリル又は他の器具の製造業者から提供された全ての取扱説明書及び
警告文に従う”
f) “30秒以上火をつけたままにしない”
g) “注入後は,多目的ライターを使用するまで2分間待つ”(この記載は,全ての注入式多目的ライター
に付けなければならない。)
h) “可燃性高圧ガスが入っている”
i) “充したとき,可燃性高圧ガスが入っている”
7.1.4 安全標識
7.1.4.1 一般
安全標識を使用する場合は,次を使用してもよい。
注記 安全標識がISO/TC 145で登録されるときに,この規定は改正される予定である。
7.1.4.2 一般的な“警告”の標識
背景 : 白地
三角形の線 : 黒又は赤
グラフィカルシンボル : 三角形の線(黒又は赤)と同じ色
割合 : 図4に同じ
寸法 : 10 mm以上

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又は
図4−一般的な“警告”の標識
7.1.4.3 “子供から遠ざける”の標識
背景 : 白地
円形の線及び斜めの線 : 赤
グラフィカルシンボル : 黒
割合 : 図5に同じ
寸法 : 10 mm以上
図5−“子供から遠ざける”の標識
7.1.4.4 “警告 : 可燃性物質”の標識
背景 : 白地
三角形の線 : 黒又は赤
グラフィカルシンボル : 三角形の線(黒又は赤)と同じ色
割合 : 図6に同じ
寸法 : 10 mm以上

――――― [JIS S 4802 pdf 15] ―――――

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JIS S 4802:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22702:2018(MOD)

JIS S 4802:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 4802:2022の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK2240:2013
液化石油ガス(LPガス)