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b) 取扱説明書 取扱説明書には,次の内容を含めなければならない。
1) 一般
1.1) 次のような医用電気機器との併用は,影響を与える可能性があるので使用しない旨。
− ペースメーカなどの電磁障害の影響を受けやすい体内植込み型医用電気機器を使用している人
− 脳脊髄液短絡術用圧可変式シャント[頭皮下に埋め込んで脳脊髄液を腹くう(腔)にバイパス
する目的で長期間使用し,磁気を利用しバルブ圧を変更することで脳脊髄液の流量が変更可能
な医療機器]などの磁気影響を受ける可能性のある医用電気機器を使用している人
1.2) 次の人は,使用前に医師に相談する旨。
− 悪性腫瘍のある人
− 心臓に障害のある人
− 妊娠初期の不安定期又は出産直後の人
− 糖尿病などによる高度な末しょう(梢)循環障害による知覚障害のある人
− 温度感覚喪失が認められる人
− 皮膚に感染症及び/又は創傷のある人
− 安静を必要とする人
− 体温38 ℃以上(有熱期)の人
例1 急性炎症症状[けん(倦)怠感,悪寒,血圧変動など]の強い時期。
例2 衰弱しているとき。
− 捻挫,肉離れなど,急性[とう(疼)痛性]疾患の人
1.3) 使用しても効果が現れない場合は,医師又は専門家に相談する旨
1.4) 使用する環境及び使用条件については,次のことに注意する旨。
− 浴室などの湿度の高いところでは使用しない。
− 定格電圧(V),定格電力(VA)及び定格周波数(Hz)についての定格値の記載。ただし,短時
間定格の機器の場合は,定格時間についても記載。単一定格周波数の機器の場合は,その注意
内容。
1.5) 附属品は,指定されたものを使用する旨
1.6) 機器をその仕様に従って操作するために必要な全ての情報。これには,制御器の機能,ディスプ
レイ及び信号,操作の手順,着脱可能な部品及び附属品の着脱方法,作動中に消耗する材料の交
換などについての説明を含める。
1.7) 機器に使用した数字,記号,注意書き及び略語の意味を解説
2) 使用前の注意事項
2.1) 時計,磁気カードなどの磁気の影響を受けるものには近づけない旨
2.2) アース端子をもつ機器では,アースを正しく接続する旨
2.3) 全てのコードは容易に離脱しないよう,正しく確実に接続する旨
2.4) 操作つまみ,ダイヤル,スイッチ,タイマなどが,正常に作動するか確認する旨
2.5) しばらく使用しなかった機器を使用するときは,前記に準じるほか機器が正常かつ安全に作動す
ることを確認する旨
2.6) 他の治療器と同時に使用しない旨
3) 使用中の注意事項
3.1) 定められた使用時間,使用回数を超えない旨
――――― [JIS T 2006 pdf 6] ―――――
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3.2) 機器に故障が発見された場合は,使用を直ちに中止し,電源を切る旨
3.3) 身体に異常を感じたときには,使用を直ちに中止する旨
3.4) 停電のときは直ちに電源を切り,操作つまみ,ダイヤル,スイッチなどを元の位置に戻す旨
4) 使用後及び保管時の注意事項
4.1) 操作つまみ,ダイヤル,スイッチなどを元の位置に戻した後,電源を切る旨
4.2) コード類を取り外す場合は,コードを持って引き抜くなどしてコードの接続部に無理な力を加え
ない旨
4.3) 機器本体,附属品などは,次の使用に支障のないように清浄にし,湿気の少ないところに整理,
保管する旨
4.4) 機器を衛生的に保つための,清掃,予防点検及び保守方法。予防点検及び保守を行わなければな
らない部分については,その実施周期を含める。
4.5) 機器及び附属品の廃棄に伴うリスク,並びにこれらのリスクを最小にするための廃棄方法
5) 機器の故障及び改造に関する注意事項
5.1) 故障した場合は,勝手に修理などせず,販売店又は製造販売元に連絡する旨
5.2) 機器は,改造しない旨
JIS T 2006:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.030 : 家庭用電気機具一般
JIS T 2006:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称