JIS T 62563-1:2019 医用電気機器―医用画像表示システム―第1部:評価方法 | ページ 3

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T 62563-1 : 2019 (IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)

7 評価方法

7.1 概要

  この箇条では,医用画像表示システムを試験するために用いることができる幾つもの評価方法(試験)
を規定する。これらの評価方法の数及び順序は,必須ではなく,特定のモダリティの規格用に,制限値及
び評価基準を独自に設けて,これらの試験のサブセットを,いかなる順序でも参照することができる。

7.2 評価方法一覧

  表3は,この規格で規定している評価方法の一覧を示している。全ての試験が,特定の画像表示システ
ムに要求されている又は適切であるとは限らない。これらの一覧から,特定の画像表示システムにとって
重要な試験項目又は試験方法についてのサブセットを選択することができる。これらの試験は,いかなる
適切な順序でも実施することができる。
表3−医用画像表示システムを試験するために使用できる評価方法の一覧
評価方法 試験器具,テストパターン
目 全般的画質評価 TG18-QCテストパターン
視 − 全般的な性能を確認する。

価 グレースケール分解能評価 TG18-MPテストパターン
方 − 8ビット及び10ビットのマーカを基に,十分なグレ

ースケール分解能があるかどうかを確認する。
輝度応答評価 TG18-CTテストパターン
(全般的画質評価の中の該当評価よりも完全な評価方法)
輝度均一性評価 TG18-UN80テストパターン
− 不均一な箇所を探す。
色度評価 TG18-UN80テストパターン
− 色の均一性を確認する。
画素欠陥評価 TG18-UN10テストパターン,TG18-UN80テスト
パターン
− 暗い画素の欠陥(TG18-UN80)及び明るい画素の欠陥
(TG18-UN10)を探す。
ベイリンググレア評価(CRTだけ) TG18-GVNテストパターン,TG18-GVテストパタ
ーン,覆い
− 二つのテストパターンの低コントラストオブジェク
トの見え方を比較する。
幾何学的画像評価 GDテストパターン,定規(CRTの場合だけ)
− 形状,位相・クロック補正及びクリッピングを確認す
る。
視野角特性評価 ANGテストパターン
− 視野角応答を確認する。
臨床画像評価 臨床試験画像(例として,TG18-CH,TG18-KN,
TG18-MM1及びTG18-MM2を参照)
定 基本的輝度評価 輝度計,照度計
量 環境光を含まない基本的輝度評価 輝度計

価 輝度応答評価 輝度計,照度計
方 GSDFは,この試験の前提条件である。

マルチディスプレイの輝度評価 輝度計
色度評価 色度計
マルチディスプレイの色度評価 色度計
輝度均一性評価 輝度計
視野角特性評価 (製造業者によって提供)
グレースケール色度評価 色度計

――――― [JIS T 62563-1 pdf 11] ―――――

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T 62563-1 : 2019 (IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)

7.3 目視評価方法

7.3.1  概要
全ての目視試験は,特に規定がなければ,通常の視距離から行わなければならない。
7.3.2 全般的画質評価
TG18-QC試験画像の諸要素を,画像表示システムの全般的な性能を評価するために,図1に示すように
用いてもよい。
CRTについては,空間解像度も評価しなければならない。このテストパターンの中央部及び四隅のCx
パターンを評価し,参照点数と比較して採点する(附属書Cを参照)。
LCDの全般的な性能評価には,代わりに,OIQ(全般的画質)試験画像を,図2で示すように用いても
よい。

――――― [JIS T 62563-1 pdf 12] ―――――

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T 62563-1 : 2019 (IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)
黒から白,及び白から黒へ
の遷移部分を評価する。
中央及び四隅の高コント
ラストのラインペアパタ
グレースケールの連続的
ーンの見え方を確認する。
な見え方を評価する。
(低コントラストパター
ンの使用は任意)
16の輝度パッチ全ての見
え方を評価する。
5 %及び95 %のパッチの
見え方を評価する。
パターンの縁及び
線の見え方(まっす
ぐであるか)並びに
T6
三つの領域の低コントラ パターンが画像表
25
スト文字“QUALITY 示デバイスの有効
63-
CONTROL”の見え方を評 領域の中央に位置
1 : 2
価する。 しているかを評価
0
する。
19(IEC6
図1−TG18-QCテストパターンを用いた全般的画質評価
2563-1 : 2
009,Amd .1 : 2
016
3
)

――――― [JIS T 62563-1 pdf 13] ―――――

    12
(IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)
T 62563-1 : 20192019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格(日本産業規格)」を「日本産業規格」に読み替えてください。
T6
3
2563-
1 : 2
中央及び四隅の高コント 黒から白,及び白から黒へ
0
ラストのラインペアパタ の遷移部分を評価する。
19(
ーンの見え方を確認する。
IEC6
(低コントラストパター
ンの使用は任意)
256
グレースケールの連続的
3-1
な見え方を評価する。
: 2
009,Amd
16の輝度パッチ全ての見
5 %及び95 %のパッチの
え方を評価する。
見え方を評価する。
.1 : 2
01
パターンの縁及び線の
6
三つの領域の低コントラ
)
見え方(まっすぐである
スト文字“QUALITY
か)並びにパターンが画
CONTROL”の見え方を評
像表示デバイスの有効
価する。
領域の中央に位置して
いるかを評価する。
図2−OIQテストパターンを用いた全般的画質評価

――――― [JIS T 62563-1 pdf 14] ―――――

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T 62563-1 : 2019 (IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)
この試験中は,このテストパターンの全般的な見え方も評価する。細部の描出に十分な空間解像度があ
るかどうか,並びにフリッカ,クロストーク,ノイズ及びビデオアーチファクトが生じているかどうかを
確認する。これらの項目の各々を評価するために,特別に設計したテストパターンを用いてもよい。
全般的画質評価には,SMPTEテストパターンも同様の基準で使用することができる。
注記 動画表示特性は,医用ディスプレイの全般的な表示性能特性にとって重要とはまだ考えられて
いないが,特定の医療分野にとって重要となる場合がある。医用ディスプレイの動的な表示性
能を試験するために適用可能な手順については,他の関連文書を参考にしてもよい[15]。
7.3.3 グレースケール分解能評価
画像表示デバイスのグレースケール分解能は,TG18-MPテストパターンを用いて,図3に示しているよ
うに評価しなければならない。この試験を行う場合,パターンを200 %程度に拡大したほうがよい。
これらの矢印は,8ビ 水平方向の輪郭線の有無及びそれらの相対的な
ットの変化を示すマ 位置に注意して,縦方向の傾斜を調べる。その
ーカ(長い方)を指し ような線がある場合は,縦方向の帯の端に記さ
ている。 れた8ビットの変化(長いマーカ)との相対的
な位置関係に注意する。
8ビットの変化を示すマーカの間隔よりもコン
トラストステップの間隔が広ければ,コントラ
スト分解能は8ビットよりも小さい。グレース
ケールの変化が8ビットの変化を示すマーカと
正確に一致しない場合は,グレースケールの最
大値,又は最小値が失われた可能性がある。
これらの矢印は,8ビ
ットよりもグレース
ケール分解能が高い
10ビットマーカを指
している。
図3−8ビット及び10ビットのマーカが見えるTG18-MPテストパターンの拡大図
7.3.4 輝度応答評価
画像表示デバイスの輝度応答は,全般的画質評価(7.3.2)の一環としてTG18-QCテストパターンを用
いて評価することができる。ただし,より完全な目視の輝度応答評価には,図4に示しているように

――――― [JIS T 62563-1 pdf 15] ―――――

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JIS T 62563-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62563-1:2009(IDT)
  • IEC 62563-1:2009/Amendment 1:2016(IDT)

JIS T 62563-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 62563-1:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称