JIS T 62563-1:2019 医用電気機器―医用画像表示システム―第1部:評価方法 | ページ 4

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T 62563-1 : 2019 (IEC 62563-1 : 2009,Amd.1 : 2016)
TG18-CTテストパターンを使用することができる。
16の領域各々の中央
の二つの低コントラ
ストの半月の見え方
を評価する。
16の領域各々の各隅
の低コントラストの
パッチの見え方を評
価する。
図4−TG18-CTテストパターンの拡大図
7.3.5 輝度均一性評価
TG18-UN80テストパターンを用いて,表示面の中央部から周辺にかけて著しい不均一性がないか評価す
る。一般的に,CRTは,対称的な不均一性を示し,LCDの不均一性は,非対称である。人間の視覚システ
ムは,通常,極めて低い空間周波数に対する感度がよくないため,表示面全体に広がった緩やかな不均一
性は,その変化が非常に目立っていなければ問題ではない。より小さな規模の,1 cm程度の大きさの不均
一性のほうがより重要であり,均一なテストパターンを見た場合に見えないほうがよい。更に小さな規模
の不均一性は,ノイズとして分類する(7.3.2を参照)。
7.3.6 色度評価
色度の目視評価は,TG18-UN80テストパターンを用いて行う。画面全体にわたって,表示されたパター
ンの色の均一性を確認する。この試験は,特定の画像システムに関連付けられた複数台の同じタイプの画
像表示デバイスに対しても実施することができる。同一システムの複数の画像表示デバイス(マルチディ
スプレイ)の間で知覚可能な色の差異がないことを確認しなければならない。
7.3.7 画素欠陥評価
画素欠陥は,TG18-UN10テストパターン及びTG18-UN80テストパターンを表示して評価する。欠陥の

――――― [JIS T 62563-1 pdf 16] ―――――

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数を数えなければならない。欠陥のタイプを,次のタイプ定義に従って,拡大鏡を用いて特定しなければ
ならない。
− タイプA欠陥 常時高輝度状態の副画素(モノクロ画素の指定可能な部分又はカラー画素の各原色部
分)。TG18-UN10を表示して明るい副画素を数える。
− タイプB欠陥 常時低輝度状態の副画素。TG18-UN80を表示して暗い副画素を数える。
− タイプC欠陥 タイプA,タイプB以外の異常な状態の副画素。TG18-UN10及びTG18-UN80を表示
して数える(例 常時中間輝度状態の副画素,点滅している副画素)。
− クラスタ(集団) 5×5画素のブロック内に二つ以上存在する,欠陥のある副画素。
上記タイプ又は類似のタイプは,引っかききず及びほこり(埃),並びにCRTのようなアナログ画像表
示システムの点状欠陥のような他の点状アーチファクトにも適用できる。
7.3.8 ベイリンググレア評価
この試験は,CRT及び厚みのある保護パネルの付いたフラットパネルディスプレイにだけ適用する。ベ
イリンググレアの目視評価は,TG18-GVテストパターン及びTG18-GVNテストパターンを用いて行うこ
とができる。
観察者は,明るい部分を覆ったTG18-GVパターンとTG18-GVNパターンとを順に見て,双方の低コン
トラストの円の見え方の差異を確認しなければならない(図5参照)。
覆いは,黒で透過性がなく,光を吸収し,反射のない材料でできていなければならない(例 黒い紙)。
TV18-GVテストパターンを
表示する。白い領域の直径は
約20 cm(±20 %)。
テストパターンの黒い円に合う開口
部をもった黒い覆いをテストパター
ンの上に(明るい領域を完全に覆うよ
うに)置いて,低コントラストの円の
見え方を評価する。
図5−TG18-GVテストパターン(左)及び黒い覆いで覆われているときの
同テストパターンの中央部分の拡大図(右)
7.3.9 幾何学的画像評価
TG18-QCテストパターンを,全般的画質評価(7.3.2)の一環として,幾何学的画像評価に使用する。た
だし,この評価をより完全に行うには,幾何学ひずみ(歪)テストパターン(GDパターン)を使用する
(図6参照)。

――――― [JIS T 62563-1 pdf 17] ―――――

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位相アーチファクト/クロックアー
チファクト(LCD内部の信号処理に
よってしばしば引き起こされる。)の
見え方を当パターンの縁にて評価す
る。必要な場合は,要求ある画素間
隔で画素を数えたり確認したりでき
る。
四つの円の各々で測定した縦横の寸
法の比率を評価する。CRTでは実際
に定規で測らなければならない。
LCDでは,目視で行ってもよい。
テストパターン全体の見え方を評価
し,パターンの4辺にクリッピング
(画像の辺縁が欠けて表示されない
こと)がないか注意する。
図6−GDパターンを用いた幾何学的評価
7.3.10 視野角特性評価
この特性評価は,次の方法を用いて目視で行ってもよい。
図7 b) 2) のテストパターンは,目視評価の研究でも使用されており,3×3の並びに等間隔に配置した九
つの円で構成する。その詳細は,附属書Cを参照。
注2) 対応国際規格では“Figure 7a”と記載しているが,図7 a) は,単体のターゲットを表している。
上記の文はパターン全体を説明しているため,図7 b) に訂正している。
この特性は,次の二つの手順で評価することができる。
− 位置固定観察(オプション1)の場合 通常の視距離において,中央の円の中心と両眼の中間点とが
一致するようにパターンを見なければならない。まず,画面中央に位置する円の中に見えるスライス
間の境界線又は遷移線の数を数える。それから,同じ検査を他の八つの場所(中央上,左上,右上,
左中央,右中央,左下,中央下及び右下)に位置する円に対して行う。報告する点数(S)は,中央
の円で見えた線の数に対する,法線方向から外れた場所に位置するターゲットで見えた線の数(中央
に位置していない全ての円の線の数の平均値)の比率を求めて算出する。両方の数値は,常に010
の間にある。
− 移動観察(オプション2)の場合 パターンの中央のターゲットだけを法線方向から見た後,法線方
向から見えた線の数と似通った(又は同じ)数の線が見える,法線から外れた方向(例えば,水平方
向又は垂直方向)の最大角度を決定しなければならない。

――――― [JIS T 62563-1 pdf 18] ―――――

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同一又は類似のテストパターンを用いて,試験者が典型的な使用条件に合うように見る角度を調整する
ための修正された方法を上記の方法の代わりに用いてもよいが,その場合は,その方法が堅固で,かつ,
見る角度に応じた輝度及びコントラストの予想できる変化又は典型的な変化に対する感度が十分である
と科学的に実証された場合に限る。
a) b)
c) d)
a)単体のターゲット
b) ANGテストパターンの全体図
c)オプション1用の観察手順 観察位置は固定
d)オプション2用の観察手順 移動しての観察
図7−視野角応答の目視評価
7.3.11 臨床画像評価
基準臨床画像又は附属書Cに記載しているような解剖学的画像を,この試験のために用いてもよい。臨
床的な有効性という観点から,それらの画像の見え方を評価しなければならない。

7.4 定量評価方法

7.4.1  基本的な輝度評価
画像表示デバイスの輝度比r'(=L'max/L'min)を評価しなければならない。L'min,L'max及びLambを,附属
書Bに記載している方法のいずれかを用いて測定する。目標とする最小輝度比に対して,対応するL'min
の最大値を,次の式で求める。
L'max
r'
安全係数3)“a”については,次の式で評価する。

――――― [JIS T 62563-1 pdf 19] ―――――

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Lamb
a
L'min
ここに, Lamb : 照度E×Rdで0 注3) 安全係数とは,L'min(=Lmin+Lamb)に占めるLambの比率。モニタの輝度(L)よりも不安定な
Lambの比を低く抑え,Lambの変動が低輝度部のコントラストを損なう度合いを管理するための指
標。
環境照度の調整は,環境と画像表示デバイスとの輝度比の範囲とに依存した二つの方法のうちのいずれ
かで達成できる。例えば,安全係数が0.4以下ということは,Lminは,少なくともLambの1.5倍以上である。
しかし,望ましい輝度比に対してこの規定の運用が難しい場合は(例えば,ある種のモダリティ用ディス
プレイなど。),想定する環境の照度の範囲を考慮して,画像表示デバイスが望ましい表示関数[例えば,
グレースケール標準表示関数(GSDF)]でキャリブレーションされている場合,安全係数は“1”に近い
値でもよい。
次のLminとLambとの関係式を用いる。
1
Lmin Lamb 1
a
この試験のオプションとして,Lmaxは,目標値に対して次の式で評価することができる。
Lmax Ltarget
Lmax
Ltarget
この式のLtargetは,最大デジタルドライビングレベル(DDL)における目標輝度値のことであり,画像
表示デバイスの製造販売業者の初期設定値又はキャリブレーション時に使用した値がこれに相当する。ま
た,Lmaxは,モダリティ規格又は国家規格で規定される最低要求値を基準として,評価及び比較すること
ができる。
7.4.2 環境光を含めない場合の基本的な輝度評価
この評価方法は,画像表示システムの基本的な輝度応答を,環境光の条件を考慮しないで確立する場合
にだけ用いることが望ましい。
画像表示システムを環境光の条件を考慮してGSDFでキャリブレーションする場合,この方法は用いな
いほうがよい。
画像表示デバイスの輝度比r(=Lmax/Lmin)を評価しなければならない。
Lmin及びLmaxは,附属書Bに記載している方法のいずれかを用いて測定する。
この試験のオプションとして,Lmaxは,目標値に対して,次の式で評価することができる。
Lmax Ltarget
Lmax
Ltarget
この式のLtargetは,最大デジタルドライビングレベル(DDL)における目標輝度値のことであり,画像
表示デバイスの製造販売業者の初期設定値又はキャリブレーション時に使用した値がこれに相当する。ま
た,Lmaxは,モダリティ規格又は国家規格で規定される最低要求値を基準として,評価及び比較すること
ができる。
7.4.3 輝度応答評価
グレースケール標準表示関数(GSDF)は,この試験を行うための前提条件である。校正された輝度計
及びTG18-LNテストパターンを用いて,附属書Bに記載する測定方法で,18のデジタルドライビングレ

――――― [JIS T 62563-1 pdf 20] ―――――

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JIS T 62563-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62563-1:2009(IDT)
  • IEC 62563-1:2009/Amendment 1:2016(IDT)

JIS T 62563-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 62563-1:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称