JIS T 7311:2005 検影器

JIS T 7311:2005 規格概要

この規格 T7311は、この規格は,どう(瞳)孔から網膜に光を送る照明系と,その反帰光を観察する観察光をもち,投射光の動きに対する網膜からの反帰光の動きと方向によって他覚的に被検眼の屈折検査を行う検影器について規定する。

JIST7311 規格全文情報

規格番号
JIS T7311 
規格名称
検影器
規格名称英語訳
Retinoscopes
制定年月日
1988年8月25日
最新改正日
2019年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 12865:1998(MOD)
国際規格分類

ICS

11.040.70
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1988-08-25 制定日, 1994-02-17 確認日, 2005-03-25 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS T 7311:2005 PDF [9]
                                                                                   T 7311 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本医用光学機器
工業会(JMOIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS T 7311:1988は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 12865:1998,Ophthalmic instruments
−Retinoscopesを基礎として用いた。
JIS T 7311には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 7311 pdf 1] ―――――

T 7311 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 種類・・・・[1]
  •  5. 性能・・・・[2]
  •  5.1 光学的特性・・・・[2]
  •  5.2 電気的安全性・・・・[2]
  •  6. 構造及び機能・・・・[2]
  •  6.1 構造一般・・・・[2]
  •  6.2 光学的構造・・・・[2]
  •  7. 試験・・・・[2]
  •  7.1 構造,機能及び外観の試験・・・・[2]
  •  7.2 性能試験・・・・[3]
  •  7.3 電気的安全性試験・・・・[4]
  •  8. 表示・・・・[4]
  •  9. 附属文書・・・・[4]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

――――― [JIS T 7311 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 7311 : 2005

検影器

Retinoscopes

序文

 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 12865:1998,Ophthalmic instruments−Retinoscopes
を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,どう(瞳)孔から網膜に光を送る照明系と,その反帰光を観察する観察光を
もち,投射光の動きに対する網膜からの反帰光の動きと方向によって他覚的に被検眼の屈折検査を行う検
影器について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 12865:1998,Ophthalmic instruments−Retinoscopes (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 0601-1 医用電気機器−第1部 : 安全に関する一般的要求事項
備考 IEC 60601-1:1988 Medical electrical equipment−Part 1: General requirements for safety並びに
Amendment 1:1993及びAmendment 2: 1995からの引用事項は,この規格の該当事項と同等
である。
JIS Z 8120 光学用語

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS T 0601-1及びJIS Z 8120によるほか,次による。
a) 反帰光 網膜からの反射光。
b) 線状光線束 線状の光源又は光学素子によってできる光線束。
c) 頂点屈折力 レンズの後側頂点から像焦点までの距離の逆数,単位の名称はディオプトリ,記号はD,
単位はm−1とする。

4. 種類

 検影器の種類は,次のとおりとする。
a) ストリーク形検影器 どう孔から眼底に入射させる光線束が線状で,その光線束の性質が収束,平行,
発散に連続して変えられ,かつ,その線状光線束が回転できる検影器をいう。

――――― [JIS T 7311 pdf 3] ―――――

2
T 7311 : 2005
b) スポット形検影器 どう孔から眼底に入射させる光線束が線状でないもの,又はその光線束の性質が
変えられない検影器をいう。

5. 性能

5.1 光学的特性

 ストリーク形検影器及び光源像の結像位置が連続的に変化できるスポット形検影器の
光学的性能は,次のとおりとする。
a) 収束光線束の光源像位置 収束光線束の光源像位置は,7.2.1の方法で試験を行ったとき,検影器の中
心部から被検者側方向に200 mm以内に結像すること。
b) 発散光線束の光源像位置 発散光線束の光源像位置は,7.2.2の方法で試験を行ったとき,検影器の被
検者側から200 mm以上で結像すること。
c) 線状光源像の回転 線状光源像の回転は,7.2.3の方法で試験を行ったとき,線状光線像に著しい偏心
がないこと。ただし,スポット形検影器は除く。

5.2 電気的安全性

 電気的安全性に関する事項は,JIS T 0601-1に規定された次の分類に適合すること。
a) 電撃に対する保護の形式による分類 クラスI機器以上又は内部電源機器とする。
b) 電撃に対する保護の程度による分類 B形機器とし,漏れ電流及び絶縁は次のとおりとする。
1) 漏れ電流は,JIS T 0601-1の19.3のうち,次のとおりとする。
正常状態 単一故障状態
接地漏れ電流 0.5 mA以下 1 mA以下
外装漏れ電流 0.1 mA以下 0.5 mA以下
2) 絶縁は,JIS T 0601-1の20.3のうち,電源一次回路と,機器本体接触可能金属部及び外装との間(絶
縁の部分A-a1及びA-a2)は,該当する試験電圧に1分間耐えること。

6. 構造及び機能

6.1 構造一般

 検影器の構造及び機能は,次による。
a) 各部の構造は,いずれも良質の材料を用い,加工組立を入念に行い,丈夫でなければならない。また,
各部の塗装及びめっきは,強固であって容易に色あせ,脱落,さび及び腐食が生じてはならない。
b) 各部は,普通の使用状態において,作動は円滑であり,確実に作動しなければならない。

6.2 光学的構造

 光学的構造及び機能は,次による。
a) 光学系は,実用上差し支えのある有害な内面反射及び迷光があってはならない。
b) 光学部品は,曇り,かび,接着剤切れ及び銀浮きがなく,実用上有害な泡,砂目,やけ,汚れ,ごみ,
反射防止膜のきず及びむらなどがあってはならない。
c) 測定のために被検眼に入れる光線束は,眼に障害を与えるものであってはならない。
d) ストリーク形検影器の光源像の結像位置は,対物レンズ又は光源を動かすことによって連続的に変化
させることができる。
e) スポット形検影器の光源像の結像位置は,本体から無限遠に結像するか又は発散光線束として本体後
方に結像し,結像位置は固定式とする。

7. 試験

7.1 構造,機能及び外観の試験

 構造,機能及び外観の試験は,完成品について目視で検査を行い,6.1
及び6.2の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS T 7311 pdf 4] ―――――

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T 7311 : 2005

7.2 性能試験

 性能試験は,完成品の状態で行う。
7.2.1 収束光線束の光源像位置試験 検影器の対物レンズと光源までの距離を最大に調整して,検影器の
光源像を光軸と直角の壁面に結像させたときの検影器の中心と壁面までの結像位置を測定する。
L1 : 検影器の対物レンズと光源までの距離
L2 : 光源像の結像距離
図 1 収束光線束の光源像位置試験の一例
7.2.2 発散光線束の光源像位置試験 検影器の対物レンズと光源までの距離を最小に調整するとともに,
検影器の被検者眼側に頂点屈折力+7Dをもつ検眼用レンズを装着して,検影器の光源像を光軸と直角の壁
面に結像させたときの検眼用レンズの後側頂点と壁面までの結像距離を測定する。
L1 : 検影器の対物レンズと光源までの距離
L2 : 光源像の結像距離
図 2 発散光線束の光源像位置試験の一例
7.2.3 線状光源像の回転試験 検影器の対物レンズと光源までの距離を調整して,検影器の光源像を光軸
と直角の壁面に結像させたとき,光源を回転して調べる。

――――― [JIS T 7311 pdf 5] ―――――

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JIS T 7311:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 12865:1998(MOD)

JIS T 7311:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 7311:2005の関連規格と引用規格一覧