JIS T 8062:2010 感染性物質に対する防護服―フェースマスク―人工血液に対する耐浸透性試験方法(一定量,水平噴出法)

JIS T 8062:2010 規格概要

この規格 T8062は、血管から噴出する血液又はその他の体液との接触から防護しようとするフェースマスクに対する試験方法について規定。

JIST8062 規格全文情報

規格番号
JIS T8062 
規格名称
感染性物質に対する防護服―フェースマスク―人工血液に対する耐浸透性試験方法(一定量,水平噴出法)
規格名称英語訳
Clothing for protection against infectious agents -- Face masks -- Test method for resistance against penetration by synthetic blood (fixed volume, horizontally projected)
制定年月日
2010年5月25日
最新改正日
2015年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 22609:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

11.140, 13.340.10
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
労働安全・衛生 2019
改訂:履歴
2010-05-25 制定日, 2015-10-26 確認
ページ
JIS T 8062:2010 PDF [20]
                                                                                   T 8062 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置及び材料・・・・[3]
  •  5.1 装置・・・・[3]
  •  5.2 試薬・・・・[4]
  •  6 試料及び前処理・・・・[4]
  •  6.1 試料・・・・[4]
  •  6.2 前処理・・・・[4]
  •  7 手順・・・・[4]
  •  7.1 試験装置の準備及び洗浄・・・・[4]
  •  7.2 試験手順・・・・[5]
  •  7.3 ターゲットプレートを用いた試験手順・・・・[5]
  •  8 試験報告書・・・・[6]
  •  附属書A(参考)試験装置のパーツリスト・・・・[10]
  •  附属書B(規定)人工血液の調製方法・・・・[11]
  •  附属書C(参考)流速及び噴出時間に関する式の導出・・・・[12]
  •  参考文献・・・・[16]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 8062 pdf 1] ―――――

T 8062 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本保安用品協会(JSAA)及び財
団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確
認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 8062 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
T 8062 : 2010

感染性物質に対する防護服−フェースマスク−人工血液に対する耐浸透性試験方法(一定量,水平噴出法)

Clothing for protection against infectious agents-Face masks-Test method for resistance against penetration by synthetic blood(fixed volume, horizontally projected)

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 22609を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,血管から噴出する血液又はその他の体液との接触から防護しようとするフェースマスクに
対する試験方法について規定する。試験液は,血液等を模擬した人工血液とし,そのスプラッシュ[飛ま
つ(沫)]に対する,フェースマスクの耐浸透性を測定するための試験方法について規定する。
この規格は,主としてフェースマスクに使用される材料又は複合材料に対する試験方法の明確化を目的
としている。この試験方法は,フェースマスクのデザイン,構造,インタフェース,又は全体的な防護機
能(ろ過効率,圧力低下など)に影響を及ぼすことのあるその他の要因を評価するものではない。
この試験方法は,浮遊粒子ばく露経路に対する防護性能,又はフェースマスクに付着したエアロゾル状
体液の浸透に対する防護性能を評価するものではない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 22609:2004,Clothing for protection against infectious agents−Medical face masks−Test method
for resistance against penetration by synthetic blood (fixed volume, horizontally projected)(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)

――――― [JIS T 8062 pdf 3] ―――――

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T 8062 : 2010

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
エアロゾル状体液 (aerosolized body fluids)
微小液滴として空気中に浮遊している体液。
3.2
浮遊粒子ばく露経路 (airborne exposure pathways)
吸入で空気中を浮遊している微粒子に,ばく露する経路。
注記 吸入でばく露する経路には,傷から噴出する血液又はその他の体液は含まれない。
3.3
血液媒介性病原体 (blood-borne pathogen)
分泌又は排出された感染性バクテリア,ウイルス若しくは血液,又はその他の体液を介して,疾病を誘
発する病原体。
3.4
体液 (body fluid)
体内で作られるすべての液体。
3.5
擬似体液 (body-fluid simulant)
人体の体液モデルとしての機能を果たす液体。
3.6
浸透 (penetration)
粒子又は液体状物質が,防護服材料の多孔質材料,縫合部,ピンホール又はその他の不完全な部分を通
過するプロセス。
注記 この規格での浸透液は,人工血液とする。
3.7
フェースマスク (face masks)
医療現場等において,着用者の顔(少なくとも鼻及び口の粘膜)を血液及びその他の体液から防護する
ようにデザインされた保護具の一品目。
3.8
人工血液 (synthetic blood)
アマランス色素,界面活性剤,増粘剤,無機塩類及び蒸留水の混合液で,血液及び幾つかの体液を代表
する表面張力及び粘度をもつ液体。
注記 この規格における人工血液は,実際の血液又はその他の体液の特性(色,凝固性,細胞物質の
構成など)を模擬するものではない。

4 原理

  血液が人の傷口などからフェースマスクに飛散する状態を模擬し,擬似体液として,一定量の人工血液
を水平に吹き付けたときの“ぬれ”の有無を観察する。
人工血液が,フェースマスクの裏面に浸透した何らかの形跡があれば,“ぬれ”と判定し,結果は,“ぬ
れ”として報告する。

――――― [JIS T 8062 pdf 4] ―――――

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T 8062 : 2010
フェースマスクの“ぬれ”の有無は,人の血圧80 mmHg,120 mmHg及び160 mmHgに相当する10.6 kPa,
16.0 kPa及び21.3 kPaの3種類の圧力で評価する。

5 装置及び材料

5.1 装置

  装置は,次による。
5.1.1 試験装置 図1に示すように,フェースマスクを取り付ける試料取付金具,人工血液の容器である
タンク,人工血液をフェースマスクの試験部位に吹き付けるカニューレ付きバルブ,バルブの作動時間な
どを制御するバルブコントローラ及びバルブコントロールスイッチで構成する。
試験装置の寸法を図2に示す。試験装置のパーツリストは附属書Aに示す。同一の操作特性が得られる
ならば,異なるデザインの試験装置でもよい。
試料取付金具の寸法を図3に示す。これは凸状のもので,試料をバルブのカニューレの先端から300 mm
の位置にしっかり固定しつつぴんと張らせるため,緩やかに圧力を加える。金属製クリップ又は弾性のあ
るカフを用いて試料を金具に当てて保持してもよいが,この場合はこれらの器具が試験部位から離れてい
て,試料に損傷を加えないことが条件となる。
注記 図2及び図3に示す試料取付金具は,片側の開いた透明なプラスチックボックスに固定された
台に取り付けられている。この台には,バルブを保持するために使用する縦形のバルブ用クラ
ンプが付いている。ボックスの前面には,試料を置く外側のドアの凸状の試料取付金具に合う
孔があけてある。この外側のドアは試料があるときには閉められ,試料はボックスの壁とドア
との間に保持される。ドアは磁石によって,ボックスの上部とドアに沿って閉まった状態に保
持される。凸状の試料取付金具の中心及びドアには孔があけられており,試料であるフェース
マスクの内側に液体が浸透した場合に,これを視認できる。
5.1.2 空気圧源 空気をゲージ圧700±25 kPaで供給できるもの。
5.1.3 メスシリンダ 0.1 mLの精度で液体を測定できるように校正された目盛付きのもの。
5.1.4 はかり(秤) 精度が少なくとも0.01 gで,校正済みのもの。
5.1.5 温度・湿度記録計 試験中に周囲温度(±0.5 ℃)及び湿度(±1 %)のモニタリングができるも
の。
5.1.6 恒温恒湿器又は恒温恒湿室 試料の前処理用に指定された温度及び湿度条件を維持できるもの。
5.1.7 ターゲットプレート 試験装置に追加することを推奨するもので,図3及び図4に示すような直径
0.5 cmの孔が1個あいたプレート。このプレートは,孔を通過する液滴がフェースマスクの中心に当たる
ように,フェースマスクとカニューレとの間で,フェースマスクよりおよそ1 cm手前の位置に孔を合わせ
るように,位置をセットする。ターゲットプレートは,高圧になっている液滴の先端部をブロックし,定
常状態の流れだけがフェースマスクに当たるようにするもので,これによって,フェースマスクに当たる
流速の精度及び再現性を向上させる。ターゲットプレートを使用する場合の試験手順は,7.3による。
ターゲットプレートにぶつかった液滴は,使い捨てのプラスチックカップの底に適切な大きさの孔をあ
けたものを使用することで飛散を抑えることができる。このカップは,口の部分をノズルに向け,適切な
方法で水平に取り付ける。図4のカップは,ポリカーボネート樹脂のプレートで支えられている。このカ
ップは,ポリカーボネート樹脂にあいた孔がカップの底の径と等しいので,この孔にはめる。ポリカーボ
ネート樹脂は,これを直立状態に保持するため,ノッチ付きのスタンドにセットする。流出液を受けるた
めに,ターゲットカップの口の下にカップをもう一つ置いてもよい。

――――― [JIS T 8062 pdf 5] ―――――

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JIS T 8062:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22609:2004(MOD)

JIS T 8062:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8062:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK8839:2007
2-プロパノール(試薬)

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