JIS T 9264:2012 福祉用具―歩行補助具―歩行器

JIS T 9264:2012 規格概要

この規格 T9264は、両上肢で操作する歩行補助具で,車輪のない歩行支援器具について規定。起立補助具及び歩行補助いすは除く。

JIST9264 規格全文情報

規格番号
JIS T9264 
規格名称
福祉用具―歩行補助具―歩行器
規格名称英語訳
Assistive products for walking -- Walking frames
制定年月日
2012年3月21日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 11199-1:1999(MOD)
国際規格分類

ICS

11.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
高齢者・障害者等 2018
改訂:履歴
2012-03-21 制定日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS T 9264:2012 PDF [16]
                                                                                   T 9264 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[4]
  •  5 リスクマネジメントによる設計・・・・[4]
  •  6 外観及び構造・・・・[5]
  •  6.1 外観・・・・[5]
  •  6.2 構造・・・・[5]
  •  7 性能・・・・[5]
  •  8 試験方法・・・・[5]
  •  8.1 試験条件・・・・[5]
  •  8.2 安定性試験・・・・[6]
  •  8.3 静的強度試験・・・・[8]
  •  8.4 耐久性試験・・・・[9]
  •  9 検査・・・・[10]
  •  10 表示・・・・[10]
  •  11 取扱説明書・・・・[10]
  •  附属書JA(参考)設計における配慮事項・・・・[11]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 9264 pdf 1] ―――――

T 9264 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 9264 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 9264 : 2012

福祉用具−歩行補助具−歩行器

Assistive products for walking−Walking frames

序文

  この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 11199-1を基とし,試験方法を明確にするために,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,両上肢で操作する歩行補助具で,車輪のない歩行支援器具(以下,歩行器という。)につい
て規定する。ただし,起立補助具及び歩行補助いすは除く。
なお,体重をかけるとロックする車輪1)は車輪とみなさない。
注1) 体重をかけるとロックする車輪とは,ハンドルに50 Nの力を負荷したときに,車輪以外の脚が
接地し,車輪ではなく脚が負荷を支える構造又は車輪を確実に固定する構造のものをいう[図
4 b) 1) 参照]。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11199-1:1999,Walking aids manipulated by both arms−Requirements and test methods−Part 1:
Walking frames(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 0102 福祉関連機器用語[支援機器部門]
注記 対応国際規格 : ISO 9999,Assistive products for persons with disability−Classification and
terminology(MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 0102によるほか,次による。
3.1
ハンドグリップ(handgrip)
歩行器を使用中に通常手で握る部分(図1の4参照)。
3.2
ハンドグリップ前方参照点(front handgrip reference point)

――――― [JIS T 9264 pdf 3] ―――――

2
T 9264 : 2012
ハンドグリップの先端から後方30 mmにあるハンドグリップ上面の点(図2の2参照)。
3.3
ハンドグリップ後方参照点(rear handgrip reference point)
ハンドグリップの後端から前方30 mmにあるハンドグリップ上面の点(図2の1参照)。
注記 ハンドグリップがハンドルから突き出している場合は,ハンドルの後端から測る。
3.4
アナトミックハンドグリップ(anatomic handgrips)
手の形状に合わせて握りやすく作られたハンドグリップ。
3.5
ハンドグリップ長さ(handgrip length)
手を置くハンドグリップの長軸方向に測った長さ(図2の3参照)。
注記 ハンドグリップの先端及び後端の位置が明確でない場合は,使用者の体重を支え得るハンドグ
リップ全体の長さがハンドグリップ長さとなる。
3.6
ハンドグリップ幅(handgrip width)
手を置くハンドグリップの最も太い部分の水平方向に測った長さ(図2の4参照)。
3.7
高さ(frame height)
ハンドグリップ後方参照点から地面までの垂直距離(図3の2参照)。
3.8
最大長さ(maximum length)
高さ調節を最大にしたときの歩行器の最大外径寸法で,通常の使用状態で移動方向に対して平行に測定
した値(図3の5参照)。
3.9
最大幅(maximum width)
高さ調節を最大にしたときの歩行器の最大外径寸法で,通常の使用状態で移動方向に対して直角に測定
した値(図3の3参照)。
3.10
ハンドル(handle)
ハンドグリップが付いている部位。
3.11
折畳み寸法(folded dimensions)
高さ調節を最低に設定し,かつ,ハンドルを移動方向に対して最大角度に設定して,道具を使わずに折
り畳んだ歩行器の高さ,幅及び長さ。
3.12
プラグ(plug)
脚部のパイプに挿入し脚部先端に力を負荷するための試験ジグ。
3.13
先ゴム(tip)
歩行器の脚端部が地面と接触する部分に取り付けたゴム製のキャップ(図1の8参照)。

――――― [JIS T 9264 pdf 4] ―――――

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T 9264 : 2012
3.14
回転直径(turning diameter)
高さ調節を最大にした歩行器を鉛直軸(歩行器の基底面の中心を通り,基底面に対して鉛直になる軸)
を中心に360°回転させたときに描かれる最大円の直径(図3の4参照)。
3.15
使用者体重(user weight)
歩行器使用者の体重。
記号
1 前方
2 前方脚
3 補強部品
4 ハンドグリップ
5 後方
6 後方脚
7 高さ調節
8 先ゴム
図1−各部の名称
単位 mm
記号
1 ハンドグリップ後方参照点
2 ハンドグリップ前方参照点
3 ハンドグリップ長さ
4 ハンドグリップ幅
図2−ハンドグリップ

――――― [JIS T 9264 pdf 5] ―――――

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JIS T 9264:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11199-1:1999(MOD)

JIS T 9264:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 9264:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JIST0102:2011
福祉関連機器用語[支援機器部門]