JIS W 0141:2019 無人航空機―用語

JIS W 0141:2019 規格概要

この規格 W0141は、無人航空機に関する主な用語及び定義について規定。

JISW0141 規格全文情報

規格番号
JIS W0141 
規格名称
無人航空機―用語
規格名称英語訳
Unmanned aircraft -- Vocabulary
制定年月日
2019年10月21日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.49, 49.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2019-10-21 制定
ページ
JIS W 0141:2019 PDF [10]
                                                                                   W 0141 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 分類・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS W 0141 pdf 1] ―――――

           W 0141 : 2019

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本産業用無人航空機工業会
(JUAV)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべき
との申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS W 0141 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
W 0141 : 2019

無人航空機−用語

Unmanned aircraft-Vocabulary

1 適用範囲

  この規格は,無人航空機に関する主な用語及び定義について規定する。

2 分類

  無人航空機に関する用語の分類は,次による。
a) 種類
b) システムを構成する部分
c) システムの設計·機能·性能基準
d) システムの運用

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。
注記1 一つの用語が幾つかの概念を示す場合,同じ行の( )内に対象分野を細字で示す。
注記2 航空法では,“質量”の意味で“重量”という用語が用いられているため,この規格でも同様
に“重量”を用いている。
a) 種類
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 無人航空機, unmanned aircraft,
航空の用に供することができる飛行機,回転翼航空機,滑空機,
UAV unmanned aerial
飛行船などであって,構造上人が乗ることができないもののう
vehicle
ち,遠隔操作又は自動操縦によって飛行させることができるも
の。
1011 固定翼無人航空機 unmanned fixed wing
固定した翼面をもち,その翼面に生じる揚力によって飛行する
無人航空機。 aircraft,
unmanned aeroplane
1021 回転翼無人航空機飛行中の揚力を回転翼から得る無人航空機。 unmanned rotorcraft
1031 無人ヘリコプタ unmanned helicopter
ほぼ垂直な軸周りに回転する二つ以下の回転翼によって,主な
揚力及び推進力を得る回転翼無人航空機。
1041 マルチロータ無人 unmanned multi-rotor
ほぼ垂直な軸周りに回転する三つ以上の回転翼によって,主な
航空機 揚力及び推進力を得る回転翼無人航空機。マルチロータ又はマaircraft
ルチコプタともいう。
1051 無人航空機システ unmanned aircraft
無人航空機及びその飛行に必要な地上局,C2リンクなどのシス
ム, テムの総称。 system
UAS

――――― [JIS W 0141 pdf 3] ―――――

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W 0141 : 2019
b) システムを構成する部分
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2001 機体 airframe
主翼,胴体,尾翼,着陸装置など,無人航空機を構成する構造
部分。
2011 翼 wing,
無人航空機が空気中でその重量を支持するために必要とする空
気力学的な力(揚力)を発生するもの。 airfoil,
aerofoil
2021 主翼 main wing
固定翼無人航空機の重量を支持するための揚力の大部分を発生
する翼。
2031 テーパ翼 tapered wing
翼の付け根から翼端に向かって,直線的に翼弦長が小さくなっ
ている翼。
2041 く形翼 平面形が長方形[く(矩)形]の翼。 rectangular wings
2051 後退翼 後退角をもつ翼。 swept-back wing
2061 前進翼 前進角をもつ翼。 swept forward wing
2071 三角翼 平面形が三角形であり,比較的小さい縦横比の翼。 delta wing
2081 ウィングレット winglet
主翼の翼端にほぼ垂直に取り付けられ,これによって得られる
翼端渦の減殺と推力成分との効果を利用して,誘導抗力の減少
及び有効揚力の増加を図るための小翼片。
2091 操縦だ面 control surface
無人航空機の姿勢及び飛行方向を制御するために用いる可動翼
面。空力だ(舵)面又はだ面ともいう。
2101 補助翼, aileron
操だによって,無人航空機の前後軸周りに回転運動(横揺れ)
エルロン を起こさせるため,主翼の後縁に取り付ける可動翼面。
2111 エレボン elevon
無尾翼機の後縁に取り付けられた昇降だ(舵)と補助翼との二
つの働きを併せもつように設計された操縦だ面。
2121 フラップ flap
主翼の後縁又は前縁に取り付けられ,翼面積若しくは翼の反り
又はそれらの両方を増して,主として最大揚力係数を大きくす
る働きをもつ装置。高揚力装置の一種である。
2131 フラッペロン フラップと補助翼との機能を兼ね備えた可動翼面。 flaperon
2141 スポイラ spoiler
主翼上面に取り付けられ,これを気流中に出すことによって気
流を乱し,揚力を減殺すると同時に,抗力を増加させる装置。
2151 尾翼 tail wing
無人航空機の釣合い,安定及び操縦を受けもつために,無人航
空機の尾部に取り付けられた翼の総称。
2161 水平尾翼 縦の釣合い,安定及び操縦を受けもつ尾翼。 horizontal tail wing
2171 水平安定板 無人航空機の縦の安定のための水平尾翼の前部の固定した部horizontal stabilizer
分。トリムのために可動のものもある。
2181 昇降だ, elevator
操だによって無人航空機の左右軸周りの回転運動(縦揺れ)を
エレベータ 起こさせるため,水平安定板の後部に取り付けられた可動翼面。
2191 垂直尾翼 vertical tail wing
方向の安定と操縦とを受けもつ尾翼。通常,機体の対称面に又
は対称面に平行に取り付けられる。
2201 垂直安定板 vertical stabilizer,
無人航空機の方向の安定のための垂直尾翼の前部の固定した部
分。 fin
2211 方向だ, rudder
操だによって航空機の上下軸周りの回転運動(かた揺れ)を起
ラダー こさせるため,垂直安定板の後部に取り付けられた可動翼面。
2221 胴体 fuselage
搭載物及びその無人航空機の主要な装備を収容する無人航空機
の部分。
2231 フェアリング 空気抵抗を減らすため,形状を整える覆い。 fairing
2241 フィレット fillet
気流の干渉による抵抗の増加を防ぐための,構造の結合部の覆
い。
2251 ボルテックスジェ境界層のがれを防止するため,機体表面に,気流に対して適vortex generator
ネレータ 切な角度で並べて取り付けた小片。

――――― [JIS W 0141 pdf 4] ―――――

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W 0141 : 2019
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2261 パイロン pylon
動力装置,回転翼,機外搭載物などを支持するために,無人航
空機の胴体,翼などから突き出ている構造物。
2271 カウリング cowling
エンジン,放熱器,モータなどを覆って抵抗を減らし,若しく
は保護し,又は内部の気流を整えるための覆い。
2281 テールブーム tail boom
尾翼又は尾部を,主翼,胴などに結合するために後方に突き出
ている構造物。
2291 サーボ機構 servo mechanism
物体の位置,方位,姿勢などを制御量として,目標値に追従す
るように自動で作動する機構。
2301 プロポ スティックなどを用いて機体を操作するための装置。 proportional system
2311 降着装置, landing gear,
無人航空機を地上又は水上で支持し,離着陸又は離着水のとき
着陸装置 に用いる装置の総称。 skid
注記1 車輪式,フロート式,そり式,スキー式などの降着装置
がある。
注記2 水上ではないところで用いる降着装置を,一般に着陸装
置という。
2321 引込脚 飛行中,翼,胴体などに引き込める形式の着陸装置。 retractable landing
gear
2331 フロート float
無人航空機を水上で支持し,離着水時に使用する舟形又は円筒
状の降着装置。
2341 動力装置 power source
発動機又はモータ本体及びその附属装置の一切を含めたものの
総称。
2351 スロットル 動力装置の推進力を調整する操作又はそのためのレバー。 throttle lever
2361 カタパルト 無人航空機の離陸を補助する射出装置。 catapult
2371 JATO, ジェット又はロケットの推力によって離陸を補助する装置。jet assisted take off,
RATO rocket assisted take off
2381 プロペラ propeller
翼形断面をもつ羽根を動力装置によって回転させて,推力を得
る装置。
2391 固定ピッチプロペブレードのピッチ角が一定であるプロペラ。 fixed pitch propeller

2401 可変ピッチプロペブレードのピッチ角を変えられるプロペラ。 variable pitch
ラ propeller
2411 可変ピッチ機構 variable pitch system
可変ピッチプロペラのピッチ角を変更するために,無人航空機
の機体側に設ける制御装置,サーボ機構,リンク装置などの総
称。
2421 プロペラガード propeller guard
プロペラ及びロータが第三者及び物件に直接接触することを防
止する構造。
2431 回転翼, rotor
翼形断面をもつ羽根を回転させて,揚力を得たり,方向の操縦
ロータ をしたりすることなどに用いる装置。
2441 メインロータ main rotor
無人ヘリコプタにおいて,主として揚力を得るために用いられ
る回転翼。
2451 同軸反転翼 同一回転軸上に配置され,互いに逆方向に回転する回転翼。coaxial contra rotor,
coaxial inverted rotor
2461 テールロータ tail rotor
無人ヘリコプタにおいて,尾部に取り付けられ,メインロータ
のトルクの平衡,方向の操縦などに用いられる回転翼。
2471 パラシュート 傘体などの空気の抵抗によって,機体を減速させる装置。 parachute
2481 フライトコンピュ飛行制御する搭載コンピュータ。 Flight Control
ータ, Computer
FCC

――――― [JIS W 0141 pdf 5] ―――――

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