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JIS X 0027:1995 規格概要
この規格 X0027は、情報処理におけるオフィスオートメーション用語,定義及び対応英語について規定。
JISX0027 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0027
- 規格名称
- 情報処理用語(オフィスオートメーション)
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms used in information processing (Office Automation)
- 制定年月日
- 1995年10月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/IEC 2382-27:1994(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.35, 35.240.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 情報基本 2016
- 改訂:履歴
- 1995-10-01 制定日, 2000-12-20 確認日, 2005-12-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS X 0027:1995 PDF [5]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 0027-1995
情報処理用語(オフィスオートメーション)
Glossary of terms used in information processing (Office Automation)
1. 適用範囲 この規格は,情報処理におけるオフィスオートメーション用語,定義及び対応英語につい
て規定する。
備考1. 対応国際規格を,次に示す。
ISO/IEC 2382-27 : 1994 Information technology−Vocabulary−Part 27 : Office Automation
2. この規格は,1994年12月に第1版として発行されたISO/IEC 2382-27を翻訳し,その技術
的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
2. 分類 用語は,次のとおり分類する。
(1) 一般用語(27.01参照)
(2) 電子メール(27.02参照)
(3) テキスト,音声,画像及び映像の伝送(27.03参照)
3. 表記法 この規格は,各用語を番号,用語,定義及び対応英語の四つの欄に分けて規定する。それぞ
れの欄における表記法及び解釈を,次に示す。
(1) 番号 番号は,6個の数字によって表す。最初の2けたの数字は,情報処理用語の規格番号の末尾2
けたを示す。次の2けたの数字は,この規格での分類を示す。最後の2けたは,同一分類内の一連番
号を示す。
(2) 用語
(2.1) 同一の意味を示す用語が二つ以上ある場合は,表記した順に従って優先使用する。
(2.2) 用語の一部が丸括弧( )で囲まれている場合は,その部分を省略してもよいことを表す。この場
合は,括弧内を省略したときとしないときの間に優先順位はない。
(2.3) 類似の意味をもち,しかもその記述がほとんど同一である二つ以上の用語は,角括弧[ ]を用い
て一つにまとめて規定する。この場合,用語の欄の[ ]に対して,定義及び対応英語の欄の対応
する[ ]を採る。
例 次の(a)と(b)とは同じである(27.01.04参照)
(a) “テキスト[音声][画像][映像]伝送
ネットワークを通しての,ある点から別の点への,テキスト[音声,画像,映像]の電子
的な転送。”
――――― [JIS X 0027 pdf 1] ―――――
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X 0027-1995
(b) “テキスト伝送
ネットワークを通しての,ある点から別の点への,テキストの電子的な転送。
音声伝送
ネットワークを通しての,ある点から別の点への,音声の電子的な転送。
画像伝送
ネットワークを通しての,ある点から別の点への,画像の電子的な転送。
映像伝送
ネットワークを通しての,ある点から別の点への,映像の電子的な転送。”
(2.4) 用語の使用分野を限定する場合には,用語に引き続く丸括弧( )内にそのことを示す。
例 “ディレクトリ(電子メールにおける)”(27.02.04参照)
(2.5) 用法を用語に引き続く丸括弧( )内に示す。
例 “OA(省略形)”(27.01.01参照)
(2.6) 用語の読み方を用語に引き続く丸括弧( )内に示すことがある。
(3) 定義
(3.1) 文中で下線の引いてある語は,情報処理用語に関する日本工業規格(日本産業規格)に規定されていることを示す。
(3.2) 角括弧[ ]及び丸括弧( )の使い方は,(2)と同様とする。
(4) 対応英語
(4.1) この欄の英語は,対応国際規格に規定されている用語であって,規定されている定義と対応する。
(4.2) 角括弧[ ]及び丸括弧( )の使い方は,(2)と同様とする。
4. 情報処理用語(オフィスオートメーション)
27.01 一般用語
番号 用語 定義 対応英語
27.01.01 オフィスオートメーシ office automation,
事務処理の生産性向上を目的として,情報処理シス
ョン, テムによって行う事務作業の統合。 OA
事務機械化, 備考1. この用語は,特に,テキスト,音声,
OA(省略形) 画像及び映像の処理及び通信を含む。
2. 給与計算,受注管理などのデータ処理
作業は,通常オフィスオートメーショ
ンとは呼ばない。
27.01.02 オフィスオートメーシ office automation system
事務作業を統合するために用いる情報処理システ
ョンシステム, ム。
事務機械化システム,
OAシステム(省略形)
27.01.03 加入者, subscriber
オフィスオートメーションシステムのサービスの
サービス利用者 利用を許可された利用者。
27.01.04 テキスト[音声][画 text [voice] [image] [video]
ネットワークを通して,ある点から別の点へ,テキ
像][映像]伝送 transmission
スト[音声][画像][映像]を電子的に転送するこ
と。
27.01.05 電子保存文書 electronic archive
履歴を残すため又はバックアップのための,記憶装
置内の文書の集まり。
例 ある文書のさまざまな版 (version) の集ま
りを格納したもの。
27.01.06 ファイルすること, filing
電子的手段若しくは光学的手段による,又はハード
格納 コピーとしての文書の格納。
――――― [JIS X 0027 pdf 2] ―――――
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X 0027-1995
番号 用語 定義 対応英語
27.01.07 文書の配信 受信者のシステムヘの文書の転送。 document delivery
27.01.08 配布先表 distribution list
発信者が確定及び指名したり,発信者が使用したり
するための,予定受信者の一覧表。
27.01.09 発信者 メッセージを作成し,そのあて先を決め,通常は, originator
送信する利用者。
27.01.10 受信者 メッセージのあて先となる利用者。 recipient
備考 受信が予定されているがまだ受信され
ていない場合は,予定受信者という。
27.01.11 封筒 メッセージの一部分であって,メッセージの発信, envelope
送信又は配信の際に使用される,受信者の識別子,
経路選択情報又は他の情報からなる部分。
27.01.12 文書交換様式 document interchange format
オフィスオートメーションシステムの利用者間で
交換のために文書を表現する仕様。
27.01.13 メッセージ message (in electronic
一つのまとまりとして転送されるビット列又は文
字列。 messaging)
備考 メッセージは,封筒と内容の二つの部分
から構成される。
27.01.14 音声メール voice message
ディジタル化された音声メッセージであって,格納
され,一人以上の受信者に回送されるもの。
27.01.15 非公開写し受信者 blind-copy recipient
識別情報が,同じメッセージのほかの受信者に公開
されていない受信者。
27.01.16 写し受信者, copy recipient,
メッセージの正受信者ではないが,常に通知される
二次受信者 ように配布先表に含まれる受信者。 secondary recipient
27.01.17 desk application
卓上形応用プログラム オフィスオートメーションのサービスを利用する
ために,利用者端末上で直接実行可能な応用プログ
ラム。
例 電子カレンダ,計算器,電話番号簿。
27.01.18 統合ソフトウェア integrated software
個々のプログラムで実行される表計算,テキスト処
理,データベース管理,事務用グラフ作成など幾つ
かの機能を結合したソフトウェアパッケージ。
27.02 電子メール
番号 用語 定義 対応英語
27.02.01 電子メール, electronic mail,
計算機ネットワーク上の利用者端末間で伝送され
Eメール(省略形) る,メッセージ形式の書状。 E-mail
27.02.02 電子メッセージ通信 electronic messaging
電子的な手段によるメッセージの転送,記憶及び検
索。
27.02.03 書簡箱, mailbox,
受信電子メール及び発信電子メールを保持するた
メールボックス, めの論理記憶又は仮想記憶の領域。 electronic mailbox
電子メールボックス
27.02.04 ディレクトリ(電子メ directory (in electronic mail)
計算機ネットワーク上であて先となりうる利用者
ールにおける) 又はサービスの体系的な一覧表。
27.02.05 受信箱 受信電子メールだけを収容する書簡箱。 in-basket,
inbox
27.02.06 送信箱 out-basket
送信電子メールを収容し,発信済みメールも収容で
きる書簡箱。
27.02.07 同報メール broadcast mail
計算機ネットワーク内のすべての利用者端末あて
に伝送される電子メール。
27.02.08 メッセージ検索 書簡箱から受信電子メールを取り出す過程。 message retrieval
――――― [JIS X 0027 pdf 3] ―――――
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X 0027-1995
番号 用語 定義 対応英語
27.02.09 フォルダ folder
文書又は電子メールの分類のために使用される論
理記憶又は仮想記憶の領域。
27.03 テキスト,音声,画像及び映像の伝送
番号 用語 定義 対応英語
27.03.01 テレックス telex
テレプリンタ又はそれと同等の装置間での,テキス
ト伝送のための公衆交換サービス。
27.03.02 テレテックス teletex
レター並みの印字品質で加入者間の通信を提供す
る電子メールサービス。
備考1. テレテックスは,テレックスの機能強
化版であり,テレックスよりも高速度
で大文字・小文字混在データの伝送が
可能である。
2. この用語とテレテキストを同義に使用
してはならない。
27.03.03 テレテキスト teletext,
ニュース,天気予報,広告などのような選択可能な
broadcast videography
テキスト形式の資料を,直接に加入者のテレビジョ
ンに提供する同報サービス。
備考1. 加入者がテレテキスト信号を受信する
には,特別なデコーダが必要になる。
2. この用語とテレテックスを同義に使用
してはならない。
27.03.04 ビデオテックス, videotex,
電話通信ネットワークにおいて,対話形式による英
ビューデータ 数字情報及び図形情報の交換を提供するサービス。 interactive videography,
この情報は,画面上に表示される。 viewdata(イギリスだけ)
27.03.05 コンピュータ会議 computer conferencing
計算機ネットワークを使用した,参加者間での対話
形通信。
27.03.06 仲介形会議 moderated conference
参加者が仲介者を介してメッセージを交換する形
態のコンピュータ会議。仲介者はメッセージを受
諾,編集又は排除できる。
27.03.07 遠隔会議 teleconferencing
幾つかの地点の参加者間の,電気通信機能を用いた
対話形通信。
備考1. 遠隔会議には,電話会議及び静止画又
は動画を用いたテレビ会議を含む。
2. 図1参照。
27.03.08 テレビ会議 video conferencing
音声,テキスト及び図形の伝送に加え,参加者自身
の静止画像又は動画像の伝送も提供している遠隔
会議。
27.03.09 電話会議 conference call
音声による対話が可能な,及び場合によってはファ
ックスが使用できる電話回線によって参加者が接
続される遠隔会議。
27.03.10 ファックス, fax,
紙面の,電気通信システムを介した伝送,及び受信
ファクシミリ 地における,同一画像の写しの生成。 facsimile,
telefax
27.03.11 ファックスを送る ファックスを用いて,画像を伝送する。 to fax
27.03.12 ファックス文書 ファックスから受け取った写し。 fax,
telecopy
27.03.13 ファックス装置, fax machine,
画像をファックスによって伝送したり受け取った
ファクシミリ装置 りするために使用する機能単位。 facsimile machine
27.03.14 ファックスボード fax board
利用者端末内に搭載されるボードであって,ファッ
クスによる画像の送受信のために使用されるもの。
――――― [JIS X 0027 pdf 4] ―――――
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X 0027-1995
番号 用語 定義 対応英語
27.03.15 ファックスモデム fax modem
ファックス装置の機能と変復調装置の機能とを組
み合わせた機能単位。
27.03.16 電子文書交換, electronic document
標準的な規則に従った計算機システム間でのデー
電子データ交換, タ及び文書の交換。 interchange,
EDI(省略形) electronic data interchange,
EDI(省略形)
図1 遠隔会議,電話会議,テレビ会議の関係
情報処理用語−オフィスオートメーションJIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 大 野 義 夫 慶應義塾大学理工学部電気工学科
大 村 清 日本電信電話株式会社研究開発推進部支援システム部門
OAサービスグループ
加 山 英 男 財団法人日本規格協会技術・検査部標準課
佐 藤 文 孝 東芝コンピュータエンジニアリング株式会社中部テクノセン
ター
下 田 宏 一 日本ユニシス株式会社商品情報出版室
瀬戸屋 英 雄 工業技術院標準部情報規格課
高 橋 厚 キャノン株式会社創造環境推進センター技術標準推進部
技術標準推進課
野 溝 文 俊 株式会社日立テクニカルコミュニケーションズ
水 野 晴 之 沖電気工業株式会社情報通信システム事業本部
オープンソリューションセンタソフトウェア技術第2部技術
第1課
森 田 徹 郎 富士通株式会社オープンシステム事業本部特許推進部
(事務局) 及 川 清 社団法人情報処理学会情報規格調査会
JIS X 0027:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 2382-27:1994(IDT)
JIS X 0027:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.20 : 事務作業におけるITの応用
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.35 : 情報技術.事務機械(用語集)