この規格ページの目次
4
X0032 : 1999
番号 用語 定義 対応英語
MHE(省略形) MHE(省略形)
32.02.03 メッセージ通信シス messaging system
メッセージ通信処理システムを実装するときに使用する
テム データ処理システム。
32.02.04 メッセージ通信サブ messaging subsystem
機能的に重要なメッセージ通信処理システムの一部。
システム 例 利用者エージェント,メールエクスプローダ
32.02.05 利用者エージェント, user agent,
単一の直接利用者がメッセージ通信処理システムと相互
UA(省略形) 作用する手段としての機能単位。 UA(省略形)
備考 利用者エージェントは,メッセージ通信処理シ
ステムの一構成要素であって,これによって利
用者はメッセージを創造,送信及び受信する
(図2参照)。
32.02.06 配布先リスト, distribution list,
あらかじめ定義された利用者グループ及びその他の配付
DL(省略形) DL(省略形)
先リストを表現する抽象概念。これは,メッセージ通信処
理システムが運ぶ情報オブジェクトの潜在的着信先とな
る。
備考1. 配付先リストの構成要素は,利用者又はその
他の配付先リストのいずれか一方を特定す
るO/R名を含むことができる。
2. この用語は,JIS X 0027 : 1995の27.01.08を
修正したものである。
32.02.07 メールエクスプロー mail exploder,
要求されるメッセージの複写及び複写結果の配付先リス
ダ, mail broadcaster
トによって指定される様々な受信者への発送を行う機能
メール放送者 単位。
32.02.08 アクセス装置, access unit,
メッセージ転送システムをその他の通信システムへ結合
AU(省略形) する機能単位の一つ。 AU(省略形)
これによって,その利用者はその他のメッセージ通信処理
システムに間接的にアクセスする(図2参照)。
32.02.09 メッセージ転送シス massage transfer
一つ以上のメッセージ転送エージェントから構成される
テム, 機能単位。 system,
MTS(省略形) MTS(省略形)
利用者エージェント,メッセージ蓄積及びアクセス装置の
間で蓄積回送形のメッセージ転送を提供する(図2参照)。
32.02.10 メッセージ転送エー massage transfer agent,
配付先リストによって特定される利用者又は利用者グル
ジェント, MTA(省略形)
ープにメッセージを運ぶメッセージ転送システムの機能
MTA(省略形) 単位(図2参照)。
32.02.11 メールゲートウェイ, mail gateway,
二つ以上の異種のメッセージ通信処理システムの接続及
gateway(電子メール
びそれら相互間でのメッセージの転送を行う機能単位。
ゲートウェイ(電子メ
ールにおける) における)
32.02.12 管理領域(電子メール management domain
メッセージ転送エージェントを一つ以上含むメッセージ
における), 通信システムの集合体。 (電子メールにお
MD(省略形) これは,単一組織によって管理される。 ける),
MD(省略形)
備考1. 管理領域は,地理的な範囲と一致してもよ
い。
2. 管理組織は,メッセージ通信システムのこの
集合体において,アドレス設定の主管庁に特
に責任を負っている。
32.02.13 主管庁管理領域(電子 administration
国家の電気通信監督官庁によって認定された電気通信運
メールにおける), 営者が管理する管理領域。 manage-ment domain
ADMD(省略形) 備考 電気通信運営者は,一般に公的サービスを提供
(電子メールにお
する(図5参照)。 ける),
ADMD(省略形)
――――― [JIS X 0032 pdf 6] ―――――
5
X0032 : 1999
番号 用語 定義 対応英語
32.02.14 私設管理領域(電子メ private management
国家の電気通信監督官庁によって認定された電気通信運
ールにおける), 営者ではないその他の組織が管理する管理領域(図5参domain(電子メール
PRMD(省略形) 照)。 における),
PRMD(省略形)
32.03 情報オブジェクト
番号 用語 定義 対応英語
32.03.01 封筒 envelope
メッセージの一部であって,メッセージの発信者及び潜在
受信者を識別するもの。
そのメッセージの転送履歴を記録し,メッセージ転送シス
テムによって次に行われる伝送の方向を決定し,内容を特
徴付ける。
備考1. 封筒の構成は,一つの転送段階から他の転送
段階で変更されてもよい(図4参照)。
2. この用語は,JIS X 0027 : 1995の27.01.11を
修正したものである。
32.03.02 内容(電子メールにお content(電子メールに
メッセージの一部であって,メッセージの転送中に変換の
ける) おける)
場合を除いて,メッセージ転送システムから検査及び修正
を受けないもの。
備考 メッセージの種別によっては,内容は,見出し
及び本体から構成される(図4参照)。
32.03.03 見出し(電子メールに heading(電子メールに
メッセージの種別によっては,内容の一部であって,利用
おける), 者エージェントの処理に役立つ情報を含むもの(図4参おける),
照)。
ヘッダ(電子メールに header(電子メールに
おける) おける)
備考 この情報には,メッセージの主題,以前のメッ
セージの参照及び重要度などがある。
32.03.04 本体(電子メールにお body(電子メールにお
メッセージの種別によっては,内容の一部であって,発信
ける) 者が明示的に意思を伝えるもの。 ける)
備考 本体は,一つ以上の部分から構成してもよい
(図4参照)。
32.03.05 主題(電子メールにお subject(電子メールに
見出しの一部であって,メッセージの内容を要約したも
ける) の。発信者が指定する。 おける)
32.03.06 署名(電子メールにお signature(電子メール
本体の最後尾にあって,個人を特定するために発信者によ
ける) って記述される一連のテキスト。 における)
備考1. 署名は,一般に名前,住所を含むが,さらに
電話番号,ファックス番号を含むこともあ
る。
2. 署名は,電子署名又はその他のメッセージ認
証データを含んでもよい。
32.03.07 符号化情報種別, encoded information
封筒の一部であって,内容の個々の部分について,符号化
EIT(省略形) 情報の種別を識別するもの。 type,
EIT(省略形)
例 MIME (Multipurpose Internet Mail Extender) 及び
ASN.1。
32.03.08 内容種別 content type
封筒の一部であって,内容全体の構文規則及び意味形式を
識別するもの。
例 単純テキスト,ASN.1及びSGML
32.03.09 打診(電子メールにお probe(電子メールに
メッセージ転送によって伝送される情報オブジェクトで
ける) おける)
あって,メッセージの配信可能性を決定することに使用す
るもの。
備考1. 打診の封筒に含まれる属性は,配信可能性を
決定するメッセージの種類を示す。
――――― [JIS X 0032 pdf 7] ―――――
6
X0032 : 1999
番号 用語 定義 対応英語
2. 打診は,配布先リストによって拡張しなくて
もよい。
32.03.10 報告(電子メールにお report(電子メールに
メッセージ転送システムによって生成される情報オブジ
ける) おける)
ェクトであって,メッセージ又は打診の転送処理に関する
結果又は経過を示す。
備考 報告は,メッセージ又は打診の配信若しくは配
信不能を示してもよい。
32.04 メッセージ通信処理の操作
番号 用語 定義 対応英語
32.04.01 発信者 メッセージ又は打診の発生元である利用者。 originator
備考1. 送信者は,一般にメッセージの作成又は打診
を行う。
2. この用語は,JIS X 0027 : 1995の27.01.09を
修正したものである。
32.04.02 受信者 recipient
メッセージを受信するか,又はメッセージのあて先である
利用者又は配布先表。
備考 この用語は,JIS X 0027 : 1995の27.01.10を修
正したものである。
32.04.03 潜在受信者 potential recipient
メッセージ又は打診のあて先となることができる利用者
又は配布先表。
32.04.04 実受信者 配信又は確認が行われる潜在受信者。 actual recipient
備考 配信又は確認の事象において潜在受信者から
実受信者へ状態が変化する。
32.04.05 指定受信者 intended recipient
メッセージ又は打診のあて先として発信者が指定した潜
在受信者。
32.04.06 対象受信者 immediate recipient
メッセージ又は打診の特定のインスタンスに割り当てら
れた潜在受信者。
備考 特定のインスタンスは発信によって作り出さ
れたり,分配又は配布先表展開によって作り出
されることもある。
32.04.07 代行受信者 alternate recipient
メッセージ又は打診を特定の優先受信者に運ぶことがで
きない場合にあて先となる潜在受信者。
備考 代行受信者は,発信者又は潜在受信者が指定す
ることができる。
32.04.08 メンバ受信者 member recipient
配布先表展開の結果としてメッセージが運ばれる潜在受
信者。
32.04.09 転送処理 transmittal
発信元から潜在受信者への情報オブジェクトの伝達又は
伝達の試行。
備考 転送処理は,転送処理段階及び転送処理事象の
繰返しである。
32.04.10 転送処理段階 transmittal step
メッセージ通信処理環境において,ある機能単位から別の
機能単位へ情報オブジェクトを運ぶ過程。
32.04.11 転送処理事象 transmittal event
メッセージ転送システムにおいて,メッセージの転送処理
の途中で発生する事象。
備考 転送処理事象は,配信不能のように利用者に見
えるものもあれば,分配のような見えないもの
もある。
32.04.12 発信 origination
直接利用者がメッセージ若しくは打診をその利用者エー
ジェントに伝達する最初の転送処理段階。又は間接利用者
がそれにサービスを提供する通信システムにメッセージ
――――― [JIS X 0032 pdf 8] ―――――
7
X0032 : 1999
番号 用語 定義 対応英語
若しくは打診を伝達する最初の転送処理段階(図6参照)。
32.04.13 送信(電子メールにお submission(電子メー
メッセージ転送エージェントがメッセージ,打診又は報告
ける) ルにおける)
を別のメッセージ転送エージェントに伝達する転送処理
段階(図6参照)。
32.04.14 直接送信 direct submission
利用者エージェント又はメッセージ蓄積がいかなる機能
単位も介することなくメッセージ転送エージェントにメ
ッセージ又は打診を直接伝達する送信(図6参照)。
32.04.15 間接送信 indirect submission
利用者エージェントがメッセージ蓄積を経由してメッセ
ージ転送エージェントにメッセージ又は打診を伝達する
送信(図6参照)。
32.04.16 配信(電子メールにお delivery(電子メール
メッセージ転送エージェントが潜在受信者のメッセージ
ける) における)
蓄積又は利用者エージェントにメッセージ又は報告を伝
達する転送処理段階(図6参照)。
備考 配信は,利用者による受信が行われたことを意
味しない。
32.04.17 転送(電子メールにお transfer
メッセージ転送エージェントがメッセージ,打診又は報告
ける) を別のメッセージ転送エージェントに伝達する転送処理
段階(図6参照)。
32.04.18 検索(電子メールにお retrieval(電子メール
メッセージ又は報告が利用者のメッセージ蓄積から引き
ける) における)
出されて,利用者の利用者エージェントに伝達される転送
処理段階。
備考 この利用者は実受信者である。
32.04.19 受信(電子メールにお receipt(電子メールに
利用者エージェントが直接利用者にメッセージ若しくは
ける) おける)
報告を伝達する転送処理段階。又は別の通信システムが間
接利用者に伝達する転送処理段階(図6参照)。
32.04.20 受入(電子メールにお import(電子メールに
メッセージ転送システムにおいて,アクセス装置が外部の
ける) おける)
通信システムからメッセージ転送エージェントに情報オ
ブジェクトを伝達する転送処理段階(図6参照)。
32.04.21 送出(電子メールにお export(電子メールに
外部の通信システムに伝達するためにメッセージ転送エ
ける) おける)
ージェントが情報オブジェクトをアクセス装置に伝達す
る転送処理段階(図6参照)。
32.04.22 分配(電子メールにお splitting(電子メール
メッセージ又は打診を複写する転送処理事象。これは,転
ける) における)
送処理段階において,メッセージ転送エージェントがイン
スタンスを対象受信者に様々の方法で伝達するために行
う。
32.04.23 合成(電子メールにお joining(電子メールに
メッセージ転送エージェントが同じメッセージ又は打診
ける) おける)
についての複数のインスタンス又は報告を結合する転送
処理事象。
32.04.24 あて先変更 redirection
メッセージ転送エージェントがメッセージの対象受信者
である利用者又は配布先リストを代行受信者に変更する
転送処理事象。
32.04.25 配信不能(電子メール nondelivery(電子メー
メッセージ転送エージェントが対象受信者にメッセージ
における) ルにおける)
を配信することができなかったり又はメッセージ若しく
は打診の発信者に報告を配信することができないことを
決定する転送処理事象。
備考 メッセージの場合,メッセージ転送エージェン
トは,配信不能報告を作成する。
32.04.26 確認(電子メールにお affirmation(電子メー
メッセージ転送システムが打診に記述されているすべて
ける) ルにおける)
のメッセージを対象受信者に配信できることを,メッセー
ジ転送エージェントが決定する転送処理事象。
――――― [JIS X 0032 pdf 9] ―――――
8
X0032 : 1999
番号 用語 定義 対応英語
備考 この場合,メッセージ転送エージェントは,配
信の報告を作成してよい。
32.04.27 不達確認 non-affirmation
メッセージ転送システムが打診に記述されているメッセ
ージをいずれかの対象受信者に配信できないことを,メッ
セージ転送エージェントが決定する転送処理事象。
備考 この場合,メッセージ転送エージェントは,配
信不能の報告を作成してよい。
32.05 メッセージ通信処理における命名及びアドレス付与
番号 用語 定義 対応英語
32.05.01 命名機関 名前の割振りに対し責任を負う機関。 naming authority
備考 命名は,一般的には階層的である。名前を割り
当てる権限は,あるレベルの一部に限定され
る。
32.05.02 O/R名, O/R name,
識別子の一つ。これによって,利用者が発信者と呼ばれた
発信者名・受信者名 originator/recipient
り,利用者又は配布先表がメッセージ又は打診の潜在受信
者と呼ばれる(表2参照)。 name
備考 O/R名は,ディレクトリ名,O/Rアドレス又は
その両方で構成する。
32.05.03 O/Rアドレス, O/R address,
属性の一つ。これは,ある利用者又は配布先表をその他の
発信者アドレス・受信 originator/recipient
ものと識別し,利用者のメッセージ通信処理システム又は
者アドレス 配布先表の所在地ヘアクセスする点を定義する(表2参address
照)。
32.05.04 name resolution(電子
必要であれば,O/RアドレスをO/R名に付加する転送処
名前解析(電子メール
における) 理事象。 メールにおける)
32.05.05 属性(電子メールにお attribute(電子メール
利用者又は配布先表を記述するデータ項目の一つ。これ
ける) における)
は,利用者又は表のメッセージ通信処理システムにおける
物理的又は組織的な構造に関連した位置を示すために使
用する(表1参照)。
例 名前,アドレス
32.05.06 一般名(電子メールに common name(電子メ
他の属性で示される実体と関係がある利用者又は配布先
おける) ールにおける)
表を識別するための,O/Rアドレスの属性(表1参照)。
例 組織における肩書又は地位。例えば,ポストマス
タ,管理者又はマーケティング担当取締役。
備考 一般名又は個人名は,O/Rアドレスに必要なも
のである。
32.05.07 個人名 personal name
O/Rアドレスの属性であって,組織名などのその他の属性
で示される実体と関係がある個人に独自な名称(表1及び
表2参照)。
備考1. 個人名の構成要素は,例えば,次のものがあ
る。
−姓
−名
− イニシャル
2. O/Rアドレスとして一般名又は個人名が必要
である。
32.05.08 組織名 organization name
O/Rアドレスの属性であり,メッセージを送信及び受信す
るための組織に独自な名称(表1及び表2参照)。
32.05.09 部門名 organizational unit
O/Rアドレスの属性であり,メッセージを送信及び受信す
るための組織における部門に独自な名称(表1及び表2 name
参照)。
――――― [JIS X 0032 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS X 0032:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1087:1990(MOD)
- ISO 3166-1:1997(MOD)
- ISO/IEC 10021-1:1990(MOD)
- ISO/IEC 10021-2:1990(MOD)
- ISO/IEC 2382-1:1993(MOD)
- ISO/IEC 2382-27:1994(MOD)
- ISO/IEC 9594-1:1990(MOD)
- ISO/IEC 9594-2:1990(MOD)
JIS X 0032:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.020 : 情報技術(IT)一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.35 : 情報技術.事務機械(用語集)