JIS X 0124:1993 単位記号の情報交換用表記方法

JIS X 0124:1993 規格概要

この規格 X0124は、国際単位系(SI)及びSIと併用してよい単位について,情報処理及びデータ伝送を行うシステムを用いてシステムとシステムとの間及び人とシステムとの間で情報交換をする場合の単位記号の表記方法について規定。

JISX0124 規格全文情報

規格番号
JIS X0124 
規格名称
単位記号の情報交換用表記方法
規格名称英語訳
Representation of unit symbols for information interchange
制定年月日
1975年8月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報基本 2016
改訂:履歴
1975-08-01 制定日, 1978-08-01 確認日, 1981-04-01 改正日, 1986-10-01 確認日, 1987-03-01被移行日, 1992-02-01 確認日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 0124:1993 PDF [16]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 0124-1993

単位記号の情報交換用表記方法

Representation of unit symbols for information interchange

1. 適用範囲 この規格は,国際単位系 (SI) 及びSIと併用してよい単位について,情報処理及びデータ
伝送を行うシステム(以下,システムという。)を用いてシステムとシステムとの間及び人とシステムとの
間で情報交換をする場合の単位記号の表記方法について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS Z 8202 量記号,単位記号及び化学記号
参考 ISO 2955 (Information processing−Representation of SI and other units in systems with limited
character sets) に規定する単位の表記方法については,この規格に含めている。
2. 単位記号の表記形式 単位記号の表記形式は,次の第一形式及び第二形式の2種類とする。
(1) 第一形式 第一形式の構成要素は,ローマ文字の大文字,ローマ文字の小文字,アラビア数字及び7
個の記号,すなわち,アポストロフィ (),引用符号 (”),ハイフン (-),ピリオド (.),斜線 (/),左括
弧 ((),右括弧 ()) とする。
(2) 第二形式 第二形式の構成要素は,ローマ文字の大文字,アラビア数字及び5個の記号,すなわち,
ハイフン (-),ピリオド (.),斜線 (/),左括弧 ((),右括弧 ()) とする。
3. 単位記号の表記方法の原則 単位記号の表記方法は,次による。
(1) 単位記号の表記は複数形を用いず,ピリオドも付けない。
数値と単位記号との間には,1字分の間隔を入れる。ただし,データ形式が定まっている場合には,
この間隔を設けなくてもよい。
例 5 m(以下では,第一形式によって例を示す。)
(2) 単位の積は,その間にピリオド (.) を入れて表す。
例 トルクは,N.mで表す。
(3) べき指数をもつ単位(同じ単位の積)の場合は,単位記号のすぐ後ろに数字を付けて表す。
例 体積は,m3で表す。
(4) 単位の商は,分子と分母の間を斜線 (/) で分けて表す(例1.参照)。斜線よりも後ろに現れるピリオド
は,分母同士の積を表す(例2.参照)。
例1. 速度は,m/sで表す。
例2. 熱伝導率は,W/m.Kで表す。
4. 接頭語の記号の表記方法 単位の10の整数乗倍を表す接頭語の記号の表記方法は,表1による。

――――― [JIS X 0124 pdf 1] ―――――

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X 0124-1993
表1 接頭語の記号の表記方法
接頭語 情報交換用表記方法
倍数 名称 第一形式 第二形式
1018 エクサ E EX
1015 ペタ P PE
1012 テラ T T
109 ギガ G G
106 メガ M MA
103 キロ k K
102 ヘクト h H
10 デカ da DA
10-1 デシ d D
10-2 センチ c C
10-3 ミリ m M
10-6 マイクロ u U
10-9 ナノ n N
10-12 ピコ p P
10-15 フェムト f F
10-18 アト a A
5. 接頭語の記号の使い方 接頭語の記号の使い方は,原則として次による。
(1) 接頭語の記号を単位記号と組み合わせずに,単独で用いてはならない。
例 Tは,それだけではテスラを表し,テラの意味はない。
(2) 接頭語の記号と単位記号とを組み合わせる場合は,それぞれの第一形式の組合せ又は第二形式の組合
せとし,第一形式と第二形式を組み合わせて使用してはならない。
(3) 接頭語の記号は,単位記号のすぐ前に付け,その間には,間隔を置いてはならない。
単位記号の前に接頭語の記号を付けたものは,一体として扱う。したがって,それにべき指数を付
けたときは,そのべき指数は全体にかかる。
例 cm3(立方センチメートル)は, (10-2m)3,すなわち,10-6m3を意味し,10-2m3を意味しない。
(4) 接頭語の記号は,二重に用いてはならない。
(5) 質量の単位kgには,接頭語の記号を付けてはならない。必要な場合は,単位記号gに接頭語の記号を
付ける(例1.参照)。ただし,kgが分母にあるときは,kgのままとする(例2.参照)。
例1. kkgは,Mgとする。
例2. kJ/gは,MJ/kgとする。
6. 付表 一般に用いられる量のSI及びその他の単位について,主として用いられる単位記号の情報交換
用表記方法を付表110に示す。付表については,次による。
(1) 付表における量の分類は,JIS Z 8202によっている。
(2) 付表は,量,単位の名称,単位記号,情報交換用表記方法の第一形式,同じく第二形式及び備考を示
してある。
(3) 量,単位の名称及び単位記号の各欄の規定は,主としてJIS Z 8202によっており,その場合は単位の
名称ごとにJIS Z 8202における番号を備考欄に示してある。
(4) “SI,SI単位と併用する単位及び併用してよい単位”と,“SIに含まれず,かつSI単位と併用できな
い単位”とは,点線で区分してある。点線から下の部分は,参考とする。

――――― [JIS X 0124 pdf 2] ―――――

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X 0124-1993
SIの使用を推奨する意味で,SI単位の名称は,太字体で示してある。
付表1 空間及び時間
番号 量,単位の名称及び単位記号 情報交換用表記方法 備考
JIS Z 8202の
量 単位の名称 単位記号 第一形式 第二形式 単位の名称の番号
1-1 平面角,角度 ラジアン rad rad RAD 1-1.a
度 ···゜ deg DEG 1-1.b
分 ···′ ··· MNT 1-1.c
秒 ···″ ···” SEC 1-1.d
点 pt pt PT 1-1.e
グラード,ゴン ···g, gon gon GON 1-1.f
1-2 立体角 ステラジアン sr sr SR 1-2.a
1-3 長さ,幅,高さ,厚さ,メートル m m M 1-3.a
半径,直径,道の長さ,オングストローム
Å Ang ANG 1-3.b
距離 海里 n mile, nam NAM 1-3.c
M, nm, ···′
天文単位 AU AU ASU 1-3.d
パーセク pc pc PRS 1-3.e
光年 l. y. ly LY 1-3.f
ミクロン micrn MICRN 1-3.g
インチ in in IN 1-3.h
フート ft foot FOOT 1-3.i
ヤード yd yd YD 1-3.j
マイル mile mile MILE 1-3.k
1-4 曲率 毎メートル m-1 1/m 1/M
1-5 面積 平方メートル m2 m2 M2 1-4.a
アール a a ARE 1-4.b
ヘクタール ha ha HAR 1-4.c
平方インチ in2 in2 IN2 1-4.d
平方フート ft2 foot2 FOOT2 1-4.e
平方ヤード yd2 yd2 YD2 1-4.f
平方マイル mile2 mile2 MILE2 1-4.g
エーカー acre acre ACRE 1-4.h
1-6 体積,容積 立方メートル m3 m3 M3 1-5.a
リットル l, L l, L L 1-5.b
トン T tonn TONN 1-5.c
立方インチ in3 in3 IN3 1-5.d
立方フート ft3 foot3 FOOT3 1-5.e
立方ヤード yd3 yd3 YD3 1-5.f
英ガロン gal (UK) gal (UK) GAL (UK) 1-5.g
米ガロン gal (US) gal (US) GAL (US) 1-5.k
米バレル barrel (US) arrel BARREL 1-5.n
1-7 時間,時間間隔,継続 秒 s s S 1-6.a
時間 分 min min MIN 1-6.b
時 h h HR 1-6.c
日 d d D 1-6.d
年 a, y a ANN 1-6.e
1-8 角速度 ラジアン毎秒 rad/s rad/s RAD/S 1-7.a
1-9 角加速度 ラジアン毎秒毎秒 rad/s2 rad/s2 RAD/S2 1-8.a

――――― [JIS X 0124 pdf 3] ―――――

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X 0124-1993
番号 量,単位の名称及び単位記号 情報交換用表記方法 備考
JIS Z 8202の
量 単位の名称 単位記号 第一形式 第二形式 単位の名称の番号
1-10 速度,速さ メートル毎秒 m/s m/s M/S 1-9.a
メートル毎時 m/h m/h M/HR 1-9.b
ノット kn, kt knot KNOT 1-9.c
フート毎秒 ft/s foot/s FOOT/S 1-9.d
マイル毎時 mile/h mile/h MILE/HR 1-9.e
m/s2
1-11 加速度,自由落下の加 メートル毎秒毎秒 m/s2 M/S2 1-10.a
速度,重力の加速度ガル Gal Gal GAL 1-10.b
ジー G Gra GRA 1-10.c
フート毎秒毎秒 ft/s2 foot/s2 FOOT/S2 1-10.d
備考 表の中の“···”は,記号の上下位置を示すためのものであって,単位記号の一部ではない。
付表2 周期現象及び関連現象
番号 量,単位の名称及び単位記号 情報交換用表記方法 備考
JIS Z 8202の
量 単位の名称 単位記号 第一形式 第二形式 単位の名称の番号
2-1 周期 秒 s s S 2-1.a
2-2 時定数(指数関数的に 秒 s s S 2-2.a
変化する量の)
2-3 周波数,振動数 ヘルツ Hz Hz HZ 2-3.a
サイクル毎秒 cycle/s CYCLE/S 2-3.b
c/s, c,
サイクル cycle CYCLE 2-3.c
2-4 回転速度,回転数 毎秒 s-1
1/s 1/S 2-4.a
回毎秒 r/s, rps
回毎分 min-1, r/min,
1/min 1/MIN 2-4.b
rpm
回毎時 h-1, r/h, rph
1/h 1/HR 2-4.c
2-5 角周波数,角振動数, ラジアン毎秒 rad/s rad/s RAD/S 2-5.a
円振動数
2-6 波長 メートル m m M 2-6.a
オングストローム Å Ang ANG 2-6.b
2-7 波数 毎メートル m-1 1/m 1/M 2-7.a
2-8 角波数,波長定数, ラジアン毎メートル rad/m rad/m RAD/M 2-8.a
位相定数
2-9 振幅レベル差 デシベル dB dB DB 2-9.a
ネーパ Np Np NP 2-9.b
2-10 工率レベル差 デシベル dB dB DB 2-10.a
ネーパ Np Np NP 2-10.b
2-11 減衰係数 毎秒 s-1 1/s 1/S 2-11.a
ネーパ毎秒 Np/s Np/s NP/S 2-11.b
2-12 対数減衰率 ネーパ Np Np NP 2-12.a
2-13 減衰定数,位相定数, 毎メートル m-1 1/m 1/M 2-13.a
伝搬定数

――――― [JIS X 0124 pdf 4] ―――――

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X 0124-1993
付表3 力学
番号 量,単位の名称及び単位記号 情報交換用表記方法 備考
JIS Z 8202の
量 単位の名称 単位記号 第一形式 第二形式 単位の名称の番号
3-1 質量 キログラム kg kg KG 3-1.a
グラム g g G 3-1.b
トン t t TNE 3-1.c
カラット car, ct car CAR 3-1.d
もんめ mom mom MOM 3-1.e
ポンド lb lb LB 3-1.f
ゲレーン gr gr GR 3-1.g
オンス oz oz OZ 3-1.h
トロイオンス troyoz TROYOZ 3-1.i
英トン ton (UK) t (UK) TNE (UK) 3-1.k
米トン ton (US) t (US) TNE (US) 3-1.m
3-2 密度 キログラム毎立方メ kg/m3 kg/m3 KG/M3 3-2.a
ートル
ポンド毎立方フート lb/ft3 lb/foot3 LB/FOOT3 3-2.d
3-3 相対密度,比重 重ボーメ度 Bh, Beh, Be Bh BH 3-3.d
軽ボーメ度 Bl, Bel, Be Bl BL 3-3.e
API度 API, A. P. IAPI API 3-3.g
3-4 比体積 立方メートル毎キロ m3/kg m3/kg M3/KG 3-4.a
グラム
3-5 線密度,繊度 キログラム毎メート kg/m kg/m KG/M 3-5.a

テクス tex tex TEX 3-5.b
デニール D D D 3-5.c
3-6 面密度 キログラム毎平方メ kg/m2 kg/m2 KG/M2 3-6.a
ートル
3-7 運動量 キログラムメートル kg・m/s kg・m/s KG・M/S 3-7.a
毎秒
3-8 運動量モーメント, キログラム平方メー kg・m2/s kg. m2/s KG. M2/S 3-8.a
角運動量 トル毎秒
3-9 慣性モーメント キログラム平方メー kg・m2 kg. m2 KG. M2 3-9.a
トル
3-10 力,重量 ニュートン N N N 3-10.a
ダイン dyn dyn DYN 3-10.b
重量キログラム kgf kgf KGF 3-10.c
重量グラム gf gf GF 3-10.d
重量トン tf tf TNEF 3-10.e
パウンダル pdl pdl PDL 3-10.f
重量ポンド lbf lbf LBF 3-10.g
3-11 力積 ニュートン秒 N・s N. s N. S
3-12 力のモーメント,曲げ ニュートンメートル N・m N. m N. M 3-12.a
モーメント,トルク, 重量キログラムメー kgf・m kgf. m KGF. M 3-12.b
偶力のモーメント トル
フート重量ポンド ft・lbf foot. lbf FOOT. LBF 3-12.c
3-13 力積のモーメント ニュートンメートル N・m・s N. m. s N. M. S

――――― [JIS X 0124 pdf 5] ―――――

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JIS X 0124:1993の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0124:1993の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8202:1985
量記号,単位記号及び化学記号