4
X 0500 : 2020 (ISO/IEC 19762 : 2016)
01.01.18
単語(word)
ある目的のために一つの単位として扱われる文字列又はビット列。
注記1 コンピュータにおける単語長はコンピュータアーキテクチャによって定義されるが,テキス
ト処理における単語は,特殊文字又は制御文字によって区切られる。
[JIS X 0004の04.06.01参照]
注記2 文字を表すビット列は,(コンピュータで使用されるように)通常8ビット,16ビット,又
は32ビットで構成される。
01.01.19
読み取る,読み込む(動詞)[read (verb)]
入力装置,記憶装置又はデータ媒体からデータを得る(動詞)。
01.01.20
読取り(名詞)[read (noun)]
機械可読媒体からデータを取得する処理(必要に応じ,発信元に入力されたデータの修復を行って交信
するために必要な競合制御管理,エラー制御管理,チャンネル復合化及びソース復号化を含む。)。
01.01.21
書込み(write)
データを出力装置,データ格納装置,又はデータ媒体へ送ること。
01.01.22
符号化(動詞)[encode (verb)]
コードの使用によって,元の形に再変換が可能な形態にデータを変換する(動詞)。
01.01.23
復号化(動詞)[decode (verb)]
符号化された表現を元の形に戻してデータを再格納する(動詞)。
[IEC 60050-702の702-05-14参照]
01.01.24
復号(decoding)
符号化された表現から,データを元の書式に復元するプロセス。
01.01.25
誤読(incorrect read, misread)
リーダライタによって読み取られたデータが機械可読媒体内の対応するデータと相違する状況。
01.01.26
データ符号化(data coding)
ベースバンドデータビット表現,又は論理データビットから物理信号へのマッピング。
01.01.27
データ圧縮(data compaction)
データをできるだけ効率的に最小のスペースで表現するためにオリジナルデータを処理する仕組み又は
アルゴリズム。
01.01.28
データ領域(data field)
――――― [JIS X 0500 pdf 6] ―――――
5
X 0500 : 2020 (ISO/IEC 19762 : 2016)
データの特定の項目又は複数の項目に割り当てられたメモリの領域。
01.01.29
メッセージ (1)[message (1)]
発信元から送信先へ伝送される情報の単位。
01.01.30
メッセージ (2)[message (2)]
情報理論及び通信理論における,情報を伝送するために順序付けられた文字列。
01.01.31
レコード(record)
1単位として取り扱われるデータ要素の集合。
[JIS X 0004の04.07.03参照]
01.01.32
ファイル(file)
一つの単位として取り扱われる,名前を付けられたレコードの集合。
[JIS X 0004の04.07.10参照]
注記 ファイルはコンピュータ,携帯データ端末,又は情報管理システムに保存される。
01.01.33
タグ[tag (hypermedia)]
データテキスト又は目的物を構造化するために用いるマークアップ言語内の言語要素。
05.05.05の“タグ”の定義参照。
例 開始タグ及び終了タグ。
01.01.34
意味論(semantics)
データ領域の目的を識別するための方法。
例 自動データ取得で使用される意味論の例は,ISO/IEC 15418のANS MH10.8.2 Data Identifiers,GS1
Application Identifiers,及びX12/EDIFACT/CII EDI Data Element Qualifiersが挙げられる。
01.01.35
構文(syntax)
適切な識別子,区切り記号,分離記号,及びメッセージ中のデータ以外の文字の使用を規定する規則を
含む,データをメッセージとして形成するための方法。
注記1 構文は,話し言葉の文法と同等のものである。
例 自動データ取得で使用される構文の例としては,ISO/IEC 15434,Information technology
−Automatic identification and data capture techniques−Syntax for high-capacity ADC media
が挙げられる。
注記2 対応国際規格では,ISO/IEC15434/ANSI MH10.8.3-Syntax for High Capacity ADC Mediaと記載
しているが,間違いなので,この規格では正しい規格番号及び名称にした。
01.01.36
2進化10進表記法,BCD(binary coded decimal, BCD)
0から9までのそれぞれの数字を,4ビットの2進形式の集合で表す10進数の表現方法。
例 各桁を8-4-2-1の重みとする2進化10進表記法では,10進数23の表記は0010 0011となる。一方,
――――― [JIS X 0500 pdf 7] ―――――
6
X 0500 : 2020 (ISO/IEC 19762 : 2016)
2進表記法では10111となる。
注記 コンピュータで有限桁の少数データを取り扱う場合などに,2進数に変換して処理することに
よって,丸め誤差などが発生するのを避けたい処理の場合に有効な表現方法として利用されて
いる。
[JIS X 0005の05.07.01参照]
01.01.37
拡張2進化10進表記法,EBCDIC(extended binary-coded decimal interchange code, EBCDIC)
8ビット文字によって構成される標準コード。
注記1 現在はほとんどの場合,ASCIIが使用されている。
注記2 BCDを拡張してアルファベット,記号などを扱えるようにしたもので,汎用大形コンピュー
タなどで利用されている。
01.01.38
自動認識システム(automatic identification system)
データが記載されたラベル,タグ及び電子タグ又は元々の特性及び所定の特性の,正確で誤解の余地が
ない識別を実現するためのシステム。記載されたデータ又は特性は,システムの適切な情報源によって調
べられる。
01.01.39
機械可読媒体(machine-readable medium)
操作者の人的介在なしに,ある媒体から処理システムにデータの直接転送を可能にする特性をもつ自動
データ取得媒体。
注記 一次元バーコード及び二次元シンボル,磁気ストライプ,ICカード,接触式メモリボタン,RFID,
バイオメトリクス,光学式文字認識などが機械可読の技術である。データは,通常,データス
トリーム中のあらかじめ設定された箇所(領域)に格納されている。このデータは,コンピュ
ータプログラムによって解釈できる。
01.01.40
目視可能文字(eye-readable character)
可読文字(01.01.46)参照。
01.01.41
人間可読情報(human-readable information)
関係している機械可読媒体とともに表され,人間に伝えることを意図したテキスト。
注記1 可読情報は通常,ラベルに表示される(例えば,バーコードラベル,二次元シンボルラベル,
RFIDタグラベル)。
注記2 可読情報には次の4種類がある。
− 可読表示
− 人向け説明
− データエリアタイトル
− フリーテキスト及びデータ
注記3 人による処理であることが明確な文中の記載では,(人間)という部分を省略して用いること
がある。
――――― [JIS X 0500 pdf 8] ―――――
7
X 0500 : 2020 (ISO/IEC 19762 : 2016)
01.01.42
人間可読表示(human-readable interpretation)
シンボル中に符号化されたデータを一次元シンボル又は二次元シンボルの近くに人間が読める形で提示
した情報。
01.01.43
人向け説明(human translation)
機械可読媒体の近くに提示され,符号化された情報の一部,及びシンボルの中に符号化されていないデ
ータフィールド記述を表現した可読情報。
01.01.44
データエリアタイトル(data area titles)
機械可読又は(人間)可読な形式の情報からなるデータエリア。
注記1 データエリアは,(人間)可読テキスト中の,適切な識別子を前に付けることで意味を示した
データエリアタイトルによって識別される。
注記2 機械による読取りを意図する場合には,データエリアタイトルは(人間)可読テキストだけ
に限られない。
01.01.45
フリーテキスト(free text)
機械可読媒体に符号化された内容以外の可読情報。
注記1 この情報は一人以上のラベル利用者によって必要とされることがある。
注記2 フリーテキストの一例として製品記述がある。
01.01.46
可読文字(human-readable character)
目視可能な文字。標準的な目視可能な英数字及び記号を用いて,バーコード(データキャラクタ,チェ
ックキャラクタなど)の内容を表現したものであり,機械読取可能な表現部分と区別する。
01.01.47
電子データ交換,EDI(electronic data interchange, EDI)
標準化されたルールに従ってコンピュータシステム間で行われるデータ及び文書の交換。
01.01.48
項目 (1)[item (1)]
アプリケーションにおける最小の識別可能な実体。
01.01.49
項目 (2)[item (2)]
データセットの要素。
注記 データ要素(data item)の省略語。
例 ファイルはレコードのような幾つかの項目から構成され,レコードも同様にまた他の項目から構
成される。
01.01.50
項目 (3)[item (3)]
単一の物理的存在又は定義された区別できる実態をもつ存在の集まり。
――――― [JIS X 0500 pdf 9] ―――――
8
X 0500 : 2020 (ISO/IEC 19762 : 2016)
01.01.51
ユニークアイテム識別子,UII(unique item identifier, UII)
個別の存在(例えば,製品,輸送単位,繰返し利用資産など)を,その寿命の間,特定のドメイン及び
コードシステムの範囲でユニークに識別するためのデータ。
注記1 ある所定のデータプロトコルで使用された場合,ユニークアイテム識別子を定義する特定の
オブジェクト識別子は,そのオブジェクトのインスタンスが,他の関係する全てのオブジェ
クトに対してユニークで曖昧性がないという事実に依存する。
注記2 オブジェクトがユニークであるため,RFタグでのその使用は,RFタグ自体にユニーク性を
もたらす。
注記3 ISO/IEC 18000-63及びISO/IEC 18000-3のMode 3の場合,UIIは,メモリバンク“01”の0x20
から入る。
01.01.52
ライセンスプレート(固有識別子)の概念(license plate concept)
機械可読媒体に含まれる固定コードがデータベースへのポインタとして利用される概念。
注記 例えば,警察官が車のナンバープレートから所有者の氏名,住所などを割り出すのと同じ概念。
01.01.53
フォント(font)
特定の書体及び特定の画像サイズのキャラクタ集合。
注記1 テキスト処理において,フォントは同じサイズ及びスタイルによる書体である。例えば,9
ポイントのヘルベチカ(Helvetica)などのキャラクタ。
注記2 オンデマンドプリンタで用いる,バーコード体系に基づくバーコードフォントもある。
01.01.54
アルゴリズム(algorithm)
問題の解法のための,明確に定義された有限個の規則の順序付き集合。
[JIS X 0001の01.05.05参照]
01.01.55
プログラマ (1)(programmer)
プログラムを設計し,書き,テストする人。
01.01.56
プログラミング(programming)
プログラムの設計,書込み,修正及びテスト。
[JIS X 0001の01.05.03参照]
01.01.57
許容範囲(tolerance)
システム又は環境の,作用又は影響に起因するシステムパラメタ値の最大許容偏差。
注記 許容範囲は搬送周波数サブキャリア,ビットクロック,及びシンボルクロックを含む幾つかの
無線周波数パラメタに対して指定される。これらに対しては,通常,百万分率(ppm)で表記
される。
01.01.58
公称(nominal)
――――― [JIS X 0500 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS X 0500:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 19762:2016(IDT)
JIS X 0500:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.35 : 情報技術.事務機械(用語集)