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JIS X 0531:2020 規格概要
この規格 X0531は、符号化されたデータの識別に用いられる一連のGS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子について規定し,その管理を担当する組織を明確にする。
JISX0531 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0531
- 規格名称
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子並びにその管理
- 規格名称英語訳
- Information technology -- Automatic identification and data capture techniques -- GS1 Application Identifiers and ASC MH10 Data Identifiers and maintenance
- 制定年月日
- 2003年6月20日
- 最新改正日
- 2020年3月23日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/IEC 15418:2016(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.040.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2003-06-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2020-03-23 改正
- ページ
- JIS X 0531:2020 PDF [7]
X 0531 : 2020 (ISO/IEC 15418 : 2016)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子・・・・[2]
- 4.1 GS1アプリケーション識別子・・・・[2]
- 4.2 ASC MH10データ識別子・・・・[2]
- 5 管理・・・・[3]
- 5.1 GS1アプリケーション識別子・・・・[3]
- 5.2 ASC MH10データ識別子・・・・[3]
- 附属書A(参考)利用者向け指針・・・・[4]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS X 0531 pdf 1] ―――――
X 0531 : 2020 (ISO/IEC 15418 : 2016)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
電子情報技術産業協会(JEITA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,
日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS X
0531:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS X 0531 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
X 0531 : 2020
(ISO/IEC 15418 : 2016)
情報技術−自動認識及びデータ取得技術−GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子並びにその管理
Information technology-Automatic identification and data capturetechniques-GS1 Application Identifiers and ASC MH10 Data Identifiers andmaintenance
序文
この規格は,2016年に第3版として発行されたISO/IEC 15418を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格では,符号化されたデータの識別に用いられる一連のGS1アプリケーション識別子及びASC
MH10データ識別子について規定し,その管理を担当する組織を明確にする。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 15418:2016,Information technology−Automatic identification and data capture techniques
−GS1 Application Identifiers and ASC MH10 Data Identifiers and maintenance(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO/IEC 19762,Information technology−Automatic identification and data capture (AIDC) echniques−
Harmonized vocabulary
ANS MH10,Data Identifiers and Application Identifiers
GS1,General Specifications
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO/IEC 19762による。
――――― [JIS X 0531 pdf 3] ―――――
2
X 0531 : 2020 (ISO/IEC 15418 : 2016)
4 GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子
符号化された情報は,次の識別子セットのうちいずれかに従って識別される。
a) S1アプリケーション識別子
b) SC MH10データ識別子
注記 符号化に際して,いずれの識別子を利用するかについては,附属書Aを参照。
4.1 GS1アプリケーション識別子
GS1のアイテム識別システム及びこれに関連した符号化規格は,GS1が管理するGS1アプリケーション
識別子によって補足される。この規格は,全ての符号化システムにとって重要な二つの主要要素である,
データ内容及びデータキャリアで構成される。
GS1アプリケーション識別子の使用に際しては,GS1が定めた規則に従うものとする。
GS1アプリケーション識別子は,一般化された単純なデータフィールドを識別するものであり,産業分
野にとらわれない国際的なサプライチェーン業務で使用される。データフィールドの定義,形式及び構成
に関する規則は,GS1総合仕様書(GS1,General Specifications)で規定されている。
それぞれのGS1アプリケーション識別子は,二文字以上から成り,最初の二桁でアプリケーション識別
子の長さが決まる。この二桁コードのリストには,既存のアプリケーション識別子及び今後用いられるこ
とになるアプリケーション識別子の定義された長さ並びにそれぞれのデータフィールドが記載されている
が,これは,箇条5に規定するアプリケーション識別子管理団体から入手することができる。
注記 GS1アプリケーション識別子の一覧表は,一般財団法人流通システム開発センターのWebサイ
ト(https://www.dsri.jp/standard/identify/ai/explanation08.html)から入手することができる。
4.2 ASC MH10データ識別子
登録済みのASC MH10データ識別子の全リスト及びその用法に関する全仕様は,米国標準規格MH10
データアプリケーション識別子規格(以下,ASC MH10データ識別子という。)にある。
ASC MH10データ識別子は,どのようなデータキャリアを用いてもよく,自動識別技術で使用するデー
タの識別について異業種間に共通性をもたせるために設計された。
ASC MH10データ識別子の形式は,英字1文字又は英字1文字の前に1個3個の数字を置いたもので
ある。
ASC MH10データ識別子によっては,形式が定義されているものもある。米国国家規格協会は,ANS
MH10を“継続的整備”規格と指定している。そのようなこともあり,更新を伴った正式な規格は,
http://www.mhi.org/standards/diから入手することができる。
最新のASC MH10データ識別子の全リストは,次の機関から入手することができる。
Customer Service Material Handling Industry
8720 Red Oak Blvd., Suite 201 Charlotte, NC 28217-3992 USA
Phone: +1 704/522-8644
Fax: +1 704/522-7826
Website: http://www.mhi.org/standards/di
又は
Customer Service
4th Floor, American National Standards Institute (ANSI) 25 West 43rd Street,
New York, NY 10036 USA
Phone: +1 212/642-4900
――――― [JIS X 0531 pdf 4] ―――――
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X 0531 : 2020 (ISO/IEC 15418 : 2016)
Fax: +1 212/398-0023
Website: https://webstore.ansi.org/
5 管理
箇条4に従った,GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子の管理を担当する組織を,
5.1及び5.2に示す。
5.1 GS1アプリケーション識別子
GS1 Application Identifier Secretariat
GS1 Customer Service
Blue Tower, Avenue Louise 326, BTE 10, BE 1050 Brussels
Belgium
Phone: +32 2/788 78 00
Fax: +32 2/788 78 99
Email: contactus@gs1.org
GS1は,以前は国際EAN協会及び米国コードセンターとして知られていた団体を包含する識別番号に
関する世界規模のコーディング管理機関である。GS1システムは,加盟組織(例えば,GS1 France, GS1 US,
GS1 Russiaなど,GS1の後に国名を付けた組織)として知られている各国組織のネットワークを通して管
理されている。GS1アプリケーション識別子事務局の業務言語は英語である。GS1アプリケーション識別
子の地域言語版及び新たなアプリケーション識別子の要求方法に関する全情報は,GS1加盟組織から入手
できる。GS1加盟組織の連絡窓口詳細は,https://www.gs1.org/contact/worldwide.phpから入手できる。
5.2 ASC MH10データ識別子
ASC MH10データ識別子管理委員会の目的は,既存のANSI MH10データ識別子と重複しないことを条
件に,取引業者間で使用される適切なデータ要素向け及び組織内業務システムのために,ANSI MH10デー
タ識別子を発行することにある。システムの完全性を保つため,ANSI MH10データ識別子は,一旦,規格
として規定すると,変更されない。個別の要求を満たすASC MH10データ識別子が見つからない利用者は,
データ識別子管理委員会に照会を求めることもできるし,新しいANSI MH10データ識別子を要求するこ
ともできる。上記の連絡窓口詳細を参照。
――――― [JIS X 0531 pdf 5] ―――――
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JIS X 0531:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 15418:2016(IDT)
JIS X 0531:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化 > 35.040.50 : 自動識別及びデータ収集技術