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JIS X 0606:1998 規格概要
この規格 X0606は、情報処理システム利用者間の情報交換のための再生専用形コンパクトディスク媒体(CD-ROM)のボリューム構造,ファイル構造及び関連システム要件を規定。
JISX0606 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0606
- 規格名称
- 情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造
- 規格名称英語訳
- Volume and file structure of CD-ROM for information interchange
- 制定年月日
- 1990年11月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 9660:1988(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 35.220.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1990-11-01 制定日, 1995-12-01 確認日, 1998-10-20 改正日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS X 0606:1998 PDF [41]
X 0606 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS X 0606-1990は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録願にかかわる確認について,責任はもたない。
この規格には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) a文字及びd文字
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS X 0606 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 0606 : 1998
情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造
Volume and file structure of CD−ROM for information interchange
序文 この規格は,1988年に発行されたISO 9660, Information processing−Volume and file structure of CD−
ROM for information interchangeを基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定されていな
い規定項目を追加した。
なお、この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。
第1章 一般
1. 適用範囲 この規格は,情報処理システム利用者間の情報交換のための再生専用形コンパクトディス
ク媒体(以降,CD-ROMという。)のボリューム構造,ファイル構造及び関連システム要件を規定する。
この規格は,次の事項を規定する。
a) ボリュームの属性及びボリュームに記録する記述子
b) ボリューム集合のボリューム間の関係
c) ファイルの配置
d) ファイルの属性
e) 応用プログラムの入出力データ列をレコードの集まりとして編成する必要があるときに用いるレコー
ド構造
f) 媒体に対する情報交換の3水準
g) 情報処理システムに対する処理システムの2水準
h) 異なるシステム間でCD-ROMによる情報交換を可能にするために,情報処理システムが提供する処理
に対する要件。この要件は,この規格に適合するCD-ROMを作成又は受領することを意図するシステ
ムが提供する機能を規定する。
2. 適合性
2.1 CD-ROMの適合性 CD-ROMは,CD-ROMに記録されるすべての情報がこの規格の第2章の規定
に適合するとき,この規格に適合する。適合性の表示は,CD-ROMが適合する情報交換の最低水準を明確
にしなければならない。CD-ROMは,この規格に適合するための前提条件として,JIS X 6281に適合して
いなければならない。
――――― [JIS X 0606 pdf 2] ―――――
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X 0606 : 1998
2.2 情報処理システムの適合性 情報処理システムは,作成システム,受領システム又はその両方の機
能をもつシステムに対してこの規格の第2章及び第3章に規定する要件を満足するとき,この規格に適合
する。適合性の表示は,システムが満足し得る要件の水準を明確にしなければならない。
3. 引用規格 次の規格に含まれる規定内容は,この規格の文中での引用によって,この規格の規定の一
部となる。
表示された版は,この規格の出版の際に有効であったものである。規格は,すべて改訂の対象であり,
この規格に基づく合意の関係者は,次に示す規格の最新版の適用可能性を調べるのがよい。現在有効な国
際規格の登録維持は,ISO及びIECの構成員が行っている。
JIS X 0201 : 1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
備考 ISO/IEC 646 : 1991, ISO 7-bit coded character set for information interchangeが,この規格に対応
している。
JIS X 0202 : 1998 情報技術−文字符号の構造及び拡張法
備考 ISO/IEC 2022 : 1994, Information technology−Character code structure and extension techniques
が,この規格に対応している。
JIS X 3001-1 : 1998 プログラム言語Fortran−第1部 : 基底言語
備考 ISO/IEC 1539-1 : 1997, Information technology−Programming Languages−Fortran−Part 1 : Base
lan-guageが,この規格と一致している。
ISO 2375 : 1985 Data processing−Procedure for registration of escape sequences
JIS X 6281-1992 120mm再生専用形光ディスク (CD-ROM)
備考 ISO/IEC 10149 : 1995, Information technology−Data interchange on read-only 120 mm optical data
disks (CD-ROM) の前の版 (1989) が,この規格と一致している。
4. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
4.1 応用プログラム (application program) ファイルの内容を処理し,ファイル又はファイルの記録さ
れたボリュームの属性の一部を処理することもあるプログラム。
備考 応用プログラムは,この規格で定義する利用者の特定クラスをなす。
4.2 バイト (byte) 1単位として取り扱われる8個の2進数字の列。
4.3 セクタ中のデータを含む領域。
セクタのデータ領域 (data field of a sector)
4.4 データ編集者 (data preparer) ボリューム群に記録されるデータの編集を管理する人又はほかの
実体。
備考 データ編集者は,この規格で定義する利用者の特定クラスをなす。
4.5 記述子 (descriptor) ボリューム又はファイルに関する記述的情報を含む構造。
4.6 エクステント (extent)連続する昇順のブロック番号をもつ論理ブロックの集まり。
4.7 名前を付けた情報の集まり。
ファイル (file)
4.8 ファイル分割 (file section)1個のエクステントに記録されたファイルの一部分。
4.9 処理システム (implementation) 情報処理システムが,作成システム,受領システム又はその両方
として動作することを可能にする処理の集まり。
1個の論理単位として取り扱われる2n+9個のバイトの群(nは0又は
4.10 論理ブロック (logical block)
正の整数。)。
――――― [JIS X 0606 pdf 3] ―――――
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X 0606 : 1998
4.11 作成システム (originating system) ほかのシステムとのデータ交換を目的として,ボリューム集合
上にファイルの集まりを作成することのできる情報処理システム。
4.12 受領システム (receiving system) データ交換を目的としてほかのシステムで作成されたボリュー
ム集合上のファイルの集まりを読み取ることができるシステム。
4.13 レコード (record) 情報の単位として取り扱われるバイト列。
4.14 セクタ (sector)独立にアクセスすることができるCD-ROMの記録領域のアドレス指定可能な最
小部分。
4.15 利用者 (user) 処理システムによって提供されるサービスを呼び出す人,又はほかの実体(例えば,
応用プログラム)。
4.16 ボリューム (volume) 機器から取り外すことができるCD-ROM。
4.17 ボリューム集合 (volume set) ファイルの集まりが記録されている1個又は複数個のボリュームの
集まり。
5. 表記法
5.1 10進及び16進表記法 10進表記法による数は,10進数字 (09) で表す。
16進表記法による数は,かっこに入れた16進数字(09及びAF)で表す。
5.2 その他の表記法 その他の表記法は,次による。
a) P : 記述子中のバイト位置。先頭バイトのバイト位置を1とする。
b) BP : 記述子の各欄中のバイト位置。先頭バイトのバイト位置を1とする。
c) ERO : 値が0の1ビット
d) NE : 値が1の1ビット
e) 数字 : 09の任意の10進数字
第2章 媒体に対する要件
6. ボリューム構造
6.1 CD-ROM上のデータ構成
6.1.1 物理アドレス 各セクタはJIS X 6281に規定する一意の物理アドレスによって識別する。
6.1.2 論理セクタ ボリュームのセクタは,論理セクタによって構成する。各論理セクタは,2048又は
2nのうち大きい数の個数のバイトから成る。ここで,nは,2nがボリュームに記録されるセクタのデータ
領域に含まれるバイト数以下となる最大の整数とする。論理セクタに含まれるバイト数を論理セクタ長と
いう。各論理セクタは,異なるセクタから始まり,セクタのデータ領域の先頭バイトから始まらなければ
ならない。ボリュームに記録された各セクタのデータ領域のバイト数が2048未満である場合,論理セクタ
は複数のセクタから構成する。論理セクタのデータは,連続するセクタのデータ領域に記録する。このと
き,連続するセクタの物理アドレスは昇順としなければならない。
各論理セクタは,一意の論理セクタ番号 (LSN) によって識別する。
論理セクタ番号は,整数で,セクタの物理アドレスが増加する順序に昇順で割り当てる。データを記録
できる最初の物理アドレスの論理セクタを0とする。番号付けは,前の論理セクタを記録した最後のセク
タの物理アドレスの,次のアドレスをもつセクタで始まる論理セクタについて連続して行う。
――――― [JIS X 0606 pdf 4] ―――――
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X 0606 : 1998
6.1.3 ボリューム空間 ボリューム上の情報は,ボリューム中の論理セクタに記録する。この論理セクタ
の集まりを,ボリューム空間という。
ボリューム空間中のバイトには,続き番号を付ける。番号付けは1から始め,論理セクタ番号0の論理
セクタの最初のバイトに1を割り当てる。番号付けは,その論理セクタの後続するバイトに順に行い,さ
らに後続する論理セクタのバイトに継続する。
6.2 ボリューム空間の構成
6.2.1 システムエリア及びデータエリア ボリューム空間を,システムエリア及びデータエリアに分ける。
システムエリアは,論理セクタ番号015の論理セクタを占める。システムエリアはシステムのために
確保する。この規格では,その内容を規定しない。
データエリアは,ボリューム空間の残りの論理セクタを占める。
6.2.2 論理ブロック ボリューム空間は,論理ブロックで構成する。各論理ブロックは,2n+9バイトとす
る(nは0又は正の整数)。論理ブロックに含まれるバイト数を論理ブロック長という。論理ブロック長は
論理セクタ長以下とする。
各論理ブロックは一意の論理ブロック番号 (LBN) によって識別する。論理ブロック番号は,0から始ま
る昇順の整数とする。論理ブロック番号0は,ボリューム空間の最初のバイトで始まる論理ブロックに割
り当てる。後続の論理ブロック番号は,前の論理ブロックの最後のバイトの直後のバイトで始まる論理ブ
ロックに割り当てる。
6.3 データエリアの構成 ファイル分割は,データエリアに記録する。
データエリアには,データエリアの用途を記述する次に示す記述子を記録する。
a) ボリューム記述子
b) ファイル記述子
c) ディレクトリ記述子
d) パステーブル
ボリューム記述子は,論理セクタ番号16の論理セクタから始まる連続する論理セクタに記録する。デー
タエリアの論理セクタは,ボリューム区画,ファイル分割,ディレクトリ及びパステーブルに使用する。
各ファイル分割は,エクステントに記録し,ディレクトリ中のファイル記述子によって識別する。ファ
イル分割に拡張属性レコードをもたせることができる。拡張属性レコードは,対応するファイル分割と同
一のエクステントに記録し,対応するファイル分割を識別するファイル記述子によって識別する。
各ディレクトリは,単一エクステントにファイルとして記録し,ほかのディレクトリ又はボリューム記
述子中のディレクトリ記述子によって識別する。
各ディレクトリは,パステーブル中のレコードによっても識別できる。
各パステーブルは,ボリューム記述子によって識別する。
データエリア中の空間は,複数のボリューム区画に割り付けることができる。各ボリューム区画は,独
立のエクステントに記録し,ボリューム記述子によって識別する。
6.4 エクステントの構成
6.4.1 エクステント エクステントは,連続する昇順の論理ブロック番号をもつ論理ブロックの集まりと
する。
6.4.2 ファイル分割の記録モード ファイル分割及び対応する拡張属性レコードは,インタリーブモード
又はノンインタリーブモードで1個のエクステントに記録する。
6.4.3 インタリーブモード
――――― [JIS X 0606 pdf 5] ―――――
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