JIS X 0803:1995 会話型テキスト探索用コマンド | ページ 3

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X 0803-1995 (ISO 8777 : 1993)
更に,システムが必要とするパラメタを指定しない場合のために省略時値がある。
12.3 書式 二つのコマンドの書式は,同じとする。
コマンド仕様は,1文字分の間隔によって区切られる。コマンド仕様の順序は,この規格では規定しな
い。当該システムにとってコマンド仕様の順序が重要な場合には,システムは,利用者に正しい順序を指
示する。
識別子と結合している連続していない数字又は英数字のラベル(例えば,連続していないレコード番号
又はレコード書式を定義するために選んだフィールドラベル)は,コンマで区切る。
SHOW及びPRINTの使用例を附属書C(参考)のC.7に示す。
12.4 PRINTに固有の規則 コマンド名PRINTでは,上のもののほかに,(a)及び(b)のパラメタを使用で
きる。
(a) EV。探索の履歴を出力する。
(b) ソート,ラベル付け並びに異なる場所及び異なるメディアヘの出力を指示するパラメタ。この規格で
は,このようなパラメタの形式は規定しない。システムは,利用者に対して,これらのパラメタの形
式に関する案内をしなければならない。
13. 探索方針の保存及び呼出し
13.1 探索方針の保存 (SAVE) コマンド名SAVEは,探索方針を保存するために用いる。探索方針には,
データベースを選択するコマンド,語句を同定するコマンド,探索コマンド及び表示コマンドを含むこと
ができる。システムは,後で参照したり,再使用したりできるように,保存された探索方針に一意な識別
子を付与する。
SAVEにコマンド仕様を用いるかどうかは,選択できるものとする。
SAVEが単独で入力された場合,システムは,それ以前の探索文をすべて保存する。
SAVEコマンドでは,(a)(c)のコマンド仕様を使用できる。
(a) 保存する特定の探索文の識別子。
(b) 探索方針に利用者が付与した名前。コマンド名に続いて保存する探索方針に対して利用者が付与した
名前だけが入力された場合,システムは,利用者が付けたその名前のもとにそれ以前のすべての探索
文を保存する。既に使用している,利用者が付与した名前又はシステムが付与した名前を,利用者が
重ねて付与しようとした場合,システムは,利用者に警告を発し,確認を求める。
(c) DI。すなわち,情報の選択的配布 (Selective Dissemination of Information) を実施するために,データ
ベースへの新規追加分を調べる探索方針で用いるコマンド仕様。
SAVEの使用例を附属書C(参考)のC.8.1に示す。
13.2 保存された探索方針の呼出し及び再実行 保存した探索方針を呼び出して再実行するためには,コ
マンド名FINDを用いる。コマンド式は,次のとおりとする。
FINDSAVE=〈保存した探索方針を示す識別子〉
保存した探索方針を呼び出すがそのままでは実行しない(例えば,探索方針を修正する。)場合に,コマ
ンドREVIEWを用いる。コマンド式は,次のとおりとする。
REVIEWSAVE=〈保存した探索方針を示す識別子〉
使用例を附属書C(参考)のC.8.2及びC.1.3に示す。
14. 削除 (DELETE)

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14.1 概要 コマンド名DELETEは,探索文,検索集合,検索集合中のレコード,保存した探索方針,出
力要求及びDEFINEコマンド式によって利用者が定義した値を消去するために用いる。
14.2 コマンド仕様及び書式 DELETEには,コマンド仕様が必す(須)とする。(a)(g)のコマンド仕様
を含むことができる。
(a) 探索文識別子。
(b) 検索集合識別子。
(c) レコード識別子。
(d) 保存した探索方針識別子。
(e) 出力コマンドの識別子。
(f) 利用者が定義した値。
(g) その他,システムへの要求の識別子。
システムに必要なパラメタが指定されない場合のために,省略時値を設定しておかなければならない。
コマンド仕様は,1文字分の間隔によって区切られる。コマンド仕様の順序が重要な場合には,システ
ムは,そのことを利用者に知らせる。レコードを検索集合から削除する場合,そのレコードが属する検索
集合識別子に続けてレコード識別子を入力する。
システムは,常に,DELETEコマンド式を実行する前に確認を求めなければならない。
DELETEの使用例を附属書C(参考)のC.9に示す。
15. 利用者定義関数 (DEFINE) コマンド名DEFINEは,省略時値を無効にするため又は利用者が定義し
た一連のコマンド式を作成するために用いる。
DEFINEには,コマンド仕様が必す(須)とする。利用者が定義できる値は,システムごとに決めるも
のとし,この規格では規定しない。このコマンド式の書式は,次のとおりとする。
DEFINE〈パラメタ〉=〈新しい値〉
一連のコマンド式に名前を付ける場合,それらのコマンド式は,互いにセミコロンで区切られていなけ
ればならない。利用者が付けた名前によって,その一連のコマンド式の実行が始まる。名前付きの一連の
コマンド式の中にはないコマンド式を,同一のコマンド式に追加することはできない。
DEFINEの使用例を附属書C(参考)のC.10に示す。
16. 割込み システムは,割込み機能を提供しなければならない。この規格では,特定の機能は,規定し
ない。
17. セッションの終了 (STOP) コマンド名STOPは,探索セッションを終了するために用いる。
STOPには,コマンド仕様は必す(須)ではないが,使用中のデータベースに適したコマンド仕様を用
いてもよい。
セッションを終了するには,コマンド仕様又は付加的な手順が必要なシステムに利用者がSTOPを単独
で入力した場合,システムは,付加的な情報又は付加的な手順を求めることが望ましい。
システムによっては,STOPがログオフ手続を起動することができるものもある。これはシステムごと
に異なる。
HOLDというコマンド仕様は,ログオフ手続を一時的に休止させるために用いる。すなわち,利用者は,
一定の(システムごとに異なる)時間内に再び同じシステムを利用して以前の探索セッションを続けるこ

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とができる。
STOPの使用例を附属書C(参考)のC.11に示す。

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附属書A(参考) コマンド名,演算子,省略形及び記号のまとめ
標準形 省略形 機能
ALL ある範囲の中のすべての値を指定する。
AND ブール演算子。論理積。
BACK BAC 現在表示されているデータの前のデータを見る。
BASE BAS データベースを選択する。
DEFINE DEF 省略時のパラメタを無効にする又は一連のコマンド式に名前を定義す
る。
DELETE DEL 探索文,検索集合,レコード,探索方針,定義した値,コマンド式など
を削除する。
EQ又は= 結合子。と等しいという範囲演算子としても用いる。
FIND FIN 探索文を入力する。
FORWARD FOR 一覧の中で,現在表示中のデータの後に続くデータを見る。
GE又は>= 範囲演算子。より大きい又は等しい。
GT又は> 範囲演算子。より大きい。
HELP HEL セッション又は状況に即した支援を得る。
HOLD STOPのコマンド仕様で,探索セッションを一時休止する。
INFO INF セッションに固有なものではない一般的な情報を得る。
LE又は<= 範囲演算子。より小さい又は等しい。
LT又は< 範囲演算子。より小さい。
NE又は<> 範囲演算子。等しくない。
NOT ブール演算子。論理差。
OR ブール演算子。論理和。
PRINT PRI 検索結果を利用者端末以外に出力する。
REC FORWARD及びBACKのコマンド仕様で,ページ数ではなくレコード
数を数える。
RELATE REL 論理的に関連しているシソーラス中の語を表示する。
REV PRINTのコマンド仕様で,探索の履歴を出力する。
REVIEW REV 探索セッションにおけるやりとり(探索の履歴)又は保存されている探
索方針中の個々の処理を見る。
SAVE SAV 後で使用するために探索方針を保存する。
SCAN SCA アルファベット順又はその他の順で並んでいる語句の一覧を表示する。
SDI SAVEのコマンド仕様で,データベースの最新追加分を調べるために指
定する。
SHOW SHO 探索結果を利用者の端末に表示する。
STOP STO セッションを終了する。
TO又は−(ダッシ 範囲演算子。両端の値も含む範囲を示す。
ュ)

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( ) 丸括弧。要素の正確なグループ分けを示す。
[間隔] コマンド式の各要素を区切る分離記号。
また,近接演算子で,直接的な連続を示すためにも用いる。
, コンマ。同じような値の間に用いる分離記号。
; セミコロン。スタックされたコマンド式の間に用いる分離記号。
”” 予約語解除記号。
# 文字のマスク。1文字分。
・ 文字のマスク。不特定文字数のマスク。
! 近接演算子。語順指定あり。
% 近接演算子。語順指定なし。

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JIS X 0803:1995の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8777:1993(IDT)

JIS X 0803:1995の国際規格 ICS 分類一覧