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X 25022 : 2019 (ISO/IEC 25022 : 2016)
表B.1−正規化の選択肢(続き)
正規化の選択肢
ID 名称 測定関数 適合性 ベンチ 時系列 習熟 利用者の
マーク 人数比
CFl-2-S 製品の柔軟性 X=ΣAi / B X X X − −
i=1B
Ai=i番目の要求事項に対する(JIS X
25023で明示されている)修正性
B=利用者が明示した新たな要求事項
の総数
CFl-3-S 習熟度への非 X=A / B X X X − −
依存性 A=特定の知識,スキル(技能)又は
経験のない,追加された,製品を使用
できる利用者のグループの数
B=特定の知識,スキル(技能)又は
経験のない,潜在的に製品を利用する
可能性のある利用者のグループの総
数
――――― [JIS X 25022 pdf 31] ―――――
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X 25022 : 2019 (ISO/IEC 25022 : 2016)
附属書C
(参考)
JIS Z 8521の使用性を測定するためのこの規格の利用
使用性(ISO 9241-210の改訂版)並びにJIS Z 8521の有効性及び効率性の定義は,JIS X 25010の定義
とほぼ同じであるが,満足性の定義は異なっている(表C.1を参照)。
注記1 JIS Z 8521では,有効性,効率性,及び満足性は,使用性の品質副特性である。
表C.1−この規格及びJIS Z 8521における用語の定義
JIS X 25010 ISO 9241-210/JIS Z 8521
使用性 明示された利用状況において,有効性,効率性及び
明示された利用状況において,有効性,効率性及び
満足性をもって明示された目標を達成するために,
満足性をもって明示された目標を達成するために,
明示された利用者がシステム,製品又はサービスを
明示された利用者が製品又はシステムを利用する
ことができる度合い 利用することができる度合い
有効性 明示された目標を利用者が達成する上での正確さ
明示された目標を利用者が達成する上での正確さ
及び完全さの度合い 及び完全さの度合い
効率性 利用者が明示された目標を達成するための正確さ
利用者が特定の目標を達成するための正確さ及び
完全さに関連して,使用した資源の度合い 及び完全さに関連して,使用した資源の度合い
満足性 不快さのないこと,及び製品の使用に対して肯定的
製品又はシステムが明示された利用状況において
な気持ち
使用されるとき,ユーザニーズが満足される度合い
したがって,8.2(有効性)及び8.3(効率性)の全ての品質測定量を使用して,JIS Z 8521の有効性及
び効率性を測定することができる。JIS Z 8521の満足性を測定するために使用できる品質測定量は,積極
的な気持ちの測定量である8.4.1(一般),8.4.2(実用性)及び8.4.3(信用性)の測定量であり,かつ,不
快感回避性の測定量である8.4.5(快適性)の測定量である。
注記2 8.4.4(快感性)を含む満足性の全ての測定量は,ISO 9241-11の新しい版における満足性が,
意図する適用範囲内にある。
――――― [JIS X 25022 pdf 32] ―――――
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X 25022 : 2019 (ISO/IEC 25022 : 2016)
附属書D
(参考)
利用時品質の評価プロセス
D.1 一般
この附属書の全体的なプロセスは,次のとおりである。
− 評価要求事項の確立
− 評価目的の確立
− 製品の種類の識別
− 品質モデルの明示
− 評価の明示
− 利用状況の識別
− 評価状況の選択
− 測定量の選択
− 総合評価のための基準の確立
− 測定量の解釈
− 評価の設計
− 評価の実行
− 利用者テストの実施及びデータの収集
− 報告書の作成
注記1 この附属書の箇条は,JIS X 25040に規定されている評価プロセスの構造に従っている。
注記2 ISO/TS 20282-2は,消費者向け製品及びこの附属書のプロセスに合致する公共で使用する製
品の有効性,効率性及び満足性に関する評価プロセスの詳細な仕様を提供している。
D.2 評価要求事項の確立
D.2.1 評価目的の確立
利用時品質を評価する目的は,製品を使用することによって,特定の利用状況(利用シナリオ)で明示
された目標を達成するという利用者のニーズを利用者が満たすことができる程度を総合評価することであ
る。
D.2.1.1 取得
開発に先立って,ニーズに明確に適合した製品を購入しようとする組織は,製品が満たすことが望まし
く,かつ,それに対して受入試験を実施することができる,利用時品質の要求事項を明示するための枠組
みとして利用時品質を利用することができる。利用時品質を測定する特定の状況を識別すること,有効性,
効率性,満足性及びリスク回避性の測定量を選択すること,及びこれらの測定量に基づく受入れ基準を確
立することがいずれも望ましい。
D.2.1.2 供給
供給者は,製品が特定の種類の利用者及び利用環境のニーズを満たすことを確実にするために,利用時
品質を評価することができる。利用時品質の結果を潜在的な取得者に提供することは,製品が取得者の特
――――― [JIS X 25022 pdf 33] ―――――
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X 25022 : 2019 (ISO/IEC 25022 : 2016)
定のニーズを満たすかどうかを取得者が判断するのに役立つ(例えば,JIS X 25062を参照)。
D.2.1.3 開発
異なる利用シナリオにおける利用時品質について,利用者の要求事項を明確に理解することは,開発チ
ームが,実際のユーザニーズを満たすことに関して設計上の決定を正しく判断することを助けるであろう
し,かつ,利用時品質の基準を満たすことに開発目的の焦点を合わせることを助けるであろう。これらの
基準は,開発が完了した時点で評価することができる。
D.2.1.4 運用
利用時品質の側面を測定することによって,システムを運用操作する組織は,システムが彼らのニーズ
を満たしている度合いを評価し,将来の版でどのような変更が必要になるかもしれないかを総合評価する
ことができる。
D.2.1.5 保守
ソフトウェア保守者のために,保守作業の利用時品質を測定することができる。
D.2.1.6 移行
移行作業者のために,移行作業の利用時品質を測定することができる。
D.2.2 製品の種類の識別
利用時品質を評価するためには,使用できるプロトタイプ又は最終製品が必要である。
D.2.3 品質モデルの明示
使用する品質モデルは,JIS X 25010で与えられる利用時品質のモデルである。利用時品質は,特定の利
用状況において,有効性,効率性,満足性及びリスク回避性で特定の目標を達成するという特定の利用者
のニーズを満たすために,特定の利用者が製品又はシステムを利用できる程度として定義している。
D.3 評価の明示
D.3.1 利用状況の識別
利用時品質を明示又は測定するためには,利用者,利用者の目標及び利用環境という利用状況の各構成
要素を識別することが必要である。可能な全ての利用状況をテストすることは通常不可能であるので,通
常,重要な又は代表的な利用者グループ及び作業を選択することが必要である。
D.3.1.1 利用者
製品利用時の効率に影響を与える可能性のある利用者の品質特性を明示する必要がある。これらの品質
特性には,知識,スキル(技能),経験,教育,訓練,身体的属性,並びに運動能力及び知覚能力が含まれ
る。例えば,異なる水準の経験をもつ利用者,又は異なる役割を実行する利用者のような,異なる種類の
利用者の品質特性を定義する必要があるかもしれない。
注記 老齢人口を考えると,高齢及び身体障害の品質特性は,利用者としての効率に影響を与える可
能性がある。このことは,効率を向上させる追加体験すること,又は異なる利用状況若しくは
困難だがやりがいのある利用状況において,効率をより低下させる,身体能力,運動能力若し
くは感覚能力を追加体験することに関連している可能性がある。
D.3.1.2 目標(意図した結果)
製品の利用目標を明示することが望ましい。目標は,どのように達成するかではなく,何を達成するか
を明示する。目標は,全体の目標の構成要素を明示する副目標,及びその副目標を満たす基準に分解する
ことができる。例えば,目標が顧客注文様式を完成させることであった場合,副目標は,各項目欄に正し
い情報を入力することになる。全体目標の幅広さは,評価の適用範囲に依存する。作業は,目標を達成す
――――― [JIS X 25022 pdf 34] ―――――
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X 25022 : 2019 (ISO/IEC 25022 : 2016)
るために必要な活動である。
D.3.1.3 環境
運用環境
ハードウェア及びソフトウェアの運用操作環境は,ソフトウェアの動作のやり方に影響を与えることが
できるので,ハードウェア及びソフトウェアの運用操作環境を明示することが望ましい。このことは,ネ
ットワークの応答時間のような幅広い側面を含んでいる。
利用者環境
物理的環境(例えば,作業場所,家具),周囲環境(例えば,温度,照明),並びに社会的及び文化的環
境(例えば,作業の実施,支援の利用,動機付け)のような,利用者の能力に影響を与えることができる
利用環境のいかなる側面もまた,明示することが望ましい。
D.3.2 評価状況の選択
評価に使用される状況は,実際に製品が利用されるであろう一つ以上の環境に,できるだけ厳密に一致
していることが重要である。製品が実際に使われたときに達成される利用時品質の水準を予測するために
得られた測定量の妥当性は,利用者,作業及び環境が実際の状況を代表する程度に依存している。一方で
は,製品の利用時品質の評価のための基礎として実際の状況を使用して“現地”で測定を行うことができ
る。他方では,関連する利用状況の側面を代表的かつ制御された方法で再生成する“実験室”環境の中で,
製品のある特定の側面を評価することができる。実験室を基準とした進め方を使用することの利点は,こ
の方法が,達成した利用時品質の水準に重大な効果があることが予想される変数に対して,より大きく制
御する機会を提供し,かつ,より精度の高い測定を可能にすることである。欠点は,実験室環境がもつ人
工的に作り出されたものという性質が,現実的でない結果を生み出す可能性があることである。
D.3.3 測定量の選択
D.3.3.1 測定量の選択
利用時品質を明示又は評価するために,有効性,効率性,満足性及び適切な場合はリスク回避性に対し
て,少なくとも一つの測定量を測定することが通常は必要である。
測定量及びそれらを測定する状況の選択は,その測定に関わる組織の目的に依存する。目標に対する各
測定量の相対的重要度を考慮することが望ましい。例えば,頻繁に使用しない場合は,利用時品質よりも
理解容易性及び習得性に対する測定量を,より重要と判断してもよいかもしれない。
利用時品質の測定量は,製品とやり取りする利用者の結果を反映するデータに基づくことが望ましい。
出力,作業の速度又は特別な事象の発生の測定のような,客観的手段によってデータを集めることができ
る。もう一つの手段として,利用者が表明する感覚,信念,気持ち又は好みの主観的応答からデータを集
めることができる。主観的な測定量が直接的に満足性に関連付けることができるのに対して,客観的な測
定量は,有効性及び効率性の直接的な指標を提供する。
調査を必要とする課題に依存し,かつ,テストのために利用できる製品の完全性に依存する,現地と研
究室環境との間の連続する様々な段階で,評価を実施できる。テスト環境及び測定量の選択は,測定活動
の目標及び設計サイクル時の目標の関係に依存するであろう。
D.3.3.2 有効性
有効性の測定量は,目標を達成できる正確性及び完全性を測定する。
例えば,望む目標が2ページの文書を明示された様式で正確に再生産することである場合,正確性は,
誤字の数及び明示された様式からの逸脱数で明示又は測定することができ,完全性は,再生産された文書
の語数を原文書の語数で割った値で明示又は測定することができる。
――――― [JIS X 25022 pdf 35] ―――――
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JIS X 25022:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 25022:2016(IDT)
JIS X 25022:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 25022:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称