JIS X 25062:2017 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―使用性の試験報告書のための工業共通様式

JIS X 25062:2017 規格概要

この規格 X25062は、JIS Z 8521で定義された使用性(特定の利用状況における有効性,効率性,及び満足性)の試験から得られた測定量を報告するために利用することを意図。

JISX25062 規格全文情報

規格番号
JIS X25062 
規格名称
システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―使用性の試験報告書のための工業共通様式
規格名称英語訳
Software engineering -- Software product Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) -- Common Industry Format (CIF) for usability test reports
制定年月日
2017年6月20日
最新改正日
2017年6月20日
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対応国際規格

ISO

ISO/IEC 25062:2006(IDT)
国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ソフトウェア 2020
改訂:履歴
2017-06-20 制定
ページ
JIS X 25062:2017 PDF [34]
                                                              X 25062 : 2017 (ISO/IEC 25062 : 2006)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 適合性・・・・[3]
  •  3 引用規格・・・・[3]
  •  4 用語及び定義・・・・[4]
  •  5 報告書書式・・・・[5]
  •  5.1 タイトルページ・・・・[5]
  •  5.2 概要・・・・[6]
  •  5.3 序文・・・・[6]
  •  5.4 方法・・・・[7]
  •  5.5 結果・・・・[12]
  •  5.6 附属書・・・・[14]
  •  附属書A(参考)チェックリスト・・・・[15]
  •  附属書B(参考)用語集・・・・[19]
  •  附属書C(参考)報告書テンプレート・・・・[24]
  •  参考文献・・・・[31]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 25062 pdf 1] ―――――

X 25062 : 2017 (ISO/IEC 25062 : 2006)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人情報処理学会(IPSJ)及び一般
財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 25062 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 25062 : 2017
(ISO/IEC 25062 : 2006)

システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−使用性の試験報告書のための工業共通様式

Software engineering-Software product Quality Requirements andEvaluation (SQuaRE)-Common Industry Format (CIF)for usability test reports

序文

  この規格は,2006年に第1版として発行されたISO/IEC 25062を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
ソフトウェアの使用性は,その展開の成功を予測する際に,鍵となる要因である。ソフトウェア製造業
者は,製品開発の様々な段階で,ソフトウェアに対して使用性試験を実施する。また,ソフトウェアを購
入する企業が,製品の購入を決定する前に,製品の使用性を試験することがある。しばしば,試験では,
次の測定量を必要とする。
a) ソフトウェアの典型的なターゲット利用者
b) 典型的な仕事(タスク)
c) 効率性,有効性及び被験者の満足性
この実験状況が整っている場合,この試験は,総括型と呼ばれ,その結果は,例えば,中心的傾向(例
平均値,メジアン)及びばらつき(例 標準偏差)の意味ある統計の測定量として,表現することができ
る。使用性試験報告書のための工業共通様式(以下,CIFという。)は,ユーザビリティ専門家が総括型使
用性試験の結果を報告するために利用することを意図している。
CIFは,利用者が参加する試験から入手する情報を標準化するものである。異なる組織であっても,試
験手順を繰り返すことができるように情報を詳細化する。主要な変数は,利用者層の人口統計,タスク記
述,及びテスト文脈(利用される機材,試験が実施される環境,及び試験参加者と試験代表者との間でや
りとりする試験同意書,さらに,この調査研究の知見を定量化するために設定した特定の測定法を含む。)
である。
CIFは,使用性試験を実施する,ソフトウェアを発注及び製造する企業が利用している独自の試験書式
を置き換えることを意図している。今までは,使用性試験結果を報告するための標準書式が存在しなかっ
た。標準化された報告書式を利用する利点は,次のとおりである。
− ユーザビリティ専門家が多くの企業のために働いたとしても,その人は一つの書式を利用することを
学べば良いので,ユーザビリティ専門家の訓練時間を減少できる。
− CIF準拠の報告書の読者は,共通の表現及び成果を共有するのでソフトウェアを発注及び製造する企

――――― [JIS X 25062 pdf 3] ―――――

2
X 25062 : 2017 (ISO/IEC 25062 : 2006)
業間の意思疎通を強化することができる。
この規格の目的は,製品が使用性の目標に適合していることを容易に判断できるようにすることによっ
て,インタラクティブなソフトウェアの購入決定プロセスの中に,使用性を取り入れることを促進するこ
とである。意志決定の例には,購入,アップグレード,オートメーション化を含む。この規格は,システ
ム供給企業の人間工学専門家及びユーザビリティ専門家が,使用性試験の方法及び結果を顧客に報告する
ための共通書式を提供する。
規格読者
CIFは,ソフトウェア供給組織にいるユーザビリティ専門家が,CIF報告書の中に記載されている顧客
が使うことになる報告書を作成するために,利用することを想定している。また,ある報告書がCIFに準
拠しているかどうかを検証するために,顧客が利用することも想定している。使用性試験報告書は,二つ
のタイプの読者を想定している。
− 顧客組織にいるユーザビリティ専門家(使用性試験の技術的な優位性及び製品の使用性の双方を評
価する。)
− 人間工学及びユーザビリティ以外の専門技術者及び管理者(試験結果をビジネスの意志決定に利用
する。)
また,一つの組織で,総括的使用性試験(summative usability test)の正式な報告書を作成する必要があ
る場合も,CIFは利用される場合がある。この場合,詳細な知見リストのような付加的追加文書が作成さ
れる場合もある。
この報告書は,概要及び本体から成る。本体は,方法及び結果で構成され,前述の最初の読者を狙いと
している。これらでは,他の組織が再現できるように,試験手法が十分に詳細に記述され,想定される製
品のコスト及び便益に関する疑問に試験データを活用することを支援するものである。
この規格を理解し解釈するには,人間工学又はユーザビリティ工学における,技術的な経歴が必要にな
る。序文(5.3)は,人間工学及びユーザビリティ以外の専門技術者及び管理者に向けて書かれている。そ
れは,使用性以外の専門家及び管理者向けの要約が書かれている。また,序文(5.3)は,他の情報技術者
に一般的な関心を与えるものである。ユーザビリティ工学の専門性をもたない意志決定者は,本体の中に,
役に立つ情報を見いだすことができると思われるが,必要に応じて専門家に頼ることが望ましい。
構成
箇条1は,適用範囲について記載している。箇条2は,適合性について記載している。箇条3は,引用
規格について記載している。箇条4は,この規格で使用する用語及び定義について記載している。箇条5
は,この規格の主な内容である。
追加情報
附属書Aは,必要及び推奨される情報を確かにするためのチェックリストを提供している。附属書Bで
提供される用語集は,報告書書式に記載する用語を定義している。附属書Cは,報告書テンプレートであ
る。

1 適用範囲

  この規格は,JIS Z 8521で定義された使用性(特定の利用状況における有効性,効率性,及び満足性)
の試験から得られた測定量を報告するために利用することを意図している。
この規格は,次の利用者が利用することを意図している。
− 顧客組織が利用する報告書を作成するシステム製造組織側のユーザビリティ専門家

――――― [JIS X 25062 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 25062 : 2017 (ISO/IEC 25062 : 2006)
− ある特定の報告書が規格に適合しているかどうかを検証する顧客組織
− 使用性試験の技術的な優位性及び製品の使用性の双方を評価している顧客組織の人間工学専門家及
びユーザビリティ専門家
− 製品の適合性及び購買に関するビジネスの意志決定に試験結果を利用している,顧客組織にいる,
人間工学及びユーザビリティ以外の専門技術者及び管理者
5.2及び5.3にある概要及び序文は,ユーザビリティ専門家以外の専門家及び管理者のための要約を提供
している。
続く5.4及び5.5では,再現するために十分な技術的な詳細さで手法及び結果を記載しており,想定され
る製品のコスト及び便益に関する疑問に試験データを活用することを支援する。これらを理解及び解釈す
るには,人間工学及びユーザビリティ工学を最適に利用するための,技術的な経歴が必要になる。
報告書書式には,試験の設計及び実施に際して,十分な実践[1, 2]が伴っていることが必要である。使用
性を要約する測定量を導く試験手順を用いることが望ましい(例えば,この規格における試験は,本質的
に総括型である。)。形成型試験(formative test)のような使用性評価は,評価尺度を作成するよりも問題
を特定する意図がある。形成型試験の書式は,試験方法の結果を利用することを支援するためには構造化
されていない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 25062:2006,Software engineering−Software product Quality Requirements and Evaluation
(SQuaRE)−Common Industry Format (CIF) or usability test reports(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 適合性

  使用性試験報告書は,この規格の全ての要求(“しなければならない”と記載)を満たす場合,この規格
に適合する。また,推奨(“することが望ましい”と記載)は必要に応じて適切に実施すべきである。
この規格は,提供されるべき最小限の情報を明示している。また,追加情報を含む場合もある。例えば,
新しく追加した知見が組織に有益であることが分かった場合,たとえ,CIF報告書の適合性の要素として
示されていなくても,その情報リストを含めるのがよい。

3 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS X 0129-1:2003 ソフトウェア製品の品質−第1部 : 品質モデル
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 9126-1:2001,Software engineering−Product quality−Part 1: Quality
model(IDT)
注記2 対応国際規格 : ISO/IEC 9126-1:2001は,ISO/IEC 25010:2011,Systems and software
engineering−Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)−System and
software quality modelsへ改正されている。
注記3 ISO/IEC 25010は,JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価
(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデルに対応している。
JIS Z 8521:1999 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性についての手引

――――― [JIS X 25062 pdf 5] ―――――

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JIS X 25062:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 25062:2006(IDT)

JIS X 25062:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 25062:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称