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12.4.6.1 一般区切り子
一般区切り子 = “GENERAL”,ps+, “SGMLREF”,
(ps+,名前,ps+,引数表記)* −(191)
一般区切り子の中に指定する名前は,表3での一般区切り子の名前でなければならない。この一般区切
り子機能に,その引数表記を解釈して得た文字列を割り当てる。
一般区切り子の中に指定しなかった一般区切り子機能には,規格参照区切り子集合での文字列を割り当
てる。
備考 見出し語 “SGMLREF” は,文脈上必すである(したがって,冗長である。)が,これはSGML
宣言を読む人間に対するこの規則の備忘となっている。
一般区切り子は,機能文字ばかりでできていてはならない。一般区切り子の中に機能文字を混在させる
ことは,禁止していないが,推奨しない。
12.4.6.2 短縮参照区切り子
短縮参照区切り子 = “SHORTREF”,
ps+, (“SGMLREF” | “NONE”),
(ps+,引数表記)* −(192)
短縮参照区切り子での見出し語の意味は,次の(1)(2)のとおりとする。
(1) GMLREF この区切り子集合には,規格参照区切り子集合での短縮参照区切り子をそのまま取り
込む。
(2) ONE この区切り子集合には,その引数表記で指定する短縮参照区切り子だけをおく。
短縮参照区切り子は,その引数表記を解釈して得た文字列を具象構文での短縮参照区切り子として割り
当てる。
短縮参照区切り子の引数表記は,B列を1個含んでいてもよい。ただし,そのB列は,空白列又は空白
列の一部となり得る文字への参照に隣接していてはならない。
2文字以上の短縮参照区切り子は,その文字列が広く使われている打けん上の規則又は符号化列でない
限り,推奨しない。
また,次の(3)(4)の短縮参照区切り子も,推奨しない。
(3) 区切り子又は認知様相CONでの文脈依存区切り子の全部又はその先頭部分となっている文字列。
(4) 無視されることになる区切り子であるかのような,誤った印象を与える文字列。
備考 この要件に関しては,実体への対応付けがない短縮参照でも区切り子として認知を受けること
に注意すること。したがって,その文字列の一部に一般区切り子があったとしても,その一般
区切り子が認知を受けることはない。
12.4.7 予約名使用
予約名使用 = “NAMES”,ps+, “SGMLREF”,
(ps+,名前,ps+,名前)* −(193)
予約名使用の名前の対は,具象構文の中で,その第1の名前(規格参照予約名でなければならない。)を
その第2の名前で置き換えることを指定する。
備考 SGML宣言では常に規格参照具象構文を使うから,SGML宣言の中だけで使う名前,例えば,
区切り子機能の名前,量の名前,容量値の名前などは,置き換えることができない。
予約名使用で置き換える名前を指定しなかった予約名は,規格参照予約名そのままとする。
備考 見出し語 “SGMLREF” は,文脈上必すである(したがって,冗長である。)が,これはSGML
――――― [JIS X 4151 pdf 71] ―――――
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宣言を読む人間に対するこの規則の備忘となっている。
規格参照予約名を置き換える名前は,他の規格参照予約名又は他の置換えに割り当てた名前であっては
ならない。
12.4.8 量集合
量集合 = “QUANTITY”,ps+,“SGMLREF”,
(ps+,名前,ps+,数)* −(194)
量集合の中に指定する名前は,表6に示す量の名前でなければならない。その名前の量の値として,指
定した数が表す値を割り当てる。
量集合で割り当てなかった量の値は,規格参照量集合での値を割り当てる。規格参照量集合での値は,
表6のとおりとする。
備考 見出し語 “SGMLREF” は,文脈上必すである(したがって,冗長である。)が,これはSGML
宣言を読む人間に対するこの規則の備忘となっている。
表6 規格参照量集合
名前 値 性質
ATTCNT 40 要素の属性定義の中の名前・名前字句
ATTSPLEN 960 開始タグの属性指定の正規の長さ
BSEQLEN 960 短縮参照列の中の空白列の長さ
DTAGLEN 16 データタグの長さ
DTEMPLEN 16 データタグ形式・データタグひな形の長さ(区切り子を除く。)
ENTLVL 16 実体の入れ子の深さ(一番外のものは数えない。)
GRPCNT 32 群の中の字句の個数
GRPGTCNT 96 モデル群の中の字句の総個数
GRPLVL 16 モデル群の入れ子の深さ(一番外のものも数える。)
LITLEN 240 表記の長さ(区切り子を除く。)
NAMELEN 8 名前・名前字句・数などの長さ
NORMSEP 2 正規の長さの計算の際に分離子を数えるのに使う。
PILEN 240 処理指令の長さ(区切り子を除く。)
TAGLEN 960 開始タグの長さ(区切り子を除く。)
TAGLVL 24 開いている要素の入れ子の深さ
12.5 機構使用
機構使用 = “FEATURES”,
ps+,マーク最小化機構
ps+,連結型機構,
ps+,他機構 −(195)
12.5.1 マーク最小化機構
マーク最小化機構 = “MINIMIZE”,
ps+, “DATATAG”, ps+, (“NO” | “YES”),
ps+, “OMITTAG”, ps+, (“NO” | “YES”),
ps+, “RANK”, ps+, (“NO” | “YES”),
ps+, “SHORTTAG”, ps+, (“NO” | “YES”), −(196)
マーク最小化機構での見出し語の意味は,次のとおりとする。
(1) O その機構を使わないこと。
(2) ES その機構を使うこと。
――――― [JIS X 4151 pdf 72] ―――――
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(3) ATATAG データ文字の列が同時にタグの働きをもつ機構。
(4) MITTAG タグ省略の機構。
(5) ANK 要素の付番を省略する機構。
(6) HORTTAG 区切り子の省略,属性指定又は共通識別子を使った短縮タグ機構。
備考 短縮参照の使用は, “SHORTREF” 引数で指定し,マーク最小化機構には指定しない。
12.5.2 連結型機構
連結型機構 = “LINK”,
ps+, “SIMPLE”,
ps+, (“NO” | (“YES”, ps+, 数)),
ps+, “IMPLICIT”, ps+, (“NO” | “YES”),
ps+, “EXPLICIT”,
ps+, (“NO” |(“YES”, ps+, 数)) −(197)
連結型機構での見出し語の意味は,次のとおりとする。
(1) O その機構を使わないこと。
(2) ES その機構を使うこと。
(3) IMPLE 単純連結の機構。その “YES” の後ろに指定した数は,同時に活性状態になり得る要素の
個数(1以上)を指定する。
(4) MPLICIT 暗黙連結の機構。
(5) XPLICIT 明示連結の機構。その “YES” の後ろに指定した数は,連結処理の最長の連鎖の長さを指
定する。
12.5.3 他機構
他機構 = “OTHER”,
ps+, “CONCUR”,
ps+, (“NO” | (“YES”, ps+, 数)),
ps+, “SUBDOC”,
ps+, (“NO” | (“YES”, ps+, 数)),
ps+, “FORMAL”, ps+, (“NO” | “YES”) −(198)
他機構での見出し語の意味は,次のとおりとする。
(1) O その機構を使わないこと。
(2) ES その機構を使うこと。
(3) ONCUR 基本文書型の実現値のほかに,同時に複数の文書型の実現値が存在し得る機構。その
“YES” の後ろに指定した数は,その最大の個数(1以上)を指定する。
(4) UBDOC 同時に複数のSGML部分文書実体が開いておける機構。その “YES” の後ろに指定した数
は,その最大の個数(1以上)を指定する。
(5) ORMAL 公開識別子を公的公開識別子として解釈する機構。
12.6 応用特有情報
応用特有情報 = “APPINFO”,
ps+,(“NONE” |最小表記) −(199)
応用特有情報での見出し語 “NONE” は,応用に特有の情報の指定がないことを示す。
応用特有情報の最小表記は,その文書に適用する,応用に特有の情報を指定する。
――――― [JIS X 4151 pdf 73] ―――――
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13. 規格参照具象構文・核具象構文
規格参照具象構文は,表7に示すSGML宣言の具象構文引数で指定
するとおりとする。その公開識別子は,次のとおりとする。
“ISO 8879-1986//SYNTAX Reference//EN”
表7 規格参照具象構文
SYNTAX
SHUNCHAR CONTROLS 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 127 255
BASESET “ISO 646-1983//CHARSET
International Reference Version (IRV) //ESC 2/5 4/0”
DESCSET 0 128 0
FUNCTION RE 13
RS 10
SPACE 32
TAB SEPCHAR 9
NAMING LCNMSTRT ” ”
UCNMSTRT ” ”
LCNMCHAR ”−.” −−英小文字ハイフン,ピリオドは−−
UCNMCHAR ”−.” −−英大文字 (45 46) と同じである−−
NAMECASE GENERAL YES
ENTITY NO
DELIM GENERAL SGMLREF
SHORTREF SGMLREF
NAMES SGMLREF
QUANTITY SGMLREF
備考 ここでは,注釈の部分もISO 646で規定する文字だけを使用すべきであるが,読者の理解を助
けるため,JIS X 0208の文字も使用した。
核具象構文は,規格参照具象構文での “SHORTREF” 引数の指定を “NONE” に変えて得られる具象構
文とする。その公開識別子は,次のとおりとする。
“ISO 8879-1986//SYNTAX Core//EN”
備考 この規格参照具象構文での構文参照文字集合は,IS0 646のIRVとなっている。この文字集合
の文字は,0127の文字番号をもち,ISO 4873及びISO 6937の文字とも対応している。この
文字集合を選定したのは,規格参照具象構文での重要なSGML文字をすべて含んだ標準の文字
集合の中で最も単純であることによる。この選定は,文書文字集合の選定を制限するものでは
ないし,その文字の総数を制限するものでもない。
14. 適合
14.1 適合SGML文書
この規格のすべてに従ったSGML文書を,適合SGML文書という。
14.1.1 基本SGML文書
適合SGML文書であって,その全体にわたって規格参照具象構文を使い,規格
参照容量集合を使っていて,しかもSHORTTAG及びOMITTAGの機構使用だけを行っている文書を,基
本SGML文書という。
備考 基本SGML文書に対する典型的なSGML宣言を,表8及び表9に示す。基本SGML文書どう
しでは,その文書文字集合引数が違い得るだけである。
表8 基本SGML文書に対するSGML宣言の例
――――― [JIS X 4151 pdf 74] ―――――
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<!SGML “ISO 8879-1986”
−−この文書は,基本SGML文書である。−−
CHARSET
−−8ビット文書文字集合−−
−−最初の128文字は,構文参照文字集合と同じである。−−
BASESET ”ISO 646-1983//CHARSET
International Reference Version (IRV) //ESC2/5 4/0”
DESCSET 0 9 UNUSED
9 2 9
11 2 UNUSED
13 1 13
14 18 UNUSED
32 95 32
127 1 UNUSED
BASESET “ISO Resistration Number 109//CHARSET
ECMA-94 Right Part of Lation Alphabet Nr.3//ESC 2/9 4/3”
DESCSET 128 32 UNUSED
160 5 32
165 1 ”SGML Users Group logo”
166 88 38 −−NONSGMLに対する5個のunusedを含む−−
254 1 127 −−127の未使用位置に動かす−−
255 1 UNUSED −−255は,回避文字とする−−
CAPACITY PUBLIC ”ISO 8879-1986//CAPACITY Reference//EN”
SCOPE DOCUMENT
SYNTAX PUBLIC ”ISO 8879-1986//SYNTAX Reference//EN”
FEATURES
MINIMIZE DATATAG NO OMITTAG YES RANK NO SHORTTAG YES
LINK SIMPLE NO IMPLICIT NO EXPLICIT NO
OTHER CONCUR NO SUBDOC NO FORMAL NO
APPINFO NONE>
備考 ここでは,注釈の部分もISO 646で規定する文字だけを使用するべきであるが,読者の理解を
助けるため,JIS X 0208の文字も使用した。
表9 基本SGML文書に対する日本語SGML宣言の例
<!SGML ”ISO 8879-1986”
−−この文書は,基本SGML文書である。−−
CHARSET
−−8ビット文書文字集合−−
−−最初の128文字は,構文参照文字集合と同じである。−−
BASESET ”ISO 646-1983//CHARSET
International Reference Version (IRV) //ESC 2/5 4/0”
DESCSET 0 9 UNUSED
9 2 9
11 2 UNUSED
13 1 13
14 18 UNUSED
32 95 32
127 1 UNUSED
BASESET ”ISO Resistration Number 87//CHARSET
――――― [JIS X 4151 pdf 75] ―――――
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JIS X 4151:1992の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8879:1986(MOD)
- ISO 8879:1986/AMENDMENT 1(MOD)
JIS X 4151:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.30 : 情報,ドキュメンテーション及び出版業務におけるITの応用
JIS X 4151:1992の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0208:1997
- 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合