X 4165 : 2002 (ISO/IEC 10036 : 1996)
6. オブジェクトの登録 登録者は, 識別子の登録簿を保守し, この規格に基づいて識別子が割当てられ
た各種別のフォント関連オブジェクトの関連記述情報を保守しなければならない。 これらの登録済みフォ
ント関連オブジェクトの各々に対して, 登録者は, JIS X 4172が規定する公開識別子及びJIS X 5605が
規定するASN.1オブジェクト識別子を割当てなければならない。 各登録簿は, 関連する広域的一意な登録
簿名及び登録簿番号をもたなければならない。 識別子が割当てられる各フォント関連オブジェクトは, そ
の登録簿の中で一意な登録番号を割当てられなければならない。 登録簿名又は登録簿番号及びフォント関
連オブジェクト番号の組合わせが, 公開識別子及びASN.1 オブジェクト識別子を定義する。
6.1以降において, 登録済みオブジェクトの各種別に関する登録簿名及び登録簿番号, 並びにこれらの
オブジェクトに固有の登録要求(識別子の値の範囲及びフォーマット, 割当て規則, 並びに識別子の一意性
を保証するのに必要なデータ要素のリスト) を規定する。
6.1 グリフ この登録手続きによって割当てられる公開識別子の正規文字列形式は, 次のとおりでなけ
ればならない。
ISO/IEC 10036/RA/Glyphs::nnnn
ここで, nnnnは, 1から4294967295までの範囲における登録番号"m"を表す, ゼロ以外の数で始まる10
進数の列を表す文字列とする。
この登録手続きによって割当てられるオブジェクト識別子は, 次のとおりでなければならない。
[{ 1 1 10036 1 m}]
ここで"m"は, 1から4294967295までの範囲における登録番号とする。
グリフ識別子の技術的意味及び表現形式は, JIS X 4161が規定する。
6.1.1 割当て規則 識別子の数字部分は, 10進数であって, 優先度の降順に次に列挙する条件を満足して,
割当てられなければならない。
a) 各割当て済み識別子は, デザインに依存しない形状及びその記述において, 他のすべてと異なる一つ
のグリフに関するものであって, 明確で簡潔で他と共通部分のない記述をもたなければならない。
b) 識別子は, 既存の国際的な文字符号化規格に対して単純な関係で割当てられることが望ましい。単純
な関係とは, 妥当な範囲で, 連続性及びグリフ記述が尊重されなければならないことを意味する。
c) 表記のスクリプト又はアプリケーションの中で一緒に現れるグリフ識別子は, 一緒にグループ化する
ことが望ましい。関連する範囲で, グリフは, それがスクリプト又はアプリケーションの中で通常出現
するとおりに順序付けされることが望ましい。
d) グリフ識別子は, 詰めて割当てられることが望ましく, 短いグリフ識別子を最初に割当てることが望
ましい。ただし, 次の場合を除く。つまり, 識別子は, 優先する条件に適合する将来のグリフ割当ての
余裕をみて, 未割当てのまま残してよい。
6.1.2 データ要素 各グリフ登録要求は, 次の情報を含まなければならない。
− グリフ記述 [グリフ記述は, できるだけ完全であることが望ましく, 次の内容を含む。グリフの名前又
はタイトル(例えば, 関連するSGML公開実体名。JIS X 4151を参照。), 意味又は意図した使用に関す
る重要な情報(例えば, 初期形式, 中間形式又は最終形式), 及び他の登録済みグリフとの重要な関係又
はそれとの差異(例えば, リガチャ)。]
− グリフと共に用いるスクリプト, アルファベット又は音節表(もしあれば)
− グリフと共に用いる言語(もしあれば)
− グリフと共に用いるアプリケーション環境(例えば, 数学, 医学)
− グリフが(グリフ識別子を提供する)登録簿の他のグリフと外観において類似するかどうかの表明
(pdf 一覧ページ番号 4)
――――― [JIS X 4165 pdf 6] ―――――
X 4165 : 2002 (ISO/IEC 10036 : 1996)
− グリフが(グリフ識別子を提供する)登録簿の他のグリフと記述において類似するかどうかの表明
− グリフがデザイン依存であるかデザイン非依存であるか(グリフが書体デザインの変更と共に形状変
更をするかどうか)の表明。デザイン非依存のとき, 提供されるグリフ形状例は, 許容される形状だけ
を表現しなければならない。
− グリフ形状例 [提供される形状は, JIS X 4163の標準フォント交換フォーマットであるか, 三つの走査
可能な形状例(72ポイントのグリフ形状, 位置決め点及び送り点をもつ座標系を示す24ポイントの例,
及び同じ表記システムの6個から8個の関連グリフをもつ文脈を示す12ポイントの例)を与えること
が望ましい。] 形状は, グリフを定義するために必要ないどんなデザイン属性ももたない, 例であるデ
ザイン非依存表現でなければならない。
6.2 グリフ集合 この登録手続きによって割当てられる公開識別子の正規文字列形式は, 次のとおりで
なければならない。
ISO/IEC 10036/RA//Collections::nnnn
ここで, nnnnは, 1から4294967295までの範囲における登録番号"m"を表す, ゼロ以外の数で始まる10
進数の列を表す文字列とする。
この登録手続きによって割当てられるオブジェクト識別子は, 次のとおりでなければならない。
[{ 1 1 10036 2 m}]
ここで"m"は, 1から4294967295までの範囲における登録番号とする。
グリフ集合識別子の技術的意味及び表現形式は, JIS X 4161が規定する。
6.2.1 割当て規則 識別子の数字部分は, 10進数であって, 優先度の降順に次に列挙する条件を満足し
て, 割当てられなければならない。
a) 各割当て済み識別子は, その集合内容(グリフ識別子の一意のリスト)において, 他のすべてと異なる
一つの集合に関するものでなければならない。
b) 機能又は表記システムによって関連付けられる集合識別子は, 一緒にグループ化してよい。ある組織
が, その組織によって局所的に以前に登録された複数集合の国際登録を要求する場合には, 登録者は,
同様に一緒にグループ化した識別子を割当ててよい。
c) 集合識別子は, 詰めて割当てられることが望ましく, 短い識別子を最初に割当てることが望ましい。た
だし, 次の場合を除く。つまり, 識別子は, 優先する条件に適合する将来の割当ての余裕をみて, 未割
当てのまま残してよい。
6.2.2 データ要素 各グリフ集合登録要求は, 次の情報を含まなければならない。
− グリフ集合記述 (グリフ集合記述は, できるだけ完全であることが望ましく, 次の内容を含む。グリフ
集合の名前又はタイトル, 意味又は意図した使用に関する重要な情報, 及び他の登録済み集合との重
要な関係又はそれとの差異。)
− グリフ集合と共に用いるスクリプト, アルファベット又は音節表(もしあれば)
− グリフ集合と共に用いる言語(もしあれば)
− グリフ集合と共に用いるアプリケーション環境(例えば, 数学, 医学)
− グリフ集合が(グリフ集合識別子を提供する)登録簿の中に既にある他の集合と内容において類似する
かどうかの表明
− 集合を構成するISO/IEC 10036グリフ識別子の一覧(6.1を参照。)
6.3 フォント属性集合 この登録手続きによって割当てられる公開識別子の正規文字列形式は, 次のと
おりでなければならない。
(pdf 一覧ページ番号 5)
――――― [JIS X 4165 pdf 7] ―――――
X 4165 : 2002 (ISO/IEC 10036 : 1996)
ISO/IEC 10036/RA/FontAttributes::nnnn
ここで, nnnnは, 1から4294967295までの範囲における登録番号"m"を表す, ゼロ以外の数で始まる10
進数の列を表す文字列とする。
この登録手続きによって割当てられるオブジェクト識別子は, 次のとおりでなければならない。
[{ 1 1 10036 3 m}]
ここで"m"は, 1から4294967295までの範囲における登録番号とする。
フォント属性集合は, JIS X 4162で定義されるデータ構造であって, 他の規格及び体系による, フォン
ト参照のその定義における使用を対象とする。
6.3.1 割当て規則 識別子の数字部分は, 10進数であって, 詰めて割当てられなければならず, 短いフ
ォント属性集合識別子を最初に割当てなければならい。
6.3.2 データ要素 各フォント属性集合登録要求は, 次の情報を含まなければならない。
− フォント属性集合記述 (フォント属性集合記述は, できるだけ完全であることが望ましく, 次の内容
を含む。意味又は意図した使用に関する重要な情報, 及び他の登録済みフォント属性集合との重要な
関係又はそれとの差異。)
− フォント属性集合と共に用いるスクリプト, アルファベット又は音節表(もしあれば)
− フォント属性集合と共に用いる言語(もしあれば)
− フォント属性集合と共に用いるアプリケーション環境(例えば, 数学, 医学)
− フォント属性集合が(フォント属性集合識別子を提供する)登録簿の中に既にある他の属性集合と内容
において類似するかどうかの表明
− すべての属性をオプションとするJIS X 4162で定義するフォント属性の集合
6.4 グリフ指標対応表 この登録手続きによって割当てられる公開識別子の正規文字列形式は, 次のと
おりでなければならない。
ISO/IEC 10036/RA/GlyphIndexMaps::nnnn
ここで, nnnnは, 1から4294967295までの範囲における登録番号"m"を表す, ゼロ以外の数で始まる10
進数の列を表す文字列とする。
この登録手続きによって割当てられるオブジェクト識別子は, 次のとおりでなければならない。
[{ 1 1 10036 4 m}]
ここで"m"は, 1から4294967295までの範囲における登録番号とする。
グリフ指標対応表の技術的意味及び表示形式は, JIS X 4154が定義する。
6.4.1 割当て規則 識別子の数字部分は, 10進数であって, 詰めて割当てられなければならず, 短いグ
リフ指標対応表識別子を最初に割当てなければならい。
6.4.2 データ要素 各グリフ指標対応表登録要求は, 次の情報を含まなければならない。
− 要求される文字列名
− グリフ指標対応表記述 (グリフ指標対応表記述は, できるだけ完全であることが望ましく, 次の内容
を含む。意味又は意図した使用に関する重要な情報, 及び他の登録済みグリフ指標対応表との重要な
関係又はそれとの差異。)
− グリフ指標対応表と共に用いるスクリプト, アルファベット又は音節表(もしあれば)
− グリフ指標対応表と共に用いる言語(もしあれば)
− グリフ指標対応表と共に用いるアプリケーション環境(例えば, 数学, 医学)
− グリフ指標対応表が(グリフ指標対応表識別子を提供する)登録簿の中に既にある他の対応表と内容に
(pdf 一覧ページ番号 6)
――――― [JIS X 4165 pdf 8] ―――――
X 4165 : 2002 (ISO/IEC 10036 : 1996)
おいて類似するかどうかの表明
− 対応表の中の指標値の数
− 指標数及び対応するISO/IEC 9541-2グリフ構造化名又はISO/IEC 10180グリフ識別子の一覧(グリフの
名前又は識別子の一つだけの形式が, グリフ指標対応表の中のすべてのエントリに関して許容され
る。)
6.5 ISO/IEC 10180フォント参照フォント仕様 この登録手続きによって割当てられる公開識別子の正
規文字列形式は, 次のとおりでなければならない。
ISO/IEC 10036/RA/FontRefFontSpecs::nnnn
ここで, nnnnは, 1から4294967295までの範囲における登録番号"m"を表す, ゼロ以外の数で始まる10
進数の列を表す文字列とする。
この登録手続きによって割当てられるオブジェクト識別子は, 次のとおりでなければならない。
[{ 1 1 10036 5 m}]
ここで"m"は, 1から4294967295までの範囲における登録番号とする。
このフォント関連オブジェクトの技術的意味及び表示形式は, JIS X 4154が定義する。
6.5.1 割当て規則 識別子の数字部分は, 10進数であって, 詰めて割当てられなければならず, 短いフ
ォント参照フォント仕様識別子を最初に割当てなければならい。
6.5.2 データ要素 各ISO/IEC 10180フォント参照フォント仕様登録要求は, 次の情報を含まなければな
らない。
− フォント参照フォント仕様記述 (フォント参照フォント仕様記述は, できるだけ完全であることが望
ましく, 次の内容を含む。意味又は意図した使用に関する重要な情報, 及び他の登録済みフォント参照
フォント仕様との重要な関係又はそれとの差異。)
− フォント参照フォント仕様と共に用いるスクリプト, アルファベット又は音節表(もしあれば)
− フォント参照フォント仕様と共に用いる言語(もしあれば)
− フォント参照フォント仕様と共に用いるアプリケーション環境(例えば, 数学, 医学)
− フォント参照フォント仕様が(フォント参照フォント仕様識別子を提供する)登録簿の中に既にある他
の仕様と内容において類似するかどうかの表明
− 一つのISO/IEC 10180フォント参照構造要素
− 一つのISO/IEC 10180グリフ指標対応表構造要素
附属書A(規定)登録機関
ISOが承認したフォント関連オブジェクトのための登録機関を次に示す
国際大学
グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木 6-15-21
ハークス六本木ビル 2F
電話: 03-5411-6681
(pdf 一覧ページ番号 7)
――――― [JIS X 4165 pdf 9] ―――――
X 4165 : 2002 (ISO/IEC 10036 : 1996)
ファクシミリ: 03-5412-7111
ウェブ: http://www.glocom.ac.jp
附属書B(参考)活動案報告
B.1 グリフ登録簿 原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)の出版時には, グリフ登録簿は, 国際的に広く
利用される約15,000のグリフを含む。そのグリフは, Association for Font Infornation
Interchange(AFII)及びそれを支援するフォントベンダによって, 無料で, 登録簿の印刷のために登録に供
される。
原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)の出版2年目には, グリフ登録簿は, 東アジア言語を表現する追
加の40,000グリフを含む。これらのグリフは, 東アジア諸国並びに関係する大学, 産業及び政府の代表と
連携したAFII職員の作業によって, 無料で提供される。 55,000グリフのこの基底文書は, フォント規格
に対して重要な寄与を与える登録簿を提供するのに必要となる。
登録簿への増加は, 毎年約200グリフと推定される。
B.2 グリフ集合登録簿 原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)が国際規格として承認された後, 最初の3
年間に, 毎年50集合の登録が見積もられる。この最初の登録期間の後, 要求の数は, 毎年約20件の水準
に減少すると推定される。
B.3 フォント属性集合登録簿 原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)が国際規格として承認された後, 最
初の3年間に, 毎年20件のフォント属性集合の登録が見積もられる。この最初の登録期間の後, 要求の数
は, 毎年約50件の水準に増加すると推定される。
B.4 グリフ指標対応表登録簿 原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)が国際規格として承認された後, 最
初の3年間に, 毎年20件のグリフ指標対応表の登録が見積もられる。この最初の登録期間の後, 要求の数
は, 毎年約50件の水準に増加すると推定される。
B.5 ISO/IEC 10180フォント参照フォント仕様登録簿 原規格の第1版(ISO/IEC 10036:1995)が国際規格
として承認された後, 最初の3年間に, 毎年20件のISO/IEC 10180フォント参照フォント仕様の登録が見
積もられる。この最初の登録期間の後, 要求の数は, 毎年約50件の水準に増加すると推定される。
附属書C(参考)登録要求の例
この規格の各登録に関する登録要求の例を, 次に示す。この情報は, JIS X 0201の符号化文字集合を用
いたソフトコピーでの提出に適するフォーマットで示される。
(pdf 一覧ページ番号 8)
――――― [JIS X 4165 pdf 10] ―――――
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JIS X 4165:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 10036:1996(IDT)
- ISO/IEC 10036:1996/CORRIGENDUM 1:2001(IDT)
JIS X 4165:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.30 : 情報,ドキュメンテーション及び出版業務におけるITの応用
JIS X 4165:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称