JIS X 4181-3:2004 メタデータ登録簿(MDR)-第3部:登録簿メタモデル及び基本属性 | ページ 5

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X 4181-3 : 2004 (ISO/IEC 11179-3 : 2003)
− 記述したデータの共通的な理解の増進
− 実装内容の共有及び再利用の可能化
メタデータは,データを格納し,操作し,交換する人及び/又はシステムとの間のデータ表現形式の統
合のために必要とする。メタモデルは,登録簿内容が異なった登録簿間で一貫性を保持するのを助ける。
メタモデルは,システムツール及び情報登録簿が,データ属性,分類,定義,名前付け,識別及び登録の
ためのメタデータを格納し,操作し,交換できるようにする。この方法で,データ内容の一貫性は,シス
テムツール及び情報登録簿間の相互運用性を保持するのを助ける。
メタモデルを用いるとき,各ツールセットのスキーマへの写像が開発できる。メタモデル構成要素は,
最初のモデルで表された概念を保持したまま,各ツールセットの言語に変換することができる。
実装者は,当該同一範囲のより特有な論理データモデルを開発するために,この概念データモデルを使
用すると仮定する。論理データモデルは,同じデータを記述するが,情報システムで構造化される。それ
はその情報システムのモデルとしてよく参照される。論理データモデルは,データベース設計に直接使用
できる。

4.3 メタモデルの仕様

  別のモデルを規定するためにあるモデルを使用するとき,規格の参照者には,
どちらのモデルが特定の箇所で参照されているかについて混乱しやすい。この混乱を最小にするために,
この規格は,仕様化するのに使用する用語を規定するモデルの中で,異なった用語を用いる。
登録簿メタモデルは,UMLの部分集合を用いて規定する。この規格は,使用するモデル構成要素のため
に,用語“メタモデル構成要素”を使用するが,規定するモデル構成要素のために,用語“メタデータオ
ブジェクト”を使用する。使用するメタモデル構成要素は,クラス,関連,相互関係クラス,属性,合成
属性及び合成データ型とする。これらの用語は,3.1で定義し,それらの使用は,附属書Bに示す。規定
したメタデータオブジェクトは,3.3で定義し,4.の主題となる。
しかし,二つのモデル間にある類似点がある。例えば,モデルで規定される“オブジェクトクラス”は,
モデルを規定するのに使用されるメタモデル構成要素“クラス”に相当し,モデルで規定される“特性”
は,モデルを規定するのに使用されるメタモデル構成要素“属性”に相当する。異なった用語は,どちら
のモデルが参照しているかを明確にするために使用し,それが異なった概念を表しているからではない。
この規格が両方の水準で使用する一つの用語は,“データ型”とするが,どちらにそれが適用する水準かは,
それが使用される文脈から明白としなければならない。

4.4 型,実現値及び値

 データ及びメタデータを考慮するとき,データ型とメタデータ型との間,及び
この型の実現値とその関連する値との間を区別することが重要となる。メタモデルは,クラス,属性及び
関連の型を規定する。これらの一つの特別な実現値は,特定の型からなり,任意の時点において,その実
現値は,特定の値をもつ。例として,この規格は,属性実現値及び属性値を定義するが,同じ原理は,3.1
で定義するクラス,関連及び他のメタモデル構成要素に適用する。
この規格の4.は,メタデータ登録簿の構造を形成するメタデータオブジェクトの型を規定する。メタデ
ータ登録簿は,このメタデータオブジェクト(メタデータ項目)の実現値で占められが,それは同様にデ
ータの型,例えば,応用データベースにおけるデータの型を定義する。言い換えれば,メタデータの実現
値は,応用水準データの型を規定する。同様に,応用データベースは,この定義したデータ型の実現値と
して現実世界のデータによって占められる。
備考 JIS X 5901 情報資源辞書システムの枠組みは,モデリングの異なった水準の概念を説明する。

――――― [JIS X 4181-3 pdf 21] ―――――

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X 4181-3 : 2004 (ISO/IEC 11179-3 : 2003)

4.5 拡張性

 このメタモデルは,すべての利用者に完全に適合することを期待していない。文書管理,
科学データ及び統計データのような特別な領域は,この規格で述べられていないメタデータ属性を必要と
する。このような拡張が,この規格のメタモデルで規定されたような構造及び内容に固有の規則に少しも
違反しないならば,このような拡張は,適合を考慮されなければならない。クラス,関連及び属性は,こ
の概念データモデルに追加してもよい。
この規格の実装者は,実装の一部として拡張を含めてもよいし,登録簿利用者が自分自身の拡張を定義
することを可能にするための機能を提供してもよい。

4.6 日付参照

 この規格において,日付は,管理レコードの重要な属性及び登録簿の操作の重要な属性
とする。この規格の目的のために,“日付”はグレゴリオ暦日付(JIS X 0301参照)を参照し,関連する既
定値表現形式は,YYYY-MM-DD(すなわち,年-月-日)とする。例えば,数値形式で参照するとき,2001
年10月12日は,2001-10-12とし,12-10-2001のようにはしない(2001年12月10日と混同する恐れがあ
る。)。
現在のところ,日付に加えるべき時刻の仕様は,この規格への利用者拡張として考慮されなければなら
ない。

4.7 メタモデルの記述

 記述的な目的のために,メタモデルは,次の六つの機能的な領域に体系づける。
すべての管理項目に適用する共通機能(図1参照)
管理及び識別(4.8参照)
名前付け及び定義(4.9参照)
分類(4.10参照)
管理項目の特定の型の記述
データ要素概念(4.11参照)
概念及び値域(4.12参照)
データ要素(4.13参照)
領域へのモデルの分割は,記述的な目的のためだけとし,他の意味はない。
備考 4.において,図と文との間に矛盾があるとき,文が優先する。
4.7.1 共通機能 図1は,登録簿の管理項目に対する三つの共通機能の関係を示す。
共通機能は,次のように管理項目に適用する。
− 管理項目(Administered Item)は,登録簿内の単一の項目として,一度だけ識別され,管理される。
− 管理項目は,少なくとも一つの文脈(Context)で,場合によっては,複数の文脈で名前付けされ,定
義される。各文脈内で,名前(Name)及び定義(Definition)は,一つ以上の言語で指定されてもよい。
− 管理項目は,ゼロ以上の分類体系(Classification Scheme)で分類されてもよい。

――――― [JIS X 4181-3 pdf 22] ―――――

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X 4181-3 : 2004 (ISO/IEC 11179-3 : 2003)
Administration&Identification Context (for Administered Item)
1..1 1..* names&defines
administers&identifies
Naming&Definition
administered&identifiedby named&definedby
0..* 0..*
AdministeredItem
classifiedby 0..*
classifies 0..*
ClassificationScheme
図 1 すべての管理項目に対する共通機能
4.7.2 管理項目の型 この規格は,図2に示す管理項目の型を規定する。図に示す管理項目は,4.84.13
で詳細を規定する。管理項目の追加の型は,この規格の拡張として定義してもよい。

――――― [JIS X 4181-3 pdf 23] ―――――

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X 4181-3 : 2004 (ISO/IEC 11179-3 : 2003)
AdministeredItem
administereditemadministrationrecord [1..1] : AdministrationRecord
ClassificationScheme
ConceptualDomain
Context (for administered item)
DataElement
DataElementConcept
DerivationRule
ObjectClass
Property
RepresentationClass
ValueDomain
図 2 管理項目の型
4.7.3 高水準なメタモデルの概要 図3は,メタモデルの中心的な領域について高水準な概要を示す。

――――― [JIS X 4181-3 pdf 24] ―――――

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X 4181-3 : 2004 (ISO/IEC 11179-3 : 2003)
dataelementconceptconceptualdomainrelationship
DataElementConcept ConceptualDomain
0..* 1..1
expressedby1..1 having specifying 1..1
representedby
dataelementconceptexpression conceptualdomainrepresentation
expressing0..* representedby representing representing
0..*
0..* 1..1
DataElement ValueDomain
dataelementrepresentation
図 3 高水準なメタモデル

4.8 管理及び識別の領域

 管理及び識別の領域は,登録簿における管理項目の管理上の側面を規定する。
この領域は,次による。
− 登録簿に提出された項目の識別及び登録
− 登録簿に提出した項目をもつ組織及び/又は登録機関を含む登録簿内の項目に責任がある組織
− 組織に関する連絡先情報
− 文書作成の支援
− 管理項目間の関連
管理項目の登録については,ISO/IEC 11179-6で規定する。
4.8.1 管理及び識別の領域におけるメタデータオブジェクト 図4は,管理及び識別を支援するクラス,
関連,属性及び合成属性を示す。図5は,合成属性で使用する合成データ型を示す。

――――― [JIS X 4181-3 pdf 25] ―――――

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JIS X 4181-3:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 11179-3:2003(IDT)

JIS X 4181-3:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 4181-3:2004の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8202-0:2000
量及び単位―第0部:一般原則