JIS X 5150:2016 構内情報配線システム | ページ 23

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
附属書E
(参考)
平衡ケーブルの略号
ケーブル構造には多くの種類があり,それらの構造を短縮形で表現する記述体系も多い。これらの省略
形は,インピーダンスの違いを表すとともに構造の違いを表すために使われてきた。このような略語は,
多くの商品の資料に使われているが,標準規格で明確に定義されていなかったため,それぞれの文脈で同
じ用語が異なった種類の構造を意味することもできた。
この附属書は,このような状況を明らかにし,通信ケーブルに使われる主要ケーブル構造の省略形をど
のように使うかのガイダンスを与えることを目的とする。この附属書で述べられているケーブル構造とし
て,このドキュメントでは,平衡ケーブル,非シールド/シールドケーブル,及び非シールド/シールド
ケーブル要素という用語を用いる。
混乱を少なくするため,より体系的な命名法を,図E.1で規定する。これらの考え方に基づいたケーブ
ル名称は,構造の種類だけを表すこととし,インピーダンスのような伝送特性は,表さないことが了解さ
れている。全てのシールドケーブル(個別又は全体か,フォイルされているか,編組されているか,又は
両方か)には,関係するシールドの全てを処理することが可能な,適合する接続器具が必要となる。
図E.2は,ケーブルの構造の例及びこの命名法に基づいた名称を示す。
略号
XX/YZZ
全体構造 ペア又はカッド
U=非シールド 対よ(撚)り
TP=対撚り
F=フォイルシールド よ(撚)り
TQ=カッド撚り
S=編組シールド
SF=編組及びフォイルシールド
要素
U=非シールド
F=フォイルシールド

U/UTP=全体が非シールドされたケーブルで非シールドの対よ(撚)り(しばしばUTPとも呼ばれる。)
F/UTP=全体がシールドされたケーブルで非シールドの対よ(撚)り(しばしばFTPとも呼ばれる。)
S/FTP=全体が編組シールドされたケーブルでフォイルシールドの対よ(撚)り(しばしばSTP又は
PiMFとも呼ばれる。)
SF/UTP=全体が編組及びフォイルシールドされたケーブルで非シールドの対よ(撚)り
図E.1−ケーブル命名法

――――― [JIS X 5150 pdf 111] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
U/UTP:
U/UTQ:
ケーブルシース
ケーブルシース
対 カッド
対/側回路
導体
導体
F/UTP:
ケーブルシース
フォイルシールド

導体
U/FTQ:
U/FTQ:
ケーブルシース
U/FTP: フォイルシールド
ケーブルシース カッド
フォイル対シールド 対/側回路
対 導体
導体
SF/UTP:
ケーブルシース
編組シールド
フォイルシールド

導体
S/FTQ:
S/FTP:
ケーブルシース
ケーブルシース 編組シールド
編組シールド フォイルシールド
フォイル対シールド カッド
対 対/側回路
導体 導体
図E.2−ケーブルの種類

――――― [JIS X 5150 pdf 112] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
附属書F
(参考)
使用可能な応用システム
F.1 平衡配線システムで使用可能な応用システム
この規格で規定した平衡配線システムは,この附属書に記載している応用システムを使用可能とするこ
とを意図している。表に記載されていない他の応用システムが使用可能となることもある。
平衡配線システムで使用可能となる応用システムは,この規格の箇条6で規定するチャネル性能クラス
と相互関係がある。情報配線システムは,光及び電気的平衡伝送を使用可能とするために設計されている。
不平衡伝送を用いる応用システムは,この規格の範囲外とする。
表F.1は,成熟した,又は技術的に堅実な国際仕様(例えば,発行されたITU勧告,ATMフォーラム
規格,又はISO/IEC規格,少なくともISO/IECでDISの状態にあるもの)が規定している応用システム
から成っている。

――――― [JIS X 5150 pdf 113] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
表F.1−平衡配線で使用可能な応用システム
応用システム 参考規格 制定 備考
クラスA(最大0.1 MHz)
PBX 各国の規格
X.21 ITU-T Rec.X.21 1992
V.11 ITU-T Rec.V.11 1996
クラスB(最大1 MHz)
S0バス(拡張) ITU-T Rec.I.430 1993 ISDN基本群(物理層)
S0ポイントツーポイント ITU-T Rec.I.430 1993 ISD2基本群(物理層)
S1/S2 ITU-T Rec.I.431 1993 ISDN一次群(物理層)
クラスC(最大16 MHz)
Ethernet 10BASE-T IEEE 802.3, Clause 14 a) 2005 CSMA/CD IEEE 802.3i
Token Ring 4 Mbit/s ISO/IEC 8802-5 1999
ATM LAN 25.60 Mbit/s ATM Forum af-phy-0040.000 1995 ATM-25/カテゴリ3
ATM LAN 51.84 Mbit/s ATM Forum af-phy-0018.000 1994 ATM-52/カテゴリ3
ATM LAN 55.52 Mbit/s ATM Forum af-phy-0047.000 1995 ATM-155/カテゴリ3
クラスD 1995(最大100 MHz)
Token Ring 16 Mbit/s ISO/IEC 8802-5 1999 IEEE 80.5:1998
ATM LAN 155.52 Mbit/s ATM Forum af-phy-0015.000 1994 ATM-155/カテゴリ5
IEEE 802.3, Clause 25 a)
Ethernet 100BASE-TX a), b) 2005 ファーストイーサネット,IEEE 802.3u
Token Ring 100 Mbit/s IEEE 8802-5t 2000
PoE IEEE 802.3 af 2005 パワーオーバイーサネット,IEEE 802.3af
クラスD 2002(最大100 MHz)
Ethernet 1000BASE-T IEEE 802.3, Clause 40 a) 2005 ギガビットイーサネット,IEEE 802.3 a), b)
Fibre Channel 1 Gbit/s ISO/IEC 14165-115 2007 ツイストペアファイバチャネル1G
Firewire 100 Mbit/s IEEE 1394b 2002 ファイヤワイヤ/カテゴリ5
PoE+ IEEE 802.3at b) 2009 パワーオーバイーサネットプラス
クラスE 2002(最大250 MHz)
ATM LAN 1.2Gbit/s ATM Forum af-phy-0162.000 2001 ATM-1200/カテゴリ6
クラスEA 2008(最大500 MHz)
Ethernet 10GBASE-T IEEE 802.3, Clause 44 2006 10ギガビットイーサネット,IEEE 802.3an
Fibre Channel 2 Gbit/s INCITS 435 2007 ツイストペアファイバチャネル
2G-FCBASE-T
Fibre Channel 4 Gbit/s INCITS 435 2007 ツイストペアファイバチャネル
4G-FCBASE-T
クラスF 2002(最大600 MHz)
FC-100 MByte/s ISO/IEC 14165-114 2005 FC-100-DF-EL-S
注記1 与えられたクラスによってサポートされた応用システムは,より上位のクラスによっても,また,サポー
トされる。より下位のクラスでも,当該チャネルにおいて応用システムの性能基準を満たす場合,幾つか
の応用システムは動作する。
注記2 クラスE 2002チャネルの最小性能では,10GBase-Tをサポートしない。ISO/IEC TR 24750で規定した追加
要件を満たせば,カテゴリ6の2002構成要素を使って敷設されたチャネルは,10GBase-Tをサポートする。
これは,チャネルが100 mより短い場合に限られる。新しい施設に対しては,クラスEA又はそれ以上のク
ラスが推奨される。
注a) EEE 802.3af:2003(PoE)及びIEEE 802.3at:2009(PoE Plus)によって定義された遠隔電力供給を含む。
b) 遠隔電力を要求する応用システムをサポートするために使われるチャネルに対しては,ISO/IEC TR 29125を
参照する。

――――― [JIS X 5150 pdf 114] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
表F.2−応用システムにおけるモジュラコネクタピン配列
応用システム ピン1及び2 ピン3及び6 ピン4及び5 ピン7及び8
PBX クラスA a) クラスA a) クラスA クラスA a)
X.21 クラスA クラスA
V.11 クラスA クラスA
b) b)
S0バス(拡張) クラスB クラスB
b) b)
S0ポントツーポイント クラスB クラスB
c) b)
S1/S2 クラスB クラスB
b) b)
Ethernet 10BASE-T クラスC クラスC
Token Ring 4 Mbit/s クラスC クラスC
ATM-25 カテゴリ3 クラスC クラスC
ATM-51 カテゴリ3 クラスC クラスC
ATM-155 カテゴリ3 クラスC クラスC
Token Ring 16 Mbit/s クラスD クラスD
ATM-155 カテゴリ5 クラスD クラスD
Ethernet 100BASE-TX クラスD クラスD
Token Ring 100 Mbit/s クラスD クラスD
Ethernet 1000BASE-T クラスD クラスD クラスD クラスD
1G FCBASE-T クラスD クラスD クラスD クラスD
ATM-1200 カテゴリ6 クラスE クラスE クラスE クラスE
Ethernet 10GBASE-T クラスEA クラスEA クラスEA クラスEA
2G FCBase-T クラスEA クラスEA クラスEA クラスEA
4G FCBase-T クラスEA クラスEA クラスEA クラスEA
FC-100-DF-EL-S d) クラスF クラスF
注a) 製造業者による任意選択
b) 付加的な電源供給
c) シールドケーブルの連続性のための任意選択
d) SO/IEC 14165-114にIEC 61076-3-104として規定された屋外の任意通信アウトレット
F.2 光ファイバ配線で使用可能な応用システム
この規格で規定する光ファイバ配線は,この附属書に記載されている応用システムを使用可能とするこ
とを意図している。表に記載されていない他の応用システムが使用可能となることもある。
光ファイバ配線の応用システムは,箇条8で規定するチャネル性能クラスと相互関係がある。表F.3は
成熟した,又は技術的に堅実な国際仕様(例えば,発行されたITU勧告,ATMフォーラム規格,又はISO/IEC
規格,少なくともISO/IECでDISの状態にあるもの)が規定している応用システムから成っている。さら
に,表F.3には,将来の国際規格として準備されている応用システムが記載されている。
応用システムの詳細は,箇条9に含まれるそれぞれの光ファイバ種類のために示されている。そして,
最大チャネル長に関しては,付加情報が表F.3,表F.4及び表F.5に示されている。光ファイバ種類OM1,
OM2,OM3,OM4,OS1及びOS2については,箇条9に述べられている。
最大チャネル長は,チャネル内の接続器具による合計接続減衰量1.5 dBを前提としている。

――――― [JIS X 5150 pdf 115] ―――――

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JIS X 5150:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 11801:2011(IDT)

JIS X 5150:2016の国際規格 ICS 分類一覧

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