JIS X 5150:2016 構内情報配線システム | ページ 27

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
結合の長さに対応するAACR-F,すなわち,AACR-Fcoupledは,式(G.35)によって与えられる。
Li
AACR- Fcoupledi,k AACR- F100 m 10 lg (G.35)
100
ここに, Li : 誘導リンク又はチャネルの対iの長さ
したがって,
Li
AACR- F100 m AACR- Fcoupledi,k 10 lg (G.36)
100
結合が被誘導チャネル又はリンクの長さLk上で起きる場合は,規格に適合した配線では,次の関係式が
与えられる。
Lk
AACR- Fnormalizedi,kAACR- F100 m 10 lg (G.37)
100
ここに, Lk : 被誘導チャネル又はリンクの対kの長さ
AACR-F100 mの代わりに,次の式が与えられる。
Li Lk
AACR- Fnormalizedi,kAACR- Fcoupledi,k10 lg 10 lg (G.38)
100 100
ILk
AACR- Fnormalizedi,kAACR- Fcoupledi,k10 lg (G.39)
ILi
長さの対数比は,挿入損失の対数比に換算できる。簡略化するために,250 MHzにおける全ての対の平
均挿入損失をその比率の計算に用いてもよい。
G.7.5.3 信号強度の正規化
結合の長さを修正するために,被誘導チャネル又はリンクの対kが誘導チャネル又はリンクの対iより
長く,そして,結合の長さの挿入損失(この場合,誘導リンクの挿入損失)が評価されると仮定して,信
号強度の差に等しい正規化が要求される。信号強度の差は,被誘導対及び誘導対の挿入損失の差に等しい。
Lk−Li (G.40)
AACR-Fcoupledi,kは,式(G.41)式(G.43)によって計算する。
AACR-Fcoupledi,k=AFEXTi,k−ILi−ILk+ILk (G.41)
AACR-Fcoupledi,k=AFEXTi,k−ILk−(ILi−ILk) (G.42)
AACR-Fcoupledi,k=AACR-Fi,k+(ILk−ILi) (G.43)
ここに, ILk : 被誘導チャネル又はリンクの対kの挿入損失(dB)
ILi : 被誘導チャネル又はリンクの対iの挿入損失(dB)
言い換えると,測定されたAFEXTは,結合している長さのAFEXTを反映するために,被誘導リンク及
び誘導リンクの挿入損失の差によって,補正する必要がある。
G.7.5.4 全体的な正規化
被誘導及び誘導リンク間のあらゆるAFEXTの結果に適用する修正は,結合の長さの正規化と長さの計測
とを組み合わせることによって,次の式となる。
Lk
AFEXTnormi,k AFEXTi,k ILi ILk 10 lg (G.44)
Li
長さの対数比は,挿入損失の対数比に置き換えることができる。簡略化のために,250 MHzでの全ての
対の平均挿入損失を比率計算に用いてもよい。

――――― [JIS X 5150 pdf 131] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
ILk f
AFEXTnormi,k AFEXTi,k f ILi f ILk f 10 lg (G.45)
ILi f
電力和は,同じ誘導チャネル又はリンクの全ての誘導対から計算する。対kのPS AACR-F(PS AACR-F
は,被誘導リンクの対kの挿入損失ILに対して,全て正規化されている)の計算は,通常の方法で行う。
4
PS AACR- Fk AFEXTnormi,k ILk (G.46)
i1
G.8 モデリングのための構成部品の前提
接続器具に対するモデリングのための前提を箇条10に示す。ケーブルに対するモデリングのための前提
を表G.2に示す。モデリングのための構成要素の統計的前提を,表G.3及び表G.4に示す。
表G.2−モデリングのためのケーブル伝送パラメタの前提
構成要素のカテゴリa)
電気的特性 5 6 6A 7 7A
反射減衰量c), d) f f f f f
25 7 lg 25 7 lg 25 7 lg 25 7 lg 25 7 lg
(水平ケーブル) 20 20 20 20 20
反射減衰量c), e) f f f f f
25 6.8 lg 25 6.8 lg 25 6.8 lg 25 6.8 lg 25 6.8 lg
(コードケーブル) 20 20 20 20 20
挿入損失b) .1910 8f .182 f .182 f 8.1 f 8.1 f
2.0 .025 .025 .025 .025
.0022 2 f .0017 f .0009 1f .001 f .0005 f
f f f f f
NEXT 65.3−15lg(f) 74.3−15lg(f) 74.3−15lg(f) 102.4−15lg(f) 108.4−15lg(f)
PS NEXT 62.3−15lg(f) 72.3−15lg(f) 72.3−15lg(f) 99.4−15lg(f) 105.4−15lg(f)
ACR-F 63.8−20lg(f) 67.8−20lg(f) 67.8−20lg(f) 94.0−20lg(f) 105.3−20lg(f)
PS ACR-F 60.8−20lg(f) 64.8−20lg(f) 64.8−20lg(f) 91.0−20lg(f) 102.3−20lg(f)
注a) 全ての式は,ほかに指示がなければ,1 MHzから各カテゴリの周波数上限まで適用する。
b) コードケーブルの挿入損失は,この表に示す対応するカテゴリの水平ケーブルの挿入損失より50 %高くても
よい。
c) 20 MHzまでの反射減衰量は,次のとおり。
4≦f≦10 MHz : 20+5 lg(f) B
10 d) 250 MHzより高い周波数の水平ケーブルに対する最小反射減衰量は,17.3 dBである。
e) 250 MHzより高い周波数のコードケーブルに対する最小反射減衰量は,15.6 dBである。

――――― [JIS X 5150 pdf 132] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
表G.3−モデリングのための統計的計算の前提入力値(クラスEA)
配線要素 パラメタ 平均 シグマ(σ) +/−3 σ
平均
機器コード,パッチコード及びワー IL 1.185 0.005 1.20
クエリアコード用のケーブル NEXT a) 46.55 0.75 44.30
ACR-F a) 30.05 0.75 27.80
FDCP間のケーブル及びCPTO IL 0.985 0.005 1.00
間のケーブル NEXT a) 46.55 0.75 44.30
ACR-F a) 30.05 0.75 27.80
固定コネクタ(ジャック) NEXT a) 55.50 0.50 54.00
ACR-F a) 44.60 0.50 43.10
反射減衰量(RL)a) 31.00 1.00 28.00
機器コード−パッチコード ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 0.50 3.50
パッチコード−水平ケーブル ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 1.00 5.00
水平ケーブル−CPケーブル ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 0.50 3.50
CPケーブル−ワークエリアコードケーブル間の不整合(Ω) 2.00 1.00 5.00
注a) 数値は,100 MHzを基準にしている。
表G.4−モデリングのための統計的計算の前提入力値(クラスFA)
配線要素 パラメタ 平均 シグマ(σ) +/−3σ
平均
機器コード,パッチコード及びワー IL 1.485 0.005 1.50
クエリアコード用のケーブル NEXT a) 80.65 0.75 78.40
ACR-F a) 67.55 0.75 65.30
FDCP間のケーブル及びCPTO IL 0.985 0.005 1.00
間のケーブル NEXT a) 80.65 0.75 78.40
ACR-F a) 67.55 0.75 65.30
固定コネクタ(ジャック) NEXT a) 77.80 0.50 76.30
ACR-F a) 65.40 0.50 63.90
反射減衰量(RL)a) 31.00 1.00 28.00
機器コード−パッチコード ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 0.50 3.50
パッチコード−水平ケーブル ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 1.00 5.00
水平ケーブル−CPケーブル ケーブル間の不整合(Ω) 2.00 1.00 5.00
CPケーブル−ワークエリアコードケーブル間の不整合(Ω) 2.00 0.50 3.50
注a) 数値は,100 MHzを基準にしている。

――――― [JIS X 5150 pdf 133] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
附属書H
(参考)
JIS X 5150:1996及びその追補1:2000に関する平衡配線要件の重要な変更
H.1 一般
この規格は,構成要素及び既設の配線に対する性能要件を含む。これらの仕様は,1995年に発効した国
際規格ISO/IEC 11801に基づくJIS X 5150:1996第1版及びその追補1:2000と異なる。
この参考附属書は,重要な技術的変更に対する履歴を含み,JIS X 5150:1996及びその追補1:2000におけ
る要件の引用を提供する。
JIS X 5150:1996は,次の要件を含む。
− 既設の平衡配線のリンク及びチャネルに対するクラスA,B,C及びD
− 100 Ω(カテゴリ3,4及び5)配線の構成要素
− 120 Ω(カテゴリ3,4及び5)配線の構成要素
− 150 Ω配線の構成要素
JIS X 5150:1996/追補1:2000には,既設の配線に対する要件の改正(H.6参照)は含まれているが,構成
要素の要件の重要な変更は含まれていない。
H.2 引用
JIS X 5150:2004を引用するときには,JIS X 5150:2004の引用だということを明確に述べ,要件及び分類
がJIS X 5150:1996第1版及びJIS X 5150:1996/追補1:2000(国際規格ISO/IEC 11801 Amendment 1:1999及
びAmendment 2:1999の内容を含む。)と異なることを明確にすることが望ましい。
H.3 構成要素
リンク及びチャネル性能へ全く影響を及ぼさないTP(変換点)は削除され,CP(分岐点)が導入され
た。CPがもたらすリンク及びチャネル性能への影響は考慮されている。
H.4 製品名称
構成要素のマーキング及びシステムの識別のためには,JIS X 5150の発行年を直接引用するか,又は発
行年へのつながりを示す特定の名称を使用する。
H.5 構成要素の要件
この規格は,既設のリンク及びチャネルの部品としての最小性能が規定された配線構成要素に関する改
正を含んでいる。特にカテゴリ3(100 Ω及び120 Ω),カテゴリ4(100 Ω及び120 Ω),及び150 Ω配線シ
ステムの構成要素が削除され,カテゴリ6及びカテゴリ7に対する要件が含まれた。
この規格から削除された全てのケーブルの仕様は,IEC 61156-2に含まれる。
カテゴリ3の接続器具の仕様は,非シールド及びシールド構成要素としてそれぞれIEC 60603-7及びIEC
60603-7-1に含まれている。
カテゴリ4(100 Ω及び120 Ω)の接続器具の仕様は,非シールド及びシールド構成要素としてそれぞれ
IEC 60603-7-2及びIEC 60603-7-3に含まれる予定である。

――――― [JIS X 5150 pdf 134] ―――――

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X 5150 : 2016 (ISO/IEC 11801 : 2011)
注記1 対応国際規格の発行時点では,IEC 60603-7-2(電子機器用コネクタ−第7-2部 : 100 MHz以
上の周波数でデータ通信に使用される,8極,非シールド,自由又は固定型コネクタ)は利
用可能ではなかった。この仕様が利用可能になるまでは,H.5でIEC 60603-7-2を引用する要
件を満たすことは,この規格のH.5における全ての適用可能な要件を兼ね備えたIEC 60603-7
を十分に満たすことで達成される。
注記2 対応国際規格の発行時点では,IEC 60603-7-3(電子機器用コネクタ−第7-3部 : 100 MHz以
上の周波数でデータ通信に使用される,8極,シールド,自由又は固定型コネクタ)は利用
可能ではなかった。この仕様が利用可能になるまでは,H.5でIEC 60603-7-3を引用する要件
を満たすことは,この規格のH.5における全ての適用可能な要件を兼ね備えたIEC 60603-7-1
を十分に満たすことで達成される。
150 Ωの接続器具の機械的な仕様は,IEC 60807-8で示されている。主要な伝送性能仕様を表H.1に示す。
表H.1−150オームの接続器具の主要な伝送性能仕様
パラメタ 単位 周波数 要件 試験方法
MHz
最大減衰量 dB 1.0 0.05 JIS X 5150:1996/追補1:2000
4.0 0.05 附属書AのA.2.3.1 a)
10.0 0.10
16.0 0.15
20.0 0.15
31.25 0.15
62.5 0.20
100 0.25
最小NEXT dB 1.0 65 以上 JIS X 5150:1996/追補1:2000
4.0 65 以上 附属書AのA.2.3.1 a)
10.0 65 以上
16.0 62.4
20.0 60.5
31.25 56.6
62.5 50.6
100 46.5
最小反射減衰量 dB 1≦f≦100 36−20 lg(f/16), JIS X 5150:1996/追補1:2000
最大26 dB 附属書AのA.2.3.1 a)
注記 前版で使用されていた“NEXT loss”は,この版では単独で“NEXT”として使われ
ている。
注a) 詳細は,H.1参照。
H.6 既設の配線設備の要件
この規格は,既設配線についての名称の変更及び性能要件を示す。
図H.1及び図H.2は,JIS X 5150:1996第1版,及びJIS X 5150:1996/追補1:2000で用いている水平配線
及び幹線配線における基準点を示す。“リンク(1995)”と示すリンクを,機器コードのケーブルを含まな
いチャネルとして定義した。JIS X 5150:1996/追補1:2000では,パーマネントリンク及びチャネルの基準
点を再定義した。パーマネントリンクは,両端の接続器具を含む固定の設備として定義した。

――――― [JIS X 5150 pdf 135] ―――――

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JIS X 5150:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 11801:2011(IDT)

JIS X 5150:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 5150:2016の関連規格と引用規格一覧