JIS X 6127:1992 3.81mm幅,ヘリカル走査記録情報交換用磁気テープカートリッジ,DDS様式 | ページ 16

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X 6127 - 1992
附属書K(規定) トラックエッジの直線性の測定方法
K.1. 測定方法 測定方法は,図K1及び次による。
(1) テープ基準縁に平行で,それからの距離d=1.898mmの線とトラックエッジの交点を定める。
(2) 幅8 涕 睥 形の箱を,その中心が上記(1)の交点に位置するように置き,箱の長手方
向がテープ基準縁に対して6°22′59.5″の角度となるようにする。
図K1 トラックエッジ直線性
K.2. 規定 トラックエッジは,箱の短い側だけに交差する。

――――― [JIS X 6127 pdf 76] ―――――

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X 6127 - 1992
附属書L(参考) 記録時再生 (RAW)
記録時再生 (RAW) とは,フレームを書き込んだ後に,それが正しく書き込まれたかどうかを調べて,
正しく書き込まれていないときは,再度書き込みをするために,即座にそのフレームを読み出すことであ
る。RAWは,フレーム単位で行う。RAWは,テープのデータ領域でだけ行うこととし,アンブルフレー
ムでは行ってはならない。RAWを行うときは,他のフレームに適用したか否かにかかわらず,個々のフレ
ームごとに適用するかどうかを決めてよい。RAWチェックで,あるフレームが正しく書かれていないと識
別すると,テープに沿ってその先に再書込みをする。つまり,再書込みをするフレームが,元のフレーム
を重ね書きすることはない。
RAWチェックの第一の目的は,軽微でないテープの欠陥によって発生する多量の誤りを含むフレームの
検出である。したがって,すべてのチャネルビットが正しく読めなくても必ずしも再記録を行う必要はな
い。フレームの品質を検査する方法の例は,次のとおりである。
失われたパルスの長さ,レベル及びその分布,C1符号又はC2符号によって検出されたエラーの数を数
えること,書込みと読出しのチェックサムを比較すること,書込み及び読出しデータの比較をサンプル期
間又は常時行うことなどである。
フレームを再書込みするときは,テープ上に複数の同じフレームが存在する可能性がある。それに引き
続く読出しによって,あるフレームのデータが複数の部分から読み出された場合は,前に読み出したフレ
ームのデータは,書込みに失敗可能性があるので,最後に読み出したデータを使用することを推奨する。

――――― [JIS X 6127 pdf 77] ―――――

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X 6127 - 1992
附属書M(参考) 基本グループ番号0の内容の例
基本グループ番号0の内容の例を附属書M付図1に示す。
バイト位置1400までのすべてのエントリには,(00) が続く。
また,そのフィールドの残りの部分は,(00) で詰められる。
附属書M付図1 基本グループ番号0の例
バイト位置 フィールド名 内容
1 128 製造業者名 パーティションを書いたか初期化したドラ
イブの製造業者名
129 160 モデル番号 パーティションを書いたか初期化したドラ
イブのモデル番号又は識別番号
161 192 シリアル番号 ドライブに割り当てたシリアル番号
193 224 改訂番号 ドライブ部品の改訂番号
193200 サブアセンブリ1
201208 サブアセンブリ2
209216 サブアセンブリ3
217224 サブアセンブリ4
225 256 ホストインタフェースのタイプ
ホストインタフェースタイプ及びア
ドレス (例えば,SCSI及び接続アドレス)
225240 ホストインタフェースタイプ
241256 アドレス
257 272 日付,時間 YYMMDDHHMMSS パーティションを初期化した日付及び時間
257258 YY 年
259260 MM 月
261262 DD 日
263264 HH 時
265266 MM 分
267268 SS 秒
273 400 テープラベル又は識別子 パーティション内容の表示
401 5766 未規定 すべてのバイトを0に設定。
5757 126632 製造業者用データ 規定しない。

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X 6127 - 1992
JIS磁気テープ原案作成専門委員会 構成表
(敬称略・順不同)
氏名 所属
(委員長) 大 石 完 一 日本ユニシス株式会社
(幹事) 多羅尾 悌 三 富士通株式会社
(委員) 富 田 正 典 日本電信工業株式会社
竹 内 正 株式会社トリム・アソシエイツ
横 山 克 哉 日本ビクター株式会社
徳 永 賢 次 住友スリーエム株式会社
平 川 卓 富士写真フイルム株式会社
中川原 一 彦 ティアック株式会社
今 岡 信 之 日本アイ・ビー・エム株式会社
今 井 伸 二 日本電気株式会社
安 藤 晴 夫 日立マクセル株式会社
三 瓶 徹 株式会社日立製作所
小 高 健太郎 ソニー株式会社
稲 葉 裕 俊 工業技術院標準部
(事務局) 木 武 久 社団法人日本電子工業振興協会

JIS X 6127:1992の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 10777:1991(MOD)

JIS X 6127:1992の国際規格 ICS 分類一覧