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X 6932 : 2008 (ISO/IEC 19798 : 2006)
附属書D
(参考)
JIS X 6931 との比較方法
序文
この附属書は,JIS X 6931との比較方法を記載するもので,規定の一部ではない。
印刷方式の違いを超えて印刷可能枚数が比較できれば,それは使用者にとって有用である。ISO/IEC JTC
1/SC 28は,カラーインクジェットプリンタ及びカラー電子写真式プリンタの両方で使用できるカラー用
の標準テストページセットをJIS X 6938で制定した。さらに,JIS X 6931では,モノクロ文書の印刷がほ
とんどを占めるような場合,又は,カラープリンタとモノクロプリンタとの比較が必要な場合に,カラー
インクジェットプリンタ及びカラー電子写真式プリンタのいずれでも,印刷可能枚数測定に使用できるよ
うなモノクロ用の標準テストページを定義している。この意図するところは,JIS X 6938を用いた“黒色
(モノクロ)の印刷可能枚数測定”に取って代えてしまおうというのではなく,JIS X 6938を用いた測定
に加えて活用しようというものである。
下準備,サンプル数,トナーカートリッジの寿命決定方法,印刷可能枚数の決定及び試験報告書に関し
て,JIS X 6932の中で規定されている類似したパラメータ(要素)は,モノクロ標準テストページ及びカ
ラー標準テストページセットの両方に適用が可能とする。ただし,例外事項を次に示す。
4.1 下準備
次に示す例外を除いて,プリンタのすべての画像及び印刷品位調整機能は,工場であらかじめ設
定されたままにしておき,プリンタドライバはインストール時の初期設定(デフォルト)にしてお
く。“黒 (Black Only) ”又は“文字 (Text Only) ”の印刷モードが準備されているプリンタドライバ
であれば,そのモードを使用する。プリンタの設定とプリンタドライバの設定とが異なる場合,プ
リンタドライバの初期設定(デフォルト)を用いる。使用者が選択できるトナー節約モード(ドラ
フトなど)は,測定を行うときはすべて無効(オフ)にしておかなければならない。
試験報告書には,測定に用いたテストページがJIS X 6938で定義するカラー標準テストページセットな
のか,又はJIS X 6931で定義するモノクロ標準テストページなのかを明記しなければならない。同一の標
準テストページ又は同一の標準テストページセットを用いた場合に限り印刷可能枚数の比較ができる。ま
た,この報告は,JIS X 6932で規定する黒カートリッジの印刷可能枚数の報告に取って代わるものではな
い。この付加的な測定方法は,追加情報を提供するためだけに用いられるものであり,JIS X 6932で規定
している方法で決定した印刷可能枚数の代わりにはなり得ない。
トナーカートリッジの印刷可能枚数を,取扱説明書,販売促進資料,又は包装材に表記する場合,少な
くとも次に示す情報を盛り込まなければならない。
− JIS X 6932に従った測定で得た結果であること
− JIS X 6931で規定しているテストページを用いて,JIS X 6932 で定義している測定方法で決定した
付加的な印刷可能枚数であることの記述
− 連続印刷試験で得た値であること
――――― [JIS X 6932 pdf 21] ―――――
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X 6932 : 2008 (ISO/IEC 19798 : 2006)
例
プリンタYYYに装着して測定した場合 :
トナーカートリッジ印刷可能枚数 :
シアンカートリッジ 平均5 020ページ
マゼンタカートリッジ 平均5 150ページ
イエローカートリッジ 平均4 890ページ
黒カートリッジ 平均11 000ページ
標準テストページセットを用いた連続印刷試験で求めた値
JIS X 6932 に基づく公表値
JIS X 6931で規定している標準テストページを用いた場合 :
黒カートリッジ 平均12 000ページ
JIS X 6932:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 19798:2006(IDT)
JIS X 6932:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6932:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX6931:2005
- モノクロ電子写真式プリンタ及びプリンタ複合機のトナーカートリッジ印字可能枚数測定方法
- JISX6931:2021
- モノクロ電子写真式プリンタ及びプリンタ複合機のトナーカートリッジ印刷可能枚数測定方法
- JISX6938:2008
- 事務機械消耗品の印刷可能枚数測定用カラーテストページセット