JIS X 9305-2:2021 情報技術―ユーザインタフェース―音声命令―第2部:構築及び試験

JIS X 9305-2:2021 規格概要

この規格 X9305-2は、音声命令及びその音声認識エンジンの技術的基準及び試験方法について規定。

JISX9305-2 規格全文情報

規格番号
JIS X9305-2 
規格名称
情報技術―ユーザインタフェース―音声命令―第2部 : 構築及び試験
規格名称英語訳
Information technology -- User interfaces -- Voice commands -- Part 2:Constructing and testing
制定年月日
2021年1月20日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 30122-2:2017(IDT)
国際規格分類

ICS

35.240.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-01-20 制定
ページ
JIS X 9305-2:2021 PDF [8]
                                                            X 9305-2 : 2021 (ISO/IEC 30122-2 : 2017)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 適合性・・・・[2]
  •  5 要求事項及び推奨事項・・・・[2]
  •  5.1 一般・・・・[2]
  •  5.2 音声命令句の音声学・・・・[2]
  •  5.3 音声命令の設計原則・・・・[3]
  •  5.4 音声認識エンジンの試験・・・・[3]
  •  参考文献・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 9305-2 pdf 1] ―――――

           X 9305-2 : 2021 (ISO/IEC 30122-2 : 2017)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準作成機関である一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,経済産業
大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
JIS X 9305規格群(情報技術−ユーザインタフェース−音声命令)は,次に示す部で構成する。
JIS X 9305-1 第1部 : 枠組及び総則
JIS X 9305-2 第2部 : 構築及び試験
JIS X 9305-3 第3部 : 翻訳及び地域対応

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 9305-2 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
X 9305-2 : 2021
(ISO/IEC 30122-2 : 2017)

情報技術−ユーザインタフェース−音声命令−第2部 : 構築及び試験

Information technology-User interfaces-Voice commands- Part 2: Constructing and testing

序文

  この規格は,2017年に第1版として発行されたISO/IEC 30122-2を基に,技術的内容及び構成を変更す
ることなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
音声命令は,利用者の言語で,音声によって情報通信技術[以下,ICT(Information and Communication
Technology)という。]を用いるシステムを操作するためのものである。この規格で用いる技術は,言語の
ゆらぎ(与えられた言語における異なるアクセント又は発話品質の劣化)をある程度考慮した音声認識に
基づく。また,音声命令は,ICTシステムの操作に手又は指が使えない場面又はときに,利用者に恩恵を
もたらす。

1 適用範囲

  この規格は,音声命令及びその音声認識エンジンの技術的基準及び試験方法について規定する。
技術的基準には,音声命令を構成する発話された単語又は句の音声学上の要求事項を含む。
試験方法は,音声命令及び音声認識エンジンが要求仕様を満たすかどうかを検証する手段を示している。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 30122-2:2017,Information technology−User interfaces−Voice commands−Part 2:
Constructing and testing(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

2 引用規格

  この規格には,引用規格はない。

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,ISO及びIECの用語集による。また,ISO及び

――――― [JIS X 9305-2 pdf 3] ―――――

           2
X 9305-2 : 2021 (ISO/IEC 30122-2 : 2017)
IECの用語集は,次のアドレスに掲載されている。
− IEC Electropedia: available at http://www.electropedia.org/
− ISO Online browsing platform: available at https://www.iso.org/obp/ui
3.1
単語(word)
特定の意味を伝える最小の言語単位
(出典 : JIS X 0701:2005の1.1.2.07を変更)
3.2
音節(syllable)
直前又は直後に一つ以上の子音を伴う又は伴わない母音から成るひとまとまりの音声
(出典 : ISO 8253-3:2012の3.8)
3.3
文(sentence)
通常は完全な思考を表現し,談話構造の基本的な単位を形成する,予測を含む関連する単語群
(出典 : ISO 24615-1:2014の3.15)
3.4
音声認識(speech recognition)
音声信号から発声内容の表現への機能装置による変換
(出典 : ISO/IEC 2382:2015,2120735を修正)

4 適合性

  音声命令が,箇条5の要求事項の全てを満たす場合,この規格に適合する。

5 要求事項及び推奨事項

5.1 一般

  音声命令の単語又は句は,正しく認識されなければならない。したがって,次の条件を考慮する。
− 音声命令の単語又は句は,容易に認識されること
− 音響的に類似した単語又は句は,使用しないこと
− 個人によって異なる単語又は句は,使用しないこと

5.2 音声命令句の音声学

  音声命令句は,複数の単語を含むことが望ましい。
音声命令句で使用する単語は,複数の音節で構成されていることが望ましい。

――――― [JIS X 9305-2 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
X 9305-2 : 2021 (ISO/IEC 30122-2 : 2017)

5.3 音声命令の設計原則

5.3.1 単語の音声学的記述
音声命令で使用する単語の発音は,適切な記述方法で示すことが望ましい。
例 国際音声記号(IPA),SAMPAなど
注記1 音声認識エンジンは,イントネーション又はアクセントの違いを区別しないことがある。
注記2 SAMPAとは,IPAを基に,7ビットのASCII文字だけを使った音声記号である。
5.3.2 発音のしやすさ
音声命令で使用する単語は,母国人にとっても,及び理想的には,構音障害,きつ(吃)音などの言語
障害をもつ人であっても,容易に発音できることが望ましい。
音声命令句の長さは,一息で発話できることが望ましい。
注記 早口言葉のような単語の組合せは,発音するのが難しい。
5.3.3 発音の変形
二つ以上の発音をもつ単語を使用する場合,全ての発音を,音声命令属性のうちの“発音”属性に登録
しなければならない(JIS X 9305-1参照)。

5.4 音声認識エンジンの試験

5.4.1 一般
この細分箇条は,音声命令を認識するために使用する音声認識エンジンの試験方法を提供する。この細
分箇条は,試験方法及び評価方法だけを規定し,仕様の定量的な基準は規定しない。
5.4.2 発話者
少なくとも10名の発話者を試験に参加させなければならない。理想的には,100人以上の発話者を参加
させることが望ましい。
発話者は,次のような多様な人口統計グループから選択することが望ましい。
a) 年齢
b) 性別
c) 母国語
d) 文化
e) 身体的様態(障害の有無)
f) 地理的位置
発話者は,次の四つの群に分類することが可能である。試験の参加者として,四つの群全てからの発話
者を含めることが望ましい。
g) 音声命令を頻繁に使用している発話者
h) 音声命令を使用した経験のある発話者
i) 音声命令を使用した経験のない発話者

――――― [JIS X 9305-2 pdf 5] ―――――

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  • ISO/IEC 30122-2:2017(IDT)

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