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Z 0130-2 : 2015 (ISO 18602 : 2013)
d) 包装又は包装の部品のサンプルを試験する。
1) 包装を包装の部品に解体する,
2) 適切な試験及び分析法で個々の包装の部品の重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)含有
量を求める(C.4.4参照)。
この二つの方法は共に理論的に確立されており,包装又は包装の部品に含まれる重金属(鉛,カド
ミウム,六価クロム及び水銀)濃度について導かれる結果は互いに一致する。ただし,試験による方
法を用いた場合,誤差を生じる場合がある。
C.4.3 環境影響を最小化するための評価アプローチ
C.4.3.1 概要
包装中に存在する重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)の環境影響を評価する一つの方法は,
廃棄物処理(焼却又は埋立て)における排出物,焼却灰又は浸出物にそれらが存在するかを評価すること
である。
− 包装中の重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)含有量と環境中への重金属(鉛,カドミウ
ム,六価クロム及び水銀)放出との間には顕著な関係が存在する場合,これは含有量を最少化するこ
とで環境影響を低下させることができることを意味する。
− 包装中の重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)含有量と環境中への重金属(鉛,カドミウ
ム,六価クロム及び水銀)放出との間に明確な関係は存在しない場合,比較的多く重金属(鉛,カド
ミウム,六価クロム及び水銀)を含有する包装の部品であっても,結果的に,その化学的・物理的性
質にも依存して排出物や焼却灰,浸出物中に低濃度の重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)
しか存在しないことがある。
C.4.3.2 廃棄物処理における排出物,焼却灰又は浸出物中の重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水
銀)の存在の評価
ここでは最少化の可能性へのアプローチを提案する。
− 機能性付与の目的で重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)を含有する包装の成分が使われ
ている場合,この包装の成分は適切かつ最少量しか使用しないという原則が一般に適用できる。
− 包装又は包装の部品が不純物としてだけ重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)を含有する
場合,含有の最少化は現実的ではない[例として,C.4.1の不純物としての重金属(鉛,カドミウム,
六価クロム及び水銀)の起源]。このような場合,焼却炉又は埋立地における実際の条件を再現してい
るわけではないが,排出物,焼却灰又は浸出物中における重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び
水銀)の存在の確認及び環境影響の程度の評価に溶出試験が使える。
注記 特殊な状況においては,重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)含有量に関する特
別な要求事項が適用される(例えば,ISO 17088におけるコンポスト化可能プラスチックに
対する特別な要求事項)。
C.4.4 適用可能な試験の方法
測定方法は,次の測定方法が一般的である。
a) 内部管理のために各業界で使用されており,一部は標準化されている分析方法。
b) 重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)を求める一般的な測定手順であって,包装材料の分
析に使用することができる次のもの。
1) 非工業的な実験室で使用される方法。
2) 土壌及び廃棄物に対する分析方法。
――――― [JIS Z 0130-2 pdf 26] ―――――
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Z 0130-2 : 2015 (ISO 18602 : 2013)
c) 溶出試験 : この規格では重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)を測定するための詳細な試
験方法は規定しないが,使用する測定方法は,JIS Q 17025その他に基づき認証された試験研究機関で,
妥当性を立証しておくことが望ましい。
測定方法は,適用できる国際規格がない場合には,関連する日本工業規格(日本産業規格)を用いることが望ましい。
C.4.4.1 4種重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)の測定
この操作は主に次の三つの段階からなる。
− 試料採取
− 試験片の調製
− 試験片の分析
C.4.4.1.1 試料採取
試料の採取方法は,包装及び包装廃棄物の数,種類及び大きさに依存する。
C.4.4.1.2 試験片の調製
残さも含めるよう要求される場合を除き,試料は試験前に洗浄しなければならない。
試験片の調製は,種類,寸法,包装を構成する材料及び用いる分析方法に依存する。試験片の調製は次
の3段階に分割される。
− 包装を包装の部品に分離する。その後,各部品は別々に処理する。試験分析機関は包装の部品全体を
代表する重金属(鉛,カドミウム,六価クロム及び水銀)の分析結果であることを保証する責任があ
る。
− 平均的試料を得るため,切断,粉砕し混合する。
− 人手又は機械的な手段での分析に供せられるよう試験片にまで平均的な試料を細かくする。
C.4.4.1.3 b) に挙げた分析方法の一つを用いて組成を求めようとする場合,通常特殊な酸溶液又は混合液
(例えば,過塩素酸,硝酸,硫酸,塩酸,ふっ酸又は王水)を用いて試料を最初に溶解する。その目的は,
試料を完全に溶解して良好な結果の再現性(低いばらつき)を得るためである。場合によっては,その他
の試薬(例えば,アルカリ)を必要とする場合もある。試薬の選択は,主として試験する材料及び安全面
の観点で決まる。酸分解は,C.4.4.1.3に記載している方法のうち,b) 以外の分析方法では要求されない。
C.4.4.1.3 試験片の分析
試験について三つのカテゴリーが考えられる。
a) 蛍光X線分析法(XRF),スパーク発光及びDCアーク発光分光法がある。分析は試料の補足的な処
理を何ら必要とせずに行える。
b) 原子吸光,誘導結合プラズマ(ICP)発光分光法及びポーラログラフィ。これらの試験では,分析は2
段階で行わなければならない。
− 分解 : 種々の方法が国家又は地域レベルで標準化され又は発行されている(C.4.4.1.2参照)。
− 分解後の水溶液の分析 : 一般的な手順が存在する。
c) 溶出試験。包装又は包装の部品から環境中に放出される可能性のある物質を試験することが要求され
る場合に用いる。粉砕又はふるい分けプロセス(例,食品と接触するガラスのためのISO 7086規格群)
を除き,試料の補足的な処理を施すことはない。現存する規格又は規格原案によって行うことが望ま
しい。
注記 三価クロム及び六価クロムの分離定量は,溶出試験法によってだけ可能である。
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Z 0130-2 : 2015 (ISO 18602 : 2013)
参考文献
JIS Q 14001:2004 環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引
注記 対応国際規格 : ISO 14001:2004,Environmental management systems−Requirements with guidance
for use(IDT)
JIS Q 14021 環境ラベル及び宣言−自己宣言による環境主張(タイプII環境ラベル表示)
注記 対応国際規格 : ISO 14021,Environmental labels and declarations−Self-declared environmental claims
(Type II environmental labelling)(IDT)
JIS Q 14040:2010 環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント−原則及び枠組み
注記 対応国際規格 : ISO 14040:2006,Environmental management−Life cycle assessment−Principles and
framework(IDT)
JIS Q 14044:2010 環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント−要求事項及び指針
注記 対応国際規格 : ISO 14044:2006,Environmental management−Life cycle assessment−Requirements
and guidelines(IDT)
JIS Z 0202 包装貨物−落下試験方法
JIS Z 0130-3 包装の環境配慮−第3部 : リユース
注記 対応国際規格 : ISO 18603:2013,Packaging and the environment−Reuse(IDT)
ISO 18604:2013,Packaging and the environment−Material recycling
ISO 18605:2013,Packaging and the environment−Energy recovery
ISO 18606:2013,Packaging and the environment−Organic recycling
JIS Z 0130-2:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 18602:2013(IDT)
JIS Z 0130-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.020 : 環境保護 > 13.020.01 : 環境及び環境保護一般
JIS Z 0130-2:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ0108:2012
- 包装―用語
- JISZ0130-1:2015
- 包装の環境配慮―第1部:一般的要求事項