JIS Z 1613:2017 貨物コンテナ―用語

JIS Z 1613:2017 規格概要

この規格 Z1613は、国内流通・国際流通を目的として,海陸複合一貫輸送に用いられる貨物コンテナに関する用語及びその定義について規定。

JISZ1613 規格全文情報

規格番号
JIS Z1613 
規格名称
貨物コンテナ―用語
規格名称英語訳
Freight containers -- Vocabulary
制定年月日
1972年3月21日
最新改正日
2017年12月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.55, 55.180.10
主務大臣
経済産業,国土交通
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
1972-03-21 制定日, 1975-05-01 確認日, 1978-05-01 確認日, 1983-03-01 確認日, 1987-03-15 改正日, 1994-06-15 改正日, 2000-08-25 確認日, 2006-02-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-26 確認日, 2017-12-25 改正
ページ
JIS Z 1613:2017 PDF [21]
                                                                                   Z 1613 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 分類・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  附属書A(参考)コンテナの形式,部材,構造などの用語の図示・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1613 pdf 1] ―――――

Z 1613 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大
臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 1613:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1613 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1613 : 2017

貨物コンテナ−用語

Freight containers-Vocabulary

序文

  この規格は,1972年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1994年に
行われたが,道路輸送関係法規に対応するため及びISO規格の改正に対応するために改正した。また,改
正に当たっては,次の国際規格を考慮した。
ISO 830:1999,Freight containers−Vocabulary及びTechnical Corrigendum 1(2001)

1 適用範囲

  この規格は,国内流通・国際流通を目的として,海陸複合一貫輸送に用いられる貨物コンテナ(以下,
コンテナという。)に関する用語(以下,用語という。)及びその定義について規定する。

2 分類

  用語は,次のとおり分類する。
a) 一般
b) 形式
c) 寸法及び容積
d) 質量
e) 性能
f) 部材
g) 構造
h) 特殊貨物コンテナ
i) 取扱い
注記 形式の分類は,次による。
なお,括弧“( )”内の数値は,用語及び定義の番号を示す。

――――― [JIS Z 1613 pdf 3] ―――――

2
Z 1613 : 2017
形式の分類
貨物コンテナ(1000)
貨物コンテナ(1000)
国際貨物コンテナ(1001)
ISOコンテナ(1002)
国内貨物コンテナ(1003)
空陸海輸送コンテナ(複合輸送コンテナ)(1020)
海陸輸送コンテナ(1010)
特殊貨物コンテナ(2200) 一般貨物コンテナ(2100)
一般用途コンテナ(2101) 特殊用途コンテナ(2110)
保冷コンテナ(2210) 通風コンテナ(2120)
冷凍コンテナ(2212) オープントップコンテナ(2131)
冷却剤式冷凍コンテナ(2213) プラットホームコンテナ(2141)
機械式冷凍コンテナ(2214) 開放型コンテナ(2150)
冷凍及び加熱コンテナ(2215) 上けた固定式開放形コンテナ(2151)
フラットラックコンテナ(2152)
加熱コンテナ(2216)
折りたたみ式開放形コンテナ(2153)
タンクコンテナ(2220)
ドライバルクコンテナ(2230)
非加圧排出式ボックス形ドライバルクコンテナ(2231)
非加圧排出式ホッパー形ドライバルクコンテナ(2232)
加圧排出式ドライバルクコンテナ(2233)
非加圧式ドライバルクコンテナ(2234)
加圧式ドライバルクコンテナ(2235)
特定貨物コンテナ(2291)

――――― [JIS Z 1613 pdf 4] ―――――

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Z 1613 : 2017

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次による。
コンテナの形式,部材,構造などの用語の図を附属書Aに示す。
なお,参考として,対応英語を示す。
注記 一つの用語欄に,括弧“( )”を付けた用語が併記してある場合には,括弧を付けていない用
語を優先して使用する。
a) 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1000 貨物コンテナ freight container
次のa) e) の条件を満足する輸送用容器。貨物コンテナに
は,車両又は通常の包装は含まれない。
a) 長時間反復使用に耐える十分な強度をもつ。
b) 途中で内部の貨物を積み替えないで,各種輸送機関にま
たがって貨物を輸送できるように特別な設計がされてい
る。
c) 一つの輸送機関から他の輸送機関への積み替えを容易に
する装置を備えている。
d) 貨物の積み込み及び取り出しが容易であるように設計さ
れている。
e) 内容積が1 m3以上である。
1001 国際貨物コンテ freight container for
国際流通を目的として,複合一貫輸送に用いられるコンテ
ナ ナ。 international trade
1002 ISOコンテナ ISO container
その製作時点における関係する全てのISO規格に適合する
コンテナ。
1003 国内貨物コンテ freight container for
国内流通を目的として,複合一貫輸送に用いられるコンテ
ナ ナ。 domestic trade
1010 海陸輸送コンテ surface mode container
船舶,自動車及び鉄道を用いて複合一貫輸送されるコンテ
ナ ナ。
1020 空陸海輸送コン air/surface (intermodal)
航空機,船舶,自動車及び鉄道を用いて複合一貫輸送される
テナ コンテナ。 container
(複合輸送コン
テナ)
1030 ドライバルク 流体として取り扱うことができるばら荷の粉粒体。 dry bulk
1101 チェックディジ check digit
輸送するコンテナの所有者コード,種別,一連番号の正確さ
ット を確認する手段を提供する個々のアラビア数字。
1102 所有者コード owner code
直接又は加盟国の登録機関を通じて国際コンテナ事務局に
登録されている三つのラテン文字の大文字からなる所有者
に固有のコード。
1103 一連番号 serial number
所有者がコンテナごとに指定する6文字のアラビア数字から
(シリアルナン なる一連の識別番号。識別数が6文字に満たない場合は,前
バー) に必要な数だけ“0”を付ける。
1104 AEIシステム信 AEI system reliability
規定の周囲条件での検知範囲において,ISO 10374に適合し
頼性 て搭載しプログラムされた全てのタグから,必須の情報を取
得し得るAEIの信頼性。
注記 AEIとはAutomatic electronic identificationの略語。
1105 AEIシステム精 AEI system accuracy
必須情報のビットエラーを含む読取りエラーを検出するAEI
度 システムの能力。
1106 認証機関 competent authority
タンクコンテナ及びドライバルクコンテナの認証を行う国
及び政府の機関。

――――― [JIS Z 1613 pdf 5] ―――――

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