JIS Z 1615:2017 国際貨物コンテナ―コード,識別及び表示方法

JIS Z 1615:2017 規格概要

この規格 Z1615は、国際流通を目的として,複合一貫輸送に用いられる国際貨物コンテナのコード,識別及び表示方法について規定。

JISZ1615 規格全文情報

規格番号
JIS Z1615 
規格名称
国際貨物コンテナ―コード,識別及び表示方法
規格名称英語訳
Freight containers for international trade -- Coding identification and marking
制定年月日
1972年3月21日
最新改正日
2017年12月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

55.180.10
主務大臣
経済産業,国土交通
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
1972-03-21 制定日, 1975-03-01 改正日, 1978-05-01 確認日, 1983-03-01 確認日, 1987-03-15 改正日, 1993-03-15 確認日, 2000-08-25 確認日, 2006-02-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-26 確認日, 2017-12-25 改正
ページ
JIS Z 1615:2017 PDF [16]
                                                                                   Z 1615 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 コード及びマークの種類・・・・[1]
  •  4 コード及びマークの表示・・・・[1]
  •  4.1 一般・・・・[1]
  •  4.2 識別に関するコード及びマーク・・・・[2]
  •  5 コード及びマークの表示方法・・・・[2]
  •  5.1 コード及びマークの寸法及び配色・・・・[2]
  •  5.2 コード及びマークの配列及び表示位置・・・・[3]
  •  附属書A(規定)チェックディジットの算出方法・・・・[6]
  •  附属書B(規定)空陸海輸送コンテナマーク・・・・[8]
  •  附属書C(規定)架線注意マーク・・・・[9]
  •  附属書D(規定)コンテナの種類及び形式に関するコード・・・・[10]
  •  附属書E(規定)ハイトマーク・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1615 pdf 1] ―――――

Z 1615 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大
臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 1615:1987は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1615 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1615 : 2017

国際貨物コンテナ−コード,識別及び表示方法

Freight containers for international trade- Coding identification and marking

序文

  この規格は,1972年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1987年に
行われたが,道路輸送関係法規に対応するため及び関連国際規格の改正に対応するために改正した。また,
改正に当たっては,次の関連国際規格を参考にした。
− ISO 6346:1995,Freight containers−Coding, identification and marking及びAmendment 3:2012
− ISO 8323:1985,Freight containers−Air/surface (intermodal) eneral purpose containers−Specification and
tests

1 適用範囲

  この規格は,国際流通を目的として,複合一貫輸送に用いられる国際貨物コンテナ(以下,コンテナと
いう。)のコード,識別及び表示方法について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 1614 国際貨物コンテナ−外のり寸法及び最大総質量

3 コード及びマークの種類

  コード及び運用に関するマークの種類は,次による。
a) 所有者コード,一連番号及びチェックディジット
b) コンテナの種類及び形式に関するコード
c) 運用に関するマーク
1) 最大総質量及び自重
2) 空陸海輸送コンテナマーク
3) 架線注意マーク
4) ハイトマーク

4 コード及びマークの表示

4.1 一般

  コンテナには,箇条3 a) 及び箇条3のc) 1)   c) 4) について表示しなければならない。箇条3 b) の表示

――――― [JIS Z 1615 pdf 3] ―――――

2
Z 1615 : 2017
は,任意とする。ただし,箇条3のc) 2) c) 4) については,それぞれ4.2.3のb) d) による。

4.2 識別に関するコード及びマーク

4.2.1  所有者コード,一連番号及びチェックディジット
所有者コード,一連番号及びチェックディジットは,コンテナの識別のため,これを一組として表示し,
次による。
a) 所有者コードは,4個のラテン文字(活字体大文字)で構成する。
なお,4番目の文字はUとする。
例1 ABZU
b) 一連番号は,6桁のアラビア数字で構成する。6桁に満たない場合には,数列の上位に0を付ける。
例2 001 234
c) チェックディジットは,所有者コード及び一連番号から附属書Aの手順によって求め,アラビア数字
1字とする。
4.2.2 コンテナの種類及び形式に関するコード
コンテナの種類及び形式に関するコードは,それぞれ2桁を一組としてアラビア数字で構成する。前の
2桁は,表D.1によって大きさによる種類を表示し,後の2桁は,表D.2によって形式を表示する。
例 22 種類 G1 形式
4.2.3 運用に関するマーク
運用に関するマークの表示は,次による。
a) 最大総質量及び自重は,それぞれキログラム及びポンドで表示する。数値は,共に1桁目を0で表示
する。
なお,コンテナの最大総質量は,JIS Z 1614による。
例 MAX GROSS 30 480 kg
67 200 lb
TARE 1 620 kg
3 570 lb
b) 空陸海輸送コンテナマークの表示は,附属書Bによる。航空輸送を考慮した設計要件をもつ複合一貫
輸送用空陸海輸送コンテナに表示する。
c) 架線注意マークの表示は,附属書Cによってはしごをもつコンテナに表示する。
d) ハイトマークの表示は,附属書Eによって外のりの長さ12.192 m及び高さ2.896 mのコンテナに表示
する。また,地面又は上方から見ることができるよう,コーナーフィッティングに隣接するエンドフ
レーム及び側壁の上部に図2に示す長さ300 mの黒色と黄色とのストライプを表示する。

5 コード及びマークの表示方法

5.1 コード及びマークの寸法及び配色

  コード及びマークの寸法及び配色は,次による。
a) 文字の幅及び太さは,その高さとつり合いの取れたものとし,コンテナと対比して引き立つ色で,か
つ,容易に消えない方法で表示しなければならない。
なお,特に数字については,遠方から判別できる字体を選ぶことが運用上望ましい。
b) 所有者コード,一連番号及びチェックディジットを示す文字及び数字の大きさは,高さ100 mm以上
でなければならない。

――――― [JIS Z 1615 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 1615 : 2017
c) コンテナの種類及び形式に関するコードを表す文字及び数字の大きさは,高さ100 mm以上でなけれ
ばならない。
d) 最大総質量及び自重を表す文字及び数字の大きさは,高さ50 mm以上でなければならない。
e) 空陸海輸送コンテナマーク,架線注意マーク及びハイトマークの寸法及び配色は,それぞれ附属書B,
附属書C及び附属書Eによる。

5.2 コード及びマークの配列及び表示位置

5.2.1  一般
一般用途用コンテナのマーク・コード配列及び表示位置を規定する。その他のコンテナの場合でも,で
きるだけこの配列及び表示位置に従うものとする。
5.2.2 マークの配列
5.2.2.1 所有者コード,一連番号及びチェックディジット
所有者コード,一連番号及びチェックディジットの配列は,次による。
a) 所有者コード,一連番号及びチェックディジットの配列は,図1 a) に示すように,原則として1列で
表示する。ただし,場合によっては,図1 b) に示す4列で表示,又は図1 c) に示す縦書き表示して
もよい。
b) 所有者コードと一連番号との間は少なくとも1字空けなければならない。
c) 一連番号とチェックディジットとの間は1字空ける,又はチェックディジットを四角で囲まなければ
ならない。
d) 一連番号の3桁目と4桁目との間は,1字空けることが望ましい。
a) 1列の表示例 b) 4列の表示例
AB 所有者コード
Z U 0 0 1 一連番号
234 3 チェックディジット
c) 縦書きの表示例
図1−所有者コード,一連番号及びチェックディジットの配列

――――― [JIS Z 1615 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 1615:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1615:2017の関連規格と引用規格一覧